タイトル:ゾ キャラクター名:核一 執 職業:正義の味方 年齢:17 / 性別:男 出身:日本 髪の色:茶色 / 瞳の色:黄色 / 肌の色:肌色 身長:199cm 体重:99kg ■能力値■ HP:17 MP:14 SAN:50/82      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  18  17  15  10  11  17  14  14  17  14 成長等  -1  -1  -1  -1  -1     +1 他修正 =合計=  17  16  14   9  10  17  15  14  17  14 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      78%  ●《キック》  60%  ●《組み付き》   50%  《こぶし(パンチ)》50%  ●《頭突き》  50%  ●《投擲》     50% ●《マーシャルアーツ》50%  ●《拳銃》   98%  ●《サブマシンガン》50% ●《ショットガン》  50%  ●《マシンガン》50%  ●《ライフル》   50% ●《杖》       95%  ●《ナイフ》  90%  ●《斧》      60% ●《槍》       50%  ●《銃剣》   50%  ●《日本刀》    50% ●《柳葉刀》     50%  ●《青竜太刀》 50%  ●《双節棍》    50% ●《三節棍》     50%  ●《薙刀》   50%  ●《太刀》     60% ●《鎖鎌》      50%  ●《絞殺ひも》 50%  ●《ムチ》     50% ●《チェーンソー》  60%   《その他》  0%    《ルルブの》   0%  《すべての》    0%    《戦闘》   0%    《技能》     0% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》50%  ●《鍵開け》 50%  ●《隠す》  50% ●《隠れる》 80%  ●《聞き耳》 60%  ●《忍び歩き》80% ●《写真術》 50%  ●《精神分析》50%  ●《追跡》  50% ●《登攀》  50%  ●《図書館》 75%  ●《目星》  85% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値 ●《運転》   50%  ●《機械修理》90%  ●《重機械操作》50% ●《乗馬》   50%  ●《水泳》  50%  ●《製作(戦術)》55% ●《操縦(戦車)》50%  ●《跳躍》  70%  ●《電気修理》 50% ●《ナビゲート》50%  ●《変装》  50%   《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前        現在値 習得/名前      現在値 習得/名前        現在値 ●《言いくるめ》    50%  ●《信用》     50%  ●《説得》       80% ●《値切り》      50%   《母国語(日本語)》70%  ●《ほかの言語(英語)》50% ●《ほかの言語(独語)》80%   《》       %    《》         % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前        現在値 習得/名前  現在値 ●《医学》     55%  ●《オカルト》     50%  ●《化学》 50% ●《クトゥルフ神話》17%  ●《芸術(プロパガンダ)》60%  ●《経理》 50% ●《考古学》    50%  ●《コンピューター》  50%  ●《心理学》50% ●《人類学》    65%  ●《生物学》      50%  ●《地質学》50% ●《電子工学》   50%  ●《天文学》      50%  ●《博物学》50% ●《物理学》    50%  ●《法律》       50%  ●《薬学》 50% ●《歴史》     55%   《》         %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d6 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称             単価 個数 価格 備考 電子手帳              1   0 財布                1   0 スマートフォン           1   0                   1   0 トランシーバー           1   0   一対 工具キット             1   0 双眼鏡               1   0 名刺                1   0   職業:正義の味方 ドッグタグ             1   0   どこに所属しているわけでもないけれど、一応つけている。 軍手                1   0                   1   0 ゴーグル              1   0   以下のものを操作する権限つき(網膜認証) ▼                 1   0 小型戦車              1   0   見た目はプラモデル。性能は本物(セーフティーモードつき) 小型戦闘機             1   0   見た目はプラモデル。性能は本物(セーフティーモードつき)                   1   0   ↑本人の許可なしに稼働できない。ペットロボみたいなものです。                   1   0 ▼個室に置けたら置きたいもの    1   0 ビデオデッキ            1   0 ビデオテープ            1   0 アナログテレビ           1   0 筋トレ器具             1   0 タイプライター           1   0   変なところでローテク =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 不定の狂気 8 短期的の心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸した振る舞い、幻覚など) 期間:6か月 スタート:2023/05/11 .sienna #a0522d  Wars, conflict - it's all business. One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify.   戦争や紛争、これは全てビジネス。1人の殺害は犯罪者を生み、100万の殺害は英雄を生む。数が(殺人を)神聖化する。      ——Charles Chaplin,殺人狂時代 Monsieur Verdoux(1947) 名前:核一 執(カスガイ カネル) 一人称:俺 特記:超高校級の英雄(セイギノミカタ) 身長:199cm 体重;99kg 胸囲:99cm 血液型;A型 誕生日:10月10日(天秤座) 好きなもの:白黒映画、カラー映画はダーティハリーが好き。 嫌いなもの:間違っていることを間違っていると言わないこと、はっきりしないこと ★モチーフ 白黒→白黒映画 開拓→フロンティアスピリット→西部劇→ヒーロー             →抱える矛盾 フェアと言いつつ、完全な中立に立てる人間なんて存在しない。 ★10月10日……てんびん座は正義の女神アストライアの天秤。  https://365x7.net/day/1010 誕生花がここだとゲッケイジュで良いです。  ゲッケイジュの花言葉:勝利、栄光、裏切り、「no change till death(私は死ぬまで変わりません)」  てんびん座あるあるだとむしろ白黒はっきりつけないがちみたいだけど そんなことはないですね ★名前 ・核……カーネル。オペレーティングシステムにおけるアプリケーションとハードウェアの架け橋部分である。アプリケーションの実行を許可するのが主な仕事である。 ・鎹(かすがい)……二つの木材をつなぎ合わせるための釘。橋の形をしている。 大吉も大凶もある総合的には悪そうな姓名判断→https://namaeuranai.biz/result/%E6%A0%B8%E4%B8%80_%E5%9F%B7/%E7%94%B7%E6%80%A7 家庭運が最悪で、ちょっと萌え萌えです。 (没案)大吉に一個大凶がまぎれている姓名診断→https://namaeuranai.biz/result/%E6%A0%B8%E4%B8%80_%E8%A3%81/%E7%94%B7%E6%80%A7 ★白黒映画(補足):PCモチーフとして大いにあるのがこれです。チャップリンの殺人狂時代や、シドニー・ルメットの十二人の怒れる男など。 殺人狂時代は冒頭に掲げた英雄と殺人についてのクライマックスの一節が特記の最大のモチーフ、 十二人の怒れる男は法廷モノであり密室のサスペンスであり、そして議題は17歳の少年の親殺しの罪です。17歳の所以です。 白黒映画って単純な明度の話をすると灰色も入っているのがミソ。 まとめると……フロンティアスピリットを搭載したステレオタイプ日本男児!(自分のことは機械的だと思っている) 行為功利主義について……わかりやすかった記事です。 https://mtboru.hatenablog.com/entry/2020/05/30/212046#:~:text=%E8%A1%8C%E7%82%BA%E5%8A%9F%E5%88%A9%E4%B8%BB%E7%BE%A9%EF%BC%9A%E3%81%82%E3%82%8B%E8%A1%8C%E7%82%BA,%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82 ———————— 開拓者精神は蹂躙の精神だ。闘争の精神だ。 開拓者魂の体現がアメリカ映画、西部劇である。西部劇に登場するのが勇敢なヒーローの存在だ。 勧善懲悪、銃と勇気をもって弱きを助け強きを挫く、勇敢なガンマン。西部の自然の中で逆境に抗い活躍する男の物語。 西部劇といえば、映画史の中でも避けては通れないジャンルである。 しかし歴史の面で言えば移民、フロンティアを開拓していく白人は決して善と言えるだけの存在ではなかった。 その行いは支配であり、蹂躙であり、虐殺を伴った。現実はそう、白黒はっきりと分けられるものではない。 ——でもそれって、夢がない。 超高校級の英雄(セイギノミカタ)は何をもって定義されるのか? 答えは簡単である。 ありとあらゆる英雄、正義の味方、ヒーローの概念の集合体。 正義と愛のもとに悪を倒し弱者を救う、明白な勧善懲悪の精神。 この世は白黒はっきりと分けられない? 否、そんなことはない。 シロかクロか、それが世界を二分する原始的な概念だ。 善か悪か、正義か悪性か。なんて単純で、そして確固たる基準。 勧善懲悪を成すのは無償の愛ではない。博愛なんてものじゃこの世は救えない。 優しさは、蔓延る悪性を絶やすことができる武器にはならない。 正しさと力だ。淘汰に必要なのは圧倒的な強さである。 では強さを定義するものは何か? 才能である。 オールマイティな才能こそが強さの礎になる。 だからつまり——…… 英雄であるということは、この才能を持つ者のサダメということだ。 才能は自己の表現にも用いられるものだが、才能とは他人のために使用されるべきものだ。 豊かな才能を持つということは、その豊かな才能を用いて他者を助けなければならない。 そう、才能の足りないその他大勢を。 しかし正義の味方なのだ。正義の、味方であるべきだ。 誰彼構わず救済しているだけでは脳がない。この世は白黒はっきりしているべきだからだ。 それを行うのは司法でもあるし、国でもある。しかし、法だけでは裁けないものも存在する。 裁いても、導くことをしないものもいる。 正義の味方は、英雄は、違う。「正義」を切り開き、進ませ続けるのがその存在意義だ。 万人を救済するのは英雄ではない、神の領域だ。博愛は美徳ではあるが、正義ではない。 この世は白色だけで出来てはいない。 だから、いつだって超高級の英雄は正義の味方なのだ。 弱者を助け、悪を挫く。間違っていることを有耶無耶にするなんてもっての外。 正しいことは正しいと声を上げて、切り開かなければならない。 法だけじゃ人は裁けない。正義の基準は変化するものなのだから。 映画は好きだ。中でもクラシックは本当に好きだ。 色のない、モノクロの画面は情報量が洗練されていて素敵だ。 ホラー、ミステリー、サスペンス、……ロマンスはあまり見なくて、戦争ものはたくさん見た。 チャップリンは言った、100万の殺害は英雄を産むと。数が正当化の手段であると。戦争はビジネスであると。 敵の陣地を蹴散らした兵士は確かに英雄になりそうだ。勝利をもたらすのだから。戦争というものを終結させるのだから。 それは戦場というフィールドで行われるのだから良いのだ。だが、スポーツの試合のように、戦場は日常と明確に切り離されてはいない。 無辜の一般人を100万殺して、それは英雄と言えるだろうか?それはただの殺戮ではないだろうか? 答えは否、だ。それは正義ではない。 *** 超高校級の英雄(セイギノミカタ)は世界各地で勃発している紛争や抗争に武力介入する。 目的は犠牲者を可能な限り少なくするため、迅速に決着をつけて終結させるため。 戦闘開始の理由や戦況から判断し、「正義」のもとに適当だと判断される側について短期決戦を行う。 彼が加担した陣は必ず争いに勝利する。正義は勝つからだ。 争いに敗北した側は相応の報いを受ける。当然のことだ。 双方に理由があったとしても、落ち度があったとしても、結果的にそこにあるのは白か黒だけだからだ。 ならば双方に問題があるならばどうだろうか?超高校級の英雄(セイギノミカタ)はもちろん介入する。 グループ同士で行っている争いでも、それを率いているもの、原因になっているものがいるはずだ。双方に。 すなわちこの場合、その原因を排除し、そもそも戦闘の理由を根本的に刈り取るのが彼の才能である。 正しい者たちに勝利を。報われるべきものに正義を。進むべきものに未来を。 超高校級の英雄(セイギノミカタ)は一人だが、彼の才能における武器はその肉体だけでなく、最先端の技術を備えた大国並みの軍隊に匹敵する集団でもあるとまことしやかにささやかれている。 その軍隊は統率された自律型戦車や戦闘機の集団である……だとか。当然だ、正義の味方は余計な犠牲者を出さない、自分の配下を含めて。 そもそも生きていなければ死ぬこともない。合理的だ。機械のメンテナンス作業も仕事である。 もちろん、災害などの救助活動にも赴く。人助けは正義だ。 武力介入する際に率いるのは自立型の戦車や戦闘機の軍隊である。生身の人間は己のみ。 高性能AIを搭載しており、またそのAIは持ち主の指示を絶対遵守する。 見た目がプラモデルのような超小型のものから超大型のものまで、陸海空をカバーする。 暗視機能のついた小型カメラを搭載しており、救助活動でも役立っている。 伝達に余計なコミュニケーションを必要とせずに済む統率形態は、迅速で正確な作戦行動には欠かせぬものだ。 謀反、離反が絶対に起きることのない、それそのものが巨大な一個体の生き物のような軍隊である。 超高校級の英雄(セイギノミカタ)は常に正義のもとに動く。それは時に既存のルールや司法に逆らうこともあるだろう。 だから何だと言うのだろう?変化もしない一定の基準の上でにんげんが判断できるだろうか? 人間は人間が裁くから公平であり公正であると言えるのだ。その人間が、彼というわけである。 親を殺した少年がいる。彼は精神的にも十分に判断能力もあり、明確な殺意をもって親をその手にかけている。 親は酷い人間だった、それでも、彼は人を殺したことによって罪に問われ、罰を受けるだろう。 これは正義と言えるだろうか? 「人を殺してはいけない」は社会を存続させる倫理として永久不可欠のルールではあるが、では人を苦しめるのはそれに匹敵はしないのか? 戦争だってそうだ。理由があって行う殺戮が戦争の名で正当化されている。 少年の、個人単位の闘争は、戦争の大義名分と比較して取るに足らない、ただの悪なのだろうか? 少年の理念、抵抗は、足掻く意思は悪だろうか? 否、否、否! 正義とは人のために行われるべきものだ。この場合シロもクロもはっきりしているだろう。 数によって殺人は正当化されるのではない。理念によって正当化されるのだ。 正義に則って戦闘も、抵抗も、救済も、行われるものだから。 正義に悪という犠牲はつきものなのだ。 超高校級の英雄(セイギノミカタ)は希望を切り開くために存在している、そのはずだ。 *** 真面目で正義感に溢れる好青年である。よく笑う(はず) 才能に溢れて生まれたのならば他者に還元するべきだというのが信条である。 才能があるものは、才能がないものの導きにならなければ。 己の才能に強い自尊心を抱いている。英雄はオールマイティでなければならないからだ。 失敗することはとても恥ずかしいことで、あってはならないことだ。それでは正義の示しがつかないからだ。 自らが行う戦闘行為に関しては全く引け目を感じていない。必要なことだからだ。 だからといって好戦的なわけではない。行うのは戦闘を終了させるための戦闘だからだ。 正義の基準としては一般的倫理に基づいているものが大半だが、彼の中ではやはり大多数の幸福が正義とされることが多いため、 トロッコ問題では一人を轢く方を選ぶだろう。 最大多数の最大幸福が重要なのである。 行為功利主義か規則功利主義で言うなら、行為功利主義的だ。 こういった考えに至れるのは、彼の中では「かけがえのない一人」が存在していないからである。 正義を好み、悪を憎む、その基準だけが存在しているため、それ以外の情だとか恋だとか愛だとかに左右されずにフェアな目で他人を見ている、らしい。 オセロが白の面を向けている間は好きだ。 ▼──追記 (ゾディアックスクールの日々を踏まえて) ・自認 限りなく自我のない人間、と、己を思い込んでいる人間。 システムであろうと自己を機械的に運用するよう組み込まれている、人間。 カスガイカネルにとって自己の判断は絶対的な善悪に基づくものであらねばならない。自己の意思は世界の意思であらねばならない。でなければ、英雄という正義の味方は成立しないからである。 カスガイカネルの正義は感情に基づくものではない。それはルールであり、システムである。 彼の才能は才有ること。 才有るものは無いものと明確な線引きが成され、成されるからこそその才を才無きもののためにも使用しなければならない。 それは奉仕や施しではない。ルールであり、システム、それが正義である。 だから彼は「才有るもの」でなければならない。これが、彼のプライドであり、記憶というバックグラウンドを失った彼の唯一の存在肯定をするアイデンティティである。 彼はどこまでも機械であろうとする。行動、判断に感情は乗らないものであろうとする。 感情は、判断による結果の出力であろうとする。 それが善であるから、喜び、好ましいと思う。 それが悪であるから、疎み、嫌らしいと思う。 いわゆる、ひとのこころ、という物こそ彼にとって理解が難しいものであり、表現も難しいものである。 ただ、所詮は人間であり、無意識的に彼なりの「感情」が表に出ていることもあるだろう。 言わば、機械の皮を被った人間が、更に人間の皮を被っているような人間である。だから、常に破綻と隣り合わせである。 皆のことは好ましいと感じているが、それは才能を持つ皆は世界にとっての有能であり、失うことは世界にとっての損失であるからだ、と、考えている。少なくとも本人はそう考えてはいる。 強いて言えば、Fateの抑止力を人工的に作ろうとしたら(完成したとは言っていない)こうなった…の例かもしれない。 このハンドアウトの好きなところは、あらゆる技能が一律に潜在能力があるという均整のとれた歪、いわば、めちゃくちゃ「人工的」な才能に見えるところです(とか言ってたら本当にそんなかんじのバックグラウンドだった) ・思い出したこと 前述の通りカスガイカネルにとって自己の判断こそが世界の意思であり正義という式が完成している。 世界→自分→行動 これが己が何かしらの組織や陰謀の手先であり「暗殺者」の「見習い」などという「指示するものがなくては成立しない立場」であるという事実が、何よりも受け入れ難い。 世界→×→上司→自分→行動 ↑ これではにんげんの私情や感情が入ってしまう! 彼にとって戦争、戦争を終わらせるための戦争が生業であるから、人を殺すそのこと自体は必要ならば行う機械的なものであるため、人を殺していましたという単純な事実はそこまでショッキングではない。 ただ、必要な行いしかやらない信条の彼にとって、世界という絶対的な意思ではないにんげんの意思による命(オペレーション)は自分が従うに値しないもの、のはずなのであった。 それがまさか自分の正義が造られたものであり、そしてそのうにあれとされていること=才能そのものが人工的に造られたものであるということが彼にとってかなりの衝撃をもたらしたのだ。 ▼──さらに追記 (生い立ちと、超高校級の「英雄」について) 核一の家は一族代々狂信者の家系である。女神ウーツル=ヘーアを一族をあげて信仰する女系カルト教団「孤立した娘たち」を元に派生した一族主体の教団。 性と拷問の儀式を彼女への捧げものとする教団にとって、女性こそ最たるものであり、男性は女性の道具であるという認識が強い。 核一の家、と言うが、家庭の概念はここでは薄い。女性は何人とも、誰とでも関係を持つことを許されている。 産めよ殖やせよ、種は誰でもいいのである。彼女らは奔放に幾人の男性と関係を持ち、子を成すことが尊ぶことだと考えている。 だので、母という概念があっても父という概念はない。核家族と言うような、父母子で一丸となるという価値観が存在しない。 産まれた子は皆核一の子であり、総括すればそれは、女神の子なのである。 性カルトの一面が色濃い血族ではあるが、暗殺者の家系の顔も持っている。 女系の一族なのもあり、女性の暗殺者を多く輩出してきた家ではあるが、それではワンパターンでマンネリ化を生む原因となる。 核一の家はあるとき、伝統に則った暗殺者教育を一新し、「完全」な暗殺者の育成──もとい、作成に踏み出した。 当時存在していた幼い少年少女を使い、万能の「才能」を持つ後継者を造り上げる。 その候補は女子も男子も存在していた。一新する、ということで、教団に存在していた女尊男卑の思考はこの子供たちのみを対象に取り払われたのだ。 とはいっても、各個人に根付いたものはそう簡単に消すことはできないので、あくまでも核一の家のスタンスとしての意思表示ではあった。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 万能の才能。完全なもの。それは時に「英雄」と呼ばれる、人々の象徴になる。 究極。全。アカシックレコードの理解は人類が自然到達することは難しいだろう。 根源……世界の意志とも呼べるそれは時として、デウスエクスマキナとも呼べるような存在を世に生み出す。 それを時に、「英雄」と言う。世界を滅ぼすような事象、対象に対しての絶対的な抑止力。 それを、──人工的に作成したら、どうだろうか? 世界を存続させる英雄が天然のものならば、世界を滅亡させる英雄が人工のものであっても、いいだろう。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 万能の才能において必要なものは何か?それはすべてに通じる圧倒的な潜在能力(ポテンシャル)である。 付け焼き刃の才ではない、本物ならば己の力としてそれを振るうべきである、ということだ。 一から計算されたデザイナーベイビーを造る案も出されたが、それは初期コストがかかりすぎる。 それに、子供の数は困らないほどであったから、いくらでも試行錯誤の実験と考察は可能だったのだ。 教団は子供たちを使用し、身体能力の向上を狙う薬物投与(ドーピング)、電極で脳を刺激しながらの学習、サブリミナル教育や洗脳療法などを用いた。 これらの指導には教団の研究者が率先して指揮をとったが、実際に行うことが多かったのは各子供を産んだ母親である。 彼女らは自分の腹を痛めて産んだ子を万能に仕立てあげることに尽力し、狂気にも似た熱意を注ぎ、徹底的な教育を施した。 万能の才能を生んだ者もまた、教団内での地位の恩恵に授かることができるからである。 彼女らの「教育」で特徴的なものとして、信仰する女神ウーツル=ヘーアの「乳」の使用が挙げられる。 女神の乳は突然変異と狂気をもたらす。その性質を使い、子供の強化に使用したのである。 「教育」と称して行われた数々の非人道的行為の果てに、使用された子供は一人また一人と脱落していった。 その心身に与えられる負荷に耐え切れなかったのである。 結果として、残った子供はただ一人の少年であった。 彼には何か特別な才能があったわけでもない。特別秀でた部分があったわけではない。ただ、最後まで耐え残った、それだけである。 それを才能と呼べるのであれば、そうだったかもしれないが。 周囲の脱落により後継者の座に選ばれた少年は、「教育」の成果としては確かに才能を会得するに至っていた。 勉学で言えば、理系文系に関わらず理解を示し、あらゆる言語も扱うことができた。芸術を理解する審美眼も持ち、運動能力も人並み以上にある。 求めた万能の才がそこには見受けられていた。……が、その結果には、「ムラ」があったのだ。 才能を測るためのテストを行ったとしても、スムーズに難なくクリアするときもあれば、全く進めずに難航するときもある。 これでは完全とは言えない。完成された万能には、失敗は許されない。 少年の母親の枠にいた女は折角残った子供が失敗作扱いされることを恐れ、一層「教育」に力を入れていく。 「あなたは完璧でないといけない」 「あなたは完成しなければならない」 「あなたには失敗は許されない」 「あなたは才能に溢れた存在なのだから」 「あなたの才能は絶対でなければならない」 肉体面の変異が必要なくなっても、彼女は神の乳を少年に与え続けた。彼が「失敗」する度に。 強制的に与えられる狂気のさなかで、少年は母親の言葉だけを聞いていた。 その結果として、彼はこれまで以上に「失敗」をひどく恐れるようになっていった。 母親と、教団の研究員は考えた。少年の「才能」にムラがある理由はなのだろうか。 出された結論は、「感情の波」の存在……であった。 コンディションには当人の精神状況も大きく影響する。人並みに喜怒哀楽を感じて、人並みに考え、人並みに恐怖する心がある限り、少年は不完全なままだ。 では……その感情を、消してしまえばいい。 完成するものは人間でなくてもいい。計算の狂わない、機械が理想的だ。 彼らが目を付けたものは前頭葉白質切截術──俗に言う、「ロボトミー手術」であった。 本来ロボトミー手術は精神疾患の治療を目的として行われた初期の精神外科手術である。結論から言えばそれは失敗に近かった。 ロボトミー後は自発性、外界への反応性、自己認識、自律性を失い、知性も失う……得たかったものに対して、あまりにも失うものが大きかったのである。 では、その失うものを得るためにこれを行うのはどうだろうか。対象の自発性、外界への反応性、自己認識、自律性を失わせることをむしろ目的にするならば。 対象となるのは変異と改造で人並み以上に発達した脳である。教団は持てる技術力を駆使し、”必要な分だけの喪失”のためにこの手術を少年に施した。 少年の感情や喜怒哀楽、自我としての自律性や思考──人間性と呼ばれるそれらすべてを、排除するに至ったのである。 最先端の技術力の恩恵を受け、手術は無事成功し、人間として死んだ少年は機械として以前よりも望まれた結果をもたらすようになった。 一切の感情を失った少年は淡々と与えられた課題を、戦闘行為を、顔色一つ変えずに行うことが可能になった。 操作(Operation)通りに動く機械、それが少年の姿であった。 しかし、──しかしそれでも、彼の「才能」は100%のスコアを叩き出すことはなかった。 実際以前より安定はしていた。それでも、数値にして丁度「50%」。 豊富な知識に対しての、圧倒的な経験不足。 それが少年の「才能」、万能の上限だった。 同時に、少年は一つだけ教団にとって大きな誤算ももたらしていた。 彼の、強迫観念ににも似た失敗への恐怖。神の乳と直結して狂気と結ばれたその感覚は、彼の脳から消えることがなかったのだ。 皮肉なことに、恐怖を消すために機械となった少年の中で唯一、恐怖と狂気だけが以前の彼の人間性を保っていたのである。 一切の感情を消された少年に対して、50%の壁を超えるために様々な方法が考案されたが、少年が一番反応を示したのが映画観賞であった。 それを見て喜び、怒り、悲しみ、楽しむという感覚を失ってもなお、彼の脳は映画に対しては他よりも電気信号を発していたのである。 アクション映画を視聴した後の戦闘訓練の成績が向上していたり、戦争映画を視聴した後の戦術訓練も同様であったり…… 映画観賞が、彼に少なからず影響を与えていたのは数字の上でも確かなことであった。 恋愛映画だけは見ることはなかった。用意されることがなかったからだ。 核一の家に、家族はない。愛情はない。生殖行為は生殖のためのものであり、少年は幼いながらもそれを理解していた。 教団にとっては娯楽や快楽のためでもあったが、少年にとってはそれですらもなかったのだ。 それは作業であり、実験であり、子を成すということは、才能の系譜のためのものだった。 第二次性徴を迎えてから、種としての役割も与えられた少年にとって、恋愛映画以外の作品でも見受けられるラブシーンや恋愛描写だけは、一切理解ができないものだった。 人間性の一切をなくした彼の生活において、「映画」だけが娯楽と呼ぶに相応しいものとなった。 映画は人間の表情がよく映る。感情をのせた俳優の演技がストーリーを演出する。 喜ぶとき、怒るとき、悲しむとき、楽しむとき、それぞれでどのような表情をするのが適切か。名作と呼ばれる作品はそれを教えてくれる。 「才能」によって少年の理解能力は人並み以上には上昇していた。感情は喪失していても、知識としての表情は蓄えることはできる。 映画観賞が彼にもたらしたものは潜在能力の上昇だけではなく、スクリーン一枚隔てた「人間の仕方」でもあった。 万能の才能を得た暗殺者として、いずれは世界に影響を与える存在になることを期待された存在にとって、それは好都合でもある。 教団が喪失させたかったのは彼の才能の邪魔になる少年の感情である。計算の上で生み出される「反応」はそれに類さない。 手術後は表情を完全に失い、それこそ完全に機械のようだった少年も、コミュニケーションの代わりに映画観賞を経て、「人間らしい反応」のやり方を会得するに至ったのだ。 それはまるで、人工知能が人間らしさを組み込まれ人間のようになっていくように。 超高校級の英雄。正義の味方、そして戦争。 彼が戦争の才能を持っているのは、彼が終わらせるものとしての才能を望まれたからである。 何も世界を滅ぼし、絶望に染めるのに、一人ですべてを行う必要があるわけではない。 人間の歴史は争いの歴史である。最も効率的な滅びの方法、それが人間同士の戦争だ。 彼は先導し、扇動し、国家単位での暗殺を行う。 そこに彼の意志はない。判断も、思考も、核一の家の望むままに。 オペレーションに従って実行を許可する、プログラミングの核のように。 カーネル(Kernel)……執行するものとして。 少年は、核一 執(カスガイカネル)の名を受け、ゾディアックスクールへと入学したのだった。 ▼2015 民間軍事会社メンバー ベース (EDU*10+STR*10) ・<人類学>+10 ・登攀→跳躍 そのほうがヒーローらしいから ※HO補正もありポイントが微妙に余ってしまった(技能値100より少ない方が個人的に好きなので)ため、職業技能が9個になっています。 ▼2015特徴表 1-5 天才 →INT+1 ———————————— とっ散らかっているイメソンコーナー (最終更新2023/03/04) ▼元ネタとコンセプト的なほう 筋肉少女帯「レティクル座妄想」ジャケットが白黒で、かわいいんですよね ♪筋肉少女帯 /レティクル座行超特急 https://j-lyric.net/artist/a002b56/l00ce84.html 列車の方ですね。 →とか言ってたけど、後述するカスガイカネルABCで僕/少女/列車ができそうだよ ♪筋肉少女帯/飼い犬が手を噛むので https://j-lyric.net/artist/a002b56/l00ce92.html 裁判も歌詞に出てくるのでぽくないですか?(そうですか?)カスガイカネルは才能のあるやつ/ないやつを明確に二元化しているのでプライドが瓦解するとブーメランでいいですね。 ▼機械としてカスガイカネル ♪柊マグネタイト/ 旧約汎化街 https://www.youtube.com/watch?v=nNhDezUbvSc https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/42645.html 歌詞とメロディーの淡々と機械らしいところもそれっぽいんですけど デーモンコアといえば……核兵器 ♪熱異常 / いよわ https://www.youtube.com/watch?v=b2NTglk9tvI ♪ピノキオピー/m/es https://www.youtube.com/watch?v=mIyFIenBlzg https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/23916.html ↑ 自認 ♪それ行け!Halycon /核P-MODEL https://zh.followlyrics.com/lyrics/4259022/xing-Halycon ▼プライドと人格崩壊(アイデンティティの否定)編 ♪ピノキオピー / マッシュルームマザー https://www.youtube.com/watch?v=pyzgN2DL4fY https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/17718.html ♪獅子志司/永遠甚だしい https://www.youtube.com/watch?v=gjMBTMMf45w https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/41764.html ↑ これになれるかが鬼門 炉心融解はメンヘラすぎるしそこまでじゃないんですけど、イメソンにしたらタイトルだけはぴったりすぎるのでウケています →(ゾディアックスク~ル後)自分の存在意義を失って強烈な自己破壊衝動が感情として現れたら似合ってしまう! ♪illion γ https://j-lyric.net/artist/a057592/l02c1e4.html ▼かっこいいほうのカスガイカネル どうしても核っていうと避けて通れない東方のオタクだから 核っていい苗字だな なんか、地下なんだよな 仮に太陽の属性だとしても、お天道様という感じではなく…… ♪LeaF/Armageddon(原曲: 霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion) https://www.youtube.com/watch?v=SmUC_kSw6eY MVが、超高校級の英雄(セイギノミカタ)だなっておもいます。 あとアルマゲドンといえば善悪の最終戦争的な意味を持つので終わらせるための戦争であるカスガイカネル軍団にぴったり ♪凋叶棕/核符「ミライノエネルギー」(原曲: 霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion) https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/1862.html 前向き!開拓の才能!Cメロが素晴らしい。 ♪凋叶棕/その正しき言葉のもとに(原曲:六十年目の東方裁判~Fate of Sixty Years) https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/2437.html 六十年目の東方裁判の背景が終戦なので…… ♪平沢進/Forces https://petitlyrics.com/lyrics/1019508 ♪THE BACK HORN/刃 https://j-lyric.net/artist/a0006e4/l00c150.html ▼その他 ♪日向電工/アンダワ https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/22206.html →これはゾディアックスク~ル生還のみんなにもぴったり! ▼ニコニコ動画のカスガイカネル ♪IOSYS/お空のニュークリアフュージョン道場 https://www.nicovideo.jp/watch/sm7808526 ♪メギド72/フォカロル教官の戦術指南道場 https://www.youtube.com/watch?v=NAUYmbyDGvs https://twitter.com/megido72/status/1379720608599052288?s=20 ▼その他 キャラシつくっているときに彷徨っていた曲 ♪THE BACK HORN /世界を撃て https://j-lyric.net/artist/a0006e4/l00eade.html ♪筋肉少女帯 /戦え!何を!?人生を! https://j-lyric.net/artist/a002b56/l00b760.html これじゃないんだけどこれみたいなやつ 才能の枯れたヤツがいた、で始まるのいいですよね ♪筋肉少女帯・水木一郎 /221B戦記 https://j-lyric.net/artist/a04be2c/l008b88.html https://youtu.be/cVt80XYlW2M ♪スティーブン・メリロ/選ばれし者 (アメリカの騎士より) https://www.youtube.com/watch?v=kxXbhFuW3Ig https://www.music8.com/products/detail10031.php 英雄の曲です ♪霊知の太陽信仰  警告音つき https://www.youtube.com/watch?v=5jeGZYJf9d8&t=67s 名前はこうだと思います。 HO 亥/苗字「核」 “開拓”の才能 あなたは切り開き、突き進むことに長けている。 才能豊かなあなたは全ての技能、その初期値が50%になっている。 ただし、技能判定に失敗するとそのプライドが傷ついてSAN-1D6。 (技能判定以外、つまり正気度判定やアイデアなどは除く。) (全ての技能にクトゥルフ神話は含まれない。) ********************************************* 以下通過シナリオバレ 後遺症「宇宙からの色」 探索者は自宅以外の場所に長く止まることに不安を覚える。<現在MP*5>の判定に成功すればこの不安から解放され元の日常生活に戻る事ができる。失敗した場合その場に留まるかその日一日全ての技能判定が-10ポイントとなる。 ■簡易用■ 核一 執(男) 職業:正義の味方 年齢:17 PL: STR:17  DEX:9  INT:15 アイデア:75 CON:16  APP:10  POW:14  幸 運:70 SIZ:17 SAN:82 EDU:14 知 識:70 H P:17  M P:14  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d6 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:310 個人技能点:150) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]