タイトル:ヴィガー・シエル キャラクター名:ヴィガー・シエル 種族:人間 [特徴:剣の加護/運命変転] 生まれ:戦士 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢: 性別: 髪の色:   / 瞳の色:   / 肌の色: 身長:172 体重:69 経歴1: 経歴2:B 2-2 同じ夢を何度も見ている 経歴3:B 4-2 大喧嘩したことがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    7      9      5    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   4  10   6  10   6   7 成長   1                →計:1 修正 =合計= 13  17  15  19  11  12 ボーナス  2   2   2   3   1   2    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   6   5  28  12 特技         0   0 修正 =合計=  6   5  28  12 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:3 Lv ファイター 3 Lv  / エンハンサー 1 Lv ■戦闘特技・値■ [参照]  特技名     : 効果                       : 前提 [p1-281]武器習熟A/メイス : ダメージ+1、Aランク装備可能            : [p1-288]なぎ払い     : 3体までの敵(選択可)を同時攻撃。ただしダメージに-3 : 2H近接武器    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0   0  17  51 修正 特技        0 =合計=  0   0  17m  51m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名   : 効果     : 前提 [p]  キャッツアイ : 命中力判定+1 : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : 3   5   5   5 グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 330  2H片  15   1   6  30  12   6 [メイスB] *ヘビーメイス / (1-305p) =価格合計= 330 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 13      4   340 ハードレザー / 盾 :              / 修正: = 合計 =    5   4   340 G (回避技能:ファイター) ・装飾品    価格 名称    / 効果 頭 :         / 耳 :         / 顔 :         / 首 :         / 背中:         / 右手:   器用の指輪 / 左手:         / 腰 :         / 足 :         / 他 :         / =合計=0 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考               1   0 保存食 1週間分    50  1   50  @3               1   0               1   0               1   0 ヒーリングポーション 100  0   0   @1               1   0               1   0 器用の指輪      500  1   500  @1               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0               1   0 =所持品合計=    550 G =装備合計=     670 G = 価格総計 =    1220 G 所持金    690G 預金・借金    G ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、地方語 技能習得言語: ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点: 24 点 合計名誉点: 24 点 ■その他■ 経験点:160点 (使用経験点:4000点、獲得経験点:1160点) セッション回数:1回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   1160点(1000 / 110 / 1回) 2-        0点(   /   / 回) 3-        0点(   /   / 回) メモ: 1-6 故郷にいられなくなって ヴィガー・シエルは、ルーノン村のシエル・ド・スルンツェというパン屋の長男として生まれた。 夫婦で経営するそのパン屋は、村でそこそこ人気だった。ヴィガーも小さい頃からお店を手伝っていた。 ヴィガーが8歳の頃、ブロトという弟が生まれた。 "立派なお兄ちゃんになるのよ" 母スールェがよくそう言っていた。 立派なお兄ちゃんになるために、ヴィガーはたくさんお手伝いをした。 父イルの言うこともしっかりと聞いた。 "弱きものは守るべきもの。強きものを恐れるな" 父がよく言っていた。 弟ブロトの面倒も見、ヴィガーは実直に育っていった。 ある日ルーノン村に新しくパン屋ができた。 そのパン屋にはどうやら最新の機器があり、たくさん個数を作れるため、シエル・ド・スルンツェよりも安くパンを販売していた。 シエル一家は頭を悩ませていたが、常連の人に良くしてもらったり、ピザ屋さんと提携を組めたりして、なんとか経営できていた。 その日は年に1度の祭事の日で、シエル・ド・スルンツェは混んでいた。 ヴィガーは、売り切れたシナモンパンを補充していた。 その横目でヴィガーは見てしまった。 仕事仲間のオリードが、ある常連さんが買ったバゲットを3Gで売っていたのだ。 そしてその3Gのうち1Gををオリードは自分のポケットにしのばせた。 本来は5Gのバゲット。祭事だからといって割引があるわけではない。 そしてポケットにしのばせた1G。あれをオリードはどうするつもりだろう。 純粋で素直なヴィガーはわからなかった。 オリードが何を考えているのかも、その常連が帰り際にオリードに送ったウィンクの意味も。 見間違いかもしれないとヴィガーは思い、しばらく仕事をするふりをしてオリードを観察していた。 そして考えていた。なぜオリードがこんなことをしているのか。 しばらくは普通にパンを売っていたオリードだったが、さっきと同じ光景を今度はしっかりとその目で見た。 定価よりも安くパンを売って、その人からもらったお金の中から今度は2Gをポケットに入れる。買ったその人の前で。 そのお客さんは薄笑いを浮かべて、それに答えるようにオリードもまた笑った。 それを見たときヴィガーは理解した。今この人たちが悪いことをしているのだと。 ヴィガーの脳内でフラッシュバックする。 まだまだ子供だった頃のヴィガー。村の子達によくいじめられていた。 いじめっ子たちはいつも同じ顔をしてヴィガーを見る。人を見下したような、嘲弄するような、 その薄笑いがヴィガーは嫌いだった。 人は悪いことをするときいつも同じような笑い方をする。 その顔を,またヴィガーはみている。 オリードは特定の常連さんと協同してお金をくすねていたのだろう。 ヴィガーは激怒した。 行く宛もなく放浪していたオリードを雇ってくれた自分の両親へのお返しがこれか! たまに、”休んでていいよ”と売り子を変わってくれたのもこのためか! ライバル店もいる中、なんとか頑張って営業できているのに! 込み上げる怒りに身を任せたヴィガーは、オリードのポケットに入った右手を取り、 "何をやっているんだ!" と叫んだ。 ”お前があの客を使ってお金をくすねてるのを見たぞ!” と、そのお客さんに指を指した。 オリードの悪行に気を取られていて気づかなかったが、 その常連さんとは、シエル・ド・スルンツェと提携を組んでいたピザ屋の店長の奥さん、ノーマー婦人だった。 ”あら、なぜそんなひどいウソを付くのかしらヴィガーちゃん、私がそんなことをしたっていうの?” 少しムッとしたノーマー婦人は、白を切って店を出ていこうとした。 待て!とヴィガーは彼女を掴む。 それを振り払おうとしたとき、勢い余って掴んだ衣服が破れてしまった。 とたんに彼女は憤慨し、大声でヴィガーを罵った。 ヴィガーも負けじと彼なりの正義を貫き言い換えしたが、それは父イルに止められた。 "うちの息子が大変な無礼を働いてしまい申し訳ございません。" パンを焼いていたイルは騒動に気づき店の方に出てくると、何が起きたかも聞かず、その婦人にただ謝っていた。 ヴィガーがわけを言おうとしても、イルはヴィガーに喋らせず、その婦人の機嫌をこれ以上損ねないよう努めた。 数日後、シエル・ド・スルンツェを解雇されたのはオリードではなくヴィガーだった。 ヴィガーを解雇しないと、ピザ屋のパンはほかで買うと店長に言われたのだ。 そのピザ屋との関係を切るということは、シエル・ド・スルンツェが潰れると同意だった。 ノーマー婦人はヴィガーの顔を見なくなってせいせいした。 ヴィガーはなぜ自分が解雇されたのかも、父や母が自分の言うことを聞いてもらえないのかもわからなかった。 きっとそれは証拠がないから、二人はあの現場にいなかったから信じてもらえないのだと思い、 ノーマー婦人のあとをこっそりつけ、他に悪行をしていないか探った。 しかし、それもノーマー婦人に気づかれ、両親へのクレームにつながった。 もう余計なことはしなくて良い。とりあえずお店に迷惑をかけないようにと、 ヴィガーは怒られた。 どうやら大人の事情ってものがあるらしい。 悪いことを放って置かないといけない理由が。 ヴィガーは納得しなかった。 ヴィガーは言うことを聞かなくなった。 ヴィガーの言うことを聞かなくなった。 可愛がられるのは弟ブロトの方になった。 そんなヴィガーの居場所はルーノン村になかった。 ヴィガーは旅に出て冒険者になった。 目標ができたからだ。 それは冒険者ランクをハイペリオンにし、有名になって村に変えることだ。 そしたらきっと両親も認めてくれる。 迷惑そうにせず、また笑顔で迎えてくれる。 そうだ、お金をいっぱい稼いで、シエル・ド・スルンツェを大きくしよう! そしたらまた雇ってくれるかな。 また褒めてくれるかな。 そう夢を見ながらヴィガーは旅に出た。 。。。。。。。。。 "偉いわヴィガー!お掃除してくれたの!" "うまくなったじゃないかヴィガー!これなら立派なパン職人になれるぞ!" 小さい頃の記憶。 両親からたくさん可愛がられたあの日々。 この夢を見るのはもう何回目だろう。 "弱きものは守るべきもの。強きものを恐れるな" この言葉を心に留めながら、立派な息子にお兄ちゃんに、なるために ヴィガーは今日も戦う。