タイトル:✧トレフル キャラクター名:Trèfle=chérie・Azalée(トレフル=シェリ・アザリー) 職業:参謀総長 年齢:18歳 / 性別:男性 出身:リヴィシア(C国) 髪の色:白髪 / 瞳の色:翠/蒼 / 肌の色:色白 身長:145cm 体重:軽め ■能力値■ HP:11 MP:16 SAN:66/95      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  10  12  16  13  17   9  18  17  11  16 成長等 他修正 =合計=  10  12  16  13  17   9  18  17  11  16 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      76%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%   ●《拳銃》   80%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》80%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 80%  ●《目星》  80% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前      現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》  1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(軍事作戦)》95%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》   10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》       % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》  15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》85%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》   5%    《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》4%    《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%   ●《心理学》80%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%   ●《天文学》    6%   ●《博物学》35%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称          成功率 ダメージ  射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考 IMIデザート・イーグル   80 1d10+1d6+3   15m     1    7    9 / 愛用している拳銃。                                        / ■所持品■ 名称             単価 個数 価格 備考 拳銃(IMIデザート・イーグル)    1   0   愛用している拳銃。フルールに持たされた。 指輪                1   0   翠の石が嵌まった指輪。 鋏                 1   0   基本的に花の手入れ用。 携帯端末              1   0   通信機器代わりとか。 ハンカチ/ティッシュ        1   0   いつも持ち歩いてた。 絆創膏               1   0   上記と同様、いつも持ち歩いてた。 四葉のクローバーの押し花      1   0   大切な人にもらったものを押し花にした。 三つ葉のクローバーの押し花     1   0   大切な人の遺品。 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 🌸『蹂躙するは我が手にて』HO3 クトゥルフ2015より〈執事/メイド〉を参考に技能を取得しています。 Trèfle=chérie・Azalée(トレフル=シェリ・アザリー) 「僕(私)」「君/貴方」「〜さん/呼び捨て」 Trèfle→クローバー chérie→マ シェリ(愛しい人) Azalée→アザレア 全てフランス語から。 また、トレフルにはどれが名前でどれが苗字、といった概念はありません。全て名前です。お好きなように呼んでいただければと思います◎(アズ、と呼ばれるのだけは嫌がりますが……) ✧イメージカラー『#4fd6cf』 ◯国について ・国名は『リヴィシア』。由来は菫とアヤメと桜のフランス語をごちゃごちゃ〜っとしたものです。全体的に日本とフランス、イタリアを少しモチーフにしています。 ・海に面していることから水源が豊富であり、美しい花々が有名。四季はあるものの寒暖差は非常に穏やかであり、冬はそれほど寒くならない。その為、いつでも多くの花が見られる。また、畑も多くあり、自給自足がわりとできている。石油等は多くはとれないものの、代替エネルギーでまかなえている。 ・花畑があるのは勿論のこと、外壁から街中のモニターまで、あちこち花で彩られている。上記のように花畑や森、畑が多く存在し、そのどれもが大きく、人口と比較すると国の面積はやたらと広い(人口は約1300万人程、面積はおおよそ600万㎢程。オーストラリアより小さい)。 ・ある程度の広さを持ちながら、日本で言う都道府県、のような細かい括りはほぼ無いに等しい。存在するのは、王都(中央)、東西南北それぞれ、といった大まかなものである。物や人の殆どが王都に集中しており、東西南北にあるのは村や大きな花畑、森、農場が殆ど。多くはないが牧場や工場なども勿論存在する。言ってしまえば、一つの村や街の規模があり得ないくらい大きくなった感じの国。 ・国民性は基本的に穏やか。初対面の相手にも優しく接する人が多い。治安も良く、目立った犯罪はほぼ起きない。貴族と平民という身分の差はあれど、平民も貧しいわけではなく、普通に暮らしていけるだけの財はある。また、教育が進んでおり幼い頃から基礎を叩き込まれる為、歳のわりにやけに賢い子供も多い。賢さゆえ、変に達観していることも少なからずある。 ・国の体制は立憲君主制(日本)に近い。国王がおり、国内の行事や多少の物事は国王が権限を持つことになっているが、他国との関わりだとか、中でも特に戦争関連のことは軍が決定権を持つ。 ・どこか古めかしく、おまじないや言い伝えが古くから信じられている国。双子は災いを呼ぶとして忌み嫌われていたり、誕生花占いが老若男女問わず日常の一部として馴染んでいたり(日本で言う星座占いや血液型占いのような感覚。主にテレビのようなものや街のモニターで流れている)。星座占いや血液型占いもないわけではないが、圧倒的に誕生花占いの方がメジャー。流石に国民全員ではないが、多くの人がその日のラッキーカラーと同じ色のお花や服を身につける。 ・成人は男女問わず15歳とされている。働くことができるのは10歳から(家業の手伝いは別)。学校は各地にある孤児院に併設されており、孤児と校舎は別だが一緒に遊ぶことも可能。孤児院の校舎に通う子供たちは、0〜3歳までは芽(germe/ジェルム)、3〜10歳までは蕾(bourgeon/ブールジョン)、10〜15歳までは果実(fruit/フリュイ)、と呼ばれる。さらに細かく言うなら、10〜12歳は花弁(pétale/ペタル)とも呼ばれる。 ・上記を簡単に例えると、 芽/ジェルム→幼稚園生 蕾/ブールジョン→小学生+中学生 果実/フリュイ→高校生+大学生 花弁/ペタル→高校生のみ となる。蕾までの教育課程を修了していれば、基礎的な学力はついていることになる。戦争中は優秀な人材を育てる為、さらに教育に力が入れられた。 ・街は主に石畳の地面や白い外壁など、洋風の外観が目につく。高い建物(ビル)などはほぼ無い(土地が広いので、横に幅を取る建物が多い)。 ・宗教はこの国独自のものが根付いている。基本的に食べ物や飲み物等、これは口にしてはいけない、という制約は無い。目立った決まりとして、花を愛し、毎日神に祈ること。また、一週間に一度は花の加護を受ける(花を食べる)こと。そうしなければ、夜に出る魔物に骨まで食べられてしまう……とかなんとか(これも言い伝えのようなもの)。なんらかの理由で長期間花を食べることが難しい場合は、眠る時に自分の傍に花を置くこと、とされている(押し花やハーバリウム等でも良い)。 ・ちなみに花は魔除けになる、と信じられているので、宗教の決まりに関係なく寝室に花を飾っている人が多い。長いこと航海に出たり、他国に滞在したりする場合は、大抵押し花などを持っていく。 ・国の行事としては、花日流し(かじつながし)、舞華会(ぶげかい)、祈祝式(きしゅくしき)が有名。どれも自由参加。 ・花日流し→この国で年に一度夏の頃に行われる、日本で言う灯籠流しのようなもの。故人を想い、花を流す。使われた花は全て墓地に飾られる。戦争中も小規模ながらほぼ毎年行われた。 舞華会→いわゆる舞踏会。王家主催で年に四度(多い時はそれ以上になることも)四季にあわせて開催され、平民から貴族まで身分を問わず参加できる。ただし、お酒も出るので成人している人のみとなる。仮面舞踏会のように顔や頭に何かしら施すのが決まりで、定番の目元を隠すマスクやシルクハット、ヘッドドレスやコサージュ、付け髭なんかも良しとされている。この会では身分を気にしてはいけないという決まりがある(誰が誰かバレバレであったとしても)。ちなみにお金がもし無くても、事前に王家に申請すればドレス等は最低限借りられるようになっている。戦争中は頻度が減り、地下で行われた。 祈祝式→一年に一度、春に行われるお祭り。イメージとしては七夕とお花見を足した感じ。平和を祈り、日々を無事に過ごせていることを祝うもの。日中は聖歌隊の子供達が花冠を被って王都の街を歩き、歌いながらお菓子(フォーチュンクッキー)と花を配る。クッキーの中の紙には運勢の他に余白があり、そこに願い事を書いて花で作ったリースに括る。リースは玄関の扉に飾るのが一般的。三日間飾ったら焼却する。また、夜はなるべく家族揃って食卓を囲めるよう、仕事等を早く切り上げることを推奨されている。戦争中は頻度が減った。 ・花日流しの為だけに街中に水路が引かれている。ちょっとした川のようになっており、子供が落ちないように柵も取り付けられている。 ・他国の旅行者は丁重にもてなす、というのが国の方針としてある。花が有名なだけあって、それなりに旅行者は多い。はるか昔は神様をもてなしていたのだとか、そういった言い伝えが残っている。 ・主な観光地は各地の花畑だが、他にも花日流しの水路や、大きな商店街や花街、オルテンシア教会(トレフルのいたところ。聖歌隊がいることもあり、国内で一番有名な孤児院)も観光地として挙げられる。 ・上記にもあるように、いわゆる花街がある。入り口と出口が厳重に管理されているものの、成人済み(15歳以上)であれば基本的に出入り可能。主に身体を売る少年少女のことを『花売り』と呼び、花売りが働いているお店を『生花屋(せいかや)』と呼ぶのだが、ここには生花屋が立ち並び、花売りが多く存在する。また、花街だけに適用される独自のルールがある(後述)。 ・国民同士の殺人は重罪、また平民が貴族を襲うだけでも極刑(薬物実験の実験体、または臓器ストック)となる。平民の中での階級もあるが、一番下の花売りであっても貴族や上の地位の人間を襲わなければ生きていけない、というようなことはなく、蔑まれるようなこともほぼない。そういった理由と穏やかな国民性からか、殺人などの犯罪はとても少ない。 ・この国では5歳になってやっと親などから名前を貰える。それまで名付けをしないのは、すぐ死ぬような貧弱な子供に名前をあげるのは無意味、愛着が湧くと面倒、というのが理由としてある。 ・ちなみに5歳まで生きたとしても、死にかけていたり身体が極端に弱かったりすると、親の手で殺すよう命じられることも。孤児の場合は孤児院の職員が殺す。こうしていくつもの命が摘み取られてきた。 ・自殺をする人は少ない。理由としては、自殺に失敗した場合花売りにされるのはまだ良い方であり、薬物実験の実験体や臓器ストックとして扱われる、酷い環境下での強制労働をさせられる、等の可能性が非常に高い為。 ・子供たちはゲームよりも花畑での花占いや、向日葵畑でのかくれんぼ、鬼ごっこ、木登り、おまじない、といった昔からあるような遊びをすることがほとんど。それが根付いているだけであり、ゲームが好きな子も普通にいる。 ・桜の木にだけは国の決まりで登るのを禁じられている。神様が宿っていると信じられているので。 ・血に濡れた花でいっぱいの花畑が国のどこかにある、という密かな噂が存在する。トレフルは信じていなかったが、戦争によってその噂は本当になった。 ・戦争が始まってからも、土地が広いこともあってかあちこちで穏やかな暮らしが保たれていた。また、地上に比べればずっと規模は小さいものの、こういった時の為にと国民にしか知らされていない地下都市がつくられていた。小さく不確かな安全圏。国王を始めとする国にとって重要な人物は(前参謀総長やトレフルたちも含め)、ここで夜を過ごすことが多かった。 ・最終的に降伏したのはトレフルの意向。戦争で見るも無惨な状態になった自国、亡くなってしまった大切な人。国王と王子は無事だったものの、自分が可愛がっていた部下は左腕と左脚を失ってしまった。これ以上戦争を続けても意味はない。そう思って降伏宣言を出すことにした。 ◯場所関連 ✧オルテンシア教会について ・オルテンシア→フランス語で紫陽花(hortensia)。白い紫陽花の花言葉は『寛容/ひたむきな愛情』。 ・国内で最も有名な教会兼孤児院。各地にある孤児院と繋がりがある。白を基調とされており、花々も白い紫陽花をメインに同系色のものが多く飾られている。 ・5歳以降(名前のある状態)で孤児院に来た子供は、名前を一度剥奪される。孤児院を出る際にまた同じ名前を名乗ることもできる。ちなみに孤児院で過ごす期間は基本的に、5歳以降『種(graine/グレンヌ)+好きな花やそれにちなんだもの+孤児院名』と名乗るのが決まり。 ・孤児院を出て行く際、孤児院での名前は剥奪され、別の名前を得ることになる。別の名前は自分でつけても、職員や友達等の誰かにつけてもらっても、(もし元々の名前があるのであれば)上記のように元々の名前を名乗っても良く、孤児本人の意志が尊重される。身請けされる子は引き取り先の人に名付けてもらうことが多い。 ・幼い頃から、人の為になるようにと勉学は勿論のこと、作法だったり芸事だったり、性別を問わず夜を共にする際の誘い方や満足のさせ方まで、ありとあらゆることを教え込まれる。特にそういった夜のことに関しては、実際に職員を相手にして週に何度か実践練習も行われる。 ・孤児の中でも美人であったり、歌が上手であったりと、才のある子供は聖歌隊に所属するよう職員に勧められることがある。聖歌隊は人前に出ることが多い(認知度が高まり、身請けしてもらいやすくなる)ことや、聖歌隊としての報酬が貰えることから、基本的に孤児たちの目標であり憧れである。ただし、その分教育に力を入れられる。 ・月に一度、品評会がある。参加者は客と呼ばれ、身分を証明できることが参加条件の一つ(身分がある程度高ければ、年齢の制限などはない)。また、参加費はそれなりに高く、お気に入りの孤児にはおひねりなどをその場であげても良い。 ・品評会では着飾った5歳以上の孤児たちがそれぞれのやり方で客をもてなす。特に恋人のような触れ合いをしたり、身体を重ねたりといったもてなしが人気であり、12歳に近付くほどそういったことを積極的にしてくる孤児の割合は多くなる(タイムリミットの問題で)。普段はお話だけ……という場合でも、交渉次第で身体を重ねてくれる孤児も少なくはない。ちなみに客の身分は公平性を保つ為孤児たちには明かされず、職員だけが把握している(身請けされるまでわからない)。 ・度々行われる院内テストでの成績が優秀であったり、品評会での評価が良いと報酬を多く貰える。貰ったお金はある程度好きに使うことができる。 ・何か問題が無ければ、基本的に外出も可能。外出時はGPSが埋められたチョーカーを職員につけられる(職員の指紋認証で外せる)。 ・孤児院の子供は5歳で胸に焼印を入れられる。焼印のデザインは孤児院ごとに異なり、オルテンシア教会では名前の通り紫陽花がモチーフになっている。本人が孤児院に来た日付も記される。 ・孤児院としての役割の他に、学校や教会としての役割も持つ。また、孤児たちは10歳から12歳までの間に進路を決めなくてはならない。孤児院を出る際にもし聖歌隊に入っていた場合、同時に卒業という形になる。 ・孤児の基本的な進路として挙げられるのは、労働か身請けされるかである。労働を選んだ孤児の殆どが花売りになる。労働が特別嫌がられる仕事というわけではないが、孤児は基本的に身請けされることを希望している者が多い。2年間の間に身請けされなければ労働の道に進むしかない、とされている。 ✧花街について ・洋風な街並みとは違い、花街は出口、また入り口に真っ白な鳥居があり、色とりどりの花々で彩られている。さらに中は一言でいうならば和洋折衷(どちらかといえば和風)。外では街並みが全体的に白いのに対し、花街は黒や赤がメインに使われている。 ・花街では花売りに限り、地位が低くても5cm以上のヒールを履くことを許される(本来5cm以上のヒールは貴族、またそのお付きしか履いてはいけない。ちなみに舞華会とかになってくるとまた別で、そこでは一般の人も5cm以上のヒールを履いて良い)。 ・客もそうだが花売りの年齢層も様々で、お店によっては特定の年齢層の花売りだけを集めていたりもする。 ・孤児院出身の花売りは人気が高い傾向にある。そういった教育がしっかりとされている為。 ・孤児院のような品評会はお店によりけりだが、花売りにも基本的に身請け制度がある。 ◯トレフルについて ・18歳、身長145cmの男性。中性的な(どちらかと言えば女の子らしい)見た目。小柄なのは元々。女装(軍服の胸元を空気で膨らませているだけ)は別に趣味ではなく、初対面の相手を油断させたり、ハニトラをしかけたりする為にしている。 ・基本的に自分のことを知らない人の前では、おろおろふええ……な感じのか弱い女の子を装う。その場合の一人称は「私」であり、話し方も素とは違っている。 ・名前は孤児院から引き取られる際に、前参謀総長にもらった。それぞれの細かい情報としては、 Trèfle→クローバー/花言葉は『幸福/幸運/復讐』。 chérie→マ(モン) シェリ/『私の愛しい人』の意。そのまま。 Azalée→アザレア/花言葉は『恋の喜び/充足(白)/あなたに愛されて幸せ(白)』。 となる。 ・孤児院にいた頃は『グレンヌ=エトワール・オルテンシア(Graine=étoile・hortensia)』と名乗っていた。エトワールは単体だと星を意味するが、ブルースター(エトワールブルー/étoile bleue)という花からとったもの。 ・元は王家の人間。双子の王子の片割れ(兄)である。しかし『双子は災いを呼ぶとして忌み嫌われるもの』という国に根付いた考えにより、生まれてすぐに存在を隠され、そのまま孤児院(オルテンシア教会)に引き渡された。 ・生まれながらにして頭が良く、特に勉学や夜のことにおいては優秀。品評会でも他の孤児のように誰でも誘う、といったことはせず、逆に客を品定めしてみせた。 ・聖歌隊にも所属していたことがある。多才であったが、その中でも夜の方で評価され、聖歌隊にスカウトされた。言ってしまえば床上手。 ・品評会に初めて出た5歳の頃から、その見目の良さから客の間で噂になっていた。いくら客が交渉をしても、身体を許すどころか客と触れ合うことさえ絶対にしなかった為、さらに高嶺の花だと噂になった。 ・あちこちで客に気に入られようとしている孤児たちを横目に、ただ一人で座って優雅に周りの様子を見ている彼に対し、いつか10歳になったら身請けして自分のものに……と考える客は多かった。 ・しかし、ある日訪れた一人の客によって、その高嶺の花は姿を変えた。なんてことはない、他の客と大差ない見目の良いとても若い青年。ただ唯一他と違うのは、常に無表情であったこと。品定めするように孤児たちを見ていた。 ・そのうち、トレフルと彼の目が合った。トレフルはその客をじっと見つめてから微笑みかけ、小さく手招きをした。トレフルから客を呼ぶのは初めてのことだった為、周りは密かにざわついた。 ・呼ばれた客もトレフルの噂は知っていたらしく、珍しく少し驚いたかのような顔をして、彼の向かいの席へと歩を進めた。そのまま他の客がちらちらとそちらを窺う中、二人は品評会の終わりまでずっとゆったり話だけをしていた。ちなみにこの時、客はトレフルに一目惚れをしている。 ・その後の品評会でも、トレフルが積極的に動くのはその客にだけだった。その客が他の孤児に擦り寄られている時は、一度客ににこ、と微笑んでからどこか別のところを興味無さそうに眺めているのだ。客は謎の後ろめたさを覚えて、擦り寄ってきた子といくらか話すとすぐに彼のもとへ行くのだった。 ・一、二年経ったある日。品評会でいつものように話をしている最中、トレフルから客に三つ葉のクローバーが贈られた。花言葉は『私を想ってください』。無邪気にくすくすと笑うトレフルに、客はため息をついて顔を覆った。その耳は真っ赤だったという。 ・驚くことに、このお話だけの穏やかな関係は、トレフルが10歳になるまで続いた。最後まで清らかな関係のまま、彼は10歳の誕生日(身請けができるようになったその日)に異例の身請けをされた。 ・その際、他の客も何人かトレフルを買いたがったが、例の客にしか身請けされるつもりはない、と彼自身が断った(これも孤児院では滅多にないことである)。それを知った例の客は、本来の額よりいくらも上乗せしてトレフルを引き取った。 ・身請けする時、例の客からトレフルに名前と四葉のクローバーが贈られた。四葉のクローバーの花言葉は『私のものになって』。あの日のお返しだと気付いたトレフルは、嬉しそうに微笑んでその手を取った。また、密かにそのクローバーを押し花にして、以後大切に持ち歩くように。 ・彼を引き取った客の正体は、王家に近い人間だった。当時の参謀総長である彼……フルールは、頭も見目も良いトレフルを自身の継承者としても気に入り、常に補佐として自身の傍に置いた。意見を聞いて取り入れることも多々あった。 ・参謀総長としてのこと以外でも(銃の扱いや手当ての仕方など)様々なことを学ばせられる中で、ある時フルールから"敵を欺くには味方から"として秘密裏の任務が言い渡された。内容は、同い年である王子を籠絡すること。危害を加えなければどんな手段を用いても良い、とした。簡単に言ってしまえばハニトラの練習である。 ・言われた通り、トレフルなりのやり方で少しずつ王子と接触を重ね、親しくなった。そろそろ手を出してくるかな、という頃になったある晩、トレフルは自らフルールを誘った。他の人に手を出される前に、と。フルールも仕事ではそういったことを平気で命じるが、本心ではトレフルを溺愛しており独占欲も強かった為、迷うことなくその誘いに乗った。ちなみにトレフルとフルールは毎晩同じ寝室、同じベッドで眠っている。 ・それから数日して、トレフルは王子と身体を繋げ、その心を奪った。任務が無事に終わったことをフルールに報告した際、その王子がトレフルの双子の弟であることを告げられる(丁度そのタイミングで発覚しただけであり、フルールはそれを知っていてトレフルを買ったわけではない)。 ・上記に関してプライベートではフルールは散々わあわあ言っていたが、トレフルは特に気にしていなかった。向こう(王子)は気付いてないんだし別にどうでも良いよ、の一言で終わりにしてしまった。 ・任務が終わってからは、王子との関係も友達(?)のような気軽なものになった。ただ相変わらず王子はトレフルに片想いしていたので、しょっちゅう「フルールより絶対俺の方が良い」とかなんとか言って絡んできた(トレフルはその度にはいはい、と適当にあしらっていた)。 ・また、王子を守るように、とその後フルールから命じられる。王子は国王の息子という立場でありながら、軍隊の最高指揮官でもあった。さらに戦闘狂ゆえに、作戦を無視して自ら戦場に降り立つことも。その度にトレフルも戦場に向かわなくてはならず、より戦闘経験が積まれることとなった。 ・上記の命令のこともあり、度々王子の従者として傍につくことがあった。その際他のメイドや執事、軍の隊員などと接点を持つ。彼らに言い寄られたりして、軽くその相手をすることも。 ・トレフルが15歳になった朝、寝室でフルールに指輪を貰う。左手の薬指で輝く、翠の石が嵌まった綺麗なそれに、二人きりで密かに永遠の愛を誓い合った。というのも、 二人が想い合っているのは公にはされていなかったので。指輪を見て四葉のクローバーを貰ったあの時みたいに嬉しそうに笑うと、珍しくトレフルからフルールに抱きついた。そのまま二人はまたベッドへと沈んでいくのだった。 ・フルールから貰った指輪を、その後トレフルは「仕事の邪魔になる」とか言っていつもは首から紐を通して下げていた。それも軍服の下に隠していたので、他者に気付かれることは無い。実際はただ恥ずかしかっただけ。しかしフルールに「仕事じゃない時はつけて」とせがまれた為に、寝る時などは(仕方なく)つけていた。 ・孤児院では食事と共に出された花を食べていたが、引き取られてからはほぼ毎晩フルールの手で直接花を与えられていた。ベッドの上でされるその行為がトレフルとしては正直恥ずかしかったので、毎回早く終われと思っていた。彼が忙しいとかでそれが難しかったり、同じタイミングで寝られない場合は、いつもクローバーの押し花を両手で祈るように閉じ込めて寝ていた。 ・同じく15歳の頃、ふと思い立ったようにオルテンシア教会に行って、そのまま12歳の一人の少女を身請けして帰ってきた。トレフルは彼女に『ルチア』という名前をつけた。知り合いだったらしい。 ・ルチアはとても大人しく、話もあまりしなかった。口を開いたかと思えばいつ死んでも良い、というようなことしか言わない。フルールはトレフルの決めたことだから、と見守っていたが、王家のメイドや執事等を始めとする周りからは"なんで拾ってきたんだ?"という目や言葉を向けられた。 ・トレフルは積極的にルチアと関わった。お話は勿論、教育や、日々の世話まで。トレフルが食べさせなければご飯すら口にしなかった彼女だが、世話を焼かれているうちに次第に心を開き、少しずつ笑顔を見せるようになった。 ・一年もすれば、ルチアはそんな様子を感じさせないくらいに明るい少女となった。そのままトレフルの部下として働くことに。 ・自身の部下であることもあり、過ごす時間が長いルチアとトレフルはいつしか友達のような関係になった。仕事ではよくドジをしたルチアに怒っている場面が目撃されていたが、二人で仲良くお茶会やお出かけも度々していた。 ・現在より一年程前の17歳の時、トレフルは戦争でフルールを失うこととなる。彼が亡くなっても表情一つ変えずに新たな参謀総長としてすぐさま作戦を立てようとしたが、ルチアは「いいから早くフルールさんのところに行って!」と強引にトレフルの背を押した。 ・そうして彼の遺体と二人きりで対面した際、初めて涙が零れた。亡くなってはいるもののまだ時間もそれほど経っていなかった為に温かく、状態も綺麗だった。彼の手袋を外せば、やはりというかなんというか、自分が貰ったものとお揃いの指輪が嵌まっていて。そのまま首から下げてる指輪を外し、自分の指に嵌めた。唇にそっとキスを落として、優しく彼の胸に抱きついた時、その上着のポケットに何かが入っていることに気付く。取り出してみればそれは、自身が10年程前に渡した三つ葉のクローバーを押し花にしたものだった。自分と同じことをしていたのだと知り、思わず泣きながらも少しだけ笑ってしまった。 ・それから、彼の遺体は冷凍保存される形となった。箱のような装置に入れられて二人の寝室に置かれている。トレフルは彼が亡くなってから毎日それに話しかけている。流石に人前では話しかけない。 ・おかしいことだとはわかっているので誰にも言っていないが、降伏する数ヶ月前からたまにフルールの幻覚が見えている。時折話しかけてくることもあるし、こちらが思ったことに返してくれることもある。 ・フルールが生きている内に、自分から好きだと言えなかったのが心残り。お別れの際には言った。 ・降伏したのは、(国の項目にもあるが)戦争でその後ルチアの左腕と左脚が無くなったことが大きな理由の一つとしてある。義手と義足を使用し生活に問題はないものの、彼女としてはやはりショックだったようで、笑って無理に取り繕っていたがやがて泣いてしまった。トレフルには彼女を抱きしめることしかできなかった。 〇レクチルちゃん(HO2)との関係 ・3歳の頃に孤児院の近くのお花畑に遊びに行った際、自国に旅行に来たレクチルちゃん(当時9歳)と出会う。これがトレフルの中で一番古い記憶。 ・迷子で泣いていた彼女に一目惚れをし、ブルースターの花を贈った。花言葉は『親愛/幸福な愛/信じあう心/早過ぎた恋/身を切る想い/望郷』等。幼い初恋だった。 ・その後道案内をし、彼女を無事に父親の元へ送り届ける。そのお礼にと、3人で一緒に宿をとってくれた(本当は孤児院に帰らなければならないが、この歳にして既に元の賢さはあったので、他国の旅行者を丁重にもてなすという国の方針的に問題ないだろう、と考えてついていった)。 ・この時、トレフルもまだ幼く教育がそれほど進んではいない為、無垢だった。彼女から聞いた星の話を、彼女と過ごしたたった一日を、綺麗で大切な思い出のひとつとして今も忘れずに覚えている。 ・戦争が始まってある程度してから、ルセス帝国のレクチル、の話を耳にして驚く。戦争があろうと、彼女はきっと平和なところでお父さんと星を見て幸せに暮らしてくれているのだと、そう信じていたから。 ・初恋について、もう今は終わった過去の話……としながらも、彼女の幸せを願っている自分がどこかにいる。 ◯人について ✧フルール=コクリコット・コレオプシス 〈Fleur=coquelicot・coréopsis〉 「僕」「君」「トレフル/アズ」 ・名前の由来はフルール(花を意味する)、コクリコ(ヒナゲシ。花言葉は『いたわり/思いやり/恋の予感/陽気で優しい/慰め(赤)/眠り(白)/忘却(白)』など)、コレオプシス(ハルシャギク。花言葉は『一目惚れ/悲しみ/愛の始まり/真心』など)より。 ・元参謀総長の20代前半の男性。綺麗で落ち着いた印象の、線が細い美人。軍の女性達に密かに熱い視線を送られている。 ・仕事ではどこか冷めたような表情をしていることが多く、判断に容赦がないことから、裏では冷血だとか花に血を全部捧げてしまったんじゃないかとか散々好き勝手言われていた。なんなら本人も言われていることに気付いてはいたが、全く気にしていない。 ・本当は寂しがり屋で、手元に可愛い子を置いておきたーい!って軽い気持ちでオルテンシア教会に足を運んだ。そこで出会ったトレフルに一目惚れし、さらにその歳にそぐわない聡明さにも魅了され、絶対絶対あの子が良い!と本来よりも高い額で身請けをした。 ・プライベートでは寂しがり屋なのを隠すことはなく、表情も豊か。トレフルのことが本当に大好きで、可愛くて仕方ない!と甘やかし、愛でていた。独占欲とか嫉妬心もわりと強く、嫉妬のあまり泣いたりもする。簡単に言うと『女々しくて手のかかる男』(実際トレフルは日頃からそう言っていた)。 ・二人きりの時だけ、トレフルのことを『アズ』と呼んでいた。反対に、トレフルには『フルール』や『ルル』と呼ばれていた(こちらは日頃から呼ばれていた。特に理由は無い)。ちなみにトレフルは、他の人にアズと呼ばれると嫌がる(その愛称自体知る人はいないが)。 ・コーヒーより紅茶派。かなりの甘党でお茶会が好き。ブラックコーヒー?勿論飲めないよ。ただし素を知られていない人の前で出された場合は、平気な顔をしてブラックコーヒーを飲む(後々苦かっただのなんだのとトレフルに泣きつく。ただ絡みたいだけ)。 ・元は人をあまり信用しない性格。恋すらもしたことがなかったが、実際してみればとても一途だった。 ・トレフルが一番素直に(なりたいけど)なれない相手。フルールからすれば、そういうところも可愛いので問題なし。 ・死の間際まで、トレフルのことを想っていた。死後は冷凍保存されている。 ✧ルチア=クロキュス 〈Lucia=crocus〉 「ルチア」「キミ/アナタ」「トレフルちゃん」 ・名前の由来はリトルルチア(黄色い薔薇の品種。花言葉は『温かい心/友情/献身』など)、ハオルチア(多肉植物。花言葉は『小さな愛』)、クロッカス(花言葉は『喜び/青春の幸せ/切望/上機嫌/元気/信頼/あなたを待っています/私を信じて/不幸な恋』など)より。 ・トレフルの部下にあたる15歳の可愛いらしい少女。捨て子であり同じ孤児院出身で、彼女が12歳の時にトレフルが直々に身請けしに行った。 ・同じ孤児院にいたこともあり、知り合いではある。しかし当時のルチアは今とは似ても似つかない為、それほど関わりは無かった。トレフルが引き取られる前日、彼に「いつか迎えに来るよ」と頭を撫でられている。 ・いつでも元気。持ち前の明るさでその場の空気を和ませるのが得意。トレフルが抱え込みすぎないよう、よく傍で支えていた。 ・しかし、極度のドジっ子でもある。走れば転ぶ、歩いても転ぶ、よそ見なんてしたらもう終わりである。転ぶだけならまだしも、その勢いで持っていたコーヒーをぶちまけてトレフルの計画書をダメにしたり、怪力ゆえに慌てて引っ掴んだトレフルのスカートを引きちぎったりもした。それも一度や二度どころではなく……当然毎回怒られる。 ・引き取られた当時は大人しく、心を閉ざしていた。品評会にも身請けにも消極的で、施設の人間とも最低限しか口を聞かないほど。いつか死ぬことだけを夢見て、日々静かに呼吸をしていた。当たり前のように身請けもされないまま時は経ったが、12歳になった誕生日(孤児院にいられる最後の日)に訪れたトレフルによって、通常より高い額で身請けされた。 ・引き取られた時は(自分を引き取るなんて)物好きだな、としか思わなかったが、世話を焼かれるうちに心を開き、いつしかトレフルに恋心を抱くようになった。といっても彼がフルールと恋仲なのを知っていたので、死ぬまでずっとその想いは胸に秘めておくつもりでいた。 ✧ダフネ=イリス・ストレリチア 〈Daphné=iris・strelitzia〉 「俺」「お前」「トレフル」 ・名前の由来はダフネ(沈丁花。花言葉は『栄光/不死/不滅/永遠/勝利/歓楽/甘美な思い出』など)、イリス(アヤメ。アイリスとも。花言葉は『希望/信じる心/恋のメッセージ/吉報/知恵』など)、ストレリチア(花言葉は『全てを手に入れる/気取った恋/万能/寛容/輝かしい未来/強運/情熱』など)より。 ・この国の王子かつトレフルの双子の弟であり、軍隊の最高指揮官(トップ)でもある。銃や剣の扱いにとても長けており、戦闘狂。我慢できずに作戦を無視して勝手に戦場に降り立つことも(トレフルにはキレ散らかされた)。その為彼を守るよう言われているトレフルも、度々戦場に降り立つ羽目となった。 ・顔が良い。勝ち気な表情がデフォルトで、トレフルとは似ていない。 ・トレフルのことを好いている。自信家でいつも「フルールより絶対俺の方が良い」とかなんとか言っている。ちょっと強引で我儘。 ・紅茶より断然コーヒー派。ブラックじゃないと飲めない。一応紅茶は飲める。 ・良くも悪くも、色々と王子らしくない。黙っていればまあ顔は良いのでモテる。ちやほやされるのは好きだが別に遊び人というわけではなく、遊ぶことよりも戦うことの方が好き。 ✧ミュゲ=イリス・ストレリチア 〈Muguet=iris・strelitzia〉 「私」「君」「トレフル君」 ・名前の由来はミュゲ(鈴蘭。花言葉は『再び幸せが訪れる/幸福/純粋』など)、イリス(アヤメ。アイリスとも。花言葉は『希望/信じる心/恋のメッセージ/吉報/知恵』など)、ストレリチア(花言葉は『全てを手に入れる/気取った恋/万能/寛容/輝かしい未来/強運/情熱』など)より。 ・豊かな水源と花畑の国、リヴィシアの国王。まだ40代である。王妃は事故で亡くなってしまった。 ・信心深く、また争い事を極度に恐れる。正直この父からあの双子が?というくらいには、気弱で臆病である。 ・しかしとても心優しい。困っている人がいれば身分に関係なく手を差し伸べる。国と国民を愛している。 ・代々続いてきた身体が弱い幼子の間引きや、また極刑の内容について、よく頭を悩ませていた。『伝統を大切に』という考えと、実際、それによって経済的なところや医療面などで助かっているのも事実であることから、なかなか打開策を考え出せずにいた。 ・妻との間に双子が生まれた時は苦渋の決断でトレフルをオルテンシア教会に引き渡した。後にフルールが彼を連れてきた時、まさかとは思ったが調べて自分の子供だと確信。隠そうとしたものの、フルールに詰め寄られて結局吐いた。 ・戦争中は怯えまくって日中でもほぼ地下にこもっていたので無事だった。 ◯余談 ✧国旗 ・桜と菫がモチーフになっており、色は全体的に薄め。よくある長方形ではない。 ・国という意識がそれほど強くないからか、あまり多くは使われない。 ✧イメージソング トレフル→『flos』『阿吽のビーツ』『ロウワー』 フルール→『さようなら、花泥棒さん』『Ice breaker』 ルチア→『夜明けと蛍』『ライカ』 ダフネ→『ドラマツルギー』『ぼかろころしあむ』 トレフル周辺→『quiet room』『ピニャコラーダ』 ◯??? ✧Lの憧憬 トレフルちゃんですか?ええ、あの方はと〜ってもすごい方ですよ!何がすごいって、多才なのも勿論ですけど……そうだなあ、ルチアから見ればその面倒見の良さは特に尊敬できるとこです。 ちょっと厳しいところも素敵で……まあ彼、根は優しいし味方には甘いんですけどね!そんなとこもルチアは大好きですよ。 それになんたってあの、どんなことがあろうと立ち向かう精神……!本当に驚きましたよお、まさか、だって……ねえ。あの状況でも参謀総長としてすぐさま考えを巡らせようとする冷静さは、フルールさんを彷彿とさせるものがありました。 みんなには冷酷に見えたようですが、ルチアはそんなことないって知ってますよ。フルールさんにお別れをして戻ってきたトレフルちゃんの目元、少し赤かったんです。それが何よりの証拠でしょ? ……そうそう、ここだけの話。 ルチア、トレフルちゃんのこと好きだったんですよ。きっともう伝えられないから、懺悔代わりにここで言っちゃいます。 フルールさんには悪いけど、一人になったトレフルちゃんをルチアが奪っちゃおうかな、って何度も思いました。まあでもああ見えてトレフルちゃんもフルールさんのこと大好きだったから、奪えるはずもなかったんですけど。 ふふ、指輪のことだって知ってるんですよ!ルチアの観察眼、優秀なんです!トレフルちゃんにいっぱい鍛えられたおかげで。 ……死刑になっちゃうんですよね、トレフルちゃん。ルチアはとっても寂しいし、死んでほしくなんてないけれど……ルチアよりも寂しがり屋なフルールさんが、あの世でトレフルちゃんを待ってるかもしれないですね。……ふふ、なーんて。 ✧Dの執着 トレフル?ああ……本当に勿体ねぇよなぁ、あいつ。俺を最後まで選ばなかったんだぜ。いつまでも死人に縋ってたって仕方ねぇだろうに……フルールが死んだ後の花日流しにも忙しいとか言って参加しやがらなかった。多分死んだって認めたくなかったんだろうな。……馬鹿なやつ。 もうフルールには触れられないし、その温もりも感じられない。泣いたって涙を拭ってくれもしない。そんくらいあいつもわかってる筈だ。俺を選べばいくらでも抱きしめて、涙でもなんでも拭ってやったのに。あいつが泣いてるのなんて見たことねぇけど。 ……あーあ、あいつとまた一緒に戦いたかったな。腕の中にあの小さな身体が収まってる時はなんつーか……守ってやんなきゃって思うのに、戦場に降り立てば同等のようでその実あいつの方が銃の腕は上、気付けば俺が守られてるってわけだ。しかもあいつ、合わせるのが上手いのか、妙に息が合った動きをしてくるんだよな。まるで双子みたいに。 激しくした後にむくれるあいつの顔も良かったけど、俺にとっては戦ってる最中のあいつが一番綺麗だったよ。今からでも奪還できねぇかなあ。……はは、冗談冗談。んなこえー顔すんなよ、ルチア。いつからいたんだ? ✧Fの愛惜 一目見た時に、なんて可愛い子なんだろうって思った。今思えば、あれが最初で最後の一目惚れになったわけだけど。 戦争のことがまるで本の中でのお話に思えてしまうくらい、……そのくらい、彼との日々は穏やかで幸せなものだった。今まで誰のことも心から信じられなくて、愛せなかった僕が、唯一愛した人。 君から貰った三つ葉のクローバーを、押し花にして今も大切にしてるって言ったら笑う? でもね、僕は君も同じことしてるって知ってたよ。忙しくてお互いの眠るタイミングがずれた時、いつもこっそり手の内に大切に閉じ込めていたでしょう。 ……背中を向けていたからバレていないと思った?もう一つ教えてあげるね、君が寝ている時のこと。僕が隣に横になると、眠っているはずなのにわかっているみたいに君から擦り寄ってくるんだよ。それが本当に可愛くて。……あっ、まさか他の人にもやってないよね。僕以外にしたら絶対にダメだよ!……って言っても死んじゃってるから、この言葉は届かないんだけどさ。 ね、君の幸せを願う僕から最後に一つ。 来世ではきっと、もう僕みたいなのに捕まっちゃダメだよ。僕に捕まらなければ、君はもっと平和に暮らせたはずだもの。……なんて、こんなこと言ったら怒られちゃうかな。 君がどんな結末を迎えようと、僕はずっと君を愛しているよ。こっちに来るのはゆっくりで良いんだ、君には少しでも生きていてほしいから。……勿論、会えるなら今すぐ会いたいけどね、寂しいし。 ふふ。悲しくなってきちゃったから、この辺で終わりにしようか。またね、僕の最愛のアズ。いつか会いに来てくれる日を、気長に待っているよ。 ──────── ◯持ち物(持ち物欄と同じ) 拳銃、指輪、鋏、携帯端末、ハンカチ、ティッシュ、絆創膏、四葉のクローバーの押し花、三つ葉のクローバーの押し花等。 ◯蹂躙通過後追記 ・不定6ヶ月(心因性視覚障害、心因性難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害) ・AF【加工された時の時計】 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。 ✧✧✧ (猫被り→幼少期→ここ数年(素)) 「そうなんですか!?すごいです〜……!」 「私はトレフル=シェリ・アザリーと申します。どうぞお好きに呼んでくださいませね!」 「えへへ、この国は綺麗なお花が有名なんですよ〜!だから、とーっても広いんです。お花畑がいっぱい!」 「このおはな、おねえちゃんみたいにね、きれいなの……だから、はい!あげる!」 「そうなの?レクチルおねえちゃんものしりなんだね!」 「……そんな顔したって、仕事の邪魔になるからつけないよ」 「はは、……馬鹿だなあ。何泣きそうな顔してんの、命じたのはそっちじゃんか」 「お前ほんっとに言うこと聞かないな!?この戦闘狂め!」 「悪いけど、興味の無い人間にかける慈悲は待ち合わせてなくてね」 「…………別に嫌いじゃない、よ」 「ルチア!君ってやつは本当に……僕の計画書を何回ダメにすれば気が済むんだ?」 「ごめんなさい、ごめんなさ、……っ、守れなかっ、た……!」 「ルル、おはよう。……昨晩?……ああ、確かに夢見が悪くてあまり眠れなかったけど。……いや、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」 「……好きだった、なんて、今更」 ✧✧以下公開HO✧✧ HO3:C国の参謀総長 貴方が居なければ、戦争は3年早く終結したとされる __貴方は稀代の策士であり、軍師である。 D国の技術を盗み、その技術を広く普及させたことにより、貴方の作戦は思惑以上の効果と戦果を生み出した。 推奨技能…<製作(軍事作戦)>orそれに該当する技能 ■簡易用■ Trèfle=chérie・Azalée(トレフル=シェリ・アザリー)(男性) 職業:参謀総長 年齢:18歳 PL: STR:10  DEX:13  INT:18 アイデア:90 CON:12  APP:17  POW:16  幸 運:80 SIZ:9 SAN:95 EDU:17 知 識:85 H P:11  M P:16  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:340 個人技能点:180) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]