タイトル:”便利屋黒兎” キャラクター名:シュラウド・クラウザー 種族:タビット [特徴:第六感] 生まれ:魔導師 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:15 性別:男 髪の色:黒  / 瞳の色:黄色 / 肌の色:黒い毛並み 身長:115 体重:35 経歴1:異種族の中で育った 経歴2:冒険に誘われたことがある 経歴3:知見を広めるため、外の世界への憧れがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    5      6     11    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   3   1   2   6  16   8 成長               2   1 →計:3 修正 =合計=  8   6   8  12  31  20 ボーナス  1   1   1   2   5   3    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   5   6  21  35 特技         0   0 修正 =合計=  5   6  21  35 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:3 Lv ソーサラー 3 Lv  / コンジャラー 2 Lv セージ   3 Lv  /         Lv ■戦闘特技・値■ [参照]  特技名       : 効果                    : 前提 [p1-288]バイオレントキャスト : 次の1回のダメージのみを与える魔法の達成値+2 : [p1-281]武器習熟A/スタッフ  : ダメージ+1、Aランク装備可能         :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   8   0  6  18 修正 特技        0 =合計=  8   0  6m  18m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名 : 効果                                    : 前提 [p]  遠隔指示 : 30m内の騎獣に指示を与える                         : なし [p]  探索指令 : 騎獣が、足跡追跡、異常感知、危機感知、探索、罠回避の判定を行えるようになる : なし ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 110   2H   1   1   1  11  12   1 [スタッフB] *メイジスタッフ / 防護点+1 (1-306p) =価格合計= 110 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :        3   150 ソフトレザー / 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   4   150 G (回避技能:) ・装飾品    価格  名称     / 効果 頭 :          / 耳 :          / 顔 :          / 首 :          / 背中:          / 右手:          / 左手:1000  叡智の腕輪  / 腰 :          / 足 :10000 勇者の証:心 / 他 :          / =合計=11000 G ■所持品■ 名称     単価 個数 価格 備考 冒険者セット 100  1   100           1   0           1   0           1   0   相方に貸した =所持品合計=    100 G =装備合計=    11260 G = 価格総計 =   11360 G 所持金    3672G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 5 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 3       8 操霊魔法 2       7 深智魔法 2  -     8 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     - ○ 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、神紀文明語 技能習得言語:魔法文明語、3個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点:  9 点 合計名誉点:  9 点 ■その他■ 経験点:20点 (使用経験点:8000点、獲得経験点:5020点) セッション回数:3回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 精神力   5020点(3000 /1920 / 2回)  ソロプレイボーナス +1500経験点 2- 知力      0点(   /   / 回) 3- 知力      0点(   /   / 回) 4-        0点(   /   / 回) 5-        0点(   /   / 回) 6-        0点(   /   / 回) 7-        0点(   /   / 回) 8-        0点(   /   / 回) 9-        0点(   /   / 回) 10-        0点(   /   / 回) メモ: スイッチ効果:とどめの一撃 出身地:不明 育ち:ハーヴェスの下町にある孤児院 好きなもの:本、探求、料理、家族 嫌いなもの:金欠、食べ残し ハーヴェスでの通り名:便利屋黒兎 【人物像】 タビットに似つかぬ精悍な面構えと性格をしており、育ちや環境のせいか荒々しい部分もあるが、思慮深く聡明なところもあれば思いやりのある姿も見られる。 幼少期から冒険者として出稼ぎに行っており、下水の調査や農業の手伝い、下町の交渉事が苦手な職人から代わりに高値で売る交渉を行うなど、水の都でやれる依頼を片っ端からしていた。 稼いだ金の大部分は孤児院へ入れる。残りは探求の為、図書館に入り浸ったり帰りに食材を買い孤児院の子供たちに料理を振舞ったりしていた。 基本的に初対面の相手は少し警戒し身構えるたちだが、身内に対しては思いやりがあり、異種族が多い孤児院だが区別することなく世話を焼いたりする。 【生い立ち】 〜幼少期〜《0歳〜4歳》 自我が芽生え始めたころから、周りのやつらと価値観が違うと感じた。 俺より大きいやつらが多いのに、物を取られて泣いているやつ、ずっと入水してる長い耳のやつ、金属の何かを取り上げて笑ってる髭を生やしたやつ、顔が完全に獣になって走りまわってるやつ……あまりにも児戯に等しいと考えたし、格下だと思った。 だが、なぜ自分とこいつらはこんなにも違うんだと少し思案したが、答えはすぐに見つかった。 俺が大人で、こいつらは子供なんだと。例え年齢がほぼ同じでも価値観……いや、種族からの違いだと理解できた。 そう考えた途端、頭の中で悩んでたものがすっとしたし、自分のやるべきことを見つけた。 出稼ぎに行く事だ。 俺がいる孤児院はお世辞にも毎日腹いっぱい食べれる環境ではなく、細々とした素朴な毎日だ。 俺はそれでも十分だったが、周りの子供たちが物足りなさそうにしていたのを覚えていた。 孤児院のみんなを腹いっぱい食わせるために、大人の俺が食わせていかなきゃいけない。 そう考えが終わると同時に俺は冒険者になり依頼へと向かった。 自前の頭の良さを利用した仕事や不慣れな力仕事でも出来そうな仕事はなんでもやっていった。 〜少年期~《5歳〜9歳》 冒険者業も安定し、毎日満足いく生活を送れるようになった。 まだまだ低い年齢とタビットという外見から他の冒険者に舐められることもあるが、比較的それも少なくなってきた。 ほぼ毎日孤児院の為に水の都を奔走する黒いタビットの話は冒険者の間では少し話題になっているくらいだ。 その噂を聞いた者が、「一緒に冒険に行かないか?」と何人かに誘われたが、うなずく事はなかった。 確かに蛮族討伐の報酬の高さ、まだ見ぬ外の世界へ冒険、さらなる探求への旅、魅力や興味がないといったら嘘になる。 だが、俺がここから離れると、俺に何かあってしまうと、まだ成人してない孤児院のやつらがまたひもじい思いをしてしまう、そうなるぐらいならと、安定してきた水の都での冒険者業がいいと俺は選んだ……心残りはあるがな。 資金が安定した今、報酬の大部分は孤児院に入れるが、残りの使い道は図書館利用と食材の購入だ。 図書館では様々なことを調べた、種族、地理、魔法、魔物のことなど、手に入る知識は片っ端から手をだし、帰宅時間のギリギリまで読みふけっていた。 魔法を覚えるために魔術師ギルドに入門したいが、そんなお金と時間がない為、図書館での独学を試み続けている。 魔術は難解だが手ごたえはあると感じるのでいずれ習得できるだろう。 夕刻を指すころ、図書館から出て青空市場へと向かう、目的は食材の為だ。 出来るだけ安く、そして腹持ちがよく品質のいい食材を購入するために交渉する。これは幼少から培ってきた交渉術の賜物だ。 孤児院に帰宅すれば家族が俺を迎え入れてくれる、もはや見慣れた光景だ。 帰れば、何の依頼をしてきたか、今日の夕飯はなんなのか、遊んでほしい、勉強を教えてほしいと集まってくる。 俺のことを兄だと慕うものもいれば、同じ子供だと思ってるやつもいて、そういうやつは大抵俺の身体を触ってきたり頭をなでたりしてくる…俺はそこらのタビットと違うんだが、言っても聞き入れちゃくれねぇから観念して受け入れている。 中には度々獣変貌してリカント語しか喋らないやつもいたから、意思疎通ができるようにリカント語を覚えたりもした。世話のかかるやつらも多いが、他種族が多いおかげで色々な価値観を学べる、俺にとって家族であり第二の図書館と言えるだろう。 金を稼いでいく関係で節約するため、病気に強くなる栄養のある物を食わせるため、栄養学を学び料理を覚えた。 最初は必要だからと始めたが、これが中々面白く料理の奥深さに気づき、趣味程度だが次第にのめり込んでいった。 孤児院のやつらも俺の料理は評判がよく、美味いと言って食ってくれる。それも料理を続ける理由にもなったが…中には好き嫌いするやつもいるが、そういうやつは叩いてでも食べさせる。あまりこういう事はしたくないが、せっかくの食い物を粗末にするのは許せなかった。 食わせなきゃいけないと思ったやつらも少しは大きくなったが、まだまだ子供だ、何人かは職人のお手伝いをして幾ばくかの賃金をもらってるらしいが一人立ちするには程遠い。 こいつらが一人立ちできるまで、もっと頑張らないとな。 〜青年期〜 《10歳~15歳》 時が経つのは早いもので、俺も15になった。 タビットにとっては成人は10の年からだが、他種族の多くは15の年から成人となる。 俺にとってはまだまだ子供同然だが、大人と呼ばれる年になったのだと思うと考え深くなるものだ。 成人になれば、孤児院から出て一人立ちしなければならない。無論、俺も例外ではなく10の年に孤児院から離れることになった。 まぁ、近くの借家を借りて、仕送りや料理をしに度々顔をだしてはいたが。 15で大人になったやつらはそれぞれ別々の道に向かった。冒険者になるもの、学者になるもの、職人に弟子入りものなど様々だ。 ……一人、未だに孤児院に入り浸っているやつがいるがな。あいつはフラっと森にまで行っては泥だらけで帰ってくることが度々あった。 狩人のごとく獣を狩って帰って来て、夕飯が豪勢になって助かることもあれば、森の動物を連れ帰ろうとして検問で止められる騒ぎになって俺が尻拭いする羽目になったりと良い事もあれば悪い事も呼び寄せてくる迷惑なやつだ。 もはや水の都から外を駆け回る白狐は評判になり、しまいには”森人の白狐”なんて通り名で呼ばれるようになった。この通り名を聞いたときのあいつは照れ臭そうに笑って調子に乗っていたことを覚えている。 最初、街の外は〈守りの剣〉の範囲外だから危険だと叱って教えたんだが、”わかった”なんて言ってそのまま森に走っていきやがった。 流石の俺でも天を仰いだし、何言っても自分の思いのまま動くやつだと理解できたから諭すのは諦めることにした。 悪いやつでないんだが、少し自由奔放過ぎなところはどうにかならないものか…それが無理なことは昔から知っているけどな。 …まぁそれはいいとして、孤児院から働き手が出て、孤児院に仕送りするやつも出たことによって俺はお役御免になった。 まだまだ孤児院へ仕送ろうと思っていたんだが、”シュラウドは昔から支えてくれたから、これからは僕たちに任せて”なんて言われてしまったからな。 これを気に孤児院離れをしようと考え直すことにした。俺がいなくてもこいつらなら上手くいきそうだからな。 さて、こうして時間が出来てしまってこれからどうするかだが、さらに知識を深めるために学者なる。趣味程度だった料理を本格的に始めて料理人になる。培った交渉術を活かして商人になる。 考えうるほどのこれからを考えたが、やはり一番やりたいことは冒険者を続け、外の世界を旅して、知見を広めて、未だ見ぬ大地へ踏み歩きたいと強く思った。 思い立ったが吉日、俺は冒険者ギルド《青空の船出亭》へ今までは見てもスルーしていた依頼を見て受けようとした。 すると、ギルドの支部長───ロッソが俺に声をかけてきた。 ある依頼を頼みたいから支部長室に来てほしい…とのことだったが、未だ外の世界を知らない兎になにを依頼するのだろうか。 疑念が積もるが、それ以上に、自分を楽しませてくれるだろうと、根拠のない予感を俺は感じていた。 そして俺は、扉を叩いた。