タイトル:風花 詠 キャラクター名:風花 詠(かざはな・よみ) 職業:コンセルジュ 年齢:28歳 / 性別:男性 出身:日本 髪の色:茶髪 / 瞳の色:青色 / 肌の色:普通 身長:167㎝ 体重:軽い ■能力値■ HP:15 MP:10 SAN:53/67      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時   8  15   8   9  15  13  15  16  15   9 成長等      1   1                     1 他修正 =合計=   8  16   9   9  15  13  15  16  15  10 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      91%  ●《キック》  34%   《組み付き》   25% ●《こぶし(パンチ)》64%   《頭突き》  10%  ●《投擲》     44%  《マーシャルアーツ》1%   ●《拳銃》   24%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ●《小型ナイフ》   47%  ●《杖》    26%   《》       % ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》92%   《鍵開け》 1%   ●《隠す》  52% ●《隠れる》 22%  ●《聞き耳》 95%   《忍び歩き》10% ●《写真術》 32%  ●《精神分析》76%   《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 95%  ●《目星》  95% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前   現在値 習得/名前       現在値  《運転》      20%  ●《機械修理》27%   《重機械操作》   1%  《乗馬》      5%   ●《水泳》  62%  ●《製作(ぬいぐるみ)》12%  《操縦()》     1%   ●《跳躍》  31%   《電気修理》    10% ●《ナビゲート》   13%   《変装》  1%   ●《製作(料理)》  71% ●《製作(雪だるま)》34%   《》    %    《》        % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前          現在値 習得/名前      現在値 習得/名前         現在値  《言いくるめ》       5%    《信用》     15%  ●《説得》        59% ●《値切り》         23%  ●《母国語(日本語)》81%  ●《その他の言語(英語)》37% ●《他の言語(ミ=ゴのルーン)》23%   《》       %    《》          % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前         現在値 習得/名前     現在値  《医学》     5%   ●《オカルト》      10%   《化学》    1% ●《クトゥルフ神話》32%  ●《芸術(ネコと和解せよ)》33%  ●《経理》    70%  《考古学》    1%   ●《コンピューター》   53%  ●《心理学》   88%  《人類学》    1%   ●《生物学》       15%   《地質学》   1%  《電子工学》   1%    《天文学》       1%   ●《博物学》   55%  《物理学》    1%    《法律》        5%    《薬学》    1% ●《歴史》     22%  ●《芸術(お酒の知識)》 28%  ●《芸術(絵画)》7% ●《芸術(歌唱)》 9%    《》          %    《》      % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称    成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考 小型ナイフ   25 1D4+DB  タッチ     1        9 / ※もし所持していた場合                                 / ■所持品■ 名称          単価 個数 価格 備考 テオ似の狐のぬいぐるみ    1   0   どこかテオに似たぬいぐるみ。いつも鞄の中に入れて連れ歩いている。お気に入り。 ソーイングセット       1   0   最近持ち歩き始めた。テオぬいが解れてしまった時に直してあげる用。 [ハンカチ]          -1  0   皺のない綺麗なハンカチ。とある人物に贈った為、今は持っていない。 ポケットティッシュ      1   0   ティッシュケースに入ったポケットティッシュ。 スマホ            1   0   シンプルなケースに収められたスマホ。とても手に馴染む。 長財布            1   0   シンプルな革の財布。身分証明書やクレジットカードなどが入っている。 光沢のある鱗         1   0   青い色の綺麗な鱗。※AF(持っているとCON+1)。 海月の栞           1   0   金属製の綺麗な栞。本を読む時に愛用している。お気に入りの品。 星空のネックレス       1   0   プラネタリウムでテオに購入してもらった品。テオには同じものを贈っている。 新しいハンカチ        1   0   薄青い色をした新品のハンカチ。最近新しく購入した。 月長石の指輪         1   0   テオとお揃いの指輪。毎日大切にしており、左手の薬指にはめている。 =所持品合計=     0 所持金   30,000円 預金・借金 ■その他■ メモ: ※職業技能は、クトゥルフ2015より【ホスト】にて取得。 特記:勤務時など完璧な身だしなみを整えている際はAPP+2(技能ポイントは増えない)。 ーーーーーーーーーーーーーーー― 2022年探索者デビュー:当時26歳。 2023.01.22に誕生日を迎える:27歳 2024.01.22に誕生日を迎える:28歳。 【一人称】:仕事中⇒私、プライベート⇒僕 【二人称】:仕事中⇒あなた、プライベート⇒君 【基本口調】:上品で穏やかな敬語、もしくは穏やかなタメ語。 【カラーコード】:#8FA9A5(Blue Surf) 【誕生日】:1/22(みずがめ座) 【年収】:300万 財産1500万 ーーーーーーーーーーーーーーーー 【後遺症】:    期間:    症状: ーーーーーーーーーーーーーーーー 【不定】:  症状:  期間: ーーーーーーーーーーーーーーーー 【特徴表≪強固な意志≫】:何事にも動じない、強靭な精神の持ち主だ。能力値POWおよびSANは変動しないが、現在正気度ポイントに+5。              ただし、増加する上限は、最大正気度ポイント(99-[クトゥルフ神話技能])となる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ≪概要≫ ※□の項目は卓後に追記した箇所。 ■生まれはコインロッカーベイビー。その後は児童養護施設にて育った。  大人しくて聞き分けの良い利口な子だったため、幼いうちに裕福な男性に引き取られる。  その後は、一般家庭以上の教育を受けながら育ち、現在は高層マンションのコンセルジュをしている。 ■穏やかで落ち着いた雰囲気を持ち、その立ち振る舞いや美貌から無自覚に他人の心を奪ってきた。  そんな彼は最初こそ警戒するものの、一度心を開いてしまえば驚くほど人懐こく、謙虚で世話焼きな一面を見せる。  『誰かに何かをしてあげれば、その人は自分を求めてくれる。褒めてくれる。僕には、これしかできないから』  詠が誰かに行う善行の一部には、彼の自己評価の低さが関係しているのかもしれない。 ■生まれがそうさせたのか、はたまた詠の気質か。彼は孤独を嫌う。  相手が不快に思わないよう気を張り詰めながらも、誰かと共にあろうとする。  気弱で大人しい性質であるが献身的で気が利くため、面倒事を押し付けられる事も少なくない。  それでも詠は、人から離れなかった。もしかすると、誰かから愛されたかったのかもしれない。 ■仕事への姿勢はとても真面目で、無遅刻・無欠勤の優等生タイプ。  職業柄、人と接する時は老若男女問わず親切で丁寧にを心掛けている。  規則正しい生活を送っているので健康だが、やや筋力不足。早寝・早起きが基本。  子供の頃はよくお手伝いをしてきた事もあり、家事への苦手意識はなかった。  よって、掃除・洗濯・炊事など家事全般に慣れている。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』 これを体現している。  幼い頃の詠は可愛らしく、大人になればなるほど美人に育っていた。  そのおかげで彼の周りには絶えず誰かがいたが、それらの人間は決して善人とは言えない者ばかりだった。 ■華やかな彼を傍に置き、己のステータスや装飾扱いをする者。  面倒見の良さに付け込み、他人の褌(ふんどし)で相撲を取る者。  弱みや善意に付け込み、ただの好奇心から心身を弄ぶ者。 ■彼が傷つく度に、別の誰かが詠を癒した。  すると今度はその誰かが詠を傷つけ、それは絶えず負のループを描く。  詠の持つ色香は、他人を狂わせる毒となっているのかもしれない。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ 知り合い ≫ 【テオ=ファーブル】「テオ」 ■彼がまだ巡査であった時代に知り合い、仲を深めた男性刑事。  現在は個人的に連絡先を交換しており、ちょこちょこやり取りをしている。  見た目は完全に外国人だが、日本語で会話をしてくれる。  刑事に昇格する前は、勤め先の高層マンションから一番近い交番に勤めていた。 ■テオに窮地を助けてもらって以降、彼の好意もあってテオの住む部屋に居候をさせてもらっている。  偶然とはいえ、あの日に助けてもらった事。また日頃の感謝も含めて、日常の家事は全て詠が担っている。  詠の性格もあり、彼との生活を続ける事でテオの生活リズムや食の好み、ちょっとした癖などは自然と学習した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※以下、ネタバレ情報満載につき閲覧注意※ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪通過シナリオ≫ ▶ブルー・スターズ・セパレート「僕だって男なんだから、信用してほしいな」 ▶スペクト・ラム(SAN回復)「怖い体験したけど、テオと一緒だったから」 ▶レッド・グランド・セパレート「二階から飛び降りた時はヒヤッとしたけど(テオ、格好良かった、な……)」 ▶1:15「大丈夫、僕が傍に居てあげるから。夜も隣にいるから、少しでも安心してくれたらいいな」 ▶雨に溺れる「二人で協力して情報収集した時、ワクワクしたなぁ。テオと相棒になった気分だった♪」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪5卓目≫ ▶拝啓、碧海に溶ける君へ「告白されて振ってしまったけど、テオの事は大切な人に変わりないよ」 ▶コンプリスの牢獄「たくさん守ってくれて有難う。怖かったけど、テオがいたから大丈夫だったよ」 ▶は?おまえがぬいぐるみになったってガチ??「テオが無事で良かった……あ、このヌイグルミは大切にするね!」 ▶ネコと和解せよ(KPレス)「猫って難しいなぁ」 ▶紺碧に遊ぶ「テオの事は人として大好き。大切な人だよ」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪10卓目≫ ▶感情標本「テオには秘密が出来てしまったけど————〚君〛の事、忘れないよ」 ▶略奪ルヴァンシュ「助けに来てくれて有難う」 ▶クラゲの水槽でさようなら「海月って可愛いなぁ(海月が大好きになった日)」 ▶その手にナイフを、あなたに×を「テオ。君は悪くない、悪くないんだよ」 ▶甘音が聴こえる「最後はバタバタしちゃったけど、無事に帰って来れて良かった」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪15卓目≫ ▶プラネタリウム終末論「どうして寝ちゃったんだろう。勿体ないことしたかも」 ▶真夜中のサルーテ「飲みすぎちゃったかなぁ。でも、何となく楽しかったからいいか」 ▶受胎感染「テオが本調子でない時は、僕が支えるから。安心して頼ってね」 ▶くらしリサイタル「違う世界の君の事、僕は忘れないよ。いつか”また会おう”ね」 ▶赤のよだち「僕の不注意で、テオが誰かを手に掛けなくて本当に良かった」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪20卓目≫ ▶Glass of Spirits「初めて引き金を引いた相手がテオだなんて。こういうのは、これっきりが良いな」 ▶幾重なりしモノ「とんだ旅行になっちゃったけど、空の旅は楽しかったなぁ。次はちゃんとした旅行に行こうね」 ▶海底の城は夢に溶ける「もしまた僕がおかしくなったら、絶対に油断しないで。全力で止めて。約束だよ」 ▶AND/HAND「テオに傷を残した事は、正直気にしてる。だからってわけじゃないけど、これからは恋人としてずっと傍に居るからね」 ▶パピルン「(これでテオを殺すのは二回目だな……今は、黙っておこう)」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪25卓目≫ ▶ななつとみっつでとおのむら「テオはいつもあんなに高い目線で周りを見てたんだね。良いなぁ」 ▶星の瞬きは恋を知るには遠すぎる「(僕はテオに選ばれる価値のある人間なのかな……)」 ▶深夜送迎「テオが迎えに来てくれてホッとした……有難う」 ▶いっぱい食べるキミが好き「最近ね、テオの顔を見てるとなんだかお腹が空くんだ。なんでだろう……?」 ▶探索者「朝起きたらKPCが女体化してた上モテモテだったしなんかとりあえずめっちゃかわいい」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪30卓目≫ ▶症例:被加虐症候群「その後、腕の状態はどう?困ったことがあったら遠慮なく言ってね」 ▶雪とぽかぽかの魔法「ここがパパとママのおうちだよ。近いうちに雪ウサギちゃんもお迎えするから楽しみにしててね、シュエ」 ▶炯炯アデュラレッセンス「テオとお揃いの指輪……嬉しいな。毎日つけるし、ずっと大切にするよ。有難う」 ▶未櫃とノンレ夢「魔法で生み出したものだとしても、テオから白いブーゲンビリアのベールを渡されて嬉しかったな」 ▶うちよそがわたあめたべるだけ「夏になったら、今度はお店の安全なわたあめを食べようね!(笑顔)(懲りてない)」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪35卓目≫ ▶KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件「また新しい家族が増えたね。今日からよろしく、クロ」 ▶奇妙で歪なトラジェディ「テオがどんな姿になっても、僕はテオの事を諦めないし愛してる。だから安心してね」 ▶クロック&ロワイヤル&フルーツ「そうだ!今度はテオと一緒にスイーツをいっぱい作って豪華なティータイムをしよう❤」 ▶トラップ・ラップ・ハニー「あの日のテオは本当に可愛くて、思い出すと……なんだろう。この気持ち」 ▶ノロメガ ~俺とアイツと呪いの眼鏡~「今度は一日、最後まで付き合ってね」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪40卓目≫ ▶禁魚区域の僕たち「ちょっと怖い物も見たけど、テオと二人で海底体験できたのは楽しかったなぁ。ふふ、また海行こうね」 ▶マスカレイド・クレイジーナイト「テオを守るために僕も強くならなきゃ。今度は時間を取って箱部さんから体術を習おう!」 ▶黒ウサギ過密地帯:B面「どんな姿になっても、テオの事は僕が助けてあげるから安心してね」 ▶全部お前かよ「ねえテオ、ビルに爆発を仕掛けていいのは映画の中だけだからね?」 ▶探索者カラオケチャレンジ!「カラオケはあまり得意じゃないんだけど、今日は楽しく歌えたなぁ」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐≪45卓目≫ ▶1d99F「ねえテオ、今度の休みに寄席を見に行こう。桃樂亭 陽狐っていう落語家さんがいてね……」 ▶Coming soon…… ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ 過去 ≫ ■詠を求めて他人同士が争ったり、彼を好いた人間が私物を盗んで行ったりと、トラブルに遭う事が多い。  そのせいで、当人に問題があるわけではないのにトラブルメーカーの扱いを受けてきた。  また詠の影響力を恐れてか逆恨みする人間も少なくなく、裏では陰湿な嫌がらせを何度も受けてきた。  けれど、詠はそれを全て自分の内にしまい込んでしまう。自分さえ我慢すれば全てが丸く収まるから。 ■学生時代。以前から恋心を寄せていた女性と結ばれ、恋人になった。  その後、数か月は幸せな時間を過ごす。だが、詠の見目が綺麗すぎると劣等感を覚えた女性が浮気をした。  詠は彼女の言動に不信感を覚え、やがて彼女の犯した罪に気づく。しかし、それでも詠は彼女が好きだった。  願わくばもう一度、彼女とやり直したかった。だから、彼女に声を掛けたのだが。  「どうせ私はアンタに不釣り合いよ。アンタもそう思ってんでしょ?この偽善者!」  詠は酷く傷ついた。そうして、その言葉を最後に女性との関係は終わりを告げた。 ■その後の詠は、多くの女性と交際の経験を積み重ねる。しかし、最後はいつもフラれて終わる。  フラれる理由は『詠の外見がプレッシャーになる、他の人間が寄り付いて不安になる』など。  交際の始まりは、常に女性の告白から。それと同時に、振るのもまた女性からが常である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■ある夏の日。詠は彼女との関係も安定し、順風満帆に過ごしていた。  養父に頼み込んで一人暮らしをしていた詠は、当時住んでいた安アパートで一人、家事に勤しんでいた。  すると、インターホンが鳴り一人の来訪者が現れる。扉を開いた先にいたのは、見覚えのない男性だ。  詠が口を開くより早く、やや興奮状態の男は詠に言い寄る。  『以前からお前が好きだった。恋人がいることはわかっている。けれど、このままじゃあ諦められない。  今の自分の精神状態じゃあ、女に何をするかもわからない。一度でいいから抱かせてくれ。叶えてくれたら諦める」  詠は悩んだ。彼女を裏切りたくはなかったし、そもそも同性とのセックス経験はない。  しかし、目の前の男は「願いを叶えないと彼女に危害を加える」と言っている。  であれば。無力な自分ができる唯一の手段は。悩み抜いた末、詠は男の願いを受け入れた。  性急な行為に良さなどない。痛かった。辛かった。苦しかった。誰かに助けて欲しかった。  けれど、そうすると決めたのは自分なのだと言い聞かせ、それらの思いは全て吞み込んだ。  その数日後。件の彼女には、いつものパターンでフラれてしまった。  自分の守りたかったものは、何だったのだろう。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■上記の一件以来、詠は女性のみならず男性とも交際をするようになる。  それは、自暴自棄から来るものだったのかもしれない。  あるいは、異性とは上手くいかないのだという諦めから来るものだったのかもしれない。  いずれにせよ、今まではやんわりと避けていた同性との交際を視野に入れるようになったのは、20歳を過ぎた頃だった。 ■同性からの痴漢行為やセックスを受け入れた経験があるとはいえ、詠の性志向は異性愛者だ。  そう簡単に心変わりが起きるわけもない。それでも彼は、自分へ向けられた想いを受け入れようとした。  「綺麗な君が傷だらけになる姿が見たい」と暴力を振るわれた。  「整った顔が歪む瞬間が堪らないから」と強制的に行為を続けられた。  なし崩しに抱かれた上に二股をされ、捨てられたこともあった。  ひどい経験を積むことで、身も心も穢された。しかし、それでも詠の精神が壊れる事はなかった。  どれだけの目に遭っても、彼は人を信じることを諦めない。諦められないのだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■とある夜。繁華街を歩いていると、声を掛けられた。  「どうか、お願いします」「あなたの助けが必要なんです」  自分に出来る事があるのなら。その想いを胸に、詠はその者たちに導かれて路地裏へと足を運ぶ。  そこには三人の男性がいた。この中の誰が助けを求めているのだろう。そう思っていると。  そのまま奥に引き込まれ、力づくで押さえつけられた。  コンクリートの感触、鈍色が一閃する。僅かな痛み、赤い線。  呻き声が漏れる、シャツが裂かれる。『殺される』  恐怖に声も出ず、涙が地面の色を変え始めた時。  派手な打音と共に、体が軽くなった。どうして、急に?  おそるおそる瞳をずらせば、立派な体躯に目を引く銀髪を靡かせた男性がいた。  知っている。彼は以前から交流を持っている刑事、テオ=ファーブルだ。  テオは一人で三人の男達を相手取り、次々とその勢力を鎮圧していく。  その後。テオは他の警察官に男達の身柄を預けると、詠を自宅へと連れ帰る。  その日を引っ掛けに、二人は同居生活を始める。現状の関係値は知人、もしくは友人。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ 備考 ≫ 【PCイメージ】⇒見た目が良いせいで対人トラブルに巻き込まれやすい可哀想な属性。         優しくて面倒見がよく我慢強いので、言い様に利用されて捨てられる事がほとんど。         それでも人を信じる心を捨てない、諦めない。だが、明らかにそれが悪循環化している。         大切な人の危機とあれば、捨て身でその人を止めようと、守ろうとするきらいがある。         大切な人が道を外しそうになれば、泣きながら抱きしめて止めようとする。         「お願い、やめて」「駄目だよ、やだよ、落ち着いて」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ※以下、ネタバレ情報満載につき閲覧注意※ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ AF一覧 ≫ 【テオのぬいぐるみ】:これを捨てる等して手放さない限り、KPC(テオ)に対する心理学、精神分析に+10の補正がかかる。 【光沢のある鱗】:持っているとCON+1 【ブーゲンビリアの生花】:あなたと一ヶ月を共にした、テオではない誰かの想いが込められた花。              その花はたとえ水から離したとしても決して枯れることはなく、あなたのこれからの人生を見守るのだろう。              この花がある限り、詠のMPは常に+1される。また、この花を犠牲にすることで、詠は即座にSAN値を10得ることができる。              たとえいなくなったとしても、受け入れられなかったとしても、その想いはあなたの傍にあり続ける。 【和風飴】:SAN値回復1D3 【座敷童子のキーホルダー】:<幸運>ロールの振り直しが1度のみ行える(※効果は1回のみ) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 【雪だるま(冷たきもの、イーリディーム)】:PCとKPCが作った雪だるまに、冷たきものが憑依した姿。                      まだ弱いもののシュブニ=グラスから命の灯火を与えられた為、動けるようになった。                      家が無いためPCかKPCの家へ着いていく。                      (PCが嫌がった場合はKPCが連れて帰る。)                      加護のおかげで暑さに強くなったため、猛暑に外に出るなどしなければ一年中溶けずに過ごすことが出来る。                      今後他のシナリオで遊ぶ際、もしこの雪だるまが出てくることがあれば、                      この雪だるまの立ち絵のみ特例で自由に使っていただいて構わない。                      ※その際、他のシナリオを壊さないように注意して欲しい、損傷無さそうな場面に出してくれると嬉しい。                       部屋のスクリーンショット等に写ってしまうとネタバレになってしまう為、注意して欲しい。                       ステータスはマレモン(P78)に準拠する。 【月長石の指輪】: 幸運のお守りである月長石(ムーン・ストーン)を使った装飾品。           身につけている時に限り、一度だけ〈幸運〉ダイスロールを振り直すことができる。 【海底神殿の真珠】:海底で呼吸が1時間ほど出来るようになる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪ 経過報告 ≫ ▼≪8/29 ブルセパ通過後≫:テオと喧嘩をした次の日。トラブルに巻き込まれて迷惑をかけてしまった。               「テオは僕の事を心配し過ぎだよ」と怒った手前、助けてほしいなんて言えない。               過去に起きたことは全て、自分に不幸が降りかかるだけのものだった。               しかし、今回は違う。一歩間違えば彼を巻き込んでしまうのは明白だった。               ……巻き込みたくない。詠の意思は固かった。               誘拐犯らに捕縛された後。ずっと機会を窺っていた。               捕まった後は大人しくなったフリをして、彼らの会話に耳を傾ける。               話を聞く限りでは。彼らは、あまり利口ではないようだ。ならば……隙を突こう。               ただ守られるだけの存在にならないようにと、この時の詠は奮起した。               少しテオを混乱させてしまったかもしれないけれど、やっと彼と合流する事が出来た。               その後は思いもよらない展開に肝が冷えたが、彼は僕を守るように戦ってくれた。               そうして二人は、共に窮地を脱する事が出来た。               今回の経験を経て、自分は守られるだけの存在ではいたくない事。               どんな状況であってもお金は大切にしてほしい事を伝えた。               「僕だって男なんだよ。時間がかかっても強くなれるよう、頑張るね!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ▼≪8/29 スペクト・ラム通過後≫:二人で事前に計画をした山梨旅行。その為に、テオと一緒に水着を買いに行った。                  足を運んだプールはすごく楽しかった。ただの楽しい旅行のはずだった。                  ……なのに、また何か良からぬことに巻き込まれた。                  最初は、常に疲れ切っていた。それでもテオに全てを任せるのは嫌だったから動いた。                  よくわからない実験をされ、怖い思いをした。普段はあまり変化のないテオも、様子がおかしかった。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ▼≪1/22-23 幕間≫:篁さん達と出かけたテオが、深夜を過ぎても帰ってこない。           外泊するなら一言伝えてくれるはずだし、帰りが遅くなる時だって連絡をくれる。           まさか。三人の身に何かあったんじゃないか。           不安になって連絡を入れた。いつまでたっても返信はない。           まだ焦る櫃余はない、と自分を宥めて辛抱強く連絡を待つ。           一時間、二時間、三時間————それでもテオからの応答はなかった。           「パパ、帰ってこないですね」           「ママ、今夜は寝ないんですか?顔色が悪いです」           心配そうに声を掛けてくれるシュエの言葉が心に染みる。           全くの一人ではない事に安堵する。勇気づけられる。           一人は寂しい。それは僕だけじゃない。だから、           「有難う。起きてテオを迎えたいんだ」           シュエにはきちんとわかってもらい、先に眠ってもらう事にした。           深夜を過ぎた街へと繰り出し、まずは待ち合わせ場所だと聞いていた場所に出向く。           その道中で、篁さんから聞いていた〚久遠寺邸〛について調べてみた。           どうやら山奥にある廃屋のようで、やや信憑性には欠けるが幽霊の噂があるところらしい。           胸の奥がモヤモヤした。三人は、テオは無事なのかと心が不安定に揺れる。           一度はこの場所へ向かおうかとも思ったけれど、行き違いになっては事だ。           諦めて帰路に就く頃には、時刻は朝方を迎えていた。           テオがいつ帰ってきてもいいよう、リビングの食卓テーブルにかけて待つ。           とっくに冷えたブラック珈琲を啜り、ときどき手元のスマホを確認しては落胆する。           寝不足から来る寒さを軽減するため、羽織ったブランケットを掻き抱く。           テオ、今どこにいるの? 早く帰ってきて。……お願い、無事でいて。           こんな状態では業務に支障が出る。申し訳ないけど、今日は仕事を休ませてもらおう。           時間の感覚が失せ、自分が起きているのか。眠っているのかの判別が難しくなってきた頃。           着信音が鳴り響く。相手は————テオだ。慌ててスマホを手に取る。           電話に出た自分はやや食い気味で、後にちょっとだけ反省した。           帰宅したテオを出迎えた後は、二人で一緒のベッドに潜り込んで眠った。           精神的疲労から解放された詠は、目を閉じた途端にすぐ眠ってしまう。           しかし、それでも掴んだテオの服の裾を手放すことはなかった。           たっぷり眠った後は目覚めた時間に驚き、共に食事をして、入浴をする。           そうして、初めて自分の中に『愛しさとはまた違う色』が存在する事に気づく。           触れたい。 こんなに強く感じるのは初めてだった。           触らせて。 伝えた。彼の答えは————           その日。二人は、”初めての夜”を迎えた。 ■簡易用■ 風花 詠(かざはな・よみ)(男性) 職業:コンセルジュ 年齢:28歳 PL: STR:8  DEX:9  INT:15 アイデア:75 CON:16  APP:15  POW:9  幸 運:45 SIZ:13 SAN:67 EDU:16 知 識:80 H P:15  M P:10  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:320 個人技能点:150) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]