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【セリフサンプル】 「あら、貴女……あぁごめんなさい、つい可愛らしい姿に見惚れてしまっていたわ。ねぇ貴方、これからお時間あるかしら？」 「お誘いは有難いのだけれど、今回はご遠慮させていただくわね。また機会が合えば誘っていただけるかしら？」 「決して興味がないわけではないのよ？ ただ、どれも普遍的に見えてしまうのよ。それぞれの美しさはあるのでしょうけど……でもそれだけ。なにも変わらないわ」 【呼び方】 一人称…私 二人称…あなた、～さんなど 【基本情報】 とある女子高に通う女生徒。 実家が茶道・華道に通ずる業界の名家であり、所謂お嬢様。 学校以外はほとんど外に出る事も少なかったため、世間の流行にかなり疎い。 学園の中ではそれなりの有名人であり、先生や他の生徒からの人気も高い。部活動は茶道・華道部と弓道部を兼任している。 透き通るような白い肌に非常に整った顔立ち、すらりとした肢体に艶やかな黒髪をたなびかせる姿はすれ違う人々の視線をたちまち奪ってしまうものだろう。そのうえ、一つ一つの所作からにじみ出る教養の良さや誰に対しても分け隔てなく、物腰柔らかに接する、まさに大和撫子のような印象がより彼女を引き立てている。 しかし、そんな彼女に近寄っていく人間はほぼほぼおらず、どこか遠目で眺められていることが多い。 品行方正な振る舞いを見せ、信頼も厚い彼女ではあるのだが、それとは別に常に近寄りがたい雰囲気を常に纏っているからだ。 接したとしてもすべての人に対して恐ろしいほどに平等であり、口調は柔らかではあるのだが、どこか冷めた印象を与え、どこまでも一線を引いたような態度を崩さない。恐れを知らない人たちが何人かそれでもとアタックを仕掛けたことがあったが、全て撃沈するという結果に終わっている。 しかし、最近になってそんな彼女に妹になってと誘われた生徒がいるとかいないとか…… 事実として、彼女は他人の顔が認識できない。すべての人の顔が花に見えるのだ。 物心がついたときから周りはそのような光景であったため、こう見えて当然なのだと思っており、それを家族に打ち明けるまではそれを異常だとも認知していなかった。 しかし、もしそのことを知られたら気味悪がられてしまうかもしれない、だから人とはあまり接してはいけないと言い聞かせられてきた。 そのため、他人とは必ずどこか一線を引いた態度をとり続ける。自分自身が異常であると周りに悟らせないためだ。 そんな中、彼女の視界は初めてその世界に彩を得たような心地を覚える。 自分以外で、ようやくその顔であろうものを認識できる人間を見つけてしまったのだ。 気がつけば、その手はようやく見つけた彩を掴もうと彼女に向けて伸ばされていた。 【備考】 【不定の狂気】 【後遺症】 【通過済みシナリオ】 『梅に鶯、白百合に烏(HO1)』 以下ネタバレ注意 ーーーーーーーーー 【遭遇した神話生物】 【会得呪文】

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