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【セリフサンプル】 「あ、あの、えっと、その――ご、ごめんなさい！！！」 「ごろー、今日はどうしよっか？ 折角天気もいいんだし、ちょっと遠出とかしてみる？ ……うん、そっか！ よーし、それじゃ早速出かけよ！」 「あ、いえ、別に嫌いとかじゃないんです……ただちょっと、トラウマというかなんというか、あんまり、その……と、とにかくダメなんです……」 【呼び方】 一人称…僕 二人称…あなた、～さん等 【基本情報】 民俗学を専攻し、研究している青年。 普段はとある民俗学博物館に引き籠りながら研究資料を纏めたり、地方に赴いては研究をしていたりとごく普通の研究員として働いている。 性格はどこか引っ込み思案で、誰かの前に出たりなど目立つことが苦手。人付き合いも苦手で、彼に話しかけようものなら大体きょどる姿が目に入る。 気がついたら存在感を消して部屋の隅にいる事が大体で、おかげで職場でも幽霊扱いされることもしばしば……。 そんな性格のおかげか交友関係も乏しく、彼と仲がいい人物といえば「真田 茜」ぐらいである。 彼女とは同じ大学の同級生であり、住んでいた場所が比較的近かったことと、彼の飼っている飼い犬の「ごろー」がやたらと彼女に懐いたのがきっかけで大学を卒業した今でも交友関係が続いている数少ない一人。 快活な彼女を羨ましいなと思いながらも、どこか憧れや好意のようなものも抱いてはいるのだが、とあるトラウマのせいでうまく彼女に歩み寄ることが出来ないでいる。 彼が10歳の頃、それは所謂初恋というものだった。 姦村と呼ばれる村に、親戚のところへと遊びに行くとのことでついていったはいいものの、歳の近い人はおらず、引っ込み思案な性格なため、中々馴染めずにいた時のこと、彼は彼女と出会った。 なんだか不思議で、浮いた雰囲気で、どこか陰鬱で……でも、確かに穏やかで優しい彼女、カシマさんはこの村にいる間、よく彼の相手をしてくれていた。 カシマさんと過ごす日々は一月程という短いものではあったが、その不思議で吞み込まれそうな雰囲気に彼は惹かれ、確かに恋をしていた。 だから、彼女から「もう来てはいけない」と言われた時はすごく寂しかったことを覚えている。 そうして、その村を去る事になった日、せめてお別れの挨拶だけでもと思い、いつもいる社の方へと彼は向かった。 そこに彼女はいた。来てはいけないと言われていたからなにかあったのかと思っていたが、そこに変わらずいたものだからふっと気が緩んでしまった。 そうして挨拶をしようと声をあげた時、思わず歩みを止めて固まってしまった。どうして？ だって、その声に振り返ったカシマさんの目が、 いつも気だるげで、それでも優しく眼差しを向けてくれていた瞳が、 あまりにもソレとかけ離れていて。 「……ちがう、だれ…？ なんで？ やめてよ……そんな、そんな目でみないで、こないで――」 ――以来、より人を避けるようになった気がする。 だって怖いんだ……心を許していたはずの人に、あんなふうにして壊されてしまいそうになることが。 【備考】 【特徴表】 5-4『ペット』 探索者には、最愛の犬、猫、鳥などがいる。シナリオとシナリオの間、一緒に触れ合うことで正気度ポイントを１d３増加させてもよい。ただし増加する上限は、能力値SANあるいは最大正気度ポイント(99-<クトゥルフ神話>)のうち、どちらか低い方となる 【不定の狂気】 【通過済みシナリオ】 『姦-ヨコシマ-(ロスト)』 以下ネタバレ注意 ーーーーーーーーー

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