タイトル:探索者19 キャラクター名:帯巳八 鸞(おびみや らん) 職業:秘書(ディレッタント) 年齢:26 / 性別:女 出身:日本 髪の色:黒 / 瞳の色:暗い藤色 / 肌の色:黄色人種 身長:169 体重:57 ■能力値■ HP:14 MP:15 SAN:96/96      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  11  13  15  13  14  14  15  18  14  15 成長等 他修正 =合計=  11  13  15  13  14  14  15  18  14  15 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      60%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15% ●《隠れる》 45%  ●《聞き耳》 85%  ●《忍び歩き》30%  《写真術》 10%   《精神分析》1%   ●《追跡》  17%  《登攀》  40%  ●《図書館》 90%  ●《目星》  90% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前      現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》  1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(推し育成)》80% ●《操縦(船舶)》40%   《跳躍》  25%   《電気修理》   10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》       % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 習得/名前     現在値  《言いくるめ》5%   ●《信用》     45%   《説得》    15%  《値切り》  5%    《母国語(日本語)》90%  ●《外国語(英語)》67% ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値 ●《医学》     15%   《オカルト》   5%    《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》3%   ●《芸術(秘書業務)》70%   《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%    《心理学》5%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%   ●《博物学》67%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称        単価 個数 価格 備考 スマホ          1   0   ギガ数最大の最新モデル。アプリはソシャゲばかり。待受は推しのイメージフラワー 財布           1   0   クレジットカードとポイントカードばっか。基本電子マネー払い ハンカチ         1   0   シルク製の良いやつ 化粧ポーチ        1   0   身嗜みも業務の一環 手帳           1   0   スケジュール等がびっしり 推しのもち〇ろりん    1   0   通勤鞄の内ポケットにいつもローテーションで入れている =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 造船及び海洋分野に手広く事業を広げる、帯巳八オーシャングループの現会長を祖父に持つ令嬢。いつもどこか遠くを見つめているような、少し浮世離れした雰囲気の女性。 仕事中は姉である社長に忠実な秘書として取引先との折衝や諸々の手配を淡々とこなすキャリアウーマンだが、プライベートでは重度のソシャカス廃課金者。どこに出しても恥ずかしいオタクの鑑であり、推しに貢ぐことを生き甲斐にしている。 課金は家賃までどころか、実家暮らしの高給取り(その上令嬢)のため、実質天井知らず(に近い。月に費やす推し活費用は一応上限を設けてはいる模様)。推しは推せる時に推すのが鉄則として、出来うる限りの時間と金額を費やしている。推しの完凸、コンプは当たり前。イベントは上位常連。札束で課金アイテムを砕くを地で行く課金ゴリラである。 ハマっている作品の舞台化も何度か経験があり、推しを演じた俳優のことは3次元の推しとしてずっと応援している。マナーは完璧だが推し方が基本的に札束ビンタのため、ファンや推し俳優の間でもちょっとした有名人。推しに初めて認知された時はショック死しかけたが、今では握手以外の接触は無理なものの、定型文での会話は可能になった。 仕事中は目が死んでいるが、一人になってスマホかPCをつけた途端に目が輝きだす。淡白で冷徹な社長秘書の面影はどこへやら、この世の春、恋する乙女の顔で推しに愛を捧げている女。 根本的に推し以外はほぼ彼女の世界には存在せず、自分が愛を捧げただけ輝く星のような彼らを何より慈しんでおり、彼らがずっと輝き続けることと、その輝きに照らされることを喜びとしている。輝いていてくれさえしていれば基本的にどんな要素も許容してしまう全肯定botタイプ。不倫しようがファンを食おうが飲食店などでマナーが悪かろうが許容範囲。勿論悪いことをしないに越したことはないが、好きなことを何でもして、のびのびとしていて欲しい。推しを推しとしか見ていないため、俳優が相手でも等身大の人間であると認知していない節がある。 根本的には根暗のド陰キャ。3次元のものはほぼシャットアウトして生きていたい。推しに貢ぐために金が要るので働いているにすぎず、実家に貢献するだとか家族の役に立ちたいといった殊勝な志は無く、愛に焚べるための薪を必死に集めている感覚。3次元は大体クソ、推しが存在する以外でいい事なんて無いなと思っている。ネガティブで自己評価が低い。 それというのも、彼女は父親に愛してもらえなかった過去を持つためである。 彼女の両親は政略結婚だった。しかし、互いにメリットのある契約結婚だったため、両親は仮面夫婦と言うより、対等な契約者(パートナー)の気質が強く、ビジネスライクではあるものの険悪な仲ではなく、むしろ良好と言えた。夫婦という視点だけ見れば、家庭は円満そのものだった。 母の誤算は、いくらビジネスライクの仲である父も、さすがに子供に一切手間をかけないことは人として無いだろうと思っていたのに、本気で一切の興味関心を示さなかったことだった。円満なパートナーとの家庭は、子供が生まれたことで影が差したのである。 母は腹を痛めて産んだ子を愛していたし、父のことも概ね信頼していたが、当の父は母を契約相手という一点のみでしか信頼せず、子供には本気で何の感慨も抱いていなかった。なまじ外部へは良き夫、良き父として振る舞う社交性があったせいで、全てを承知の母はまだしも、何も知らない子供たちは父の温度差に混乱し、大いに傷ついた。さすがに子供たちの精神的な成長に問題が出ると感じた母は父に苦言を呈したが、父は子供への対応は契約外だとして取り合わなかった。子供たちはそんな父の態度に振り回されて疲弊したが、母から両親の事情を聞かされれば、歳を重ねる毎に徐々に諦めることが出来ていた──帯巳八家だけが、世界の全てなら。 父は帯巳八オーシャングループに婿入りしているが、本来なら父の生家の方が帯巳八よりも格上だった。何せ、父は帯巳八オーシャングループを傘下にしている、白酉財閥系列重工業系総合企業・朱酉グループ会長一族の直系である。それ故、鸞は兄たちや両親と共に、朱酉グループの集まりへ顔を出さなくてはならなかったし、普通に親戚付き合いがあった。 父は社交の場では、いつも子供たちに上辺だけは優しかった。良き父親として振る舞う必要があると判断しているからだ。しかし、その上辺の優しさをよく知っているからこそ、鸞たちには許せないことがあった。 父は自身の弟の子……つまり鸞の従兄弟たちには、本当に優しかったのだ。 甥や姪を可愛がる伯父というだけなら、まあいいだろう。しかし問題は、父が実子には無関心のくせに、甥や姪には実子と見紛うほどに親身で優しくすることだ。父は甥や姪に対しては、実子には上辺ですらしたことの無い気遣いや献身を見せ、親愛を持って触れ合うのである。 自分たちが父親に愛されていないことは知っていた。そもそも契約結婚で生まれた子供だから仕方ない、きっと子供が好きではないのかもしれない、忙しくて構うことも出来ないのだと諦め、納得しようとしている彼らの目の前で、父は従兄弟たちに心からの笑顔を浮かべている。そんな様子を見せつけられては、心穏やかでいることも、諦めることも、難しかった。父親の愛を求めたい、子供として当然の感情を抱いてしまった。それが叶わないと知っていながらも。 子供たちは母に父の態度について、当然訴えた。しかし、母は諦めるしかないとしか言わなかった。何故なら、父は弟の妻……彼の義妹に当たる女性のことを愛していることを、契約結婚の際に知っていたからだ。契約結婚である故に愛を求めなかったし、今も男女としての愛を求めてはいない母は、それを承知で父と結婚していた。 父は生家のことを恐れており、なるべく距離をとるために、朱酉とは縁の薄かった帯巳八へ婿入りした。そうなれば当然、想う女性との結婚は不可能である。恋愛よりも身の安全を優先した父は、彼女との未来を諦めざるを得なかった。 しかし、親類としての関わりはある。想う女性がよりによって現会長となった弟の妻となってしまったのはショックだったが、それでも彼女が幸せそうにしているところにちょっかいを出さないだけの良識、もとい、自分が当主の座を押し付けたせいで恨んでいるであろう弟に、これ以上睨まれないための危機管理能力はあった。しかしそれでも彼女への執着は重く、彼女を得られぬ代わりに彼女を幸せにすることを望み、彼女の血を引く子供たちをも愛することにした。母との契約結婚の詳細には随分と朱酉グループに対する忖度が含まれていたのだが、それらは全て弟のためではなく、義妹となった想う女性への献身のためであることは、予め母にも伝えられていたのだ。 この話を聞かされた子供たちは、幼いなりに自分たちが本当に父にとって無価値であることだけは理解し、絶望した。母はそんな子供たちを憐れみ、父親の分まで愛したが、母も経営者として忙しく、父親によって子供たちの心に空けられた穴を完全に埋めるには至らなかった。特に、父の愛した女性が亡くなってしまい、その前に産んだ最後の子を一等可愛がるようになった父に、年代が最も近いという理由でよくダシにされて連れ出された鸞は、常にその穴を無理やり拡げられているようなものだった。 そして、鸞の心の穴が二度と埋まらなくなる切っ掛けが訪れる。 それは朱酉の親類一同が出席した会食でのこと。いつものように実子と甥との間に信じ難い温度差を生み出す父が突然走り出し、従兄弟の食べようとしていた料理を叩き落としたのだ。あれだけ可愛がっている従兄弟に一体何をと鸞が呆気に取られた次の瞬間──父は血を吐いて倒れ、そのまま亡くなったのである。 この会食は立食形式であり、父は従兄弟と同じ料理を先に口にしていた。重工業全般を扱い、兵器開発や政府の防衛関係とも密接に関わりのある生業故に命を狙われることが少なくない朱酉は、よく暗殺やテロ、誘拐といった犯罪の対象になる。父は運悪く朱酉を対象にした毒殺テロの餌食となり、そしてそれに気付いた瞬間に駆け出して、愛した女性の忘れ形見を救ったのだ。 すぐ隣に、全く同じ料理を口にしようとしていた娘がいたのに。 鸞が助かったのは、料理を口に入れる直前で駆け出した父に驚いて、思わず皿を落としてしまったからだ。結果的に父に救われたと言っていいかもしれないが、しかし、どう見ても父が甥を娘より優先したのは明らかだった。娘には一瞥もくれず、一言もかけず、「沈!食べるな!」と言って駆けだした父を見て、彼が実の娘より甥を愛していると思わない人間は、鸞を含めて誰もいなかった。 その場に残されたのは父の吐いた血を被って呆然とする従兄弟と、事切れた父。突然の出来事に恐怖し混乱する人々と、鸞に何が起きたのかを認識した人々の憐れみだった。 ……分かっていた筈だった。知っていた筈だった。諦めていた筈だった。 だが、近くで父が従兄弟に愛を向ける様を見せつけられていながらも、自分はその最期の瞬間まで愛されなかった現実を突きつけられることは、鸞の心をズタズタにするのに十分だった。愛して欲しかった人に愛してもらえなかった。それ即ち、自分が愛していた人に拒絶されたということなのだから。 鸞は結局、従兄弟のことを愛している父の姿を見て、どうしようもなく父を愛していたのである。従兄弟が羨ましくて憎らしくて、けれどいつか自分も同じように振り向いて欲しいと思ってしまったのだ。どれだけ踏み躙られても、振り払われても、鸞は娘として、父親を愛していた。どれだけ蔑ろにされても、最後には頷いて父に利用されるのを良しとしてしまう程度には。 けれど、父は上辺でさえまともに愛してはくれなかった。嘘をつかなかったという点では、父はある意味誠実である。しかし、嘘でも愛されていると思いたかった。そう思うのは、娘として間違っているだろうか。鸞の心は実父によって最後まで振り回された挙句に、あっさりと「殺されて」しまった。 父が死んで以降、母や兄姉(きょうだい)は別として、鸞はそれ以外の存在を愛することも、愛されることも諦めた。やっても無駄だというのが証明されたため、期待するのをやめた。リターンの見込めないリスクを犯し、彼女はずるずると17年も無駄にしたからだ。 その代わり、確実なリターンを得られる相手を愛するようになった。愛すれば愛しただけ応えてくれる相手、即ち非現実、2次元の存在である。彼らはこちらが認識しなければ存在さえ出来ない。自分が居なければ成り立たない。愛されるために愛してくれる。愛しただけ愛してくれる。 実際は愛されている訳では無い。だが鸞が愛しただけ報いてくれるのは確かだった。レベルを上げ、ガチャを回してキャラを重ね、スキルを強くし、条件を達成し……時間と金をかければ確実に強くなる。稼げるキャラクターだと公式に認識されれば、より目立たせてもらえる。自分が捧げただけ輝く彼らに鸞は加速度的にのめり込み──あっという間に一人のクソオタクが生まれるに至った。母の「夫の態度は子供たちの精神的な成長に問題が出る」という懸念は、見事に当たったわけである。 それこそ星の数ほど推しを作ってきたが、永遠に推しているのはオタクの道に転がり落ちるきっかけであり、一番最初に好きになったキャラクター。もうそのソシャゲはサービス終了しているため二度と会うことは出来ないが、完全に性癖に影響が出ている。 基本的に3次元の他人はみんな好きではないが、陽キャやDQNと呼ばれるような非常識で馴れ馴れしい喧しい人種は特に苦手。また、父親を連想させるような雰囲気の男性(上から目線で笑わない40代前後の男)も嫌い。何より、自分の趣味を否定してくる相手は本気で無理。 まあ何だかんだ言って、どうせ最終的には親か兄姉が勧めてくる縁談で結婚するんだろうなとは思っている。その時は母を見習って、なるべくきちんとしたビジネスパートナーとなるための契約をしたいなと目論んでいたりする。勿論、子供に対する態度も契約に入れる予定。 特徴表 22【影が薄い】 生まれつき目立たない。【忍び歩き】及び【隠れる】に+20%。 ↓ 父に蔑ろにされ続けた結果、自信を失い、人目を避けたい心理が育っていった。しかしどれだけひっそりとしていても、可愛がっている甥っ子に会いに行くのに利用しようとする父にはすぐに見つかったし、断ることは出来なかった。 職業ベース:ディレッタント(6版ルルブ) 技能についての補足 【図書館】85→秘書業務の一環として、あと趣味の活動内容的に速読の技能が身についている。 【目星】85→秘書業務の一環として書類のミスを見つけたり、遊んでいるソシャゲの更新やお知らせをいち早く確認・認識する技能が身についている。 【製作(推し育成)】80→推し認定した対象に無限に貢ぎ、時間と手間をかけ、徹底的に育て上げる情熱と愛。捧げれば捧げただけ受け入れて応えてくれる、非現実へのへの恋心。 技能入れ替え 【乗馬】⇔【操縦(船舶)】 海洋事業を手掛ける家に生まれた彼女は、他の令嬢が乗馬などの芸事に触れている間、海に接していた。そのため海が非常に身近であった彼女は、小型船舶の操縦免許を持っている。 職業自由枠 【目星】、【図書館】 通過シナリオ ・アクトノベルの結末 ・俺の注文したオムライスが動いてるんだが ・其はうつしよの旅人なれば(KPC) ・まよなかあくじ ・キスせえ(KPC) ・アナタの気持ちはまるごとつつぬけ(KPC) ・純愛、故に(KPC) ■簡易用■ 帯巳八 鸞(おびみや らん)(女) 職業:秘書(ディレッタント) 年齢:26 PL: STR:11  DEX:13  INT:15 アイデア:75 CON:13  APP:14  POW:15  幸 運:75 SIZ:14 SAN:96 EDU:18 知 識:90 H P:14  M P:15  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:360 個人技能点:150) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]