タイトル:胸郭 キャラクター名:伽藍胸郭 職業:刑事 年齢:28 / 性別:男 出身:日本 髪の色:薄茶 / 瞳の色:アイスブルー / 肌の色:黄色人種 身長:178cm 体重:見かけより重量のある筋肉質 ■能力値■ HP:13 MP:14 SAN:70/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  15  11  14  13  11  14  16  14  13  14 成長等   1                  1 他修正 =合計=  16  11  14  13  11  14  17  14  13  14 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      76%  ●《キック》  80%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%   ●《拳銃》   80%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%   ●《追跡》  70%  《登攀》  40%  ●《図書館》 70%  ●《目星》  80% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%   ●《跳躍》  70%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》  15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》70%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》   5%    《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%    《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%   ●《心理学》75%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称        単価 個数 価格 備考 警察手帳         1   0   なんとなくいけそうだなと思って、なんとなくこれだったら何も言われなさそうだなと思った。その結果。 スマホ          1   0   iPhone 15 Pro ブルーチタニウム 財布           1   0   二つ折り レザー 意外と小銭がいっぱい出てくる ヘアピン         1   0   予備のヘアピン カラフル ワイヤレスイヤホン    1   0   AirPods 4 サブスクで流行りの音楽を聞き流すタイプ 手錠           1   0   わりとしょっちゅう出てくる。しまっておきなさい。 手袋           1   0   薄手の手袋 流石に証拠品を素手で掴む真似はしないってば。わかってるから。 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 伽藍 胸郭(がらん きょうかく) 職業:クトゥルフ神話2015「刑事」 EDU*10+STR*10 「じゃあ俺……言ったら止められるなこれ。いいわ、行っちゃえ。後で始末書書こ」  米須署所属の刑事。28歳。第一ボタンは留めない、ネクタイが緩い、人の言うことを聞かない問題児。  マイペースと呼べば聞こえはいいが、人に合わせる気皆無の自由奔放。またの名をエゴイスト。急がば回れが出来ないので常に最短距離、直線上にいるも諸共轢いて進んでゴールを決める男。それでしっかり結果を出しているのでタチが悪い。協調性×を能力と実績で相殺している。  ここで動くべき、今やるべき、という「行動するタイミング」への嗅覚が鋭く、そこで進むことに躊躇いが一切ない。度胸があり勝負勘が働くタイプ。その上で誰かに相談するというワンステップを挟むと機を逃すので、無相談で勝手にやらかすのが伽藍胸郭という人間である。巧遅より拙速を好み、待ったせいで進んだ状況がリセットされるよりも後で怒られるつもりでやったもん勝ちとそのまま行くことが多い。  このせいで勝手に突っ込む猪扱いをされることが多いが実は意外とそんなこともなく。案外論理的かつ視点が客観的で、自分の行動のどういう意図で何のためにこのタイミングで動いたかやその時どういう思考でそう行動したかをちゃんと言葉で説明できる。  伽藍自身は「自分は必要なタイミングで必要な行動をしただけ」という認識のため、彼から言わせると「お前らの判断の方が遅いんじゃん」になるのだが……言葉が足りないにも程がある。こいつ何も悪いと思ってない。やれたらヒーロー、ミスったら戦犯スタイルは今すぐやめた方がいい。  上も上で首輪さえつけられればと色んな人間を制御装置代わりに組ませてみたものの、手綱を引ききれずというか引きちぎられて置いて行かれ、音を上げた相方にコンビを解消されること数多。自分ならいう事聞かせて見せますよと自信満々に言い放った署のベテランにこいつは駄目だと匙を投げさせ、「ウチだともう組ませられる奴がいない」ということで白羽の矢が立った今の相方と組むことになった。完全にバケモンにはバケモンをぶつけよう理論である。  最近は流石に怒られ慣れてきて、報(事後報告)と連(一方的な行動宣言)まではするようになった。相? 知らない子ですね……  一人称:俺 二人称:お前、あんた等  好きなものは駄菓子のラムネ、あとチロルチョコ。焼きそばパン。精肉店のコロッケ。思いついたものから口に出すので脈絡がない。  アルコールは好きじゃない。人から寄越されたゲテモノは好奇心でとりあえず食べてみるタイプ。 「相談したら絶対皆駄目って言うじゃん」 「間違ったことはしてないじゃん俺。緊急事態だしあれが最善だったくない? 何が駄目なの、体面? ルール? 正規の手順で? 遅くないそれじゃ?」 「それでミスった時に危ないって……俺ミスんないから大丈夫だよ」 「ジョーシキテキ、好きじゃない。社会の求める普通であることで報われもしないし救われもしないだろ」  ――以下、「我々は厄介事に愛されている」HO1の内容を含む。  そしたら、何か変わっていただろうか? 「兄弟。兄貴が、ああ。えっと。いた。けど」 「なんか母さんとかあんまり話に出したがんないし、話題になんない」 「んー……ソコ仲悪かったっけって感じなんだけど。優しくて普通の……俺もしばらく会ってなかったし。なんだろう、どんな感じだったっけみたいな」  伽藍胸郭には兄がいる。 「もう死んで……死去してて? 何年前だっけあれ、確か、俺が高三の時」  伽藍胸郭には自殺した兄がいる。  ◆  6月4日。14時半頃。胸郭が高校三年生、18歳になる歳。雨は降っていないが、嫌な蒸し暑さと纏わりつくような重さのある曇り空。最高気温24度、低気圧。湿気が強く風がない。空が嫌に低く感じる、不快感のある天気の日。  連絡が取れなくなった一人暮らしの兄の様子を見に行こうと住まいのマンションを訪れ、伽藍胸郭は第一発見者になった。実家に預けられていた予備の合鍵でドアを開け、一歩踏み入った瞬間の異臭で異変に気が付いた。部屋は酷く荒れていた。出されていないプラスチックのゴミとダンボール、大量に並んだ空いた缶とペットボトル。流し台に溜まった食器、洗濯機に突っ込まれたままの洗濯物。何かの虫の死骸。正常な人間が生きて活動している部屋ではなかった。机上にはどんどん重ねて積まれたダイレクトメールやら未開封の封筒やら書類やらの山と半分ほど飲み残された9%の缶チューハイ、百均のルーズリーフに書き残されたおそらく遺書であるものが置いてあった。  そこでクローゼットのノブに紐を引っ掛けて座った状態で首を括った兄を発見した。遺体は死後一週間程経過していた。  臭いと状況の様々でその場で耐え切れずに嘔吐して、ほぼ半狂乱のまま家族と警察に連絡してという一連の行動は自分で行った。その後のことは仕事を切り上げて来てくれた父親にすべて引き継いだ。葬式は家族だけで行った。すべてが突然すぎてあまり記憶にない。  なんでどうしてだとか、話した時は普通だったじゃんとか、気づいてあげられなかったとかここまでなっていたとは知らなかっただとか、思うことだけが後から後からいくらでも出てくる。何より、兄と最後に話したのは自分だった。こんなことになるなんて思ってもいなかった。あの時に違う言葉をかけていればもしかしたら変わっていたかもしれない。きっと変わっていた。違いない。違いないと思って。  考えても詮無き事である。  終わったことは変えようがなくて死者はその「どうして」に答えないので。  なお、伽藍胸郭はこの出来事のすべてを記憶していない。 ◆ 伽藍 胸腔(がらん きょうくう) 享年23歳 いつか忘れられた腔洞、或いは像のない空虚。  弟とは反対に、大人しくて真面目で責任感が強いタイプ。零か百か思考の、できもしないのに高望みをする出来損ないの完璧主義者。何事にもちゃんとこれをしろあれをしろと母から言われ続けてきたため、ちゃんとしないとに強迫的。自己表現と意思表示が苦手で、なんとなく周囲の空気感に馴染めずに孤立しがち。人がたくさんいるのにずっと疎外感を感じていて、浮かないように普通の空気に合わせないといけないと思っている。  鬱傾向有り。病院を受診しておらず診断が出ていないため病気ではない。希死念慮あり。実行はしないものの具体的な方法は頭の中で何度も考えている。その過程ではるか昔に勢いで買ったロープが家にずっとあった。自傷癖持ち。指や爪の横の皮膚を剥がす、指をペンや刃物で傷つける等。酒が入るとよく傷が増える。胸郭が見ていた時から指にはずっと沢山の絆創膏が巻かれていた。アルコールに若干依存気味で、落ち込むと酒を飲んで悪い考えを消そうとする癖がある。よく飲んでいたのは安くて手軽で飲みやすい9%の缶チューハイ。最近は徐々に本数が増えていた。  受験は上手くいかなかったので、一つ二つレベルを落とした場所に行った。就職も上手くいかなかった。やりたいことがなく、やってきたこともなく。座学は苦手でなかったが、喋ることが上手くないので面接で落とされるのを繰り返していた。最近はできないに疲れて引きこもり気味。空白期間は普通ではないから、ずっと母から就職がどうなったかを言われ続けていた。  弟、伽藍胸郭との最後の会話は、ただ世間話をしただけのものだ。  受験どう、と弟に聞いた。模試の結果では、五月時点で志望校のものはA判定が出ていた。意外と余裕と弟には言われた。友人と遊びに行く予定があることを聞いた。遊んでいるが、やることはできているので母親からつつかれている素振りはなさそうだった。  仕事どう、と代わりに聞かれた。濁したが就職先はまだ見つかっていなかった。ちょっと休んでもいいんじゃないのと言われた。休んだところでできたその空白期間について何か言われたら自分は返せないし、最終的に結局仕事しなきゃいけないのは同じだろとは言えなかった。大丈夫と言って笑って電話は切った。たったこれだけの、他愛のない内容だった。  アルコールは衝動性を亢進させる。  4本と半分空けたあたりできっと思い立ってしまった。  それがすべてである。  ◆  往々にして。自殺というものは、その死について話すということ自体がタブーとされやすい。社会的に認められない死であるそれは、しばしば偏見を伴って語られる。それは普通でないことである。それは恥である。  故に語られない。故に知らない。忘れていることに気づかない。伽藍は家族から「兄の死因を明言して一切聞いていない」。  母親は周囲の偏見を恐れて身内の自殺を周囲からひた隠しにしており、家の中で兄の話題を出そうものなら酷く不機嫌になる始末。父親はそれに何も言わない。元々兄は県外の大学で一人暮らしのため姿をしばらく見ていないことには違和感がなく、葬式もごく一部の身内のみで終わらせたため、死んだときの状況も近隣や親戚筋には伝わらない。外との付き合いも多くない方だ。家族全員が口を噤み、誰も聞くことはないから誰かに知られることはない。  伽藍自身も一人暮らしを始めて早何年、実家に帰ることもなければ家族と会話することもない。記憶の欠落が起こったのは家を出てからだが、話題に上がらないから訂正されずにそのままだ。そして秘密は守られる。  ◆  彼が覚えている/知っていることは「兄がいること」「その兄が死んだこと」「それがいつ死んだのか」。  彼が覚えていない/知らないことは「それが自殺であること」「自分が第一発見者であること」「直前の会話」「病んでいく兄の様子」と「折り合いの悪い母との様子」。  葬式に出たことこそ覚えているが式中の様子についての記憶はほぼ朧気で、兄の存在は覚えているがしばらく会っていないし会話もしていないと思っているために最近の様子は記憶にない。死因は事故かなんかだろうけどそういや明確に聞いてないなあ、もしかしたら聞いてたかもしれない、程度の感覚。受験や就職が上手くいっていなかった等、兄が苦しんでいたであろう出来事は齟齬が出るため忘却している。兄について思い出せるのはもっと幼少の頃にいた優しくて穏やかな姿までで、その時の楽しい思い出もぼんやりだが、兄に向かう母の小言と態度も記憶していない。  元々エピソードトークが苦手で思い出を口に出して他人に話すことがなかなかなく、思い出そうとしても丸ごと「どうだったっけ……」という状態なことが多いのもあって、伽藍はそれに一切の違和感を持たない。故に、覚えていないは多い癖に、彼は忘れている「大切なこと」に心当たりがない。思い出そうとしてパッと出てこないのなら特に語るようなことは何も無かったのだろうと思っている。  「内なる声」は刑事になってすぐの頃くらいからずっと聞こえている。伽藍本人は幻聴の類か自分の思い込みと断定して、特に害がないため放置している状況である。誰かに言ったことは両親含めて特にない。理由は「普通でないから」のたった一点、そしてそこまで自分の事情に踏み込んで話をする程プライベートな関係を伽藍は周囲と築いていない。  社会は普通でないに寛容ではない。口にした時の周囲の視線は容易に想像できるだろう。今の自分の評判も重なれば尚更だ。伽藍胸郭はそれをちゃんと理解している方の人間である。 「兄貴、んー……多分事故とかなんとかだったはず、あれ。聞いたっけ、まあいいや。いってもうだいぶ昔の話だもん。十年経つ? 経たない?」 「こっち知り合いいないし、一回も実家帰ってないから結局なんだよな。連絡取ってない。世間話でも出身どこー、くらいだし、そんなわざわざ」 「ちっちゃいころ? なんもないよ。思い出す程濃い経験なんもしてない」「なんかあるかなって考えてなんも無いならマジで思い出すようなことなんも無いんだろ」「薄い人生を送ってきました。無味無臭」 「大切なことって言われてもなあ……大切だったら忘れないでしょ。大切なんだから。ほんとに心当たりない」 「なんか聞こえてるけど聞こえてるだけだし。それでなんかあるわけじゃないし。言ったらめんどくさいことになるからわざわざ言うこともない」 HO1 TROUBLE MAKER  <秘匿>  あなたには「内なる声」が聞こえる。それは脳内に語りかけてくるような声で、あなたはいつしか「内なる声」と呼んでいた。内なる声は今日もあなたに囁く。「君は大切なことを忘れているよ。」しかし、「大切なこと」に思い当たる節がない。  しかし、実際には探索者は「親しい人物が自殺したこと」を忘れていることとする。忘れている内容は、自殺した事実でも、親しい人物の存在自体でも、親しい人物と交友のあった時期そのものでも構わない。 これらの設定を作る上で、以下に注意する。 ・「内なる声」及び「記憶の欠落」について、周りに知る人はいない。 ・「記憶の欠落」以後に「内なる声」が聞こえ始め、さらにそれ以後に、HO2とコンビを組んだという時系列とする。 ・内なる声の語り口調や、上記以外に何を言ってくるかについては、PLの自由とする。 ・「ある親しい人物の自殺」の全貌(場所や時間、状況など)を、なるべく詳しく決めておく。 ・「内なる声」については、セッション中に発言してもよいが、これまで口にしていなかった理由を事前に作成し、その理由を踏まえても発言するかをPL判断とする。「親しい人物が自殺したこと」については、現状、記憶にないため事実上発言不可能である。 <能力値/技能値の補正> INTまたはSTRに計+2。また、任意の近接攻撃技能に+25% ■簡易用■ 伽藍胸郭(男) 職業:刑事 年齢:28 PL: STR:16  DEX:13  INT:17 アイデア:85 CON:11  APP:11  POW:14  幸 運:70 SIZ:14 SAN:99 EDU:14 知 識:70 H P:13  M P:14  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:300 個人技能点:170) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]