タイトル:紫蘭 キャラクター名:紫蘭 種族: 年齢:不詳 性別:男(?) 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:150 体重: ワークス  :レネゲイドビーイングA カヴァー  :レネゲイドビーイング シンドローム:バロール、サラマンダー ■ライフパス■ 覚醒:犠牲 衝動:加虐 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:0,2 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL1 / 判定 3r+1 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+1 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL1 / 判定 1r+1 〈知覚〉:SL / 判定 1r 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:3 (シンドローム:2,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 3r 〈意志〉:SL1 / 判定 3r+1 〈知識〉:SL / 判定 3r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL / 判定 2r 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 UGN 【HP】    29 【侵蝕基本値】 36% 【行動値】   5 【戦闘移動】  10m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《虚無の城壁》     /2 /セット  /自動/自身 /至近/2   /ラウンド中ガード値+[Lv×3] 《グラビティガード》  /2 /オート  /自動/自身 /視界/3   /ガード時宣言。ガード値+(Lv)D 《孤独の魔眼》     /1 /オート  /自動/   /視界/4   /「対象:範囲」を「対象:単体」(自分)に 《斥力障壁》      /2 /オート  /自動/単体 /視界/2   /HPダメ適用直前,ダメ-[1D+Lv×3],1R1回 《魔王の時間》     /1 /セット  /自動/自身 /至近/8   /1R1回のバロールエフェクト1R2回 《氷雪の守護》     /3 /オート  /自動/自身 /至近/3   /HPダメ適用直前,ダメ-(Lv+1)D,1R1回 《炎陣》        /1 /オート  /自動/自身 /至近/2   /ダメロール直前,カバーリング,1メイン1回 《ヒューマンズネイバー》/1 /常時   /自動/自身 /至近/-   /衝動判定ダイス+Lv個 《オリジン:アニマル》 /1 /マイナー /自動/自身 /至近/3   /シーン中素手攻撃力+[Lv×2] ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称                価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ All things are in flux -生々流転-    0   0             2+4 vicissitudes of life -有為転変-     0                2+6+7 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :   2            / 下着:               / 修正: = 合計 =  2   0   5   4 pt ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 pt =装備合計=      4 pt = 価格総計 =     4 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象     好意 悪意  備考 神格            天変地異起こせる。1シナリオ1回 仲間     誠意 疎外感 だが彼らと自分は違う。 かつての友人 友情 偏愛  常盤陽助 菫      慈愛 不安  「小さな幸せ」をたくさん掴めるように 菖      慈愛 不安  「希望」に満ちた未来があるように 花藍     慈愛 嫉妬  「たくさんの小さな思い出」に囲まれるように 美波ゆう   庇護 悔悟  終わりが見えているのは、辛いのかい? ■その他■ メモ: Wheel of Fortune -運命の輪- イメソン:月詠み『真昼の月明かり』https://youtu.be/M3uh7cHzjYc 逃げるのはもうやめた。 最初の孤独 ある日突然目が覚めた。自分がいる場所がどこか、自分の名前は何か、家族がいるのか、何もわからなかった。自分を知る手がかりを探すため、少年は旅に出た。 少年は様々な場所を歩き回った。立ち寄る町一つ一つで出会った人々の温かさに触れながら長い間旅を続けた。少年は新しい土地でそこに暮らす人々と関わることが好きだった。だから一人でも旅を続けられたのかもしれない。 しかし、自分にまつわるものはどこを探しても見つけられなかった。 二度目の孤独 しばらく経った後、かつての恩人たちに会いに行くため以前訪れた街に足を運んだ。そこに広がっていたのは以前とは大きく変わった町の様子と人々だった。誰も自分を知る人はいない。困惑する少年の前に一人の老人が表れ、その姿を見て驚愕した。数十年経っているというのに、少年の容姿は全く衰えていなかったのだから。それを聞いた人々は動揺した、少年も動揺していた。ふと一人が「化け物…」と小さくつぶやいた。そこから火が燃え広がるように次々と「化け物」「出ていけ」と人々の口から怒号が飛び出してくる。たまらず少年は走り出した。どこか自分を知らない場所へと。しかしこれまで各地を旅していたのが仇となり、行く先々で恐れられ、その度に自分と周囲の時の流れが異なっていることを思い知らされた。それでも少年は信じたかった。自分は化け物ではなく、彼らと同じ人間なのだと。 少年がたどり着いたのは誰もいない山奥だった。誰も自分を知らず、自分を理解されず、再び孤独となった少年はもうここから動かないと決めた。いつか自分が消えるときまで、誰にも見つからないこの場所で静かに過ごそう。思い出してしまったから。知らないほうがよかったかもしれない、だが知らなければもっと傷ついていたかもしれない。自分は大好きだった彼らとは違う。レネゲイドビーイングなのだと。 三度目の孤独 化け物と自覚した少年が山に籠ってからどのくらいの時が過ぎたのかわからない。自分が消える日を待ち焦がれている化け物は一つの足音を捉えた。こんな山奥に来る人間がいるなんてありえない、それよりも早く隠れなくてはと動かした足は体の重心を支えることができず、視界に広がる空の端にもう見ることはないと思っていた人間が映った。その人物が声を発しようとしたとき、過去の記憶が蘇ってきた。拒絶を恐れた化け物は耳を塞ぎ姿を消した。 翌日、身を置く場所を変えようかと悩む化け物のもとに昨日と同じ人物が現れた。何かを言っているようだったが聞かないことにした。その翌日も当の人物はやってきて、その翌日も、また翌日もこちらに話しかけているようだった。そんな日が一週間続き、耐えられなくなった化け物が一つ言葉を返すと、その人物はいっそう言葉を多く紡いだ。そんなやりとりを繰り返すうちに、その人物に対して興味が湧いてきた。次第に話す言葉の数も増え、いつしか化け物と人間は「友」と呼び合う仲になっていた。名を尋ねられた際に、名前など考えたことがなかったため咄嗟に目に入った花の名前を答えたのは失敗だったかもしれないが。 長年孤独と共に生きた化け物にとって彼と話す時間はとても温かいものだった。だが同時に自分の本当のことを知ったら拒絶されるのではないかと恐れていた。 次第にその友人は歳をとっていった。もちろん紫蘭の姿は変わらない。なのにそれについて一切触れない彼のことが不思議でならないと同時に、安心感を覚えていた。ある日、複数の足音が山に響いた。奇妙に思った紫蘭が様子を見に山を少し降りたのが間違いだった。複数の人間に捕まった紫蘭は抵抗の余地すら与えられぬまま嬲られ、虐げられ、それでも意識を手放すことができない己を呪った。どうかこの場に彼が来ないようにという小さな願いすら簡単に打ち破られてしまった。蹂躙される友の姿を目にした唯一人の友人は、集団に恐れることなく友を助けようとした。だが多対一では当然勝ち目などなく、ただ蹂躙の対象が増えただけだった。紫蘭を守るために抵抗した友人が目の前で酷く傷ついていく。身体の内から湧き出る何かに視界が染まり、次に気がついたときには友人以外の人間たちは凍り付いていた。考えずともわかる。これは自分がしたことだ。明らかに人とはかけ離れた力。拒絶を覚悟し、傷つく前にと化け物は姿を消した。 それから数日経っても友人が現れることはなかった。あんな力を見たのだから当然だろう、と化け物は再び自身の死を待った。が、そこへ足音が響く。聞きなれた音と間隔で響く足音。どうやら孤独にはならずに済みそうだ。また大切な友人との心躍る日々を過ごしていく。それが紫蘭にとって何よりも救いだった。 しかしどれだけ護るための力を手に入れても、時の力の前には無力だ。時間というのは残酷なもので日に日に彼の体を蝕んでゆく。 いつしか彼は来ることすらできなくなった。それならば会いに行こう、しかし彼には大切な家族がいる。その美しい風景に自分が入ってはならないと化け物は知っていた。もし入ろうものなら汚してしまう。壊してしまう。 せめて最期だけはと、遠くから見守ることにした。家族に囲まれ、幸せそうにその時を待つ彼。その命が消える寸前、もう見えないであろう目は確かに彼の友人の姿を捉え、微かに微笑んだ。 薄白の月が青空に浮かぶ日に、唯一で最愛の友を失った化け物は三度目の孤独を迎えた。 ------あれからどれくらいの月日が過ぎただろう。 君が大切にしていたものを、今日も僕は見守り続けている。 時々僕のもとにも来てくれるんだ。 だが、やはり時は残酷だ。彼らを奪っていってしまう。 何度繰り返せばいい? どうせ救えないのなら、護る意味なんてあるのだろうか? なぁ、どうしてうまく言葉が出ないんだ。 僕は結局、今日も何もできないまま彼らに手を振るだけだ。 ※以下「Earth's last confession」要素有 ずっと孤独と思っていた。自分を置いて君が先に逝ったあの日から。 護ると約束したからずっと君の家族たちを見守ってきた。そんな間も君は傍にいてくれたんだね。僕らで彼らのことを見守っていた。 ねぇ、聞いて。僕にも仲間ができたんだ。とても温かくて、くすぐったい。ずっと一人だったからまだ慣れないけど、大切な仲間たちだ。 さて、せっかくの「人生」だ。それに、かけがえのない友人だっている。存分に楽しまなければな! url: https://charasheet.vampire-blood.net/4477261