タイトル:フロストレッド キャラクター名:フロストレッド 種族:ナイトメア [特徴:異貌、弱点[土、銀+2]] 生まれ:吟遊詩人 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:20 性別:男性 髪の色:灰色 / 瞳の色:赤/蒼 / 肌の色:白に近い肌色 身長:176cm 体重:63kg 経歴1:命を救われたことがある 経歴2:一定期間の記憶がない 経歴3:神器を見たことがある 穢れ度:1 ■能力値■      技     体     心 基礎    8     13      9    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5   9   2   3  10  11 成長  38  26  18  151  103  300 →計:636 修正            3  51  33 =合計= 51  43  33  170  173  356 ボーナス  8   7   5  28  28  59    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  44  75  218  578 特技         0  15 修正     12  100  175 =合計= 44  87  320  770 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:16 Lv ソーサラー       8 Lv  /  コンジャラー    12 Lv プリースト/月神シーン 15 Lv  / フェアリーテイマー 15 Lv スカウト        3 Lv  /  レンジャー     11 Lv セージ         9 Lv  /  バード       16 Lv デーモンルーラー    13 Lv  / ドルイド      11 Lv ■戦闘特技・値■ [参照]  特技名      : 効果                                                                                                               : 前提 [pIB34] ルーンマスター   : 魔法拡大を宣言せずに使用出来る                                                                                                  : 魔法技能1つのLv11 [p2122] 治癒適性      : Hpが回復する効果を受けるとき、その効果に自分だけ+1                                                                                        : レンジャーLv.5 [p2123] 不屈        : HPが0以下になっても気絶しない                                                                                                  : レンジャーLv.7 [p2123] ポーションマスター : ポーションを1R1本補助動作で飲める                                                                                                : レンジャーLv.9 [p2120] 鋭い目       : 戦利品のロールに+1                                                                                                        : セージLv.5 [p2121] 弱点看破      : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍                                                                                               : セージLv.7 [p2123] マナセーブ     : 消費MP-1(最低1)                                                                                                         : セージLv.9 [p1-280]ターゲッティング  : 誤射しない。(○魔法適正で習得分)                                                                                                 : [p2-229]特殊楽器習熟    : カテゴリ「特殊楽器」使用可能                                                                                                   : [p1-289]魔法拡大/数    : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別                                                                                             : [p1-282]防具習熟A/非金属鎧 : 防護点+1、Aランク装備可能                                                                                                    : [p2-234]ダブルキャスト   : 魔法の行使を2つ同時に行う。ただし魔力-10                                                                                             : [p2-234]スキルフルプレイ  : 直後の演奏判定を2回行い、好きな方を選んで適用                                                                                          : [p1-282]防具習熟S/非金属鎧 : さらに防護点+2、Sランク装備可能                                                                                                 : [p1-290]魔法拡大/すべて  : 残り全ての魔法拡大を使用可能                                                                                                   : [p3-213]防具の達人     : 全ての防具を装備できる                                                                                                      : [p]            : 「○クロスシンフォニー」:(呪歌を使用する時、任意でMPを15点消費することができる。 消費した場合、2つの異なる呪歌を同時に演奏できるようになる。 効果は演奏をやめるまで継続する。演奏中の呪歌を片方だけ継続するといったことは不可能。) : [p3-212]キャパシティ    : 最大MPに+15。グラスランナーは無効                                                                                                : [p]            : 「〇ベストブレンド」:(ポーション類のアイテムを使用するとき、 異なるポーションを1度に2つまで選択し、1回の動作でそれらの効果を同時に得る。)                                             : [p]            : 「○エレメンタル・マスター」:契約している属性に問わず、混沌を含む全ての属性妖精魔法を行使できるようになる。 契約した属性で魔法行使を行う際、自身の魔力を+10点して計算できる。                          : [p]            : 終律「〆天命の福音」を習得する。                                                                                                 : [p]            : 「○魔法適正」:(「〇ターゲッティング」、「〆魔法制御」の効果が常時発動する。)                                                                            : [p2-233]シュアパフォーマー : 抵抗半減の終律を必中にするが、クリティカル無効になる                                                                                       : [p]            : 「○聖戦の先導者」:(戦闘中、1Rごとに1回、主動作を使用するプリースト技能の魔法を、補助動作で1回まで行使できるようになる。 ただし、補助動作で行使する際の基礎消費MPは3倍となる。)                          :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  37  10  43  129 修正 特技        0 =合計= 37  10  43m 129m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名    : 効果                                                                            : 前提 [p]  モラル     : 命中力判定に+1(基礎楽素:↑1,追加楽素:↑1)                                                         : なし [p]  アーリーバード : 眠りから起こす(基礎楽素:↑1,追加楽素:♡1)                                                          : なし [p]  レジスタンス  : 生命、精神抵抗+1(基礎楽素:↓1、追加楽素:↑1)                                                         : なし [p]  アンビエント  : 命中力判定-1(基礎楽素:↓1,追加楽素:↓1)                                                          : なし [p]  チャーミング  : 奏者への不利益な行動を抑止する。敵と自らが達成値を比べあう判定で自らが受動側である場合、自動で有利な結果を得たとして扱う(基礎楽素:♡2,追加楽素:♡1。条件:♡4) : あり [p]  アトリビュート : 「炎」「水/氷」「土」「風」「雷」の内、いずれかの物理魔法ダメージ+2(基礎楽素:♡2,追加楽素:♡1)                                     : なし [p]  レクイエム   : 分類:アンデッドの全行動判定-2(基礎楽素:↓1,追加楽素:♡1。条件:↓2♡1)                                            : なし [p]  ララバイ    : 対象に強い眠気を生じさせ、移動と能動的行動を封じる。強制行動判定の際は-4(基礎楽素:↓2,追加楽素:♡1。条件:↓4♡4)                       : あり [p]  終律:華の宴  : 3体までのMPを威力10+奏力分回復(↓2、♡2)                                                           : なし [p]  ダル      : 宣言特技を封じる(基礎楽素:↓2,追加楽素:↓2)                                                        : なし [p]  リダクション  : 魔法行使のMP-1(基礎楽素:♡2,追加楽素:↓2。条件:↓2♡4)                                                    : なし [p]  終律:蒼月の光 : 5体までのMPを威力20+奏力分回復(↓3♡3)                                                           : なし [p]  コーラス    : 奏者と共に歌を歌わせる。歌っている最中は「制限移動」しかできず、発声が必要な行為が全てできない。(基礎楽素:♡2、追加楽素:♡2、条件:♡6))              : あり [p]  クラップ    : 敵に手拍子をさせ、持っているものを取り落とさせる。効果中は手に装備することもできない。(基礎楽素:♡2,追加楽素:↑2。条件:↑4♡2)                : なし [p]  終律:水竜の轟 : 5体までの対象に、威力30+奏力分の魔法ダメージ(なお水/氷or雷属性)(↓6)                                            : なし [p]  ヒム      : 神を賛美する歌を歌う。味方のプリ技能Lv+1。また、この呪歌でプリ技能はLv16以上になりうる。                                  : なし ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照)     2H         0      0   0 [] *神器「シエン・エスペランサ」 / 深紅の木材で仕立てられた、流麗なリュート。 《聖印(月神シーン)》《召異の徽章》《魔法の発動体》《宿り木の棒杖》加工付与済みのチャームを下げている (p) =価格合計= 1300 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 15   3  20 674000 不変の衣 / 土、水・氷、炎、風、雷属性から受けるダメージを50点軽減し、その属性が含まれる攻撃から受ける痛恨打、魔法痛恨打の効果を無効にする。 自身に対する有利効果解除を受ける時、解除効果を無効にする。 ダイスの出目を操作する効果を受ける時、自身が2dを振って算出したダイス目を変更しない選択が取れるようになる。 ※効果時間:一瞬のものは対象外。/自動成功効果や、出目を操作する効果で出たダイス目は対象外。 盾 :              / 修正: = 合計 =    3  23 734000 G (回避技能:) ・装飾品    価格  名称                        / 効果 頭 :237000 陽光の花飾り(エーテリオン・サークレット)      / 花の形をした橙色の宝石の帽子飾り(小さな銀鈴が付いている)。知力+18/MP+25。 装備者は、自身の手番終了時最大HP10%分のダメージを受け、MPを最大MPの10%分回復する。※全てバフを差し引いた最大値を参照。 この効果は、自身のHPが最大HPの50%以下なら発動しない。MPが100%の時、自身の全判定値に+2のボーナスを得る。 耳 :40000  星詠みの耳飾り                   / 金平糖のような形の白い宝石が付いた金色の耳飾り。アステルロイドの3光器のうちの1つ。 1日に1回、魔法・ガンダメージを受ける時に任意で使用可能。 受ける魔法・ガンダメージを1度のみ10分の1に軽減する。 顔 :80000  星の瞳                       / 蒼く煌めく星の模様が中心に入ったコンタクト。アステルロイドの3光器のうちの1つ。 命中/行使判定に自動失敗しなくなる。出目は1,1として扱う。 首 :    「雪結晶の首飾り」                  / 「〆終律:霜の冷酷」を使用可能。精神+3 首 :    氷結晶の呼子笛                   / 首飾りに付けている。吹くと美しく澄んだ音色が鳴る、決して溶けない氷結晶の謎めいた呼子笛。生死の狭間の世界にいた"誰か"から貰った大事なもの。 背中:5000  虹色の飾り紐&携帯式スケープ・ドール        / コートに括りつけている色鮮やかな虹色の飾り紐...と括り付けてある小さな人形。HPが0以下になるダメージを受けた時、自動的に壊れて受けるダメージを身代わりする。 背中:31000  星夜の刺繍(星紋のマント(多機能化))         / 灰色のコートに施された、金色と灰色から夜色のグラデーションの星々の刺繍。アステルロイドの3光器のうちの1つ。精神抵抗値+2、魔法・ガンダメージを30点軽減する。(【ハートオブシリウス】効果適用済み) 右手:125000 白い石の付いた指輪(マナセーヴィングリング3)    / 白い石が付いた灰色の指輪。魔法や練技などでMPを消費する時、消費MP-3 左手:5000  理性の証(ディスプレイサー・ガジェット)       / いつも傍にある、現実を直視するつめたい理性。その他部位をひとつ得る。 腰 :35000  グリーンベルト(多機能化)              / 細身の深い緑色をしたベルト。常時装備者を自然環境にいるものとして扱う。 腰 :5000  星雪のベルトチェーン(ディスプレイサー・ガジェット) / 雪の結晶がモチーフのベルトチェーン飾り。その他部位を1つ得る。 足 :5000  灰色のブーツ(ディスプレイサー・ガジェット)     / 灰色の革ブーツ。「その他」部位を1つ得る。 他 :500000 白い羽根のピンブローチ(【ハートオブシリウス】)   / 金縁に白い羽根の金属製ピンブローチ。詳しい効果はメモ欄に。 他 :260000 葉っぱのベルトチェーン飾り(アガスティアの葉)    / ベルトチェーンにつけている葉っぱの宝石飾り。精神抵抗力+10。土、毒、呪い属性ダメージを30点軽減。 敵の命中判定に対して、回避判定を精神抵抗力で振ることができるようになる。 成功した場合は、その攻撃で受けるダメージが0になる。 ※ダメージを0にする効果であり、回避判定に成功したものとしては扱わない。 ※敵の宣言特技等で付与されている追加効果は発動する。 他 :269000 純白のリボン(イノセンス)              / 一切の穢れ無き、真っ白いリボン。左腕に括りつけている。戦闘開始時、この装飾品を装備しているなら追加HPを200点獲得する。 全判定に+2点のボーナス。判定を行う時、自身のHPが50%以上(バフ込み)なら更に全判定に+2点と、全ダメージボーナス・HP/MP回復量に+8点のボーナスを獲得する。 毒、病気、呪い、精神属性から受けるダメージを50点軽減する。 他 :333600 不死薬エリクシル                  / 星の様に煌めく薬液が詰まった小瓶。装備時、HPとMP+100点。 1シナリオに1回だけ動作を消費せずに使用を宣言できる。 距離を問わずに、自身か味方1体を選び、HPとMPを全回復させる。 =合計=1930600 G ■所持品■ 名称             単価  個数 価格  備考 ペット(小鳥)         100   1   100   灰色の羽に橙色の模様を持つ鳥。 アステルロイドの星晶石    3000  1   3000  使用は補助動作となる。 この石を割ると、そのR中は消費するMPが3点だけ消費を軽減される。 この効果で消費MPを0にすることができる。 冒険者セット         100   1   100   常備品:背負い袋、水袋、毛布、ロープ10m、小型ナイフ、火口箱、たいまつ×6 ペット(カエル)        100   1   100   暗い青のグラデーションの色をしたカエル。 通話のピアス         0    1   0    黒いドロップ型のピアス。対になるもの同士で会話できる。1日1回、最大10分まで。(片割れはティグルに渡してある) 妖精使いの宝石        400   6   2400  6属性それぞれの妖精使いの宝石。全て宝石飾りに装着済み。 聖印(太陽神ティダン)     0    1   0    月神の神殿の神官から渡された聖印をチャームにし、現在はベルトに括り付けている。 虹色はちみつ飴        0    5   0    小瓶に入った虹色の甘い蜂蜜飴。甘くておいしい。 清唱の飴           500   30  15000  使用は補助動作、1Rに1回まで使用可能。 使用すると、即座に任意の楽素を5獲得する。 強壮の滋養肉         1200  3   3600  使用は主動作か補助動作を選ぶ。 主動作で使用:自身の手番終了時に冒険者Lv+生命力B×3点分のHPを自動回復する。効果は戦闘終了時まで継続する。 補助動作で使用:自身の手番終了時に、冒険者Lv+生命力B点分のHPを自動回復する。効果は戦闘終了時まで継続する。 ※これらの効果は有利効果解除で解除されない。気絶か死亡すると解除される。 秘伝「月神シーン」       50000  1   50000  特殊神聖魔法「〆ムーンライト・ベール」を習得する。 羽根ペン&インク       5    1   5    普通の羽根ペンと黒インク。 手帳1             30   1   30   "手がかり"や最近対処した依頼等の記録を行っている。 記録済み20/20ページ 手帳2             30   1   30   "手がかり"や最近対処した依頼等の記録を行っている。 記録済み1/30ページ 匠の演奏術          30000  1   30000  「〇クロスシンフォニー」を習得する。 携帯式スケープ・ドール    5000  2   10000  予備用スケド。 ぬいぐるみ(ドラゴン)     30   50  1500  デフォルメされた蒼いドラゴンのぬいぐるみ。(スケープドール用) スケッチブック&鉛筆&油絵具 75   1   75   絵が描かれている4/20ページ分。 熱狂の酒           980   8   7840  飲んだ後、一度だけHPの減少をMPで肩代わりできる(振り分けは自由)。「不屈」があれば効果発動後24時間以内にもう1回飲んでも昏倒せず効果を受けられる。 竜の生き血          20000  1   20000  小瓶に入れられた赤い血。飲むとHPとMPが全回復し、達成値50以下の汎用的な状態異常を全て解除する。 妖精使いの極意書       200000 1   200000 戦闘特技「○エレメンタル・マスター」を習得する。 白い宝石のペンダント            0    親友からもらった、とても大切なもの。 受益者のシンボル       0    1   0    ドルイド技能のシンボリックロアを受けるために必要。 星の狂薬           4600  1   4600  1日に1回、2dの出目が10,11であっても自動成功に変更できる効果を得る。 1日に2回以上飲むと、最大HP300%分の値だけHPを失い、無効等の効果を受け付けない「気絶」状態となる。 黒い宝石のブローチ          1   0    月と剣の銀飾りが施されている、「通話のピアス」と同じ構造をしたブローチ。「ヴァイス」と名乗る冒険者から渡されたもの。 ソウル・ギア         10000  1   10000  1日に1回、補助動作で使用可能。 使用した戦闘中、MPの最大値が20点増加し、MPが20回復する。 この効果は戦闘終了時に解除され、他の有利効果解除などの対象外となる。 使っても消費しない。 バイタル・ギア        15000  1   15000  1日に1回、補助動作で使用可能。 使用した戦闘中、自分のHPの最大値が20点増加し、HPが20回復する。この効果は戦闘終了時に解除され、他の有利効果解除などの対象外となる。使っても消費しない。 魔道探究書(上巻)       65000  1   65000  ○魔法適正(「〇ターゲッティング」、「〆魔法制御」の効果が常時発動する。)を習得する。 メンタルケアポーション    2000  10  20000  飲むと3Rの間、精神抵抗を2点増加させる。 ウェイトヒールポーション   2000  4   8000  飲むことで、味方Rと敵Rを含めた任意のタイミングで1回だけ回復効果を得ることができる。 回復量は、(レンジャー技能+知力B)の固定値となる。 ※複数個を使用することで回復効果を受けられる回数を増加させることはできない。  また、この回復効果を得る効果は有利効果解除等で解除されない。 酒幸神の醸造酒        2980  3   8940  飲むと1日効果が継続。1日に2回まで、HP1点をMP3点、MP1点をHP3点に変換できる。 ただし、1日に2回以上接種した場合「○不屈」の効果を無視した解除不能の気絶状態となる。 鉄鋼水            2500  10  25000  ふりかけて使用する。 1Rの間、斬撃、打撃、断空、衝撃属性から受けるダメージを40点軽減し、クリティカル、痛恨打の影響を受けなくなる。 上魔香水           4800  2   9600  対象のMPを(知力B+レンジャーB)×2で回復する。 グレイトノレッジポーション  10000  5   50000  飲むと6Rの間、魔法ダメージボーナス+5点。魔力・精神抵抗力+2点ずつ増加させる。 神官の極意書         200000 1   200000 戦闘特技「○聖戦の先導者」を習得する。 吟遊詩人の極意書       150000 1   150000 終律「〆天命の福音」を習得する。 トカイワイン         980   15  14700  飲むと1日効果が継続。1日に1回だけHP1点をMP1点に変換できる。 神霊の守護稀石        12000  2   24000  自身の手番中、かつ主動作を行う前に、動作を使用せず使用できる。 次の自身の手番開始まで、自身のあらゆるダメージボーナスが10分の1になるが、受けるダメージを軽減させる。 軽減量は、使用者の任意のB+冒険者Lvで算出される。 このダメージ軽減効果は、軽減効果無視(点数)の影響を受けない。 薬剤調合書          20000  1   20000  自動戦闘特技「〇ベストブレンド」を習得する。 エリクシルストーン      30000  1   30000  自身に対して、動作を使用せず宣言して使用できる。 1日1回までの制限がある力を1つ選んで使用状態を未使用に戻す。 マナ・ターボチャージャー   9000  1   9000  使用は補助動作となる。使用すると、使用したR中自身のMP回復量が2倍になる。 ライフトランサーポーション  1000  3   3000  飲むと、戦闘終了時まで自分の防護点を0にして、減少させた分だけ最大HPを増加させる。 =所持品合計=  1010620 G =装備合計=   2665900 G = 価格総計 =  3676520 G 所持金   31712G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 28 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 8  10    46 操霊魔法 12 10    50 深智魔法 8  -     50 神聖魔法 15 10    53 妖精魔法 15 10    53 召異魔法 13 10    51 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       ○ - エルフ語  ○ ○ / ドラゴン語     ○ - ドワーフ語 ○ ○ / ドレイク語     ○ - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       ○ - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       ○ - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  ○ ○ シャドウ語 ○ ○ / ミアキス語     ○ - バルカン語 ○ - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 ○ - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、親の種族の言語 技能習得言語:魔法文明語、妖精語、魔神語、9個の会話or読文、15個の会話 ■名誉アイテム■ 点数 名称  20 華美なる宝石飾り  20 Lv1戦闘特技変更   5 大天使の靴  50 Lv5特技変更  20 多機能化マント 100 装飾品専用化  20 多機能化ベルト 1000 冒険者ランク【始まりの剣】 100 ソウル・ギア購入   0 特技枠1購入  30 Lv13特技枠入れ替え  90 Lv9特技枠入れ替え 400 魔道探究書(上巻)購入 300 匠の演奏術購入 100 特技枠2購入 200 バイタルギア購入  30 Lv3呪歌入れ替え 200 特技枠3購入  50 ウィンゼスターの操血術購入 150 好待遇  70 Lv7特技枠入れ替え 400 妖精使いの極意書購入 400 吟遊詩人の極意書購入 170 特技枠入れ替え 170 久遠水晶の衣購入 200 学び直し 600 アガスティアの葉購入 1500 防具:不変の衣購入 900 冒険者ランク【始まりの剣】★3 400 秘伝魔法購入 250 薬剤調合書購入 960 イノセンス購入 800 高純度契約済宝石加工(全種) 1650 エリクシル購入 2900 【ハートオブシリウス】購入 400 神官の極意書購入 所持名誉点:1481 点 合計名誉点:16136 点 ■その他■ 経験点:2000点 (使用経験点:438000点、獲得経験点:437000点) セッション回数:636回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1-        0点(   /   / 回) 2-        0点(   /   / 回) 3-        0点(   /   / 回) メモ: ナイトメア超越種族特性 異貌時任意のステータスが1日間+6(1日が過ぎるまでは変更不可) ****** 専用装備「雪結晶の首飾り」 カテゴリ:装飾品 首 装備時:精神+3 終律「〆霜の冷酷」を使用可能 〆終律 霜の冷酷 (2d+バード技能+精神Bで判定。 全ての敵にk15+バード技能+精神Bで氷属性ダメージを与える。(「終律増強」は適用される) 抵抗に失敗した者は、次のRの自分の行動時、打撃点と魔力が-4される。 また、この終律を1日に2度以上使用した時、使用する度に身体に霜が降りかかる。 1日の間、HPの50%分のダメージを受けて全判定に-2のペナルティを受ける。)抵抗:半減 【解説】 ある日フロストレッド宛てに届いた、差出人が不明の小包に入っていたもの。 手に握るだけで冷気を感じさせる首飾り。 呪歌に呼応して装備者に特別な力を与えるが、その力には危うい側面も秘められている。 ..... 専用武器:「悠久の赤」 価格:測定不能/用法:2H楽器 装備効果:生命力+3、知力+3、精神力+3 【特殊効果】「熱動の響き」 楽素を得る際、同じ楽素を追加で+1獲得する。 【解放効果】 1Rに1回ごと、終律を発動すると、全ての味方に1Rの間「あらゆるダメージを10点軽減」を与える。 固有終律 〆終律「陽光の耀き」 (あの日神器を見た時、親友と共に浴びた朝日は今でも記憶に焼き付いている。 それはラクシアの生命にとって命を育むものであり、裁きを与えるものでもある。  選ばれし奏者の演奏と神器の力によって、情景は再演されるだろう。 演奏時、全ての楽素を消費する。 最大で7体まで対象を選択し、消費楽素×威力5(最大100)+バード技能Lv+精神Bの炎+純エネルギー属性ダメージを与える。 味方を対象にしたなら、ダメージではなく回復効果を与える。 消費楽素が20以上なら、全ての味方に50点分の追加HPを与える。※戦闘終了まで)消費MP40 【開放戦闘特技(宣言型)】 「☆神命分与」 消費MP:60 (フロストレッドの心と神器の心を通わせ、旋律に神力を込める御業。 この所業は、ラクシアにおいて前代未聞のもの。まさしく神の御業であり、フロストレッドが導き出した楽奏の秘奥である。 1Rに1回まで補助動作で宣言でき、 宣言すると、1Rの間「次に行う呪歌、もしくは終律の効果を1度だけ2倍にする。」効果を付与する。(呪歌に重ねる場合は演奏し直しは要らない) ※「〆ダル」等の状態異常を付与する呪歌などは例外となる。 ※呪歌の効果を倍にする効果は1R経過すると切れ、通常の効果量に戻る。 【解説】 フロストレッドとグウィンがまみえた神器は砕け、ラクシアの各地へと飛び去り、様々な生命に宿った。 その後とある大木に神器の欠片が宿り、神樹になったという。 この楽器は、その木材で仕立てられている故から、神器と共鳴し、今尚元の姿を求めるのだろうか。 熱を帯びる楽器は、意図せずとも激しく乱れた旋律を生む。 並の楽師が持てば、その指を焼き切られたという。 だが、ある時から冷涼な心を持つ若者の手に渡り、神器の心はひと時の安らぎを得た。 ****** シナリオスキル:以下の通り変更↓ 楽器名称が変更:神器シエン・エスペランサ 「☆三千世界・万象の調べ」 補助動作で発動。発動時、精神Bが1.5倍化する。 (発動に必要な楽素は所持しておく必要あり。) 呪歌を1つを指定して、演奏せずともその効果を発揮し続けるようにできる。 更に、終律の性能が以下の通りに変化する。 〆終律「霜の冷酷」 (2d+バード技能+精神Bで判定。 戦場全域の敵に(k100+バード技能+精神B)×3 C値8で氷属性 魔法ダメージを与える。(※×3の意味はダメボ3倍ではなく最終ダメージが3倍) ダメージを受けた敵は、次のRの自分の行動時、命中、回避に-4。打撃点と魔力が-40点される。)抵抗:半減/消費MP:75+最大値(バフ抜きの値)の10% 〆終律「陽光の耀き」 演奏時、全ての楽素を消費する。 最大で7体まで対象を選択し、消費楽素×威力5(最大100)+バード技能Lv+精神B+消費楽素×2の炎+純エネルギー属性 魔法ダメージを与える。 味方を対象にしたなら、ダメージではなく回復効果を与え、不利な異常を解除する。 消費楽素が20以上なら、全ての味方に100点分の追加HPを与える。※戦闘終了まで)消費MP:150+最大値(バフ抜きの値)の20% これら(「☆三千世界・万象の調べ」)の効果は発動したRを含め3R経過で解除される。 1シナリオに1回まで発動可能。 ****** 「〆天命の福音」(全ての味方に、次に行う生死判定に自動成功する効果を与える。 この効果は、有利効果解除の影響を受けない。 ※1シナリオに1回のみ使用可能。)演奏条件:↑3/↓3/♡6/消費MP:30+最大MPの10%(バフ抜き) 「〆ムーンライト・ベール」(降り注ぐ月光により、人々の精神に癒しを齎す魔法。 術者から半径30m以内の味方のMPを行使者のプリースト技能Lv+魔力点分固定で回復。 6Rの間、精神抵抗力を+3点し、魔法ダメージを10点軽減する効果を付与。(術者含め範囲内味方全員))MP57/抵抗:無/射程:術者/範囲:半径30m/継続時間:6R ****** 「〇神域の奏者/アイリスの加護」 楽素1種類ごとに、その楽素が50以上溜まっている時、終律で与えるダメージボーナスが50点増加、自身が受けるあらゆる魔法ダメージが10点減少する。 ※最大で3重まで累積する。 また、自分のHPが0以下になるダメージを受けた時、 蓄積している全ての楽素を消耗することでHP1で踏みとどまることができる。(=発動タイミングは任意、ただしHPマイナスでは発動できない) このHP1で踏みとどまる効果は、1シナリオに1度まで発動可能。 *** 潜在解放装飾【ハートオブシリウス】 この装飾品は、「アステルロイドの3光器」のセット効果が発揮している時のみ効果を持つ。 魔力+10点。最大MP+50点。 「星紋のマント」の魔法ダメージ軽減が2点ではなく30点になる。 魔法行使でMPを消費した時、消費したMPの10分の1だけ自身のMPを回復する。(回復量は、MP軽減後の実際に消費した値を参照する。) 威力判定時、1,1で自動失敗をした時、MPを最大値の10%(バフ込み)消費して振り直すことができる。 ※威力判定ごとに1回まで。1回転以上した場合、この効果で振り直しはできない。 ****** 少年と青年の中間のような、歳にしてはかなり若く整った見た目をしている。目はやや吊り目。武器を振り回すタイプではないため、筋力はあまりなく細身な体型をしている。 蒼い模様が入った黒い服の上に灰色の上着を着ており、暗い青のバッグを肩からかけている。また、白い宝石のペンダントは後述の"友人"に貰ったもの。逆に自らの暗蒼色の宝石のペンダントはあげている。 額やや上部に赤い1本の小さな角があり、帽子を深めに被って角を隠している。 誕生日:11/15。(本人は自覚していない) 誕生石:アメトリン、トパーズ 【経歴】 凡そ5年程前よりも以前の記憶が殆ど無いが、同い年ぐらいの"命の恩人兼親友"と共に見た、霰の降る雪山の頂上に存在した神器の光景だけはよく覚えており、その神器への手がかりと、書き置きだけ残してある日突然消えた親友を探すべく冒険者になった。 本人は微かにしか覚えていないが、親は既に死んでおり住んでいた街から追放され彷徨った果てに後の"親友"...グウィンに拾われた。 最初は警戒と怯えを剥き出しにしていたが、彼の裏表のない明るい性格と言動に少しずつ心を許すようになり天涯孤独の者同士、最終的に親友になった。 必要なこと以外殆ど喋らない無口な性格かつ、大体の事では動じない、笑うこともほぼない。ただし、稀に溜め込んでいた感情を爆発させることがある。その時に怒りに我を忘れると無意識に周囲のマナにまで影響を及ぼすため、幼い時の1回以来本人がそこまで怒ることは本当に滅多にない。(怒る理由がなかったともいえるが) 楽器を鳴らしている方が好みだが、必要となれば歌も歌うし聞き込みしたりもする。歌はかなり上手い。直接戦闘の才能はからっきしなものの、音楽方面ではほぼ万能に等しい才能がある。 ペットの小鳥はどうやら頭の上が気に入ったようで、大体乗っかっている(なお下ろすことは諦めた。だが最近の戦闘中は傍を飛ぶようになったようだ)。カエルの方はバッグのポケットに入っている。本人は中々に可愛がっている模様で、ペットの方もよく懐いているようだ。 ...ある日届いた差出人不明の包み。 それに入っていた首飾りの冷気は"あの雪山の光景"と"親友の笑顔"を思い起こさせるには十分で。最低限また彼に会うまでは、何としてでも死ねないと再び決意を固めるにも足るものだった。 最近の仲間たちに関しては、死なせたくないと思うぐらいには信頼している。口には出さないが。なお、性格的に近いからかティグルとたけのこにやや親近感を抱いている。 ........本音を言えば、穢れを嫌うという妖精が穢れ持ちの俺に力を貸してくれているのが不思議ではある。でも、彼らのお陰で俺は皆の役に立てているんだ。....感謝しかないよ。 これからも彼らとは良い関係にありたい。 .............あの青月の下の綺麗な庭と、俺を導く火の蝶、そしてその先で優しく微笑んで待つ誰かの夢。やはりあの誰かはグウィンではないかと思い始めた。ただ、透き通る様に蒼い剣を握っていたのが少し気にかかる点だが。あいつ、あんな綺麗な剣なんて持ってなかったし。 その誰かが「#f:@7/で待ってる」と言ったところで、目が覚めてしまった。 ...円卓のことを考えると、奴らがグウィンに何か仕掛けていないかと心配になる。けれどあいつは物凄く強いし、悪人はきっちり嫌う上用心深さもある。....無事でいてくれよ... ......最近、ちょっとした趣味として絵を描くことと香水作りを始めた。といっても本職には敵わないが、気晴らしには丁度いい。 特に上手くできた絵や香水、香料は迷惑にならない範囲で、仲間や妖精にあげるのもいいかもな。 (実際のところ、"そこに在るものをデッサンすること"にかけてのみは非常に上手いがそれ以外はあまり上手くない。香水/香料作りは本職には敵わないがそれなりに上手くできている様子) ..........最近結構純粋な「吟遊詩人」としての仕事が舞い込むようになってきた。俺の本分なので苦ではないが、知らぬ場所にとなるとやはり少し面倒だ。しかし、相手は非常に名のある劇団や酒場の冒険者たちだから、人脈や情報を得るにはうってつけだろう。少々打算もあるが、関係を深めていこう。 ...ある時、仕事の後声をかけてきた1人の冒険者がいた。だいたい俺と同年代ぐらいで、流麗な剣と装備を纏った明らかに実力の高そうな黒髪の人間の男。彼はひとしきり演奏を褒めた後、依頼を持ちかけてきた。いわく、多種多様な毒の植物で出来た竜が森に居座っていて周辺の村が困っているから討伐に行きたいが、自分1人では毒の対処が出来ないのと割と俊敏なため、手を借りたいらしい。何故俺に?と聞いたら、「妖精にそれ程慕われている奴で、かつあれ程の演奏が出来る吟遊詩人なら頼むに値するかなと思ったからな!それに、魔力量も尋常ではないし」と笑いながら言われた。俺はそんな大物じゃないし、何故分かったんだ.....と言っても断る理由もないので、彼に同行することにした。 .......目標の毒樹竜の元へつき、早速と言わんばかりに彼は剣を抜き攻撃し始めた。 ...剣の冴えはあの前会ったリデルという冒険者に勝るとも劣らず、一種の堅実さと華麗さを高く兼ね備えていた。...なるほど、見入ってしまいそうな程物凄い実力だ。 俺は時折彼に毒を治す魔法を飛ばすのと、いつも通り呪歌で支援しているぐらい。そう苦境に陥ることもなく依頼は完遂し、崩れた残骸の前で彼が「いやぁ、俺の見立てに間違いはなかったな!十色の虹彩亭だっけ?コレの素材の半分はそこに送っておくよ。 ...そうだ、これを渡しておくよ。俺は「ヴァイス」、今回の借りはまた返したいし、また君みたいな面白くて信頼がおける奴とは共闘したいから、もし困ったらこれ使って呼んでくれ!」 と共に渡してきたのは黒い宝石のブローチ。俺が呆気にとられている間に、ヴァイスと名乗ったその男は風のように去っていった。 ......嵐のような人だったな。だがあの明るさと人の良さは嫌いじゃない。 .....後日、素材はばっちり送られてきていた。ブローチをよく調べてみたが長剣と月の銀飾りが美しいのと、黒い宝石部分は通話のピアスと同じ素材、術式が込められていることが分かったぐらいだ。まぁ、頼る事があるかどうかは分からないが持っていて損は無いと思う。 ...妖精魔法は取り敢えず必要な分は学び終わっていると彼らから言われたため、中断していた神聖魔法の勉強を再開する事にした。 昼に月神の神殿に行くと、いつも神聖魔法を教えてくれている神官が「これも持っていた方がいいですよ」と言いながら太陽神の聖印を差し出してきた。...どうやら月神と太陽神はセットで信仰されていることが多いらしい。厚意だし、有難く受け取った。 (魔法の勉強後、神殿前にて) 「...あ、月が見えていますね。昼に月がはっきりと見えると縁起が良いんですよ」 「.....ふむ」(神官と一緒に昼の月を見上げる) 「あなたは優しい方なんですね。穢れを嫌う妖精たちにあんなに慕われているナイトメアの方はそんなにいませんよ」 「...俺は彼らに助けて貰ってばかりで、碌に返せていない気しかしない」 「その謙虚さを忘れない限り彼らはあなたを見捨てはしないでしょう。私はあなたの一部しか知りませんが、強靭で優しい心をお持ちのようですね。...しかし人は時には悩むものです。シーン様は思い悩む私達の傍に、優しい月光という形で寄り添って下さいます。 たまには空からの光を浴びて、想いを馳せても良いでしょう。1人で気負いすぎても毒にしかなりませんからね」 「.......そうだな、ありがとう。...そろそろ俺は帰るよ」 「はい、ありがとうございました。あなたに太陽と月の御加護がありますように」 (この後、昼か夜にペットの小鳥と一緒に時折ベンチでぼーっと座っている姿が目撃されるようになったようだ) .........何が面白いのやら妖精たちがしょっちゅう来るため、小さめな自分の家を持つことにした。壁に6属性の宝石を飾り、何時でも彼らが来れるようにしてある。 「.....なあ、よく俺の所に来るが何が面白いんだ?しかも俺はナイトメアだ。穢れは嫌いなんだろう?」 『んーとね、とってもふしぎなけはいがするし、いいひとだから!』 『魔力もいっぱいくれるし、よくおもしろそうなことに巻き込まれてるから〜』 『出会った時から、僕たちに命令してくることは1度も無かったですからね』 『あ、そうだ!これあげるね!』 「....氷の薔薇?」 『よく分かんないけど、凄くつよいひと?が渡してくれって。きっとあなたのやくにたつって言ってた』 「....ありがとう、大事にする」 『えへへー。あたしたちともだちだもんね!』 「友達、か。(微かに笑う)」 『そうだー、僕たちの王さまに会ってみる気はない?もう少し妖精魔法を極めたら、会おうって!』 「へぇ...やってみるか。また教えてくれるか?」『もちろん!』 「...まぁもう夕暮れだから、明日からな」 『わかったー!たのしみにしてるね!』 (窓際に飾られた一輪の氷の薔薇と、隣に置かれた首飾りと小笛は溶けることもなく、月光と燐光を受け美しく輝いている) 妖精たちは自由な気質故か、割と細かい所までは記憶しない。(時間の概念すら曖昧な様で、最初は昼夜構わず俺の所に来ては話しかけてきたり騒いだりしていたが....。)だが、個体によって様々な場所にいる彼らからは中々面白い話が聞ける。 『えっとね、僕らの王さまはとても強いんだけど、更に強い妖精もいるんだよ!』 「...ほう」 『だけど、あるじが行けるような場所にはいないね』 『軒並み強い力を持っているので、凡そは王より秘境の場所にいるらしいです』 「本で見たが、"フェニックス"やら"オベロン"やらがそうなのか?」 『うん!』 『僕たちも王から話を聞いたことがある程度で、姿は見たことないんですけどね』 「まあ...俺が行ける様な場所に居ないのならおそらくは会うとしても、何時になるかも分からないぐらいに先になりそうだな。 でも妖精王より強い妖精が実在するとは、面白い話を聞けた。また色々話してくれるか?」 『もちろんだよ!』 『最近は厄介そうな敵と戦ってるみたいですし、そこで役に立てない分こういう所で役に立ちたいですね』 「そんなこと無くても、俺にはお前たちが居るだけで有り難いさ。何せ、彼ら以外からは軒並み排斥されてきたから友達がろくに居ない」 『そんなに自嘲?することないよー!』 『最近は時々体調も悪そうなんですから、無理しないで下さいよ?』 「.....お前の力のお陰で、痛みは凡そ何とかなっている。原因も推測できてはいるんだ。精々倒れないように頑張らないとな、あいつに会うまでは何としてでも...」 『しんゆう、早く会えたらいいね!』 『とっても強いんですよね。聞いた通りの性格の人なら僕たちも会ってみたいです』 「....そうだな。もう再び死ぬ気は更々無い、あいつに会ったら積もる話が色々あるんだ」 .......(ある夜のこと) 「...............」 『どしたの?』 「俺が求める"強さ"に意味があるのかとふと思ってな....」 『ふむふむ?』 「俺の"強さ"は攻撃手段を持つ味方がいて初めて力を発揮する。...要は、味方がいなけりゃ無力なんだ。傍に誰もいない環境下じゃ何もできない」 『う〜ん....大丈夫じゃない?』 『そもそも、1人で遥か格上の敵に勝とうだなんて英雄のやることです。大抵の冒険者は、仲間と力をあわせて敵に打ち勝つ。 これは勇者でも同じですよ。勇者も仲間と力をあわせて戦うんです。その中には当然自分だけでは敵を殺せない、補助に長けた人もいる』 「.............」 『だから、無理に攻撃に手を伸ばさずに自衛が図れればそれで良いと思いますよ』 『そうだよー!わたしたちも協力するよ?』 「.......確かに...なら他の魔法もかじってみるか」 『あたしたちに話してくれて良かったよ!』 「...仲間にこんなことは言えないからな...」 『抱え込んでたら毒だもん!』 『悩まない人なんて基本いませんからね。自分では答えの出せない問いを延々と抱え込んでいるより、僕たちにでも話したら楽になると思います』 「......(微かに笑う)。ありがとう、何となく目の前がスッキリしたよ」 『えへへー、何時でも来るから頼ってね!』 ...... ===== ______ノーテの母親を悪へと唆した何者かを許す訳にはいかない。 仲を修復出来そうだった矢先のあの出来事だ、彼の心中はまだ複雑だろう....ノーテと彼の母親との会話を聞いて、ふと考えた。「あいつが彼女と同じように悪に走っていたら、俺はどうすべきなのか?」 ..."あいつ"が死ぬなんて、ましてや殺すなんて考えたくもない。だが、仲間たちを失いたくもない。悪に走っていたならば、止めるまで。そうでなくては「親友」とは言えないだろう。 _________________手帳1 4頁目より ______長くウィルフリットが抱え込んでいたという、悪夢の世界。今回は魔神が元凶だったからまだ何とかなったが、何故俺含めた他の皆に話してくれなかったのだろうか。まあ、これからは大丈夫だと思いたい。 ...夢、か。最近、奇妙な夢を時折見ることがある。青い月が浮かぶ夜空、綺麗な庭のような場所に立っていると目の前を火でできた蝶が横切り、蝶を追って庭を歩くといつもその先には優しく微笑む誰かが待っている。正体は柔らかい月光に隠れて見えなかったが、あいつ__グウィンなのだろうか?それとも、別の誰かなのだろうか?邪悪さは全く感じなかったが... _________________手帳1 5頁目より ______北の街の墓地にいたアンデッド。元は名だたる魔法使いだったらしい。ワイン造りの腕も一流だったようで、保管されていたワインは素晴らしい味だった。...無事に成仏できたことを祈る。 依頼後、ティグルとノーテと一緒にティグルの家で料理をした。今までグウィンの他に他人と一緒に何かすることがなかったのだが、新鮮で楽しかった。またできればいいな。 _________________手帳1 6頁目より _______今日、1人呼ばれて行った先に居たのは暴れ回る巨大な赤い樹だった。神樹とのことだが、これだと魔樹と呼ばれた方が似合いそうな程には被害を出していた。 ...対処に動く彼ら冒険者を支援しようといつも通り呪歌を奏でると、何故か大樹が鎮まった。結局お陰で彼らが安全に処理できたので良かったが、何故なのかと1人首を傾げた。 .......あの樹の核だったらしい深紅の欠片とその樹の木材で作られたという深紅のリュートが、数日後俺の元に届いた。彼らからの礼らしい。 .......触れると、なんとなく分かったような気がした。あの日見た神器の破片が此処にあり、今だ元の姿を求めていることが。...もしかすれば、砕けても待っていてくれたのかもしれない。あの神器もまた、俺とグウィンを.... _________________手帳1 7頁目より ________今回は久々に招集がかかった。蛮族と戦闘中の要塞を救援しに行ってくれとのことだ。 皆(と言っても数人いなかったが)と一緒に到着した時には、既に要塞は蛮族に制圧されていた。数で押そうとしてくる蛮族たちを突破した先に、司令官と思しき蛮族ら、奪われた魔動機と戦いになった。正直、魔動機も蛮族も非常に強かった。味方ごと巻き添えにする姿勢には眉を顰めるが、司令官は武人と言うべき存在だった。 今回がこのリュート...「悠久の赤」の初陣だったが、俺の手にこれ以上ない程に"しっくりきた"。自然と熱を帯びる音の果てに奏でた終律の温かさに、あの日の記憶が強く蘇った。 _________________手帳1 8頁目より _________今回、俺1人で呼ばれて行った先は太陽神の神殿だった。 内容自体は、太陽神の信徒(の中でも実力のある冒険者)たちがアンデッドを討伐するのを支援してくれというもの。いつも通り呪歌や魔法で支援し、彼らがアンデッドを処理するのを見届けた後祝勝会だと言われ酒場に連れてかれた。 彼らは豪快で明るく、とてもいい人たちだった。...その様が少しグウィンと被って見えたが...久しぶりに騒がしい雰囲気を楽しむことができて、良かったと思う。 帰る道中、「悠久の赤」から何か微かに伝わってきた。...なんとなくだが、他の欠片のことを言っているのだろうか。暇があればそちらも調べてみるか。 __________________手帳1 9頁目 __________シュオの家に、「試験」とのことで皆で行った。当主は善人そうだったが、しかしやはり平穏通りにはいかずシュオの姉が"何者かに命を受けて"襲いかかってきた。....彼女は心からの悪ではなく、どうしようも無かった果ての様子だった。 「押し隠しすぎて誤解を招く」これは俺が過去に体験したことでもある。...今も、自分の事を話さないのは俺だって同じだしな。 (しばらく空白がある) __________________手帳1 10頁目より シュオの姉を倒したまではよかったが、その後姿の掴めない、人間らしき何者かに彼女は連れていかれた。何者かは「円卓」という組織の一員であり、統べている奴がいること、シュオの姉もその一員であることがそいつの口から明かされた。....そいつに挑んだが、今の俺たちでは確実に敵わないと思うほど強かった。銃と剣の威力は凄まじく、少しすると俺以外皆倒されてしまった。 俺の力もほぼ通らなかった。....まだまだ力が足りない。「悠久の赤」、どうか力を貸してくれ...いつか必ず「円卓」とやらに辿り着いてみせる。 __________________手帳1 11頁目より __________レトラの師匠。初めて存在を聞いたが、何もしていない冒険者たちを次々に虐殺し実際会ってみれば、真性の気狂いだった。 レトラに妙に執着していて、彼女しか眼中にない様子だった。...実力は高く、クロイが死んでしまった...(その後、何とか蘇生ができたが)。奴が死ぬ直前、「円卓」と関係があった可能性を仄めかした発言を残して行った。ここでも「円卓」の影が...... .......まだまだ、俺の技量も力も足りない。この事実に絶望している暇はない。強くならないと... ___________________手帳1 13頁目より ___________唐突に現れた不思議な大陸。初めて海を見、心が少し躍った後に着いて見たのは、色々な環境を継ぎ接いだような奇妙な場所だった。(セルマが船酔いしていたのと、クロンが何時にもなくうきうきしていたのが印象強かった) 神木とそれを護る獣、塔とクロンを導く不思議な声、.....そして、黒く染まったクロンのような「行き詰まった成れの果ての」影。 こわれて捻れた力は強かったが、何処か物悲しくもあった。頂上に行き着き、目的を見失った果てに道を違えて堕ちてしまった存在.....俺も、ああならないよう気をしっかり持たないとな。 (綺麗に彩色された塔とクロンに似た黒い影の絵と、月夜の下の大瀑布の絵、海と太陽と船の絵がある) __________________手帳1 15頁目より ___________作ったものは無事にクロンとティグルに渡せたからとりあえずは安心だ。...喜んで貰えて良かった。 今回の依頼はレッドスミスという工房の長からの依頼で、要約すると寝起き後の遊び相手が欲しいとのこと。大分血気盛んな人だな。 工房とは思えないデザインの館に訪れると、まずは力試しだと分断されてしまった。...まぁ何とかなったが... 依頼主は「血」に相応しく風変わりな魔法と熾烈な雷を使ってきた。中々の激戦の果てに、俺たちは彼女のお眼鏡にかなったらしく協定工房の店にレッドスミスの品を置いてくれるとのこと。...武器は使わないが、純粋に興味があるので品が並んだら覗いてみるか。 .....彼女曰く、ティグルの不調は血に何らかが混ざっているからだとか。よく分からないが、俺なりにそれとなく情報を集めてみるか。 __________________手帳1 16頁目より ___________俺たちの「潜在能力」とやらを装備や技に具現化しても良いか見極める試験とのことで、久々に殆ど全員が集合し案内された。 先ず待ち受けていたのは、以前依頼してきたカルミアという工房長を始めとした協定工房の長たちだった。....正直かなりきつい戦いを乗り越えた後、次に待ち受けていたのは何時も世話になっている店主、カザミと彼女の私兵たち。 私兵たちを倒した後の、"ギアを上げた"彼女との戦いは今までで一番死線に近かったのではないかと思う。...長引けばこちらがやられていた。 ...案の定というか、ステラというアステルロイドの工房長から渡された「1日休息したのと同じ効果を得られる」奇怪な薬と戦いの疲れかで、試験翌日は俺は1日眠りっぱなしだったらしい。 工房長たちも相当だったようで、目の下にくまができていた。返却された「悠久の赤」を有難く受け取り、暫く何時も通り依頼をこなしたりたまにティグルの家に行ったりで過ごしていたが、以前よりも「悠久の赤」の意志がはっきりと伝わってくるような、共鳴するような感覚を覚える。......悪いものでは無く、むしろ熱と嬉しさを感じる。未だはっきり居場所の掴めない、あいつに少しは追いつけただろうか? __________________手帳1 18頁目より ___________剣の巫女とやらがいる、蛮族に襲われた村に行って欲しいとのことでレスキューの転移で向かうことになった。 しかし、誰かに妨害されたらしくバイパー、ノーテ、リコリスと俺の4人以外は通常通り着くことが出来ずに不時着してしまったらしい。戦闘は既に終わっていて、蹂躙された跡が残るだけだった。探索の中で当の剣の巫女を見つけたが、どうやら彼女は死にたがっている様だった。死ねない身体も、本人が望んでないならそれは呪いなんだろうな。 何とか連れ出すことに成功した後、派手なメテオに次いで2人組の魔神が襲いかかってきた。メテオはバイパーが鮮やかに破壊してくれたが、4人では碌に攻めに転じれず激しい攻勢を耐え抜くしか方法は無かった。はぐれた仲間が到着してくれた時は心底安心したぞ...... 2人組の魔神を倒した後、親玉と思しき魔神の女が剣の巫女に宿る魔剣を引き抜いてしまっていた。何時ぞやの時、シュオの姉を連れて行った奴と似た圧を纏うその女の言うことは碌に理解出来なかったが、それはまだ価値観の違いで収まる分可愛いものだろう。......その後、わざわざ剣の巫女の魂を引き剥がし肉体を魔神と化したその所業と比べれば。 倒した後、力の源となっていたらしき宝玉が割れ危険性はなくなったが姿が完全に戻ることは無かった。おそらくあの女を倒さねば無理なんだろうな。...魂の行く先が不明な以上、元々の望みを叶えてやるにはまだ早いだろう。守れなかったのは、本当に済まない......。 剣の巫女だった彼女の肉体は、カザミが引き取って行った。彼女ならば無闇なことはしないだろう。 感情をこれ程に掻き立てられたのは何時ぶりだろうか。怒りに我を忘れることは愚かなことだと本から学んだが、仲間に...特に俺の親友に害を与えられたなら、今回の様に抑えることは難しいかもしれないな...。 __________________手帳1 19頁目より ____________街が、協会が大規模な襲撃を受けた。3箇所の地点が同時に襲われたようで、3手に分かれ俺たちの組はアステルロイドの研究所がある魔法街へ救援に向かった。 研究所は既に正面が崩れており、風妖精の力を借りて全員で2階に空いた大穴から侵入し、何だかんだ説得に成功して全員で頂上階に行くとそこは既に異空間と化しており、ミランダと名乗る研究者らしき女がいた。どうやら「円卓」に名を連ねているようで、ステラ所長の一族に並々ならぬ嫉妬心を抱いているのは分かった。 妙な壁により隔離されてしまった後は何とか敵を倒し、ステラ所長が(どうやら人形だったようだが)ミランダを撃退した。 3箇所の救援を終えた後、気づけばまた同じ空間に飛ばされていた。しかし今度は共にいるのは別の場所に行っていたはずの仲間と、現地の関係者らしき者が数人。 そしてミランダ自身との戦闘になった。大規模な魔法を遠慮なしに連射してくる中々の化け物だったが、新しく学んだ月神の星の加護の魔法で被害をある程度減らすことは出来た。調子の良さそうな味方たちと共にミランダに勝った後また空間が崩れ、気づけば支部の屋上にいた。全員揃った場面で、ミランダの隣に現れたのは確かディアナとかいう名のあの魔神の女。奴曰く、ミランダはまだ本調子では無かったらしい。 銃弾と魔法がディアナへと飛んだ。幾らかは剣で切られ、4発目は避けられたがアルというステラ所長の隣にいた少女の魔法が奴に傷をつけ、それに大層キレたようだが渋々と言った様子で引き下がり2人ともいつの間にか居なくなっていた。 とりあえず事は収まったが、奴らにはまだ追いつけた気はしない。少なくともシュオの姉を取り返せたこと、ディアナとミランダ、そして以前現れた銃と剣使いの男は「円卓」という組織で繋がりがあることが判明したことは収穫とすべきだろう。...無理して後処理に参加しようとするティグルをセルマが手刀で気絶させ、俺が背負ってティグルの家まで送った後は自分の家へ戻り、今後について軽く考えることにした。 __________________手帳1 20頁目より ___________気がつくと、時折頭に走る痛みと共に見えていたあの「凍てついた白い花畑」が俺の視界に、色濃く現実の如き明瞭さで広がっていた。直前の記憶はあやふやに霞がかかって思い出せない...。 ただ、花畑で違うのが顔がよく見えない誰かが立っているところと、透き通るような深い青の、無数の眩い星々が輝く夜空。俺より遥かに逞しい体格と、年齢を重ねた風格を漂わせるその"誰か"は前に聞いたあの声でこう言った。 『お前は未だ此処に来るべきじゃない。まだこの先、未来があるんだろう?待ってくれる仲間が、再会を待つ親友がいるんだろう? ...だけど、折角こうしてお前の姿を見れたんだ、これだけは言わせてくれ。 ...........よく頑張ったな、#z5~@。%x~@%はお前を誇らしく思うよ。命をかけて守って良かったって。お前は本当に強い子だ。...でもな、たまには甘えて欲しかったんだぞ?』 張り詰めた糸が切れたように、ごちゃ混ぜになった感情が....自然と涙が溢れ、その"誰か"に抱きついて思いっきり泣いてしまった。 万策尽きてむざむざと殺された悔しさ、"誰か"に対する懐かしさ、仲間と親友に対する申し訳なさ......強くなった精神で抑え込んでいた感情が、一気に溢れる。 暫く暖かな抱擁に包まれたまま、俺が落ち着くまでその"誰か"は優しく頭を撫でてくれた。 『......もうそろそろ時間だ。ほら、仲間が呼んでいるぞ、行きなさい。...次はもう代償無しでは帰れないんだ。だからもう此処に来てはいけないよ』 最後に『これはお守りだ』と俺の手にあの夢で見た小さな氷結晶の笛を握らせて、"誰か"は行け、というように門を指さす。見ると、いつの間にか現れていた石の門から目も眩む様な光が溢れていた。そうだ、仲間たちの元に帰らなければ...名残り惜しさに振り向くと、"誰か"は優しい笑みを浮かべ手を振っていた。 ............目を覚ますと、視界に入ったのは見覚えのない天井だった。傍にはカザミさんの姿。どうやらいつもの酒場の奥にある一室に俺は寝かされていたらしい。手には"誰か"から渡された笛がそのまま煌めきを放っていた。 身体は特に変化はないが、先程までの世界は夢とは思えない。間違いなく俺は死んでいた。...カザミさんに連れられて部屋の外に出ると、そこにはバイパー、ノーテ、ティグル、たけのこが待っていた。 .....どうやら俺が死に際に言ったグウィンの名前が聞かれていたらしい。まあ、隠している訳でもないし、この機会に少しだけ話した。死んだことを隠す件についても既に話が纏まっていたそうで、本当に有難い。そして、カザミさんにもだが迷惑をかけて済まない......。 もう穢れは消せない、道半ばで死ぬなんて絶対に真っ平御免だ。生き延びるためなら幾らでも泥臭く力を求めてやる。 今までやや敬遠していたが、始めは皆がよく使っていた「傷を人形に肩代わりさせる」魔法まで操霊魔法をバイパーから習おうと思う。 __________________手帳2 1頁目より ____________無事傷を肩代わりさせる魔法を習得し、今回向かった先は円卓の連中に占拠されたという街だった。 二手に別れた結果、俺たちは西側に向かうことになり、並み居る蛮族を排除しながら進んだ。......その先にいたのはティグルの兄だと宣うラウルとかいう黒づくめの奴。少しの話だけでもそのイカれた性根は理解できたし、大分俺たちに関わってきた張本人らしい。奴は結局去って行きやがった。 .....過去の記憶に侵されて暴走を始めたティグルを俺たちで何とか止めることに成功し、奴が行ったと思しき東側へ向かうリコリスとクロンに、なるべく魔法で援護をかけた後はずっとノーテやウィル、アルマと一緒にティグルの看護をしていた。 ...まただ、また、頭痛がする.... 父さんは幼い時の俺を守るために死んだんだ、自分の身も省みずに...。 .....こんなに溜め込んだ感情を吐き出したのは何時ぶりだろうか。我儘だと思われたかもしれないが、もう二度と父さんの様な死に様を辿る親しい人を見たくなかった一心だった。 あの後、頭痛はこなかったものの少し気を抜くと視界が眩んで倒れそうだった。家に帰った後、縋る様に「悠久の赤」に触れると幾らか体調は良くなったみたいだった。何故かは分からないけどな...後は休めば大丈夫だろう。 __________________手帳2 2頁目より ___________ネモタは一度失踪したが、彼の抱える悲願を何とか解決することができ再び俺たちの元に戻ってきた。 しかし、とうとうリコリスが現状の荒れた世界に耐えきれなくなった様で、離脱して姿を眩ませてしまった.....。 大丈夫。心の整理がついた時きっと戻ってきてくれる。 俺だけでも平常を保たなければ。幸いというかなんと言うか、あの時に俺の感情は一度壊れてしまった。平常を保つのはそう難しくはない。 ....でも、こうもきつい戦いと人間の闇ばかり見ていると、たまにあいつの輝かんばかりの笑顔が恋しくなるな....なんとなく足取りは掴めたんだが、勝手に確認しに動く訳にもいかず手をこまねいている。まあ、生きているのが確認出来ただけでも今日は良しとするか。あいつは強い。何時か絶対に、無理やりにでも連れ戻す。 少し元気が出てきた。これから先どうなるかは分からないが、見通せぬ未来を乗り越えるためにも更に強くなることを、皆を死なせない為の力を、求めないとな。 __________________手帳2 3頁目より __________こちらの行く手を度々妨害してきたきのこ派とやらが、とうとう本格的に攻撃を仕掛けてきた。たけのこが所属しているたけのこ派を潰すつもりの様らしい。 ...しかし奴らの見た目は人間とも呼べない程に変化していたし、狂気としか思えない信仰振りだった。その長のきのことやらは「神の力を奪った」などと宣い、確かに強大な力を誇ってはいたが、たけのこが呼んだダリオン神の神威と比べるとどうも見劣りして見えた。 そいつは神とも呼べぬ醜悪な姿に変貌し、襲いかかって来たが俺たちが倒すと土塊となって消え去った。きのこが奪った力はダリオン神の元に還って行ったので、一安心だ。 ダリオン神直々にたけのこが次の法王に認められたのは、間違いなく良い事だろうな。たけのこは歳の割にあの落ち着きようと器量の広さだし、きっと良い法王になるだろう。 .......それにしても、神は確かに実在するんだな...嘗て月神の神殿前を通り過ぎた時に聞こえた月神の声も合わせて、意外に神は優しいのかもしれない。 __________________手帳2 4頁目より __________ まさかあいつの方から接触してくるとは、思いもよらなかった。相変わらずの様子で、俺は多少呆れつつも安堵と喜びでいっぱいになっていた。 "霊峰ヴィレンジェ"。嘗てグウィンと共に頂上に辿り着いたあの雪山の名前。 道中は厳しかった。流石"霊峰"の名を冠するだけあって、竜に挑んだ時は危うく死にかけたぞ... それでも、いよいよ悲願が叶うんだと思えば全く苦にならなかった。親友と仲間と一緒なら、何処までだって行ける様な気さえした。 でもやっぱり、すんなりと行く訳は無かった。前見た魔神の女...ディアナとその部下が、行く手を阻んできた。 俺の親友を、傷つけやがって...(微かに赤い痕と筆跡のブレが見受けられる) グウィンから託されたもうひとつの欠片。欠片が2つ合わさった瞬間、楽器から雪崩る様に身体に熱が迸った。 光が見えた。熱量に身を委ね、今の今まで奥底に沈めていた"自分"を解き放ち思うが儘に音を紡ぐ。今なら打ち勝てそうなぐらい、力が湧く。今だけで良い、天にも届くぐらいの演奏を...! しかし理性が、今はディアナには勝てないと現実を告げる。...そんなことは分かってる。でもその程度、俺が絶望する理由になりはしない。力量差に絶望して項垂れて死を待つのは簡単だが、俺はそんな情けない結末は真っ平御免だな。 まぁでも結局は、「シエン・エスペランサ」...俺たち2人が求めていた神器(まさか人型になれるとは思いも寄らなかった)に助けられちまった。ここでは少女の姿の時に呼んでくれって言われた「アイリス」と呼ぶかな。 俺は気絶していてその瞬間を見ていなかったんだが、ディアナはアイリスが何処かに飛ばしたらしい。雪山の頂上に緑を齎す暖かい光も含め、流石は神器だ、と素直に感心した。 彼女に俺の音楽を認められた時は、過去に親友に手放しで褒められた時と同じくらい嬉しかった。こんなに自然に笑えたのは、久しぶりだな。 .....アイリスから託された神器に相応しい吟遊詩人になってみせる。まだまだ俺の音楽も上を目指せるはずだ、へたれてなんかいられない。 彼女は再び休むと言い姿を消した。微かにまた楽器が熱を帯びた気がする。....また何時か会えたらいいな。 前の時はたけのこの防護のお陰で俺だけ生き延びたが、結果的にまた同じ状況になるとは思わなかったな... ひとまず皆でカザミさんの元に帰り、目的達成を報告した後は去ろうとするグウィンを半ば引きずる様に俺の家に連行した。積もる話もあるんだ、簡単には逃がさねぇよ。 その後は存分に互いに語り合った。流石というか家に来ていた妖精たちともあっという間に打ち解けてしまい、殆ど夜を越す勢いで皆でパーティのような状態になった。過程でテレオペドールと通話のピアスをグウィンに押し付k...渡したし、偶にはこんなに騒がしいのも良いだろう。街中からはちょっと離れてるし、防音壁は張ってあるしな。 託された神器「シエン・エスペランサ」を見せたら、満面の笑顔で喜んでいたのでつられて俺も笑顔になった。ただまぁディアナにやられて足を引っ張ってしまったことをどうも気に病んでいる様子だったので、俺も仲間も奴には勝てなかった、降臨した神器__アイリスが助けてくれなければこんな最高の結末にはならなかったと熱説すると何となくは納得した様だった。 .....これからどうするんだ?と聞くと、特に目的とかは決めてないな、と返ってきた。 「俺は俺で、修行しながら旅をすることにするよ。....なあフロスト」 「何だ」 「たまには此処に来てもいいか?」 「無論。何時でも大歓迎だ!」 「へへっ...ありがとな」 「こちらこそ。あの時の恩は幾ら報いても返しきれないよ」 2人顔突き合せて久しぶりに大笑いした。幾ヶ月振りの、最高に幸せな時間を噛み締める。此処から更にキツい戦いが待っているのだろうけど、幾らでも立ち向かえる。俺は"主役"では無いけれど、託された"もう1人の相棒"と一緒に最大級に戦いを盛り上げて行こうじゃないか。 皆となら、何処へだって行けるのだろう。此の歌は人に力を、勇気を与えると信じて! ....そういやこの手帳に出来事を書いていたが、グウィンが見つかった以上はこれ以上書く必要もなくなった。がまあ、気が向いたら書いていくか。 __________________手帳2 5-7頁目より ****** 購入履歴:経験点84750(847500G) 5000Gをウィルフリットから借りた(返済済み) 60000Gをクロンから借りた(返済済み) 100000Gをネモタに貸した(返済受取済) 40000Gをたけのこに貸した(返済受取済) 特技枠1購入:5000G 特技枠2購入:15000G 特技枠3購入:50000G 特技枠超越後1購入:100000G 一般技能:歌手Lv5(演奏家(バード技能))、調香師Lv3、画家Lv2 ........感慨深い場所であるあの山の頂上で、皆と一緒に試練を乗り越え謎の輝く人影から力を授かってから、協定工房の新しい品々や「伝説の防具」にも手が届くようになった。 その中で俺の目についたのは、「不変の衣」と呼ばれる防具。......万象の力に耐え、変化を拒むと云う不思議な衣。かなり前から店に並んではいたが、着る資格の無い防具ということでスルーしていたもの。 いわく嘗て神も悪魔も拒み、世界から拒まれた今や誰にも知られていない者たちがいるらしい。......そんな奴らにも何時か会えたりするんだろうか。そもそもただのしがない吟遊詩人だった俺がこんな領域に迄来れるだなんて、運命というのもよく分からないものだ。 与えられた恵みからも試練からも、仲間の抱えるものからも逃げる気は微塵も無い。どんな苦難に晒されようが朽ちることのない不変の意志を示すのには、よく合っている気がした。 確実に暫くはこれのお世話になるだろう。 俺はまあ...グウィンに会う前の過去は父さんの記憶以外あまり覚えてはないが、最早それはあまり重要ではないのかもしれないと考えている。過去を振り返るのも時には大事だが、今を生きるのだから前を向いてなきゃどうすんだって話だな。 超越者は神への道も歩めるとはあの山で聞いたが、俺は別に神になって崇められたいとかの承認欲求じみた欲は無い。しかしまぁ相手が何であれ認められるのは嬉しいし、神様たちがどんな姿なのか興味が無いと言ったら嘘になるが。だが神となって天上から世界を見守るよりかはできることなら親友と共に、吟遊詩人として世界を見て回る方が性に合っているし。 仲間思い?まぁそうかもな。だが俺は仲間の為に力は尽くせど仲間の為に死ねる程自己犠牲の精神は無いし、親友を悲しませたくない。 吟遊詩人が臆したり絶望してたりする様じゃ、演奏にもそれが出てしまう。だから俺は決して絶望しないと決めた。...あの時から。 ほら、勇者たちの冒険話の伴奏には勇ましい音楽が付き物だろ? ......そういやこの首飾り、結局誰が送ってきたものなのだろうか?つけていると何となく心がすっきりするから有難くつけさせて貰っているが、未だに謎だな。