タイトル:来栖瑠火(クルス・ルカ) キャラクター名:来栖瑠火 種族:人間 年齢:27 性別:女 髪の色:黒 / 瞳の色:青緑 / 肌の色:色白 身長:163 体重:適当 ワークス  :UGN支部長A カヴァー  :元・児童養護施設のスタッフ シンドローム:モルフェウス、サラマンダー ■ライフパス■ 覚醒:感染 衝動:妄想 ■能力値と技能■ 【肉体】:4 (シンドローム:1,2 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL3 / 判定 4r+3 〈回避〉:SL1 / 判定 4r+1 〈運転〉:SL2 / 判定 4r+2 【感覚】:2 (シンドローム:2,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 2r 〈知覚〉:SL / 判定 2r 〈芸術〉:SL / 判定 2r 【精神】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 1r 〈意志〉:SL / 判定 1r 〈知識〉:SL / 判定 1r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL1 / 判定 2r+1 〈情報〉:SL2 / 判定 2r+2 UGN 【HP】    29 【侵蝕基本値】 28% 【行動値】   5 【戦闘移動】  10m ■エフェクト■ 《スキル名》       /SL /タイミング/判定    /対象    /射程/コスト/効果など 《ワーディング》     /★$/オート$  /自動    /シーン   /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》      /1$ /気絶時$  /自動    /自身    /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《インフィニティウェポン》/5 /マイナー /-      /自身    /  /3   /EAp81 武器作成/ダメージ+[Lv+7]/ガード+3 《C:モルフェウス》    /2 /メジャー /シンドローム/-      /  /2   /C値[10-Lv]/下限7 《咎人の剣》       /3 /メジャー /白兵    /-      /  /4   /EAp86 ダメージ+[Lv*5] 《フレイムタン》     /1 /メジャー /白兵    /-      /  /2   /EAp108 射程:視界に変更/攻撃力-[5-Lv] 《炎神の怒り》      /3 /メジャー /肉体    /-      /  /2   /EAp105 ダイス+[Lv+1]個/HP-2消費 《氷雪の守護》      /2 /オート  /-      /自身    /至近/3   /EAp108 自身へのダメージ-[Lv+1]D10 《吹雪の守護》      /1 /オート  /-      /範囲(選択)/至近/   / ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       0   0 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   5    pt ■所持品■ 名称     単価 個数 価格 備考 思い出の一品 2   1   2           1   0           1   0 =所持品合計=     2 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     2 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】  4 pt ■ロイス■ 対象              好意 悪意 備考 起源種“オリジナルレネゲイド”       上級p34 起源種の侵蝕率効果表(p193)適用/侵蝕率によるダイスへの修正は無い ■その他■ メモ: . ▼アンケートの回答 名前:来栖瑠火(クルス・ルカ) コードネーム(任意):聖罰執行人“ホーリー・クロス” ワークス/カヴァー:元・UGN支部長/元・児童養護施設のスタッフ シンドローム(任意):モルフェウス/サラマンダー 趣味:  旧 おえかき  現 おえかき、ゲーム、ハーバリウム 性格:  旧 凛とした優しい女性  現 穏やかでよく笑う女性 探索者との関係: ・助けた吸血鬼、助けられた人間 ・吸血鬼の“お気に入り” ・レネゲイドビーイングのエージェントと人間の支部長 ▼口調 一人称「私」 二人称「あなた」 元の口調:「~だね」「~だよ」 柔らかめ 今の口調:「~ですね」「~ですよ」 敬語調 ▼オーヴァードとして 銀の十字架をモチーフにした剣を操るオーヴァード。 十字架に炎を灯して焼き切る戦い方をする。 元はばってん(×)を作ろうとして発現したもの。“吸血鬼”には覿面に効く。 戦いの中で“守る”ために、炎を展開して防壁を張ることもできるようになった。 なお“吸血鬼”は汗だらっだら。 相性が良いかといえばそんなことは無いのだが、それでも並んで戦っていたのは──。 ▼支部長として 戦闘力と守護力を評価されて支部長となる。 一方、起源種のオーヴァードであるために、精神や肉体そのものの力をレネゲイドで増幅させることはできなかった。 そのため、オーヴァードになればある程度は耐えられる艱難辛苦もすべて、人間のまま耐えざるを得ず、人知れず苦しむことも多々あった。 “吸血鬼”曰く「戦いに向いてない」。 それでも自分から支部長職を降りることも、戦いをやめることもしなかった。 また、調査を苦手としており、調査は主に部下頼み。 表情が硬いため、硬い人だと思われることもあるが、心根の優しさを理解されることもあった。 ▼非番のとき チルドレンたちのいる児童養護施設でスタッフとして働いていた。 “ホーリー・クロス”はチルドレンの憧れだった。 来歴 ----------覚醒前(0-7歳)---------- 「……、……」 孤児院育ち。それまでの経緯は不詳(覚えている大人はもう生きていない)。 孤児院に来るまでの生育環境ゆえか、あるいは発達の遅れからか、喋りが不自由だった。 そのせいで孤児院でなじめず、同じ世代のこどもたちからはいじめられ、大人からは面倒臭がられていた。 素の性格はおとなしめ、素直、さみしがり。人のことが大好き。 まわりの人たちは自分に優しくないけど、居場所感なんて無かったけれど。 誰かと一緒にいたくて、さみしくて。 自分を無碍にする誰かのことさえ、嫌いになんてなれなかった。 なんとか関わりたくて文字や絵を一生懸命覚えようとしていた。 絵はまわりの子よりうまくなったけど、誰も見向きもしなかった。 ----------事件・邂逅(7歳)---------- レネゲイド拡散初期(7歳頃)に、街で集団ジャーム化事件が発生。 孤児院の人間たちがジャーム化して怪物になるのを間近で見て、ひとり逃げ出した。 そこでほぼ同時に覚醒していた吸血鬼と邂逅。 ある日世界は燃え盛り、無数の魑魅魍魎が街に跋扈した。 突然現れた? ──ううん、人がばけものになっていくんだ。 だって、みんなばけものに変わっちゃった。 残ったひとたちもみんなばけものに殺されちゃった。 少女はひとり、逃げ出した。 走って走って走ったけれど、幼い足には、この地獄は広すぎて、心細くて。 どこへ行けばいいかわからなくて、足が止まってしまった。 ──声がした。 「ああ。良い夜だ。そうは思わないか?」 どこからどう見ても“吸血鬼”。やっぱり人間はいなかった。 だけど、“彼”に泣きじゃくりながらすがりついてしまった。 抱えてくれたから、ほんとうはしってた。 心臓の音がしないことも、血が流れてないことも、熱が無いことも。 たぶん、このひとが泣くことはないんだってことも。 血も涙もない、悪魔のようなひと。 それでもよかった。だって、このひとは── “バケモノ”を薙ぎ払ったそのひとは、わたしを抱えて歩く。 「その子をどうする気だ!」 「ん? 生きている人間がいたのか。これはこれは」 武器を持った人たちが、このひとをこわがって、殺そうとした。 このひとにはきかない。攻撃されて、反撃しようとしてる。 「だ、だめだよ!」 思わず、おくちを手でふさぐ。 いま思えば、止まってくれてよかった。手がふっとんだっておかしくなかった。 止まってくれたから、みんなも冷静になって、戦いは終わった。 この「だめだよ」こそが、少女が初めて言葉を口にした瞬間だった。 ---------出会い以降(7歳~11歳)---------- 「ルカ」という名前以外わからないその少女は、大人たちに保護された。 誰が引き取るかという話になったが、“吸血鬼”を名乗る変人から離れたがらなかった。 “吸血鬼”相手には、少しずつだが喋るのだ。 「手のかかる小娘だな」と言いつつ、“吸血鬼”は彼女を住まい(いつの間にかできていた街はずれの洋館)に招いた。 “吸血鬼”を縛るものがまだ何も無い時代。“吸血鬼”は時折、夜な夜な美女を連れ込み、あるいは街で美女を手招き、血を吸っていた。 大人たちは困った顔をしていたが、“吸血鬼”は気にしていなかった。彼にとっての食事らしい。 ルカが血を吸われることはなかった。 「血が足りんのだ貴様は。まずはその貧血体質をなんとかしろ」 与えられた食事で徐々に健康になっても、血を吸われることはなかった。 激動の時代、“バケモノ”もといジャームと遭遇することも多かった。 その中で初めて能力が発露した。 人を襲うバケモノ相手に「だめ──!」と、その人を守ろうとしたとき。 手には銀の十字架を象った剣が握られていて、バケモノを一刀両断した。 能力の強さ、特徴を見るに、“吸血鬼”との邂逅時にもう覚醒していたらしい。 なお“吸血鬼”からは「忌々しい」と言われた。 「いつの話をしているのやら。この私が銀などに怯むわけが──やめろ近づけるな」といった調子。 ともに過ごした4年間、一緒にいたときはだいたいこの調子。 人間の中のはぐれものであるルカが、誰かと過ごせた貴重な時間だった。 ---------UGN入り(11歳~16歳)---------- UGN設立によりチルドレン訓練施設へ誘致される(基本ステージから約16年前)。 “吸血鬼”の城を離れて施設入り。強力な能力で同期からも一目置かれ、信頼を築き、口数が徐々に増える。 同じくUGNに誘致された“吸血鬼”とは、ごくたまにすれ違うくらいになった。 UGN内での“吸血鬼”は変人扱いされたりおそろしいもの扱いされたり様々だったが、ルカにとっては変わらぬひと。 過酷な訓練と任務を通して徐々に威風堂々たる振る舞いを身に着けていき、夜を駆けるヒーローとなっていく。 戦闘前後の葛藤は誰よりも強かったが、ひた隠しにしてきた。 人とオーヴァードが一緒に生きていける世界を純粋に目指していた。 訓練を修了したときに「来栖瑠火」の名を与えられる。 守るための炎でありたかった。 ---------時代の変化(16歳~26歳)---------- コードウェル博士の死後、UGNはジャームの保護より処理を優先するようになる。 戦闘前後の葛藤、衝動は更に強まっていく。 また、レネゲイドの隠蔽が主流となっていったこともルカのストレスになっていた。 それでも戦った。“吸血鬼”からは「やめてしまってもいい」「戦いに向いてない」と言われた。 それでもやめなかった。 18歳で支部長になり、チルドレンのいる児童養護施設でも働きながら、人に尽くした。 支部長になってからは、任務に積極的に“吸血鬼”を呼ぶようになった。 「昔からそういうひとだよ。変わらないね、あなたは」 “吸血鬼”の様子を見ては安堵していた。 ----------事件---------- ある日殺人犯として容疑を掛けられ、警察からもUGNからも追われる。 わけもわからず逃げ出した。混乱の中、自分の生き写しに遭遇。 実際に人々を殺して回っていたのは、生き別れたルカの双子の姉であることが判明。 育てきれないためにルカが捨てられたが、姉はFHに拉致られ長年の実験の末にジャーム化していた。 2人で1つの【特異点】能力の素質を持った双子は、片割れだけでは不幸を招くばかり。 双子の姉は災厄と化し、完璧な災厄になろうとしていた。 そのために、ルカの精神を無限の悪夢に閉じ込め、ルカの魂を闇へ堕とそうとした。 起源種のオーヴァードであるルカは、精神攻撃にめっぽう弱かった。 たすけたいのに、たすからない。みんな、助ける前に死んでしまう。 目が覚めて、また悪夢に叩き落されて、みんな死んで、また目が覚めて。 まただ。また。また助からない。私がいるから? 私のせい? 救ってたんじゃなくて自分で招いた怪物を自分で始末してただけ? 私がいなかったらよかった? 不幸体質、被災体質は、自覚するほどに強まる。 そして、悪夢にとらわれるまま暴走した。 街は火の海と化した。 ──おい、おい。いい加減目を覚ませ、バカ娘! ようやく開いた眼に映ったのは、燃え落ちながらもルカを抱きかかえる“吸血鬼”。 ルカの目を覚ますため、火の海に自ら飛び込んだのだった。 “吸血鬼”にとっては、忌々しい火だろうとなんだろうと、結局は忌々しいだけで、死ぬくらいはなんともない。 本当に、なんでもないことだった。 ルカには、そうではなかった。そういう話だ。 最も恐れていたことを、やってしまった。 ああ、ああ…………いや…………っ!! ---------記憶喪失後---------- 片割れは“吸血鬼”により打倒され、来栖瑠火の無実は証明された。 警察からもUGNからも追われることは無い。 ただし、来栖瑠火はすっかり記憶をなくしていた。 目を覚ました彼女は「すみません、どなたでしょうか?」と困惑していた。 明かされた事実、そして悪夢ですり減った精神。耐えられなかったのだろう。 オーヴァードであることさえ忘れていた彼女は、それでも思い出そうとはしていた。 止めたのは“吸血鬼”だった。 「もうやめてしまっていい。君はよく尽くした。後は、好きにしたっていいだろう」 そしてそのまま彼女を連れ去った。 「……ふふ、楽しいひと。ありがとうございます」 記憶を喪ってからはよく笑うようになった。 享楽的な“吸血鬼”とともに過ごしているのだ。 楽しく穏やかな日々は心にやすらぎをもたらしているのだろう。 子供の頃も、大人になってからも、こんなふうには笑っていなかった。 心から笑えているのか、気を遣っているのかはわからない。 だが、よく笑う。 それが切なく物悲しい。 これまでの人生は彼女にとって間違いだったのか? ──彼女が今のままで在り続ける限り残る疑問だ。 . url: https://charasheet.vampire-blood.net/4504407