タイトル:あ キャラクター名:エル 種族: 年齢: 性別: 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長: 体重: ワークス  :FHセルリーダーB カヴァー  :オーヴァード シンドローム:エンジェルハィロゥ、ハヌマーン ■ライフパス■ 覚醒:渇望 衝動:解放 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,1 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL20 / 判定 1r+20 〈回避〉:SL1 / 判定 1r+1 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:5 (シンドローム:3,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL1 / 判定 5r+1 〈知覚〉:SL1 / 判定 5r+1 〈芸術〉:SL / 判定 5r 【精神】:2 (シンドローム:1,1 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 2r 〈意志〉:SL / 判定 2r 〈知識〉:SL / 判定 2r 【社会】:1 (シンドローム:0,1 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL1 / 判定 1r+1 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 FH 【HP】    24 【侵蝕基本値】 35% 【行動値】   12 【戦闘移動】  17m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《コンセントレイト》  /3 /     /  /   /  /2   / 《光の舞踏》      /1 /     /  /   /  /2   / 《援護の風》      /5 /     /  /   /  /2   / 《ウィンドブレス》   /3 /     /  /   /  /2   / 《鏡の盾》       /4 /     /  /   /  /8   / 《獅子奮迅》      /1 /     /  /   /  /4   / 《リミットリリース》  /1 /     /  /   /  /5   / 《メモリー》      /1 /     /  /   /  /   / 《メモリー》      /1 /     /  /   /  /   / 《切り払い》      /1 /     /  /   /  /1   / 《ユニーク:鏡返しの盾》/4 /     /  /   /  /   / ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称    価格 種別 命中  攻撃力 G値 射程 メモ 乱舞の刃     1   1r+20 12   2   至近 獅子奮迅使用時,射程:視界,シーン(選択)に変更。シナリオ1回。 鏡返しの盾    1   1r+20 3    5   至近 ドッジの達成値に+《白兵》。ラウンド1回。 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  12    pt ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 ウェポンケース 1   1   1            1   0            1   0 =所持品合計=     1 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     1 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】  3 pt ■ロイス■ 対象      好意  悪意  備考 賢者の石 轟木源十郎   執着  憎悪 都築京香    懐旧  猜疑心 立華      連帯感 脅威 霜華      尽力  悔悟 "チェイスタグ" 信頼  無関心 グレイマン   連帯感 嫌気 ■その他■ メモ: ▼概要 エルはレネゲイド解放後から約14年前まで『インティファーダ』の首領として日本で活動していたジャーム。賢者の石を持つオーヴァードとして、UGNが初めて確認、確保した個体である。 当時としては規格外に発達した戦闘能力を持ち、レネゲイドの申し子である事から、コードネーム『背教者 "Renegade"』と呼称された。 ▼性格 飾らず、気取らず、良くも悪くも他者を全くと言っていいほど気にかけない。表面上は穏やかに見える感情の起伏の少なさと、己の気分を最優先する奔放さを併せ持った性格。 一方で、自分を縛り上げる体制や圧力を嫌悪しており、あらゆる常識、社会通念、因襲の破壊を願う残虐さが根底にあり、『人としての常識』が異常なまでに欠落している。 総じて『何を考えているのか分からないヤツ』(インティファーダ設立時の構成員によるエルの評価)。 ▼経歴 元来病弱で、免疫系に関わる持病を持っていた為に18歳まで入院生活を送っていた。 転機となったのはレネゲイド解放であり、レネゲイドウイルスの感染、覚醒がかなり短期間の間に起こったものと思われる。(これはレネゲイド解放から数ヶ月の間に持病の回復傾向が見られ、レネゲイドウイルスによって身体構造の一部が変容した事から推察された。) その後、『超人的能力に目覚める者』が国内で数例確認され、国内の研究医療機関に収容される事になる。 機関では、レネゲイドウイルスの発症者、現代で言うオーヴァードが集められていた。 というのも、毒性を持つ者(現在のソラリスシンドロームに分類される)が確認され、日本政府が感染の可能性があることを危惧した為である。 機関では、『基本的人権の尊重』に基づく程度の自由を皆に与えられていたが、一部の発症者には毒性や、異常なまでの怪力などを理由に、監禁同然の扱いを受けた者もあり、エルはその様を目にする事になる。 ある日、研究者の1人が怪物の姿になって施設を破壊する事件が起こる。施設内はたちまちパニックに陥り、連鎖的にジャームが増えていくパンデミックとなった。結果として、施設内のオーヴァード数名は別の研究機関に搬送され、施設は廃墟と化し、ジャーム達は行方知らずとなる。 (この事件が原因で、日本政府は後にUGNとの連携を拒絶する事となったとの見方もあり、これらの情報は護人会やUGNにも共有されていない。) その後、移送先の研究機関では『オーヴァードの殺害方法』についての研究が行われる事となる。 それに気付いたオーヴァード達は決起し、研究機関を脱走する。結果として、職員48名と収監者2名が亡くなり、エルを含む8人のオーヴァードが脱走に成功する。(この8名は後のインティファーダの設立メンバーとなる。) その後、護人会に目を付けられるものの、脱走者達はその度に行方を晦まし、いくつかの事件を各地で起こした。 当時の彼らの行動指針は『日本政府によるオーヴァードへの圧政から同類を救出すること』であり、日本政府が各地に設立した、オーヴァードを収容する研究機関を襲撃、オーヴァードの拉致を行い、護人会と幾度も衝突する事になる。(また、拉致したオーヴァードはその殆どが後のインティファーダに所属する事になる。) その後、コードウェル博士が護人会と接触し、エル達は窮地に立たされる事となる。護人会の確かな連携と、コードウェル博士が齎したレネゲイドウイルスの知識、あらゆる面において劣勢に立たされた。 当時の脱走者達は、エルの戦闘能力だけが異常に高く、個々のスペックだけならばエルに匹敵する者は護人会、FHにも殆ど居なかった。しかし、UGN日本(この頃はまだ正式に設立されたものではない)が連携を強化、組織的立ち回りを行うようになって行った結果、脱走者達はメンバーの約3割がジャーム化、UGNに確保される事となる。 そしてそのタイミングで、彼らに接触して来る者が現れた。 FH日本セル、セルリーダー、都築京香である。 轟木源十郎にコードウェル博士が接触したように、都築京香がこのタイミングでエルに接触。 この時彼女はレネゲイドウイルスやジャーム化についての知識を対価を求める事なく提供し、FHへの勧誘すらせずに去っていった。 結果としてエル達は急激に躍進する事となる。 襲撃の為に効率化されたエフェクト制御、FHとは異なる戦略の傾向から、UGN日本ではFHに並ぶ一大勢力として目を付けられる事となる。 この頃轟木源十郎はエル達に接触し、オーヴァードと人類の共存を訴えるも彼らはUGNを一蹴、本格的に敵対姿勢を取る事となる。 その後、脱走者達は『インティファーダ』という組織を名乗り日本政府及びUGN日本に対し宣戦布告。UGNが正式に発足する頃には、FHに継ぐ敵対勢力となっていった。 ▼インティファーダについて インティファーダは、護人会時代の報告書によると正確にはFHのセルではない。 元々は日本政府からの圧政を受けるオーヴァードを救う為の組織であったが、その規模が大きくなるにつれ組織内の思想が過激になっていき、最終的には「オーヴァードによる、真のレネゲイドの解放」を掲げ、具体的な手段としては非オーヴァードの排除、オーヴァードだけの世界の構築を目指す組織となる。 特筆すべきはその組織体型であり、リーダーにあたる立ち位置を正式に作らなかったのがインティファーダの特徴である。(最も、戦闘経験が豊富な"脱走者"時代の者が事実上組織を率いていたのは確かであり、最高権限と最大の戦闘力を持つのがエルだった事も事実である。) また、彼らの呼称するオーヴァードにはジャームも含まれており、オーヴァードとジャームを区別する事を嫌う傾向にあった。(これはエルの掲げた方針であり、実際の現場ではオーヴァード部隊とジャーム部隊に別れる事が多かった。) 戦闘の際は陽動作戦を多用する傾向にあり、エルまたはジャーム数体による陽動の影で本命の施設を襲撃する戦略を好む。 陽動先にも重要施設を置く傾向にあり、特にエルが陽動を担当する際は陽動地点の方が重要性の高い施設である事が多く、陽動先からもオーヴァードを拉致する事に成功した事例も少なくなかった。 襲撃先については、UGN、FHを問わず研究施設を狙う傾向が強く、特に実験体や複製体のオーヴァードを拉致する事件を頻発させた。これは脱走者時代の源流を汲んでおり、オーヴァードの為の人道的行為であると主張した。 また、エル自身としては、インティファーダは組織ではないと主張しており、『近い未来、オーヴァードが治める国家の名』という認識だったようだ。 ▼エルについて 脱走者時代からインティファーダを率いていたオーヴァード。研究機関からの脱走を他のオーヴァードに提言した主犯格であり、事実上の『インティファーダ』のリーダーであった。 野良のオーヴァードの寄せ集めだった脱走者の中でも、レネゲイドウイルスとの適合がかなり早かった為か、戦闘能力が当時としては格段に高く、いつしか組織の内外から『背教者"Renegade"』と呼称されるようになった。コードネームの由来がレネゲイドウイルスである事は、言うまでもないだろう。 シンドロームは現在の分類でエンジェルハイロゥ/ハヌマーン。『像を操る』能力の保持者。 彼の能力は難解で、 「存在には実像と虚像がある。」 「本来は実像と虚像は重なっており、普通に暮らしている分には区別する必要は無い。」 「故に実像の位置を弄るだけで、認識する現象と実際に起こる現象に齟齬が起きる。」 と本人は供述しており、単騎での陽動を担当する事が多かった。 その難解な能力とは別に、彼は基礎的な戦闘能力がかなり高く、並のオーヴァードならばエフェクトを使用せずに倒すことすらあった。 これは、オーヴァードとしての能力とは別に後天的に獲得したものであり、轟木源十郎や岩倉成美など、オーヴァードに覚醒した武闘家との戦闘に対応していったからではないかと推察する者もいる。 ▼都築京香との関係について エルは少なくとも3回は都築京香と接触していたものと考えられる。 1度目は前述の通りであり、窮地に立たされた脱走者達に知識を与え、UGNに対する敵対勢力の拡大を目論んだものと思われる。 2度目はインティファーダ設立後、FHにセルとして合流しないか、というものであった。 エルはこれに対し「検討する」と言いながら返答を放置。その後、都築京香が再度接触するまでこの誘いがあった事自体を「完全に忘れてた」と供述している。 3度目の接触は、前述の誘いの1年後、返答の催促である。 この頃、インティファーダは日本だけでなく海外の"脱走者"模倣犯との合流や、リエゾンロードの打倒、クランの吸収を果たしており、当時としては破格の規模となっていた。 それに伴い、都築京香は「セルとしての誘致」から「リエゾンロードとしての誘致」に条件を変更した上でインティファーダのFHへの合流を再提案した。 この破格の条件に対してエルは、 「インティファーダは『オーヴァードだけの新世界を作る』為の組織だ。その為に旧世界の組織、体制は全て滅ぼす。」 「最終的にはFHと、もちろん貴女とも刃を交えないといけない。この誘いがどんなに魅力的だったとしても、僕はこの手を取るつもりはない。」 と返答した。 これに対し都築京香は、 「貴方がロードの座に就いてくれなかった事は残念ですが、オーヴァードの新世界を創るという理念には私も共感しています。組織は違えど、手を取り合いたいという姿勢を変えるつもりはありません。」 「それと帰る前にもう1つ。貴方がかつて病弱だった頃。免疫系の異常により身体中に『結石』が出来てしまう症状だったようですが...」 「どうやら貴方のレネゲイドは、その病魔すらも進化の過程と見なしたようですね。」 と言い残し、以降会うことは無かった。 ▼病状について 生まれつきの免疫系の異常。免疫反応の過程で何故か結石が出来てしまう症状であり、当時の医療技術では根本治療法の不明確なものであった。 病巣がどこにでも現れ、塞栓症を併発しかねない事が特徴的で、先天的な染色体異常が原因である事以外は不明であった。 オーヴァードになってからもこの症状が治る事は無かったものの、リザレクトによる強引な再生により、普通のオーヴァードでは有り得ないスパンでのレネゲイドの活性化を引き起こした。 それだけでなく、戦場で浴びたオーヴァードの返り血にすらもこの病状は抗体反応を示し、結石を生成し、体内に蓄積し、活性状態のレネゲイドウイルスが適応し、捕食、変異する。 そして、レネゲイド解放から間もない時期、初期段階の未発達で変異を繰り返し進化しようとするレネゲイドウイルスの特徴も相まって、エルの体内では生体濃縮に似た現象を引き起こした。 そして彼の末期症状、UGNに捕えられる直前、ジャーム化してなお戦いに望んだ際には、体表に赤黒いレネゲイドウイルスの結晶、今で言う『賢者の石』が表出していた。 ▼エルの最期 彼の最後の戦闘は、UGNとの抗争であった。 しかし、この際UGNは隠し玉として隠匿していた、シンドローム未分類のオーヴァードだけで編成された、対"背教者"用戦闘部隊『イレギュレイテッド』を一斉に実戦投入。変異種、対抗種、特異体、ベータレネゲイド(現代の分類でいうバロール、オルクス、モルフェウスシンドローム)を主戦力としてインティファーダを迎え撃った。 エルが陽動を担当すると予測された地点には轟木が自ら赴き、インティファーダの主戦力部隊に対してはイレギュレイテッド部隊13名での迎撃を行った。 インティファーダがオルクスの領域内に囚われ、一切の連絡が途絶えた事に気付き、エルは轟木を前に撤退。 連絡用と予備戦闘班の9~14班を待機させ、ジャーム班の15,16班と合流し、主戦力部隊と合流しようとする。 主戦力部隊との合流を果たすと、隊員らは血すら流すことなく"時が止まったように"動かなくなっていた。 重力と時間操作、領域操作による初見殺しにはエルも苦戦を強いられる事となる。 が、彼の体内のレネゲイドウイルスは、未知のシンドローム、希少なレネゲイドウイルスの侵蝕に歓喜した。 宿主の再生を捨て、稀血の凶刃を喰らい、成れの果てへと進化する。 そして胸部に結石は表出した。 レネゲイドウイルスの末期症状は、その目に映る『囚われた者』を解放すべく、遍く命を光に包み込む。 イレギュレイテッド部隊、全滅。 インティファーダ主戦力部隊2~8,15,16班、全滅。 異常現象の収束を確認し、エルの回収に第11班が向かうと、そこには満身創痍のインティファーダのリーダーと、原型を留めていない無数の血肉が拡がっていた。 帰還しようとしたその時、最後の追っ手が立ちはだかった。 UGN日本支部、初代支部長、轟木源十郎。 対するインティファーダは、回収用の第11班と満身創痍のエルのみ。 その力量差は火を見るより明らかであった。 回収班は、UGNに抵抗しようとした。 しかし、向かっても、向かっても、轟木にその刃が届くどころか、いくら進んでもその距離が縮まる事はなかった。 そして、気が付くと彼らは戦場の外に居た。 そして、全てが終わった後にリーダーの術中にあった事を知り、それが解けた事を知覚して、始めてリーダーの喪失を実感した。 インティファーダ主戦力部隊、第1班、死亡。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/5099038