タイトル:宇宙人娘 キャラクター名:Ps(プロメテウス・パンドーラー) 種族:他天体人 年齢:16億歳(本人は16歳を名乗る) 性別:女 髪の色:金 / 瞳の色:青 / 肌の色:薄 身長:153cm(本体解放時は最大2km 体重:20kg(本体ではなく肉体だけ申告 ワークス  :レネゲイドビーイングC カヴァー  :宇宙からやってきた転校生 シンドローム:ブラックドッグ、ノイマン ■ライフパス■ 覚醒:生誕 衝動:破壊 ■能力値と技能■ 【肉体】:2 (シンドローム:2,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 2r 〈回避〉:SL / 判定 2r 〈運転〉:SL / 判定 2r 【感覚】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL1 / 判定 1r+1 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:9 (シンドローム:1,3 ワークス:1 ボーナス:3 成長:) 〈RC〉:SL9 / 判定 9r+19 〈意志〉:SL1 / 判定 9r+1 〈知識〉:SL / 判定 9r 【社会】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL1 / 判定 1r+1 〈調達〉:SL / 判定 1r 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 UGN 【HP】    33 【侵蝕基本値】 44% 【行動値】   20 【戦闘移動】  25m ■エフェクト■ 《スキル名》          /SL /タイミング/判定  /対象   /射程/コスト/効果など 《ワーディング》        /★$/オート$  /自動  /シーン  /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》         /1$ /気絶時$  /自動  /自身   /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《コンセントレイト:ノイマン》 /3 /メジャー   /シンドローム /-    /-  /2   /C値-SL(下限7) 《リフレックス:ブラックドッグ》/2 /リアクション  /シンドローム /-    /-  /2   /C値-SL(下限7) 《オリジン:レジェンド》    /5 /マイナー   /自動  /自身   /至近/2   /シーン中、【精神】判定+SL*2 《ヒューマンズネイバー》    /1 /常時   /    /     /  /   /衝動判定+SLd 基礎侵蝕+5 《ハードワイヤード》      /5 /常時   /    /     /  /   /専用装備SL個獲得 基礎侵蝕+4 《ポルターガイスト》      /1 /マイナー   /自動  /自身   /至近/4   /武器を1個選択して破壊する。シーン中、攻撃力+破壊した武器攻撃力 《メカニカルアクション》    /1 /マイナー   /自動  /自身   /至近/2   /マイナーアクションで行える、エフェクト以外の行動を一つ行う 《見えざる僕》         /1 /リアクション  /  /自身   /至近/2   /ドッジを行える。 《ファーコンタクト》      /1 /オート    /自動  /自身   /至近/1   /エキストラを登場させる。 《生き字引》          /1 /メジャー   /意志  /自身   /至近/0   /全ての情報技能の代わりに使用可能。判定+SLd 《灰色の脳細胞》        /1 /常時   /    /     /  /   /【行動値】+【精神】 基礎侵蝕+2 《イオノクラフト》       /1 /マイナー   /自動  /自身   /至近/1   /飛行状態で戦闘移動。移動距離+SL*2 《虚構のナイフ:【精神】》   /3 /メジャー   /【精神】/-    /-  /3   /組み合わせた攻撃の攻撃力+SL*3 《フェイタルヒット》      /3 /オート    /自動  /自身   /至近/4   /ダメージ+SLd 《朧の旋風》          /1 /オート    /自動  /自身   /至近/10  /ドッジに成功した直後にメインプロセスを行う。メインプロセス後、HP10消費 《万軍撃破》          /1 /メジャー   /シンドローム /シーン(選択)/視界/5   /攻撃の対象をシーン(選択)に、射程を視界に変更する。 《ラストアクション》      /1 /オート    /自動  /自身   /至近/5   /戦闘不能時に使用。メインプロセスを行う。行動済みでも行え、行っても行動済みにならない。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称       価格 種別 命中  攻撃力 G値 射程 メモ リニアヴィークル    3   9r+19 10      至近 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :   3     -2      / 下着:               / 修正: = 合計 =  3   0  18    pt ■所持品■ 名称               単価 個数 価格 備考 インクリボン           2   1   2 リニアヴィークル            1   0 貴種の接吻               1   0 コネ:都築京香             1   0 CランクⅠ                1   0 RCブースター              5   0   RC判定達成値+2。重複可能。 カスタマイズ:コーリングシステム    1   0   マイナーアクションで搭乗できる。シナリオ1回 =所持品合計=     2 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     2 pt 【常備化ポイント】 2 pt 【財産ポイント】  0 pt ■ロイス■ 対象                  好意  悪意 備考 HR27.財閥援助                     マイナーで使用。ユニークアイテムを一つ取得。侵蝕+7。シナリオ1回 都築京香                信頼  食傷 地球に来てからのお友達です! しょっちゅう同じ話をされて困ります! 県初恵                 信頼  恐怖 地球に来てからのお知り合いです! 居住を助けていただいています! 八代葉月                友情  不安 友情!です!!都築とは少々異なる存在です。無論、友情は億年続けましょう。 メルクリアリス=カエルム=ミゼラビリス 親近感 隔意 同じクラスのクラスメイトです! 私と同じく社会構造から離れたタイプの存在なので手探り半分共感半分なのです! 瀬賀未来                親近感 食傷 ブルーノ                親近感 憤懣 ■その他■ メモ: 【設定コンセプト】 そんなに人間を好きになれなかったらどうしていたんだシンウルトラマン、シンメフィラス、沙耶の唄は純愛、インベーダー、地球幼年期の終わり、FGO、ヘルメス主義、ヤルダバオート、そんなに人間を好きになれてよかったなウルトラマン 【設定・人格】  ほんわか天然系宇宙人。人間さん大好き。夢見がち。一個体で完結出来る存在であった為、同じ種族は1000体ほどしかおらず、何億の生命が共同で繁栄している地球に驚きながらもワクワクしている。  10億光年の距離をそのまま10億年掛けてやってきた根性文明の存在で、その旅の中で生き残れたのは彼女のみ。宇宙は座標が違えば物理の定数が異なるので仕方ないね。  ざこざこっぽい子だがスペックは本物。本人の持つレネゲイド関係の技術以外にも、この宇宙の技術をものすごい勢いで習得している科学の子。全ての宇宙で共通に使える裏側の物理モデル、β物理学とかいう怪しげな技術を使ってこの宇宙用の体を作り上げているらしく、分身もホイホイ作り出してみんなに分け与えてくる。  人類にとってインベーダーなのか、フレンズなのかはまだ分からない。今後を見守って欲しい。 【当初シナリオネタバレ】  ヒロイン兼ラスボス。既に地球の過去改竄は2回行っている。  彼女は地球人に夢を見る宇宙人であり、その願いを億年規模で抱え込んでいる。  その結果として、タイムマシンを作り上げ、星の支配種であった恐竜の世界を滅ぼして哺乳類の時代に挿げ替え、一極集中の魔術的高度文明を滅ぼして多民族の科学的世界に書き換えている。  既に、二度の改竄を行った過去の彼女は死しており、三度目の到来となる彼女はその事を一切知らないし、その罪科を背負う覚悟も意味もまだ持ち合わせていない。  だからこそ、シナリオの中で問われることになる。十億年の月日でも変わらない、これから人のスケールで一億年を過ごしても変わるつもりのない夢とは、ジャームと何が違うのか否かを。次こそは侵略者ではなく、貴き隣人でいられるのかを。 【以下、特に読む必要がない分】 @一期目(Psα(パラサイト・プライム  ボイドを越え、天の川銀河に飛来。地球に初到来。  技術的発展を遂げた生物を確認できず。この時の地球は恐竜から進化した、新恐竜という肉体的進化による環境適応種が星の支配者であった。  鳥類として有翼を携えるなど、極めて強力な肉体種族であったが、肝心な技術進化は一切芽生えず、ごく一部に通信の為の言語的進化が発生しているに過ぎなかった。  Psαは宇宙に飛び立てない進化に限界を覚える。支配種を技術発展を優先する種に切り替える事を決定。  目的は星からの脱出を指向出来る技術的生物種である。よって陸上種が望ましい。  しかし、陸上に適応しすぎる種では難しい。肉体において平常時の障害が強くなければ技術開発の為の思考進化に至らない為である。  よって、ほぼ駆逐されつつあった哺乳類を選択し、地球の歴史を塗り替える為に四次元方面への移動を計画、残り寿命一億年を用いて単独での文明開発に乗り出す。一個人による科学文明、ギガス文明が発展。  おおよそ3000万年掛けてこの宇宙で使用できる物理学、α物理学を開拓する。  当初は時空改竄機のミクロ改竄による過去操作を狙っていたが、未確認の高次元概念の干渉により失敗。0次元領域を支配する為の次元間戦争を行うが、古い宇宙の存在である彼女は新しい宇宙である人類種の宇宙に手が出せない為、敗北(消失事件の裏側の事情、改竄保護である。先の時間の宇宙における高次元存在エル何某にとっては古い宇宙におけるこの先の時系列はこの時点で決まっているため、まだ発生していない人類種の宇宙の出来事を根拠に干渉が可能)  よってマクロ改竄に計画を切り替え、天の川銀河全土を燃料にする時空変換機、つまりタイムマシンを完成させる。  2億年と少しを遡り、哺乳類への進化を狙って意図的にタイムトラベルを敢行。隕石落下により、地球の大絶滅を起こす。K-Pg境界線を形成、大破壊及び大気を酸性雨に晒し数多くの水棲生物も絶滅に追いやる地球の大改造によって、哺乳類への支配種の変更を画策。(生物根絶、生命の系統樹の操作の罪)  その後、幾度かの隕石飛来を用いて脳組織のニューラルネットワークを強化発展させる生物の開拓を行い、6600万年を掛けて哺乳類の進化を促す。最終的に生まれた技術的種、人類にα物理学の根源である言語などを与えてアトランティス文明を発展させ、初代女王として君臨しその後100万年の時を経て死去。(品種改良、自然な進化の否定の罪) @二期目(Psβ(パラレル・パラドクス  ボイドを越え、天の川銀河に飛来。地球に初到来。  地球に発展した、地球教という技術体系に支配された人類種は太陽系近郊を要塞化しており、宇宙の外から飛来する外敵を迎撃する種であった。  彼らの基幹文明であるアトランタ文明は初代女王を絶対としており、外宇宙からの飛来者への攻撃性が極めて高い。α物理学とβ物理学(即ちレネゲイド技術)を平行して発展させたギガステラ両論物理学により、太陽系域を絶対防衛圏とした超閉鎖的文明を築き上げていた。  Psβは協和出来ない種に恐怖しながら彼らと交戦状態に入るものの敗北。己の肉体を解体し資源化を迫る人類種から逃げながら、彼らの御神体でもあった統合サーバーより過去改竄装置、タイムマシン機能を奪取する。  天の川銀河を燃料として過去にタイムスリップしたPsβはアトランタ文明の始まりである街アトランティスを島ごと沈め、過去改竄を行う。(自分殺し、自己否定、大量虐殺、歴史の隠蔽の罪)  その後、人類種と生きながらもギガステラ両論物理学の存在を恐れて純粋科学としてアトランティスから一部伝来していたα物理学を再定義、科学発展と神学発展を分ける活動を行い、ヘルメス・トリスメギストスなどを名乗り時代を越えて編纂活動に没頭する。(歴史の偽造、自然な文化発展の否定の罪)  後に、それは人類帝国として発展するが、アトランティスへの過剰攻撃や地球教との戦争によりエネルギーを使い果たしていた彼女はそのまま人類の発展を見届けられずに想定よりも遥かに僅かな年月で死去する。 @三期目(Ps(プロメテウス・パンドーラー  ボイドを越え、天の川銀河に飛来。地球に初到来。  地球に発展した天の川銀河を征服する文明、人類帝国と遭遇するも、彼らは発展が行き過ぎていた。  生物の進化を乗り越えた思考形態の発展により人類帝国はほぼ全ての命題に回答を得た為、目的を喪失して衰退しており、最後の一人が残されているだけであった。  最後の一人との問答の末に、地球への飛来にケチが付いた彼女は人類帝国の遺産である過去改竄機タイムマシンを奪取し、天の川銀河を燃料として過去へとタイムスリップを敢行する。  目的は人類へ外宇宙存在という夢を届け、一億年よりも先の未来に、宇宙の外へ向けて旅立ってもらう事である。 ・他シナリオとの関連や設定の接続など @レネゲイドの根本的な事  レネゲイドは心の働きである。  別卓キャンペーンの「一人の心に世界が」という設定を大まかに捉え、文字通り個人個人に世界が内包されていると考える。  また、衝動などの考えも含めて「互いの世界観を擦り合わせる事でこの世界は成り立つ」と定義している。  レネゲイドとは世界情報であり、レネゲイドクリスタルはその集積。そして心とは「その人が定義する世界観」である。レネゲイドクリスタルが情報媒体として機能するのは、世界を内包出来る情報の集積だからである。  相手の世界観を許容する事でこの世界は成り立つ。この許容とは「人類という枠組み」というレベルから始まる。  TRPGというゲーム構造を模してこれを設定として取り入れている(つまりプレイヤー間の合意によってゲームは進行するという話)。 @ウィッカーマン  ドルイド達の秘儀。巨人を模した形の中に罪人を詰めて燃やし、豊穣を願う儀式。  詳しい意味、効果は現実においては不明。  これを「密閉された内部を罪(入力)と共に死(虚空)を満たし、そこに呼ばれる神の力を用いる」儀式としてこの設定においては定義している。  その仕組みは要するに「内部を(疑似的問わず)死で満たし、その世界観の空白を使い高次元と繋げる」という事。「世界改竄を行っても文句は言いません」という超多数の魂や合意で一定空間を満たす事で発動する。  WorldEndJubnileにてコードウェル博士の言及したマクロロイスとは「個人に幾多の人間から願いが詰め込まれる事」であり、即ちこのウィッカーマンの術と同じこと。桐生嚆矢をロイスを維持させる技術で半ジャームにとどめ、マクロロイスによって正常な人間に復調させる事が出来れば実験は成功となる。  ブラドホルト事件、消失事件が同系統の事件とはこれの事。 @メタエフェクト  二ノ宮の語るメタエフェクト、シナリオにおける強制的な合意(相当品ルール、エフェクトの拡大適用など)、タイムワープなどなどの高次元干渉。ヘルメス主義から始まる薔薇十字団の奥義をこれと定義している。  これは、メタ存在からの働きかけである。ウィッカーマンはこれを意図的に起こすもの。都築京香の「プラン」も同種として考えている。  下の神働術とメタ存在からの干渉、そのどちらも「メタエフェクト」と解釈される。 @神働術  テウルギアと呼ばれる術。神に祈願し、神からの働きかけを受け合一しようとする考え。  上のウィッカーマンも神働術と同じ技術としてこの設定においては解釈される。  新プラトン主義の書、カルデア神託などに始まる術によれば、それは階層を昇るようにして神へと近づく。  英雄、ダイモーン、天使、大天使とそれぞれの階層守護者の助けを得ながら少しづつ階層を昇る事になる。  この時の神とは「父=深淵=始原=知=一者=善」などと呼ばれる至高存在であり、これらが神学の探求を通じて唯一神教にも継承されている。  ブラドホルト事件は英雄(エリザベート)と天使(ブラドホルティエル)、消失事件は英雄(マーリン、アンナ)とダイモーン(ダンタリオン)と大天使(ブラドホルトという領域から解放された、無色のエル)の働きを受けて、世界自体の位階が上昇している。 @0次元  肉体を低級で悪とし、魂を至高の善の欠片とし、それを根拠に質素かつ善なる生活を説く考えであるグノーシス主義を逆に考えた結果の、次元の形式。  ブラドホルト事件で言及された0次元と合わせて組み合わせており、即ち「改竄され介入される次元度合い」として解釈されている。  0次元はあらゆる情報の根幹であり、あらゆる次元の存在が好きなように記述が可能な本である、と考えると分かりやすい。  この時、より高次元の存在であるほど強制力を強く書き込むことが可能である。鷹取昭重が破壊に用いていた「未定義の未来」とはこの0次元である(つまり、鷹取は本人に自覚はないが高次元移動・知覚存在である。レネゲイドクリスタル越しに平行植物と繋がっているのがその原因であり証拠である)。  この記述の結果は実は次元を超えて反映される。ブラドホルト事件は密閉空間という前提が行われていたが、それらは改竄がしやすくなるというだけの話であり、そもそもこの世界は記述によって成り立っている。  消失事件で幾度においても「肉体」を肉としてではなく情報として解釈したのはこのためであり、即ち高次元の存在にとってはあらゆる物質は改竄可能なのである。そして、心の概念が肉体の檻を飛び越えない限り、肉体の改竄によって心も改竄されてしまう。  そして、そんな心の集合こそが、この世界である。 @変換機  「異なる世界の介添え役、調整役」であり、オカルトという一般常識とは違うという定義を繰り返す事で常識(人類種の合意)を破綻させる補助輪。魔術師。一部において科学者。意図的であるか否かに関わらず、彼らはこの世界に「異常」を認めさせる働きをしている。  この変換機はブラドホルト事件においてはコンラッドとレオニードであり、消失事件においてはマーリン(当初はぬいぐるみの方。後に彼の死を代価に転移してきた本体のマーリンが役割を継承した)とアンナである。  この変換機で勢力を一つの方向性にまとめあげ、異なる世界観をまとめてぶつけ合い、どちらの合意がなされるかを競う形で世界改竄を小規模で行う。  作中に出てくるロジックはこの概ねこの変換機達が用意してきた「使い物に出来そうな土台」である。それが真実なのかは後で決まる事である。  故に、魔術師は世界に対して詐欺を働く「詐欺師」である。彼らは高次元存在に対して「嘘を通させる」、弁論者である。  なお、その為、ぐいっと押すとかなり融通が利く。彼らにとっては目標達成が第一なのであり、結果が自分の後について来るならそれでよいからである。  また、手段の追求こそが目的である科学者はその融通が効かない代わりに、これらの「対異常」においては極めて強力な抵抗力を持ち、彼らにより常識(人類種の合意)が証明され続けている。 @シナリオ背景に蠢く「何か」の考え  「この世界の次元上昇」が目的である。それは、即ちこの宇宙のステージを上げるという事。  これは、数多くの存在を世界に受け入れて混ざり合い、この宇宙への肯定を進める事で達成されていく。また、その混ざり合う存在は「より強制力の強い改竄存在」が望ましい。  つまりは、0次元を強制的に反映させる(正確には宇宙の外側の目なので真実を見てしまっている)アナスタシアであり、神なる魂の合一という偉業を果たした彩葉であり、黄金の夜明けに造られたダイモーンであるダンタリオンであり、魂の集合体で一つの世界を人格でまとめ上げるイーストエンドの子供達である。(プロレスさんもそうで、あれは自己研鑽で世界を掴んだので地の文が変わっている=世界の方が個人の都合に合わせているという事)  これらの「強い改竄者」がこの世界そのものに許容され、この世界を彼らも受け入れていくことで次元上昇が果たされる。  「自然なる生命を否定し、人類を生み出した者」「自然なる人類を否定し、人類を改造した者」であるPsは次元上昇によって世界の次元が向上しているからこそやってきている来迎者であり、これの撃退(即ちこの宇宙を肯定させる)を果たす事で、人類種の宇宙は更に改竄に対して強く、誰にも操られない存在へと変容していくのである。  「何か」については確かに存在するのだが、言及は一切されない予定だった。必要とされない限り、彼は出てくることはない。一連の流れの理由付け自体が存在理由であり、高次元存在であるが使われる身の上である。正体は大体、@神働術に書かれた存在でOK。  言及はされない予定だったが、解説の為にここに挙げられている。もし出てきていたとしたら、「ラスボスが納得いかないな」という点で彼は求められ、デウスエクスマキナとして倒される為に断片を派遣しているかもしれなかった。 @デミウルゴス  グノーシス主義におけるヤルダバオート、新プラトン主義における神の低い階層である造物主(デミウルゴス)。  ギリシア神話における三柱、過去現在未来を表わすモイライの女神など多数の「過去現在未来」の要素や「地母神」の要素で符合されている世界改竄者であり、この世界を作り上げたPsα、この世界を改造したPsβ、変わってしまったこの世界をどうするのか決定権を握るPsの事。  数多くの神話的な地母神や原初神のイメージをつぎ込んでおり、概ね愚かな上位存在として定義している。 @人類帝国  天の川銀河の全てを統べる現時点での人類の究極の未来。人類の行き止まり。  デミウルゴス戦への前哨戦の存在であり、未来から過去へ幾度となく改竄を繰り返して文字通り限界を超えてきた人類最強の文明。  人類の最期を看取っていたアマツは、未来から過去への改竄を行う為に人類帝国によって作られた最高峰のエージェントであり、人類帝国が解決できないと判断された問題に直面した時、タイムマシンに乗って過去改変を行う存在である。  この人類帝国に繰り返されてきたIFの歴史をどうするか、が前半の出来事であり、後半の真相はデミウルゴスの話に収束される。  ただし、デミウルゴスであるPsがたどり着いた1億年が人類繁栄の限界であり、もうアマツにもどうしたらいいのか分からずに人類は停滞し滅んだ。 @タイムマシン  デミウルゴスが掴んでしまった技術。  未来から過去へのタイムワープ。即ち過去改竄。  なお、多くの作品のような世界改竄そのものを「何か」は罪として捉えない。それを罪と感じ、罪と定義するのはシナリオ内の知性達(即ちPC達やデミウルゴスなど)である。  デミウルゴスが定義したこの宇宙での物理学は最終的にここに達する(というか学問の種をまいたのがそもそもデミウルゴスである)ので、この技術を使いこなしてさらに版図を広げるのが人類の果たすべき地平である。 @α物理学  地球近辺でのみ通用する物理に由来する学問。言語、数学などの基礎的な学問は大体これ。  人類がこのα物理学を修め、更なる発展としてβ物理学に進む事がデミウルゴスの願いである。 @β物理学  レネゲイド技術、一部のオカルト、一部の量子学、理論物理学、心の科学などのこの宇宙近郊に収まらない学問。  人類のパラダイムシフト。この領域をきちんと修める事で宇宙への進出は成る。しかし、ただこの領域を収めるだけでは銀河規模で繁栄は止まってしまう。 @学問  α物理学も、結局は人類の合意に則ったものである事は、実は魔女狩り記録にて明示されている。  改竄存在への最大の効力は「いずれ至る未来を根拠に改竄行為を後付けで『なくてはならなかった出来事』にする」という事である。  未来改竄の上位者は、この時点でデミウルゴスではなく人類種なのであり、α物理学の定義に明け暮れたデミウルゴスは必ず人類に倒される(受容される)運命にあるという事でもある。 【各シナリオの裏設計】 @ブラドホルト  乱数の世界というシステムの前提をもって「ランダムシナリオのシステムをそのものをシナリオの文脈とする」と舵を切った。  ブラドホルトの内と外を仕切り、内部をいじる事で外部をいじるという「改竄」のルールを定義した。異常に対して整合性を取ろうとするのが生命の汎的な共通幻想であるので、平行世界だろうが何だろうが理屈を持ってきて繋ぎ合わせようとするのである。  シナリオモチーフはこの時点である程度決まって、FGOを裏のモチーフに採用している。つまり、世界の外から隔離された空間で、世界を歪めて再構成する現象に立ち向かう人理焼却がブラドホルトである。 @消失事件  北欧圏で話を広げ、小説などで語っているドルイドの系譜を持ち込みたい為に次はブリテンに舞台が移る。一定範囲で内と外を切り分ける事象改竄の方法をウィッカーマンなどのオカルト的な見地からより補整し、開かれた世界改竄の呼水になる事件が消失事件である。  世界は無限に存在するので、本来は改竄は罪にならない。だが、それを罪としてしまうのは人間の「世界は己一人の認識によって立つ」という根源的な主観視点によるものである。人は無限を有限化してしまう故に、罪を抱えて生きていかなくてはならない。  素粒子などを弄り、時間を超えて未来にいながら過去改竄を行うミクロ改竄をこの事件によって禁じて、改竄の手段をタイムトラベルによる責任能力の必要性を付与させる事で、罪意識への対処を行いタイムワープの技術化の道が開かれる。  消失事件はFGO1.5部がモチーフになる。すなわち、現代に、生きている人間たちに影響する世界改竄の力の表れである。  なお、人類にとって、背後に蠢く神と思わしき存在は味方だし、敵となる悪魔の存在も味方である。彼らは人類が壮大な自爆を果たそうとしかねない事件の保護に動いている舞台背景である。 【後のシナリオ案】 @World end embrio  第3話。モチーフはFGOの異聞帯。  消失事件ラストに、世界中に宇宙船が落下する。そこから出てきた各未来代表は、この世界を己の都合のいい世界へと導くためにやってきたナビゲーターだ。  一人一船でやってきた彼らは世界の各地で戦争を勝手に繰り広げようとするが、UGNおよびゼノスの協力によりその実態は伏せられ、ゼノスからの強い要請によりアカデミア島での文化交流による決闘が行われる。  そんな背景の中で、一人の転校生が現れる。貧弱未来人である転校生Psは、宇宙船もなく落ちてきた存在である。他の世界のように卓越したリソースも持ち込めていない雑魚雑魚だが、最も有力な未来人の人類帝国アマツに勝利したいのだという。  人の世界に過度の干渉を行うリソースを持たない彼女は生徒会やUGN、そしてプレイヤー達のバックアップを得て未来文明戦争に挑む。  戦いの中で、星の海を渡ってきた思い出を語り、人に夢を見ていることをPsはプレイヤーに語る。だからこそどうしてもこの星の人達と一緒に生きてみたいのだと。  生徒達、各未来世界の少女達、そしてプレイヤー達との交流の中でロイスを分け与える力に目覚めたPs。絆の力により味方を増やし、人類帝国へ立ち向かう。  ライバルであるアマツの圧倒的な力にも負けずに最後にはRファイトによる決着となる。  が、Psの勝利が確定した瞬間、未来世界の存在は全て消滅し、世界全土は謎の超出力ワーディングに包まれる。ゼノスの主、都築京香はUGNにバッドエンドを告げる。 @Un world  第4話。モチーフはFGOの異星の神。  UGNはゼノスとの協議により特殊対策チームを編成する。Psは生徒会に指示され拘束を受ける。  ゼノスはオーヴァード達の代表に未来が確定したことを告げ、「世界の設計図」と呼ばれるレネゲイドクリスタルを持ち出す。これは世界の歴史に直接繋がる特殊な石であり、未来存在達のおかげで今まで機能していなかったという。これにより、Psがどんな存在なのかが公表される。  そこに示された最悪の事態は、恐らくPsの確立によって引き起こされた事が話される。  未来世界の存在は、可能性の果実である。よって、彼らの取り決めにより未来の方向性が決定すると、その存在はこの世界に定着したものとして確立する。  だが、Psはこの世界にとって最悪なのである。彼女は幾たびも同じ存在がこの世界にやってきていた。いや、そもそもタイムワープという概念にたどり着いていた最初の存在であり、そして今の人類を作った支配種なのであった。彼女の存在が確立したという事は、その事実によってこの世界が作られたことを確定させるという事だ。  Psはかつて他宇宙から飛来して人類を作り上げた。その過程で人間の遺伝子には「地球教遺伝子(ジ・アース)」と呼ばれる、彼女の意志に接続され意のままに操られるシステムが存在する。これは、1万年前に存在したアトランティス文明の初代女王として彼らを支配したルートのPsが世界を安定して維持するために組み込んだものであり、これに対抗するにはオーヴァードとして目覚めるしかなく、彼女が存在する以上、彼女が支配をしなければ人間は自我の存続すらまともに出来なくなると定義されてしまったのだという。彼女のロイスを分け与える力は、彼女が他者のロイスを意のままに操れるという裏によるものであったのだ。  世界を覆い続けるワーディングの中でPsの許可のもと、人々は一応の日常生活を取り戻す。  UGNアクシズは人類存続の為にPsの殺害を、FHはPsを奪取して全人類のオーヴァード化を目論む。ゼノスはレネゲイドの進化への大きなイベントであるとして事態の経過をPsに託すが、Psは支配を拒むものの殺される事も更なる人類への改造を加える事も出来なかった。UGN日本支部はアクシズとFHへの交渉を続け時間を稼ぎ、アカデミアにPsの保護を頼みながら情報を集める。  アカデミア生徒も意見が真っ二つに割れる。また、Psは塞ぎ込んで部屋から出ようとしない。これらの動向をプレイヤーの行動により事態を収束させながら情報を集めていくと、鍵は過去のアトランティス戦争と地球教遺伝子にあると判明する。  地球教遺伝子は、Psへと繋がる心のバックドアである。しかし、同じPsに当たる存在が他にもいるのであれば、心の支配先がバッティングを起こして無力化する。アトランティス戦争でパラサイト・プライム(人類創生のPs)がパラレル・パラドクス(人類改竄のPs)に敗北したのは、同一存在によりこのバックドアが破綻した為である。  また、パラレル・パラドクスの知る地球教の統合サーバーを開発する事が出来れば、人類は心の領域という新たな進化を果たしながらその防備を固める事すら可能になる。  よって、過去へのタイムワープを敢行し、過去に存在する二人のPsを現代に引っ張り上げて連れてくる事で「両者の対消滅は二人が同意して未来に渡ったため」と歴史に負荷をかける事なく改竄させる。その後に、パラサイト・プライムとパラレル・パラドクスの両方の協力を得て集合無意識の領域に人類セキュリティサーバーを確立するのである。  タイムワープは本来は超質量の消費で果たされてきていたが、高次元移動媒体であるダンタリオンと0次元知覚者であるアナスタシアがこの地球には存在する。彼らの存在を世界に秘匿する事、大量の動員によって歴史の破綻が起きやすくなることなどを考慮し、タイムワープに向かうのはPsが信頼するプレイヤー達となる。  プレイヤー達の奮戦で0次元領域の迷宮を抜けると、その先には二人のPsが戦っていた。既に海は荒れ果てアトランティスは隕石の衝突で沈み、文明は壊滅状態となっている。プレイヤーはここでパラサイト・プライムか、パラレル・パラドクスか、あるいはその両方を戦う事になる。  協力した方、あるいは両方と戦った場合は両方を現代に連れて帰り、宇宙人姉妹となって無意識領域に人類セキュリティサーバーの開発を目指す。世界の裏側へ人類の夢の中へと旅立つところでエンディングとなる。世界中の人々の夢の中を渡り歩く人類の守護者はいつの日か現実世界に戻ってくる。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/4560854