タイトル:グリゴほいち! キャラクター名:アーサー・ヒューストン 職業:探偵! 年齢:28歳 / 性別:男性 出身:ウェールズの田舎 髪の色:アッシュグレー / 瞳の色:緑〜 / 肌の色:ちょっと不健康 身長:イギリス人の平均 体重:軽め ■能力値■ HP:9 MP:13 SAN:/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時   5   6  13  10  10  12  16  19   9  13 成長等 他修正 =合計=   5   6  13  10  10  12  16  19   9  13 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      65%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%  ●《ライフル》   52% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15% ●《隠れる》 60%  ●《聞き耳》 65%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 70%  ●《目星》  65% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%   ●《信用》  40%  ●《説得》60%  《値切り》  5%    《母国語()》95%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前        現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%   ●《オカルト》     50%   《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%   ●《芸術(紅茶)》    99%   《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》  1%   ●《心理学》40% ●《人類学》    16%  ●《生物学》      11%   《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》      1%   ●《博物学》20%  《物理学》    1%    《法律》       5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%  ●《芸術(精霊との交信)》15%   《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称        単価 個数 価格 備考 ウェールズくん      1   0   出身地、イギリス ウェールズのマスコットドラゴンのぬいぐるみ。赤い。30cmくらい。 デカいハードケース    1   0   中にライフル一丁とドラゴンのぬいぐるみ(ブリテンくん)が入っている。              1   0              1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: グリゴほいち! Arthur・Houston 「僕の名前はアーサー・ヒューストン!ニューヨークで私立探偵をしている者さ!」 「探偵といえば聞こえが良いがね、所詮只の便利屋ってところさ…悲しいことにね…」 「腕力にはあまり自信はないが、物を見る目には少々自信があるのさ!まあ、程々に期待してくれたまえよ!」 「この紅茶、どうやって淹れたんだ…?茶葉の銘柄は?産地は?いつの時期に採れたものをどのくらいの期間、どのような環境で保存していたんだい?そもそもはだねまず水なんだけれどね ニューヨークで私立探偵を一人で経営する男性。イギリス生まれだが、第一次世界大戦の少し前、1911年に移住してきた。 本人曰く、「前までは戦争をしていたが、元はといえば同じ国で生まれた人たちが暮らす国だもの、行ってみたいと思ってたんだよ」。 探偵社の名前は「as a H」。1914年設立。最近。 「近年に書かれ始めた小説、シャーロックホームズシリーズにあやかって付けた」とのこと。 私立探偵といっても、探偵ができる範囲での便利屋をやっていることが多い。ニューヨークなんざ、探偵社なんて腐るほどあるだろうしね。私立なんてたかが知れてるでしょ…(つゆすけの所感です。) 儲けはまちまち。めっちゃ儲かる時もあれば、閑古鳥の時もある。 「まあ、便利屋でできた色んなツテで、少しの贅沢をする分には困らない生活はなんとかできてるよ」とのこと。 ▼外観とか ・いつもニコニコしている。 ・トレンチコートに身を包み、大きなハードケースを1つ背負っている。仕事中はこの姿。これが探偵アーサー・ヒューストンの仕事着なのだ!夏は死ぬ。 ・白い手袋を嵌めている。手袋の下には、赤い宝石のついた指輪を身につけている。 手袋は、証拠品などを扱うために仕事中につけているだけ。必要とあらば外す。 ・手荷物に赤いドラゴンのぬいぐるみ、ウェールズくんがいる。これがないと、暗いところで一人で行動するのが心細い。 ▼性格とか ・表情豊か、といっても負の表情はあまりない。少し抜けたところのあるふわふわ男性。 ・善性の人物。困っている人がいれば手を差し伸べる。放ってはおけない性格。お人よし。 ・親切に見返りを求めない。その性格のせいで依頼料を取らず、財布が寂しくなることもしばしば。 ・親身に人の話を聴くため、人に好かれやすい。 ・若干霊感がある。といっても気配を感じる程度。声を聞くことも、姿をはっきり見ることも、こちらからアクションをかけることもできない。いるな…程度。 ・霊は普通に怖い。暗いところで一人でいるのに不安を感じるくらいには。 ・少し世間知らず。若くして探偵業を始めた為、学が浅いことが関連している。 ・人情を重視するあまり、真実をうっかり見落とすことがある。 ・時折冷徹な一面を見せる。これは自身の正義と相容れない存在に対する態度である。浅学ではあるが、全ての人間が手を取り合い、同じ思想と正義を共有することはできないということは弁えている。 ▼過去とか ・グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国のウェールズ出身。田舎で育ったごく普通の、純朴で優しい少年。 ・怖がりで泣き虫なちょっと暗い男の子の友達がいた。彼の手をいつも引いていたからか、困っている人に手を差し出さずにはいられない。 ・小さい頃からたまに、暗いところやお墓の近くでぼんやりとした気配を感じていた。怖がりで泣き虫の友達はそれにとても怯えていたため、よく慰めていた。ウェールズくんはその流れでお揃いで買った思い出の品。 ・1911年、齢22歳という若さでアメリカ合衆国ニューヨークへ渡り、探偵業を始める。本人曰く、「アメリカはまだ出来て歴史の浅い国だから、困っている人が沢山いるはずだ。僕はそんな人たちの力になりたいと思ったんだ」。 ▼生活とか ・ニューヨークで一人暮らし。探偵社に私室を兼用した部屋があり、主な居住地はそこ。仕事上、別の場所にいることが多い。 ・あまり鏡を見ない。寝癖がつきっぱなしのことがある。清潔感が最低限あれば、そんなに気にしない。 ・探偵(というか便利屋)という職業柄、古い型のライフルを一丁、所持している。治安を懸念し、念の為。一応すぐに人目に触れないように、外からは銃が入ってるとは分かりづらいハードケースに入れている。手入れは良くされている。 ・私物は少なめだが、本と謎物品が異様にある。特にオカルトや宗教、心理学に関する本が多い。 「心理学は近年また新たな説が上がったからね。職業上役に立つし、面白いよ!」とのこと。 謎物品は、調査中に謎に押収した謎のもの。どうにもすることができずに事務所に放置している。 ・ニューヨーク暮らしには大分馴染んだものの、紅茶とアンティーク家具だけはイギリス本国から輸入されたものに拘りがある。 大戦の影響で安定した輸入が期待できないため(多分…歴史弱いので、すみません…)、時折茶葉を切らしたりしてはため息をつくことも。 ・紅茶が好き。イギリス人だもん。 以下、秘匿〜〜〜〜〜🎵 ▼最初に 上記で述べた外観、性格、過去は「アーサー・ヒューストン」のものであり、この人物のものではない。 この人物の名前は「ジェームズ・モーガン」である。 CoC『Grim Grinning Ghosts』 HO1 探偵 PC:James・Morgan ■Ho1あなたは探偵だ。  あなたはニューヨークに探偵事務所を構える「私立探偵」であり、  知る人ぞ知る「祓魔師」(エクソシスト)である。  この世界には、表に出ていない不可解な現象とそれに対抗するいわゆる魔術師と呼ばれる人間達がいる。祓魔師も魔術師と言われるもののうちの一つだ。 本来魔術師は「ニューヨーク市保存協会」の承認免許を得なければ活動は許されていない。あなたは監視の目を掻い潜り個人的に活動をしているモグリの無免許祓魔師と言ったところだ。活動を行っている理由はあなたに任せる。何にせよ協会からすればお尋ね者、指名手配されているのである。 私立探偵という肩書きは事務所を構える為の都合の良い隠れ蓑の肩書きに過ぎないが、探偵としての依頼ももちろん入る。現在は警察が匙を投げた行方不明事件などの依頼を受け調べていたが、手がかりが何も掴めずほとんど手詰まりのような状態で、そろそろ受け取った前金だけでは生活も厳しくなってきた。 そんな中、あなたのもとにとある資産家からの依頼が舞い込む。「探偵」ではなく「祓魔師」としての仕事の依頼である。住んだ者には必ず不幸が降りかかるという曰く付きの館。資産家の目的はその館の悪霊をあなたに祓わせ、物件を購入することである。今は誰も住んでいないという森の奥の洋館だが、外観も土地の広さも充分広く、あなたのような犯罪者紛いの「祓魔師」を雇ってでも購入したい物件らしい。特に裏があるようには全く感じなかったためあなたはその依頼を二つ返事で受けることにした。多額の報酬が約束されている。あなたは館へ訪れることになる。 ※「ニューヨーク市保存協会」 表向きは歴史保存という名目で歴史上価値のある建物や物品を保護しており、裏では霊や悪魔、魔術師から一般の人々を守るいわば警察のような一面を持っている。更に秘密裏に魔術書やアーティファクトを独占し裏から社会を制御する組織でもある。魔術師界隈の警察機関のようなものだ。 【呪文:死霊祓い】 あなたが持っている、赤い宝石のついた任意のアイテムをかかげ使用が出来る。ブローチでもペンでも構わない。身につけておけるものだと不便がないだろう。これがなければ死霊祓いは行えない。他人から譲られたものである。どういった経緯であなたのものになったかはあなたに任せる。  呪文は任意のタイミングで使用することができるが、相手が大勢であった場合、闇雲に払っていても無闇に自身のMPと精神をすり減らしてしまい身を滅ぼしてしまうだけである。 あなたは複数の亡霊が集まっている場合には、その力の「元凶」「亡霊たちの主」又の名を「ゴーストホスト」がいることを知っているだろう。  「ゴーストホスト」を払えばそれに奇縁する亡霊も退散していく。しかし「ゴーストホスト」は大きな力を持つため、従来よりさらに消耗が激しい。1日に「ゴーストホスト」を祓うチャンスは一度のみだ。慎重に見極めなくてはならない。 「ゴーストホスト」を祓う場合:10MPのコスト、1d6のSAN値減少。 【あなたの目的:ホーンテッドマンションに棲む悪霊を祓うこと】 「やあ、こんにちは。『アーサー・ヒューストン』に用事がないのであれば、『アルセーヌ』にご用かな?」 「報酬次第では話を聞こうか。何、人助けもタダじゃないもんでね。なんてったって、人助けは人を助ける力がある者かバカがやるものだ。前者の人助けには報酬があって然るべきだろう?」 「知らなさすぎるのも良くないが、知りすぎるのも良くないと思わないか?私"たち"はそのせいでロクな目には会ってこなかったのでね。」 「死霊も怖いが、一番怖いのは人間だよ。ほら、お前の隣に立っている人間。そいつは本当に味方か?」 「そもそもはねまずは水なんだがね、これは硬度といって、水に含まれるミネラル分から関係してくるんだ。たとえば君、この茶葉に対してそこに見える蛇口から出した水をまさかそのままケトルに入れて沸かした訳じゃなかろうね?ここの地域の蛇口の水源をご存知か?ここら辺の水は ニューヨークで私立探偵の隠れ蓑を被り、モグリの祓魔師をしている男性。イギリス出身。 1912年からニューヨークに住み始め、1914年に私立探偵社「as a H」を設立する。 表向きは探偵社を名乗り、程々に探偵業や便利屋まがいの仕事を受けつつ、たまに舞い込む祓魔の依頼を本業としている。祓魔師としては「アルセーヌ」を名乗っている。 祓魔師業では相手にもよるが、危険度が高いほど報酬をぼったくる傾向にある。 まれに気まぐれで報酬を受け取らないこともあるが、基本はきっちり前金を取り、報酬も払わせる。 こっちで大体ぼったくるので探偵業はもはや趣味。 しかもぼったくる時に大抵「ニューヨーク市保存協会」の名前を出す。 報酬をぼったくるだけなので、解決できなかったら返金はするし、依頼者が事件について知りたがっていることは全て開示する。値段だけ人の心が無い。 現在、ニューヨークで「アーサー・ヒューストン」という人物の人生を演じている。 陰気で偏屈、皮肉屋なイギリス紳士。 ▼外観とか ・「アーサー・ヒューストン」の外観と同じ。 ・赤い宝石のついた指輪は【死霊祓い】を使用するために使うアイテムのフェイク。死霊祓いの際に大袈裟に手袋を取り、手袋を胸元にしまってから、高らかに拳を掲げる。 ・本当の【死霊祓い】のアイテムは胸元に付いているブローチ。心臓をデフォルメした様なモチーフに加工されている。 ・ライフルの入ったハードケース内に、赤いドラゴンのぬいぐるみ、ブリテンくんが入っている。 ▼性格とか ・「アーサー・ヒューストン」の性格のうち、「冷徹な面を見せる」の表記のみ、ジェームズの性格。アーサーならば、手を取り合えなくとも、割り切ってしまうようなことはしない。 ・陰気で偏屈。皮肉屋。 ・猜疑心が強く、悲観的。自己肯定感が低い。多くのものに恐怖や嫌悪を感じているが、特に霊を嫌悪する。この性質は、生い立ちや過去の事件から強く影響を受けている。 ・生真面目で、若干融通が利かないところがある。というよりかは、自身の身を守るためにわざと融通を利かせないようにしている。線引きの意識が強い。 ・若干霊感がある。姿と声を認識できる程度。霊の姿とどういう音を発しているのかを知覚できるだけで、こちらからアクションをかけることは【死霊祓い】のアイテム無しではできない。 ・善性のある人間であったが、過去の事件から、今は自身を最優先としており、他者を容易に切り捨てるようになった。特に無償の優しさを他者へむけることが、かなり少なくなった。 ・人情よりも理論を優先する。働きには相応の報酬を。感情に結果を左右されるなど言語道断。 事実を見て、理論整然とした答えを出すことが望ましい。 ▼過去とか ・グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国のウェールズ出身。田舎で育った、普通の人とは少し違うものを見聞きしてしまうだけの普通の少年。 ・霊が見えるせいで、よく変わり者扱いを受けていた。その為、人と会話をすることを好まない。基本的には本を読んだり絵を描いていたり、一人でいることを好む。 ・霊側からも見えるからという理由で、いろいろちょっかいをかけられた。一人で怖い目によく会っていて、警戒心の強い性格となる。 ・霊についての話を信じて貰えることの方が少なかった為、物事の説明を行うのを面倒に思う傾向にある。 ・一人でいることが多かったからか、勉学に励むことも好む。霊を絶対否定してやるの熱意だけで、時には飛び級も行い、大学まで進学した。 ・小さい頃から、純朴で優しい友人が一人いた。自分の見えるものを完璧では無いものの理解を示してくれた、唯一の友達だった。お揃いの赤いドラゴンのぬいぐるみ、ブリテンくんを今でも大切にしている。 ・友達が祓魔師としてニューヨークに移住した後も、ちょくちょく会いに行っていた。祓魔のために霊を見てほしいと助力を願われたこともあった。 ・友達がニューヨークで消失する事件をきっかけに大学を中退。ニューヨークへ渡って、祓魔師兼探偵としての人生を始めた。 ▼生活とか ・「アーサー・ヒューストン」の生活と同じ。 ・鏡をあまり見ないのは、余計なもの(霊)がよく映り込むから。あとは、「アーサー・ヒューストン」が存在しない事実から目を背けるため。幼少からの習慣に拍車がかかった感じ。 ・自身の霊感によって見える霊を否定することを原動力に、宗教や心理、哲学、自然科学などの学問を大学でいくつか学んでみた。 学んだ結果、霊を逆に否定できなくなり、事件が起きたことも相まって大学を中退した。この敗北を未だに悔しく思っており、大学を中退した今でも隙あらば勉学に励んでいる。大量の本はそれ。 ・事務所の謎物品はアーティファクトだったものとか曰くつきの品物。後で壊すか捨てるか有効活用するかする。 ・ぬいぐるみのブリテンくんがないと寝つきが悪い。小さい頃は霊が怖くてそのぬいぐるみ無しでは寝られなかった。 ぬいぐるみは1ヶ月に一回ほど、天気のいい日に洗われる。 ・con6のため、風邪をめちゃくちゃにひきやすい。ちょっとだけ健康に気を遣っている。 ・紅茶にうるさい。イギリス人だもん。(芸術(紅茶):99) ▼過去の事件の概要 ニューヨーク市保存協会に所属する年若い祓魔師が任務中に死霊に呪われ、解呪が間に合わず消失したという、この業界ではごくありふれた事件。当然一般の人には秘匿される。 任務自体は祓魔師の同行者の協力もあり、成功を納めた。危険な魔術書は協会が無事押収し、管理下に納めることができた。 損害状況の一部:祓魔師に贈与したアーティファクトである、赤い宝石が何者かに盗難された。 ジェームズはこの事件における同行者であり、アーティファクトの赤い宝石を盗んだ犯人である。 現在彼は、盗んだアーティファクトによって祓魔の術を扱えるようになった。 (なぜ発狂してないのかについては、友人の死を見たSANcに成功した&休養期間があったからとさせていただきます…) ▼祓魔師をしている理由 ニューヨーク市保存協会に所属していた友人の死がきっかけ。 彼を救うことを後回しにした結果、見殺しにした協会に少しでも損害を与え、面子を潰すことが目的。 だからこそ関わりたくもない霊や人に関わり、人助けや祓魔なんてやるのだ。 そして保存協会が不利益を被った分、自分は利益を得て、面白おかしく暮らしてやろうと思っている。 嬉しいことに、祓魔の依頼は儲かるんでね。 いや〜、参るね。これが持つものの特権ってやつかい。保存協会の無様な姿を横目に、人生一花咲かせてしまおうか。 なので、自分の身が危ないと思ったらすぐに依頼を放棄して逃げるし、依頼者や無関係の人に被害があってもあまり気にしない。ジェームズは。 ただなんとなく、自身の後ろについて回る、親しげな影法師の視線が気になるだけで。 なんだかんだで結局根負けして、人助けを完遂してしまう。クソッタレとかいいながら。 なので自身の命がかかってる料として、依頼料をぼったくるのである。 ▼過去の事件の詳細(ほぼ小説だよん。長いので読まなくていい。) イギリスに住む、アーサー・ヒューストンは自身の霊感を人助けに役立てたいと考えていた。そんな中、彼はニューヨーク市保存協会という、人々を不思議な存在から守ることを生業としている組織があることを知る。 ヒューストンは、同じく霊感を持ち、それに悩む友人のモーガンに、保存協会のことを話した。彼は霊感を持つことを悲観し怨むその友人に、生まれ持ったものは必ずしも悪いものではないこと、人を救うことができるかもしれないことを伝えたかった。 しかし、臆病で疑い深いモーガンはその話を信じなかった。その友人に道を示してやるために、自身がまずは祓魔師となろう思い立ち、ヒューストンは単身でニューヨークへ渡った。 元々お人よしで人助けが好きなヒューストンに祓魔師という仕事は向いていたようで、いつしかそれなりの評判が集まるようになる。 評価が高くなれば、当然危険な仕事が舞い込むことは明白である。 自身の霊感だけでは、危険な仕事に挑むのは不可能と判断したヒューストンは、故郷の友人に助力を願い、時に2人で祓魔の仕事を行うこともあった。 そんな生活をして一年ほど、ヒューストンはニューヨーク市保存協会からとある魔術書の入手の命を受けた。 その頃、不死の実現を掲げ、不気味な儀式や事件を度々起こしていたカルト集団があった。どうもそれの元凶である魔術書を保存協会で押収したいらしい。 今回の仕事も危険だと判断したヒューストンは、モーガンをイギリスから呼び寄せてから仕事に取り掛かることにした。 今回もいつも通り、2人でなんとか成功を納めるはずだった。 押収の命を受けた魔術書は恐ろしいものを呼び寄せた。邪神である。 ヒューストンはその邪神に魅入られたのであった。 ひとまず魔術書を保存協会へと提出して仕事は終えたものの、邪神に強く影響を受けたヒューストンは、体が少しずつ風化し、砂塵のように崩れていくようになっていた。 その様子を見たモーガンは、ニューヨーク市保存協会に押収した魔術書の解読をしたいと申し出た。しかし、一般人であるモーガンに魔術書の閲覧は許可されなかった。 その後も何度も魔術書の解読とヒューストンの治療を願い出るも、保存協会側も魔術書を安全に扱う方法が確率できておらず、安易に魔術書に手出しするべきではないと判断し、モーガンの申し出を許可できずにいた。 結果、保存協会側が魔術書の安全を確立して解読を終えた頃には、ヒューストンは僅かばかりの砂塵の山となってしまったのである。 ニューヨーク市保存協会のことをご存知だろうか。霊や悪魔、魔術師から一般の人々を守る組織である。しかし、その組織は、魔術書やアーティファクトを独占し、裏から社会を制御するという一面も持ち合わせていた。 砂となったヒューストンを前に、モーガンは打ちひしがれた。 保存協会が言っていたことは分からなくもない。あの魔術書は下手をすればこの街一帯を砂漠にすることだって容易だろう。 大衆の安全と引き換えに、自分の大切な友人の命は砂となり消え失せた。 しかもその死を、ニューヨーク市保存協会は秘匿せよと言う。忘れろ、無かったことにしろと。この凄惨な死とそれに纏わる真実は、世間に広まれば混乱が招かれる。それは避けるべきなのだと。幸い、犠牲者は少なく済んだのだから。 モーガンが何を言っても、彼は後ろ盾を持たない、ただの一般人の一人である。強大な力をもつ組織の前では、その言葉は結果を変えうるものにはならなかった。 組織によって、ヒューストンの死は隠蔽され、カルト解体の快挙だけが世間には知れ渡った。 アーサー・ヒューストンは邪神だけではなく、人の手によっても消失させられたのである。 モーガンは許せなかった。人を助けたいという想いだけで自身の命を差し出してしまうような友人の死が、友人の命を奪った真実が握りつぶされて消されてしまうことが。 疑い深いモーガンは思った。ニューヨーク市保存協会は、こうして数々の不都合を隠し、社会を制御してきた。 この保存協会が人の味方であると、本当に信用できるのか、と。 今回は保存協会にとっての不都合が魔術書とヒューストンの死であったから、大きな損害は無かった。しかし、その不都合が社会を改変せざるを得ないような大きなものだったら? 力の不均衡はいつか恐ろしいものを呼び寄せる。現に今、世界を巻き込んだ戦争がそうではないだろうか。 モーガンはヒューストンを奪われた怒りと協会への不信感から、ニューヨーク市保存協会の鼻を明かしてやることを心に決めたのだ。 いつかそのやり方が不完全であるということを、大衆の目前に叩きつけてやる。 そうでもしないと、あの優しい友人が命と引き換えに沢山の人々を護ったのだという話が、幼い頃に笑われた幽霊話のように信じてもらえないことを、許せそうになかった。 それがジェームズに起きた事件。私立探偵社『as a H』が設立され、ニューヨーク市保存協会に仇なす祓魔師、『アルセーヌ』がニューヨークを騒がせるようになった理由である。 ジェームズが現在使用している【死霊祓い】のアーティファクトは、ニューヨーク市保存協会に所属していた祓魔師、アーサー・ヒューストンの遺品である。 また、彼が持っているライフルは、アーサーとカルトへ向かった際にアーサーを守る為にカルティストから必死で奪ったものである。最後の共闘で得た戦利品であった。 ジェームズはこのライフルに多額の金を注ぎ込んで、修繕と手入れをしてきた。そのせいで、探偵社を開いたばかりの頃は生活が苦しかったものだ。 彼はこの銃口をニューヨーク市保存協会にいつでも突きつけられるようにしている。 アーサーの死因、クァチル・ウタウスを想定して書いてます。カルナマゴスの遺言を不用意に見たんでしょう。 アーサーは死霊にはなってないと思います。クトゥルフの世界だもん。なったとしても、都合よくPCの後ろになんてついて回るなんてできないでしょ。 ■簡易用■ アーサー・ヒューストン(男性) 職業:探偵! 年齢:28歳 PL: STR:5  DEX:10  INT:16 アイデア:80 CON:6  APP:10  POW:13  幸 運:65 SIZ:12 SAN:99 EDU:19 知 識:95 H P:9  M P:13  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:380 個人技能点:160) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]