タイトル:赤頭巾2 キャラクター名:鈴奈 種族: 年齢:?? 性別:女 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:145 体重:34 ワークス  :何でも屋 カヴァー  :高校生 シンドローム:ブラム=ストーカー、ハヌマーン、キュマイラ ■ライフパス■ 覚醒:生誕 衝動:自傷 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:1,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL1 / 判定 3r+1 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+1 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:3 (シンドローム:2,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 3r 〈知覚〉:SL1 / 判定 3r+1 〈芸術〉:SL / 判定 3r 【精神】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL1 / 判定 2r+1 〈意志〉:SL1 / 判定 2r+1 〈知識〉:SL / 判定 2r+1 学問 〈知識〉:SL / 判定 2r 軍事 【社会】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL1 / 判定 1r+1 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 噂話 【HP】    28 【侵蝕基本値】 39% 【行動値】   8 【戦闘移動】  13m ■エフェクト■ 《スキル名》    /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》  /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》   /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《不死者の恩寵》  /2 /クリン  /自動/自身 /至近/5   /Hpをlv+2d+肉体回復。戦闘以外c1回 《無限の血肉》   /1 /オート  /自動/自身 /至近/4   /戦闘不能時、lvÐで回復 s1 《子羊の歌》    /2 /オート  /自動/単体 /視界/6+2 /対象のHpダメージ適応直前、肩代わりする。slv 《援護の風》    /4 /オート  /自動/単体 /視界/2   /対象の判定直前使用、D+lv 《ウィンドウブレス》/2 /オート  /自動/単体 /視界/2   /援護の風同時使用、達成値+lv×3 《軍神の守り》   /1 /オート  /自動/自身 /至近/2   /ダメージロール直前、カバーリング 《冥府の棺》    /1 /     /  /   /  /   / 《ハイブリ》    /1 /     /  /   /  /   / ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称          価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ スタニングバトン    1   1   3r+1 3       至近 ガード2 『あかずきんの御使い』    0   0             援護の風4+ウィンドゥブレス1 『晩餐賛歌』         0   0             軍神の獣 『赫色の森』         0   0             子羊の歌 『紅贄』           0   0 =価格合計= 1 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   8    pt ■所持品■ 名称                単価 個数 価格 備考 ペット 犬                1   2 ウェポンケース(スタニングバトン)    1   1 マッドサイエンティスト          1   0 =所持品合計=     3 pt =装備合計=      1 pt = 価格総計 =     4 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象 好意 悪意 備考 業師       子羊の歌 ■その他■ メモ: ”33” ”血の頭巾”または”血の供物”このコードネームは白い髪が自らの血に染まりまるで赤い衣を被っているように見えた事から。 幕間出場キャラメモリー10点 極力労力を使わず、会話も積極的に行おうとしない。敬語が基本で、思ったことを辛辣な言葉を発することが多い。特に悪気はない。違和感は積極的に調べる。 自ら関わりに行くことは少ないが、頼まれ、それが労力に値しない場合や対価を得られれば行おうとする善性は持っている。だが、それ以上に自らの感じた正しさを優先する。その場合、正しさは自らよりも優先される。 好きなものは、ねつ、狼 嫌いなものは、つめたさ、痛み 得意な事は、諦めること、我慢 苦手な事は、求めること 幼いころFHの研究所で狼の因子を持つ子供たちを集められて強力な、制御出来戦力として運用できるジャームを生み出す事を目的とした研究は多くの被験者達を犠牲にした。 彼女は第3期実験体で、その中でも落ち着いた、良く言えば自分の生死に無頓着な子供だった。 だからこそ暴力などが振るわれても抵抗せず、無茶な実験にも適応し生き延びることが出来たのだろう。 だが多くの実験の末に痛覚が、味覚が、触覚がどんどん失われて行き自意識の薄い”肉人形”となりかけていた時、手が差し伸べられたそれが新たに補給された第5期実験体達の兄貴分だった。 兄貴分は今までの実験体の中でも非常に高い適性を持っており、研究者たちも彼を無為に失う事は勿体ないとその行為に干渉することは無かった。無駄に犯行意識を芽生えさせるのなら兎も角、実験体の日持ちを良くすることに関しては得でしかない。 いくら彼が彼女に声を掛けて、構い続けてもその在り方を変える事は無かった。 元より感じる感性が失われていたからだ。 だが、第五期実験体が半数を切った一年もたてば僅かに会話する程度には軟化した。零でしかなかった彼女の世界に壱が芽生えた。 零と壱の差は歴然で、彼女は僅かに自らを持つようになった。少しずつ兄貴分と過ごす時間が増えていく。 そして二年経ち、五期実験体も残すところ数人と成ってしまう。 言葉少なくとも優しさと勇気を持ち合わせていた彼も死んでしまった(成り果ててしまった)仲間たちに心を奪われ、自らも実験で摩耗し、最初の姿は見る影もなくなってしまった。 彼女は、そんな彼を支えながら自身も最後の時を予感していた。 ”ああ、この壱が居なくなってしまったのなら、それが私の最期だろう” 俯くだけの彼と抱き合い、度重なる実験によって摩耗し、僅かに残った感覚でその温かさを感じる。彼女が初めて得たぬくもり。初めての熱。 ”いままでは【何も無かったから死ななかった】。そしてこの二年は【代えがたいものがあったから生きてこれた】。もう、【死なないだけ】は耐えられない” ”──────” ”大丈夫、ちゃんと伝わってるから。無口なあなたが寄り添ってくれたから” ”──、───────” ”………次が最後の実験だって。私も、あなたも” ”───” ”また、出会えたら……” ”───、──────” ”一緒になりましょう” 血の契り(血の兄弟)を交わした。 これが彼とした最後の会話になる。 この話の顛末は簡単なものだ。彼の実験は成功し、私の実験は失敗した。成功した彼は人の姿と言葉を失って、失敗した私は人の姿のままジャームと成り果てて、最終検証で彼に喰われて(供物となって)消える筈だった。ジャームとなった彼と意識半分のまま戦い、負けて、死ぬ【一緒に成れる】筈だった。 彼は止まった。噛み殺す寸前、動きを止めて大きく吠える。何度も、何度も、何度も 研究者たちはその姿を見かねて彼に命令を下す。さっさと喰い殺す様に、と 遠吠えピタリとやめて、ぎこちない動きのままその咢を私へと向ける。 そして…… UGNが来た。 UGNに回収された少女と一匹は検査され、多くの後遺症を抱えていると判明した。治療を受けて幾らか回復したものの、通常時の視力の低下と痛覚や味覚などの感覚鈍化などは残ってしまう。 少女はただの実験体として処理されたものの彼の方はそうはいかなかった。 半ジャーム、成りかけ。いつそうなってもおかしくない状態。 本来ならばそのまま研究施設に回されるところを、狼となってしまった彼を探す彼女の様子を見た”優華”が掛け合い、様々な書類を作っている間、一度だけ再開する機会を得た。 優華と数名のエージェントの立ち合いの元、面会が始まる。 無数の拘束具と、レネゲイドの活性を抑制する薬を吸わされ、ぐったりとしている狼にふらりふらりと近づいていく。 ”あぁ、可哀想な人……” ”私の事さえ、分からないのかしら” ”………” 唇を噛みしめて、一筋の血が流れる。 ”あの研究者達は、私をあなたに食べさせる事で実験が完成すると言っていたわ。なにか知らんない?” 返事は無い。 自然と息が荒く、握りしめた拳は爪が皮膚を破り、新たな鮮血を流す。 数秒の間。限られた時間は着々と過ぎていく。 ”あなたが、私の事を分からなくたって、一緒に居るって決めたもの” 少女はやさしく、狼の顔を撫でる。口輪が無ければ少し口を開ければ丸のみできそうな大きな体躯を持つ狼と小柄な少女の対比は待機しているUGNのエージェントたちが思わず身構えてしまうほど。 狼は首を上げ、少女はその顔をただただ撫でるだけ。 その時間が永遠と続き、残り時間五分を知らせるブザーが鳴り響く。 ”………” 愛おしそうにその頬を撫でていた少女の動きが止まる。 ”ずっとこうして居たいけれど、夢から、覚めないと” 少女の声は震えている。表情は変わらない、その機能は元から失われている。しかし、その頬を伝う雫は確かに存在していた。 狼の瞳がじっとそれを捉えていた。狼は顔を少女に近づけて、途中で何かに気付いて”くぅん”と声を漏らす。 ”いきなりどうしたの?……そう、何となくだけど分かるわ” 少女は今まさに飛び出そうとしていたUGNのエージェントたちに振り返って言う。 ”彼の口輪を、外していただけませんか?” エージェントたちは困惑し、拒否を示そうとする。その中で一人だけ”優華”がいいんじゅない?と許可を出す。何かあれば自分が手を下すとも。 しぶしぶと言った様子で口輪だけを外された狼はきょとんとした後、”優華”に対し、ワン、と一つ吠え少女に向かい合う。 ”……” 少女は言葉を発さずに狼の行動を待っている。その間もその雫は止めど無く溢れ、硬質な床を濡らしていく。 狼は薬の影響で制御のおぼつかない体をゆっくりと立ちあがらせて、少女に”ワン”、と吠える。その後首の動きでもっと近くに来るように示す。 少女は首をかしげながら狼に近づく。そして立ち上がった狼の首元付近までたどり着くと狼は自由になった顔を使って顎と胸元で少女を優しく挟み込む。はたから見て襲ったように見え、エージェントたちが悲鳴を上げたが、責任を持つと言い放った優華が動かないのを見て踏みとどまる。 だが、見方を変えれば……少なくとも少女にとって、これは抱擁、として感じた。 ぬくもりを、熱を、彼を感じた。 その瞬間、少女の中で何かが決壊した。涙があふれる、止められない。それは少女にとって初めての経験で、自らに起きている異変に驚き戸惑っている。 狼はそんな少女の様子を見て、少し考えるそぶりを見せ……ぺろりと舌で涙をぬぐう。だが大きな舌では拭うどころかその涎で更にべとべとにしてしまった。それでもなんども、なんどもその瞳からあふれる雫を拭おうとする。 ”……もう” 少女はべたべたになったことも気にせず、その慰撫を受け入れる。 その光景を見て、エージェントたちがポカーンとしていると、一人モニターを見ていた男が声を上げる。 「侵食率が、落ち着いていっている……?」 面会時間終了の合図が鳴ったのにもかかわらず止めに来ないエージェントたちを見て、少女と狼は首をかしげていた。 【FHの研究として、簡単に持ち運べ、戦力運用が出来て言うことを聞くことを命題としていた。 完全なジャームではそれは無理だという結論にいたり、たどり着いた答えが "通常状態と戦闘状態(半ジャーム)を切り替え式にする"というもの 戦闘状態に移行すれば枷が外れ、改造された肉体は急激に侵食率を跳ね上げさせる。 完全にジャーム化してないのであれば仕込んだ洗脳装置で命令を下せる上に再利用できる。 というものだった。 だが上がりきった侵食率を下げる必要がある その為に、贄を用意したのだ。】 彼の番号は55 url: https://charasheet.vampire-blood.net/5063446