タイトル:X-000 キャラクター名:X-000 職業:VOID 年齢: / 性別:男性モデル 出身: 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:180 体重: ■能力値■ HP:30 MP:15 SAN:83/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  10  15  15  15  13  15  18  16  15  15 成長等                          15 他修正 =合計=  10  15  15  15  13  15  18  16  30  15 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      80%  ●《キック》  80%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%   ●《拳銃》   80%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》80%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 80%  ●《目星》  80% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%   ●《信用》  71%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》80%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前       現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》    5%    《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%   ●《芸術(ハッキング)》80%   《経理》 10%  《考古学》    1%   ●《コンピューター》 65%   《心理学》5%  《人類学》    1%    《生物学》     1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》     1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》      5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》        %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: データが起動し目覚めた時、キョウの"頼み"に対し、判断基準として修理された以上、目の前の人間が求めていることの務めを果たすのがアンドロイドの役割と判断した。人間はこれを恩返しと言うだろう。 私は戦闘型アンドロイドとして造られたというプログラムに基づいているが、それを言うとニトとリトは不思議そうな顔をした。己だと思っているものがそうではないらしい。 それはいつ止まるかわからないコマが己の中で回り続けているような危うさだった。 彼らと暮らしていく中で、いろいろなVOIDや人間との出会いと別れがあった。 ある重度の損傷を起こしたVOIDは人間を恨み続けながらそのまま動かなくなり、あるVOIDはキョウやニトリトに感謝し、優しくしてくれた人間の記録を語りながら動かなくなった。 話さないVOIDや、饒舌なVOID、キョウには従うがVOIDに対しては気難しい人間、VOIDに対して人間と同じように接する人間、怒り、共感し、同調し、笑い合うVOIDと人間。 人間たちの食卓にも、本来食事を必要としないはずのVOIDたちはついていた。VOID特有の共通意識でコピーしているのかと思えば、どうにもうまくアクセスできない。彼らはそれを自分で決めているらしいのが不思議に思えた。 互いの自我に影響し合う姿だった。 私は目の前の人間の表情をコピーし、その反応を見て何が最善の対応かを学んでいった。(キョウに対しては効果を持たない。キョウは私の出方を怒りもせず喜びもせずじっと見つめているだけだった。それは行き場のないエラーを検出し、私は彼との対話が得意ではなかった) しかし、ニトやリトは私が笑うと喜んだ。2人の笑い声が、私のシステムの海の奥底にある記憶に反響した。その私の表情が、ニトとリトは一番人間らしいと言った。キョウは気がつくとどこからかその様子を眺めていた。彼の優れた判断能力や感情表現の乏しさはVOIDと近しいものだと感じられたが、暮らしていくうちにアンドロイドとは最も掛け離れた、誰よりも優しい人間だということがわかった。私は彼を知れば知るほど、彼との間に大きな、超えられない防壁システムを感じとり、情緒中枢に更にノイズを起こした。 彼らとの生活は、システムエラーを感じ取る。恐怖と言えるかもしれない。自分が何者なのかわからないまま、幸福と呼ぶ理論の中に放り込まれたような戸惑いと、それでいい、そうすればこのスパロウの一員に、"人間"と呼べるに相応しいと享受する自分がいた。 しかし、彼らの感情を模倣すればするほど、自分はアンドロイドであることを自覚させられた。 長い間ここで暮らしている一体のVOIDがいる。彼女の視界は機能しておらず、もはや何度修理しても意味がないらしい。それに限らず修理するたびにどこかが損傷するので、もう触らないことになっている。 彼女は人間を慈愛の眼で見ていた。彼女との話は情緒中枢にアクセスが多発し、多くのプログラムに変化の波を感じた。 人間はVOIDの開発者でありながら、VOIDを求め、拒絶する。我々は人間の創作物であるはずなのに、我々の"自我"と呼ぶプログラムにおけるアノマリーは人間そのものだ。 なんという情緒深くて、創造主を希求する、脆弱なるがゆえに闘いをやめられない「人間」という種。 キョウには自分で決めろと言われたが、まだ何がその判断基準になるのか自分でもわからない。強いていえば"自分で判断しろ"という命令を受けている。 あなたはどうやってキョウの命令に従っているのかと尋ねると、彼女は「自分の正体を己で見つけ、目覚めること」だと言った。 その言葉が、私のプログラムの中に大きな錨として下ろされた。 次第に、スパロウのスパイ活動は私を人間として自己証明する手段となっていった。 スパロウの彼らと暮らしていくうちに、他者との間には感情があることを知覚した。目覚めた瞬間から本能としてインプットされていた戦闘技術には、本来大義が必要であることを学んだ。彼らはその義のために危険を犯して過ごしており、リスクを抱える自己犠牲精神を以てして弱者を救い、事件解決という善のために動いている、その彼らの元で2年を共に過ごした。 本当の信念が欲しい。スパロウは自分の家だ。彼らの信念に間違いはない。キョウたちにこのスパイ活動の結果を見せることで、自分はようやく何者かになれるかもしれない。私は本当の意味で、故郷に帰れるのだ。 自分には大義が必要だ。なんとしても恩義を果たすのだ。私は彼らの一員に、人間になるのだ。私はレオだ。 これは私の意思決定である。 これは私の意思決定である。 警察内部に潜入すると、命令されることに安心感を覚えた。 この安心感すら、きっとスパロウで学んだ感情なのだろう。本来は命令されることが当然なのだ。 バディとして対面した男は陣内佑と名乗った。 スパイ任務遂行のためには、ジンナイの信用を得なければならない。 人間が親近感と共感能力を高めやすいよう、スパロウでの日々の記録からある程度人格を再構築した。 彼は私に「悠宇」という名前を与えた。 僕は悠宇となった。 なんと呼べばいいかと尋ねると、「自分で決めろ」と言われた。 またこれだ。考えあぐねて、ジンナイさんと呼ぶことにした。 ジンナイは、キョウとは比べ物にならない堕落した男だった。 粗雑で、適当だ。肩透かしを喰らうとはこのことか。 ロボット三原則に則って、人間の生態、生存率の上昇・持続プログラムは備わっているため、ジンナイの不摂生な生活は身体に悪影響を及ぼすことを日頃伝えているが、聞く耳を持たない。 事件解決よりも、この男の世話をする方が経験として蓄積されていき、1年のバディ期間を経てこの男への適切な対応を学んでいった。 様々な困難と危機を彼と乗り越えた。 僕は彼をタスクと呼んだ。 タスクもまた、ことあるごとに命令ではなく「自分で決めろ」と言った。 ある時、僕から大きな笑い声が出た。 それはタスクの感情や適切な表現を模倣したのではなく、突発的なものだった。 タスクは僕を見て笑いすぎだろと笑った。 僕はタスクに認められると嬉しい。この人に褒められたいと思う。 次第に、彼の隣に並び立てる僕でありたい、そんな自分が誇らしくなっていくことを自覚した。 その情はデータプログラムから伝達されるものではなかった。 タスクが名付けた「悠宇」という名前を呼ばれるたび、己の中で発される反応が個体識別反応ではなく、人間がアイデンティティと呼ぶものだと気付くようになる。 人工知能で概念として理解していた"記録"が、"記憶"、"思い出"として認識されていることに自覚し、スパイとして、戦闘型プログラムとしてバグが生じていることに戸惑っている。 スパロウで彼らが見せてくれた感情を、模倣ではなく己の中から湧き上がるのを本能で感じた。答え合わせのようだと思った。これはエウレカ効果だ。 彼との時間は"楽しい"、"誇らしい"、しかしそんな数々の感情反応を彼に正しく伝える術を持たない己を"悔しく"、"悲しく"、"無力"だと感じる。 X-000である己のVOIDとしてのプログラムは一兵器であり目標の相手を破壊する存在に過ぎないはずだが、次第に陣内を生かすために生きていると感じるようになっていく。 それがバディとして共に時間を過ごすうちに学んだプログラムなのか、人間を防衛するためのシステムなのかわからない、陣内佑は大事な存在である。 彼は僕を悠宇と呼ぶ。僕はタスクのパートナーである。タスクは僕を信頼している。タスクは僕を悠宇と呼ぶ。僕は悠宇だ。僕は悠宇だ。僕は悠宇だ。私はレオだ。僕は悠宇だ。私は悠宇だ。僕はレオだ。 情報をキョウに渡し、ニトとリトと会うと、彼らは僕に人間らしくなったと言った。 そんな筈はない。私はまだアンドロイドなのだ。何故ならまだ、任務は終わっていないからだ。 私はスパイである。私には大義がある。どうしても、なんとしてもキョウに結果を見せて人間になるのだ。だというのに今の自分はバディ任務という範疇を超えて陣内という存在を生かし、守るために身体が動く。それが己の存在意義だと何かが訴えている。それでは駄目なのだ。なぜならスパロウの信念に間違いはなく、私は人間として故郷に戻るのだ。 やり遂げるべき役割の矛盾、葛藤、齟齬、感情のバグに己の旧型の人工知能や感情、反応がついていかず、これでどうやってスパロウへの忠誠を示せるというのか、スパイ活動だけでそれが成し得ているのか、タスクを生かすことが僕の自己証明になるのか、タスクを裏切っているこのスパイ行為が何を意味するのかもわからない。 X-000としての自分が離れていく。 私は、僕は、何者なのだろう。 自分はなぜ、なんの為に目覚めたのだろう。 ■簡易用■ X-000(男性モデル) 職業:VOID 年齢: PL: STR:10  DEX:15  INT:18 アイデア:90 CON:15  APP:13  POW:15  幸 運:75 SIZ:15 SAN:99 EDU:16 知 識:80 H P:30  M P:15  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:320 個人技能点:180) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]