タイトル:パラクラho3 キャラクター名:Oliver・Turk(オリヴァー・ターク) 職業:FBI捜査官 年齢:25 / 性別:男 出身:ペンシルバニア 髪の色:栗色 / 瞳の色:オリーブ色 / 肌の色:白 身長:172cm 体重:54kg ■能力値■ HP:11 MP:8 SAN:45/92      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  11   9   8  13   8  13  16  18  11   8 成長等 他修正 =合計=  11   9   8  13   8  13  16  18  11   8 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値  《回避》      26%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%   ●《拳銃》   50%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%   《聞き耳》 25%   《忍び歩き》10% ●《写真術》 80%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 60%  ●《目星》  50% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前     現在値 習得/名前          現在値  《言いくるめ》5%   ●《信用》    40%   《説得》         15%  《値切り》  5%    《母国語(英語)》90%  ●《その他の言語(日本語)》43% ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前       現在値 習得/名前  現在値 ●《医学》     65%   《オカルト》    5%   ●《化学》 55% ●《クトゥルフ神話》7%   ●《芸術(ハッキング)》88%   《経理》 10%  《考古学》    1%   ●《コンピューター》 90%  ●《心理学》6% ●《人類学》    58%  ●《生物学》     8%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》     1%    《博物学》10%  《物理学》    1%   ●《法律》      40%  ●《薬学》 55%  《歴史》     20%   《》        %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称     単価 個数 価格 備考 スマホ       2   0   予備も含めて タブレット     1   0 ノートPC      2   0   予備も含めて2台持ち ヘッドセット    1   0 USBメモリ      2   0   自作のアプリやウイルスが入っている           1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 科学捜査研究員ベース 職業技能:医学、化学、コンピューター、写真術、人類学、生物学、法律、薬学 元クラッカーのFBI捜査官 幼少期に強盗事件に遭遇し、両親が殺害される。 同じ家にいたが、偶々見つからないところにいたため、殺害を免れる。 犯人はその後捕まるも、この事件はオリヴァーの心に暗い影を残す。 ペンシルベニア州の田舎に住む祖父母に引き取られたオリヴァーは両親の殺害により、PTSDを発症、いつも何かに怯えて過ごすようになっていた。 強盗殺人未遂に遭遇した経験から、特に知らない人に対しての恐怖心強く出ていたオリヴァーは学校に行くことが出来なかった。 そのため、ホームスクリーニングによって学習を行っていた。 地頭がよかったオリヴァーはすぐに祖父母の教えられる域を超えてしまった。 みかねた彼らはPCをオリヴァーに買い与え、eラーニングで勉強させるようになった。 対人恐怖症+ネット環境。 必然的にオリヴァーはインドア派となった。 特にプログラミングに興味を持ち、スクラッチ(アメリカの子供向けプログラミングソフト)を弄り倒していた。 プログラミングにハマったきっかけは、スパイ映画であるMasterly improper(通称M:I)を見たのがきっかけ。 時は流れ、中学生になっていたオリヴァーは、未だ学校にいけずにいた。 しかし、プログラミングへの意欲はさらに高まっており、大学主催のプログラミングコンテストの問題を解いてみたり(驚くべきことに時間をかければ解けない問題はないようになっていた)、同じようにプログラミングが好きなフォーラムに参加したりするようになっていた。 PTSDも徐々に治ってきており、穏やかに過ごせる日々が続いてきた。 そんな彼に転機が訪れた。 祖父の病気だ。 晩年の彼は肺炎を患っており、横になっていることが多くなっていた。 オリヴァーは、大好きな祖父のことが心配だった。 同時に大切な人を失う恐怖を感じていた。 だからこと、祖父といる時間を多く取っていた。 そんなある日の夜。 「オリヴァー」 祖父から声がかかる。擦れているが優しい声だ。 「なに?おじいちゃん」 オリヴァーは祖父の手を握る。 「大きくなったな」 昔は大きく感じた祖父の手は、今ではそれほど大きく感じなくなっている。 オリヴァーが大きくなったのもあるが、祖父が病気で弱々しくなってしまったのが1番の要因であるだろう。 オリヴァーは少し悲しくなった。 「まぁ、今年で14歳だからね」 勤めて明るく言う。 祖父は嬉しそうに目を細める。 オリヴァーも嬉しい気持ちになる。 祖父の手を優しく撫でる。 「オリヴァー。…お願いがあるんだ」 「何?急に改まって」 「学校に行ってくれないか?」 オリヴァーの動きが止まる。 まるで想定していなかった内容だ。 祖父は言葉を続ける。 「心配なんだよ。儂はもう長くない。ジェードも急に逝くかもしれない。そんな状態でお前を1人で遺して置くのは心配でたまらないんだ。だから高校からは学校に通って、他の人との関わりを持って欲しいんだ…」 喋り終わり、咳き込む祖父。 心配そうに背中を摩るオリヴァー。 その手は震えていた。 「でも、ボク、怖いよ」 祖父はオリヴァーを抱きしめ、頭を撫でる。 「きっと大丈夫。お前ならできる。儂の孫だからな」 祖父は優しい笑顔をみせる。 「…わかった。やってみるよ」 オリヴァーは小さく頷くのであった。 数日後、祖父は息を引き取った。 穏やかな死に顔だった。 高校生になったオリヴァーは、学校に通うこととなった。 10年近く家族としか話をしたことがなかったオリヴァーは案の定、友達もできず、虐められていた。 特に、いじめの原因となった要因は、ジョック(ヒエラルキーの頂点。体格が良いイケメンで、スポーツ万能な学園の王様。アメリカの花形スポーツであるアメフト部やバスケ部などで活躍する、校内のスター。)に属するオリヴァー・ジャスティス(OJ)と同じ名前であったことだ。 そのせいで、常に比較をされ、ダメな方のオリヴァーだとか、同じ名前に生まれたのを謝れだとか言われた。 OJからは直接虐められることはなかったが、何かあるたびに「オリヴァー」という名を汚さないで欲しいと仲間内で馬鹿にするように言うのを聞いていた。 おそらく取り巻きの連中がOJの機嫌をとるためにやっているのだろう? 当然すぐに学校に行きたくなくなった。 それでも、祖父の顔を思い出すと、もう少し頑張ろうと思えた。 オリヴァーはただ手を拱いているだけではなかった。 現状を打破すべく、フォーラムで相談した。 フォーラムの人々は、所謂ナード(陰キャ、キモオタ)であり、過去に虐められた経験を持つ人も多かった。 現状を皆に伝えるオリヴァー。 実現不可能な意見や、何の解決にもならなそうな意見が多く出る中、一つの投稿に目が奪われる。 「いじめっ子のスマホをハッキングし、恥ずかしい秘密をばら撒いてやれ」 確かにいじめられている原因にOJの存在がある。 あいつの地位を落としてやれば、虐められなくなる可能性がある。 オリヴァーはフォーラムと相談し、作戦を練った。 数日後、決行の日。 体育の時間すぐに手を挙げる。 「お腹が痛いです」 周りから嘲笑が起きるが気にしない。 横目でOJをみる。 バカにした顔で笑っている。 フン!そのにやけヅラ、吹き飛ばしてやる! 体育館を抜け出しロッカールームへ。 OJがロッカーに鍵を掛けないのは調査済みだ。 ロッカーを開け、スマホを見つけ出す。 暗唱コードもとい、OJの彼女の誕生日を打ち込む。 991228… ロック解除。 自身のPCと接続…したところで遠くから足音が聞こえる。 この現場をみられたらまずい…!! データの転送をあきらめ、とある自作アプリをスマホに送り込む。 足音が近づく。 シークバーがゆっくりと動く。 足音がさらに大きくなる。 77、78%。 足音がロッカールーム前までくる! 「大丈夫か」 足音の主が尋ねてくる。 体育教師だ。 「ん?お前…」 体育教師が近づいてくる。 「凄い汗だな。よっぽど痛かったんだろうな…。一度保健室に行ってこい」 ほっと胸を撫で下ろす。 横目で元通りになったOJのロッカーを見やる。 バレていない。 データ移送は間に合ったのだ。 それを言うと体育教師は去って行った。 その後は早退し、次の作戦に移った。 オリヴァーが仕掛けたのは所謂トロイの木馬である。 クラウドへのファイル保存サービスに偽装してしこんでおり、アプリを非表示にしているため相当気をつけなければ気が付かない。 トロイの木馬はバックドアを作成し、遠隔操作を可能とするのだ。 オリヴァーは、OJのスマホのデータを引き抜きを実施し、お目当ての目的となる’’弱み’’を見つけ出した。 あとは、OJのスマホに入っている連絡先に片っ端から’’弱み’’を送りつけたのだった。 次の日からは世界が一変していた。 OJは笑い物にされていた。 オリヴァーが送ったのはOJと彼の母親の秘められた事情の一部始終だ(オリヴァーもOJの赤ちゃん言葉を耳にした時は笑ってしまった)。 OJはジョックとしての地位を失い、恥ずかしい方のオリヴァーとして認識されるようになった(まぁ、オリヴァーが恥ずかしい人物の代名詞になってしまったことは残念なことであるが…)。 兎にも角にも、オリヴァーは自身の安寧を得たのだ。 オリヴァーは、協力してくれたフォーラムの仲間に感謝するとともに、彼らに自分が救ってくれたように手助けをしたいと思うようになった。 それからオリヴァーは虐められている人の仕返しを手伝うようになった。仕返しの計画を立てたり、自作のアプリを配布したりなどなど。 いじめっ子に鉄槌を下すうち、オリヴァーは正義に酔うようになっていった。 行動はエスカレートしていき、いじめっ子の顔や住所などをファクトチェックなしで様々な場所で晒しあげたり、ハッキングの手伝いなどをするようになってしまった。 そんな最中、変わった依頼が投稿される。 日本大使館で働いている人物に昔虐められた復讐をしたいとの内容だ。 彼に職務上失態を与えたいため、とあるデータを抜き出してきて欲しいとのことだ。 今までとは毛色が少し違う内容であった。 しかし、深く考えず、承諾をしてしまった。 依頼者から貰ったメールアドレスに銀行や宅配業者、証券業者を騙って連絡し、トロイの木馬を送り込んだのだ。 同様にバックドアを作成し、ターゲットのPCを物色する。 目的のブツを見つけた。 大使館で働く人々の個人情報データだ。 難なくデータを抜き出し、後を離れようとしてそこで気がつく。 他にも妙に怪しいフォルダがある。 『New folder(4)』と書かれたそれは妙に容量が大きく、何故か鍵が掛けられていた。 さらなる悪事を暴いてやろうとそう思ったオリヴァーはブルートフォース攻撃を行い、数分で鍵を解除した。 ちなみに暗号は『h e n t a i』という文字列だった。 フォルダを開けるとそこは肌色が妙に多いアニメ調のイラストや漫画、ゲームが入っていた。 オリヴァーはあまりの衝撃に頭がフットーしそうになった。 オリヴァーは食い入るようにそれを眺め、暫くの時が経った頃、冷静になった。 下腹部の不快感が、身体の火照りを覚ます。 脳から大量のプロラクチンが放出される。 今であれば、万物全てに対して生まれた意味を冷静に考えられるような気がした。 そんな賢者の様な状態になって気がついた。 果たして自分のやっていることは正しいのかと。 分からなくなった、怖くなった。 手が震える。 今までのことも正しかったのだろうか。 冷静な思考になる。 引き返すなら今だ。 声が聞こえた気がした。 個人への復讐ならその他の個人情報などいらないはずだ。 そう思い個人情報データを破棄する。 とはいえ、何も持ち帰らないのも問題だと考えたオリヴァーは、『New folder(4)』を回収していったのであった。 『New folder(4)』を依頼者に持ち帰る。 依頼者はデータの中身を見ると、それ以降何の連絡もなくなった。 本当は復讐など嘘で、もっと大きな犯罪の片棒を担いでいたのではないかと思い、身震いがした。 以降、オリヴァーは復讐代行は辞めた。 その代わりに、『New folder(4)』のような"japanese hentai porn"集めにハマった。 なぜなら何よりも自分を熱くしてくれるし、一方でクールにもしてくれる素晴らしいものであるからだ。 具体的には日系人のデバイスに不正アクセスし、そこから"japanese hentai porn"を回収するといった内容だ。 誰が何を持っているかわからないドキドキ感が彼をもっとそれに没頭させた。 なかなかお目当てのものは見つからなかったが、ごくたまに見つけることができ、それは彼を絶頂へと導いた(意味深)。 得られた"japanese hentai porn"は裏の会員制サイトで売りさばいていた。 かなり需要が高かった様子であり、飛ぶように売れていた。 オリヴァーは誰かを傷つけることなく、自分の技術で人を喜ばせられることに満足していた(作品の作者は不利益を被っているがそこまでオリヴァーは考えが及んでいなかった)。 こうして彼は、高校卒業後、裏サイトの管理人として生計を立てて暮らしていた(祖母には在宅のSEになったとかそれっぽいことを言っておいた)。 そんなこんなを繰り返しているうちにとある噂を耳にする。 国防総省のデータベースには国家の最重要機密情報が納められていると。 オリヴァーは気がついた。 それは、"japanese hentai porn"に違いないと。 すぐさまハッキングを試みた。 しかし、相手は国防総省。簡単には許してくれない。 まずは、外堀を気がつかれないようにゆっくりと埋めていき(関わる人々の情報を片っ端から抜き、デバイスにバックドアを仕掛ける)国防総省へと不正アクセスを試みた。 DDoS攻撃やゼロデイ攻撃、論理爆弾などを駆使し、ファイアーウォールを突破していく。 そしてついには最深部のサーバーへとアクセスを実現した。 喉を鳴らし、暗号化されたデータを解析する。 そこに残されていたのは...。 よくわからない名簿であった。 肌色は一切ない。 がっくりと肩を落とすオリヴァー。 ふと、家の周囲が騒がしいことに気がつく。 警察が家を取り囲んでいた。 どうやらヘマをしたようだ。 怖いが、祖母に迷惑をかけるわけには行けない。 オリヴァーは手を挙げて外に出ていった。 その時の祖母の悲しげな顔は今でも心に残っている。 取り調べを受けるオリヴァー。 なぜやったのか、何が目的かに対して、正直に"japanese hentai porn"を探しに来たと言ったが、相手にされなかった。 埒が明かないため、自身のPC内の秘蔵ファイルを公開したところ、警察官、エルムフォレストは困惑した顔で一応納得してくれた。 「お前は何をしたのかわかってるのか?」 「ボクはただ、hentaiを探しに来ただけなんだ!別に何もやっちゃいないさ!」 目の前のフォレストはため息をつく。 「不正アクセス禁止法違反、電子計算機損壊等業務妨害罪、わいせつ物陳列罪、犯罪のオンパレードだな」 「そんな、ボクは知らなくて...」 「おまけに国家転覆罪まで適応も可能だ。...やろうと思えばな」 うつむくオリヴァー。 「どうだ、自分の罪、実感したか?」 「それは...悪かったと思ってるよ...。ほんの出来心だったんだ...」 下を向くオリヴァー。 フォレストはオリヴァーの目をまっすぐ見る。 「お前には2つの選択肢がある。1つは、犯罪者として刑務所で臭い飯を食う。もう一つは、我々に協力して、人々を助けて上手い飯を食う」 「それって...」 「まぁ、我々は人手不足なんだ」 フォレストは肩をすくめる。 「さて、ターク。君はどうする?」 「...ボクは___」 「オリヴァー!!」 祖母が抱きしめてくる。 やはり我が家は良い。 「おばあちゃん、今までごめんね」 「帰ってこれたのは間違いだったってことよね?」 「いいや、ボクは良くないことをしたんだ。だから、これから償っていこうと思う」 もう一度祖母を見る。 「でも、良かったこともあったんだ。ようやく職が決まってさ...FBIっていうんだけど」 控えめがちに笑うのだった。 epsode~Budding~ 大いなる力には、大いなる責任が伴う。 オリヴァーは、先ほど聞いた言葉を反芻しつつ、目の前の建物『犯罪被害者支援センター』に目を向ける。 超法規的な司法取引を行い、FBIへと協力することになったオリヴァーであるが、完全に罪は消えたわけではなく、執行猶予という形で残っている。 中でも近年では社会福祉を行うことが罪の取り消しに必須らしく、オリヴァーはそのためにここに来たのだった。 オリヴァーとしてはゴミ掃除などを希望していたが、過去の経歴を見たフォレストが是非ここに行った方が良いと強く推したのだという。 「...人と話すの得意じゃないんだけどなぁ」 ため息交じりに独り言を言う。 最近は非常事態のアドレナリンがドバドバ出会った状態のため何とか人と会話で来ていたが、落ち着いた状態で会話するのは数年ぶりであった。 緊張しないわけがない。 センターに入る勇気がなく立ち止まっていると、声をかけられる。 「すみません、FBIから来たボランティアの方ですか?」 思わず飛び上がりそうになる。 「ええと...その...はい...」 消え入りそうな声で答える。 声をかけてきたのは、若い女性であった。 「やっぱりそうですよね!!よかった~。皆あの人不審者じゃないかって言ってたんですけど、私は、貴方こそがボランティアだと信じてましたよ!!」 ケラケラと明るく笑いながら答える女性。 「ああ、申し遅れました。私、エヴァ・ティールです。ここの職員やってます」 「どうも...」 会話が途切れる。 「ええと、お名前は...?」 「あ、その、オリヴァー・ターク...」 「タークさんですね!オリヴァー...確かに目の色がオリーブ色だ!」 目を見つめられる。 思わず顔を背ける。 なんだこの人の距離の詰め方は...。 「と、とりあえず、ボランティアの内容を教えてくれない...?」 困惑しながらオリヴァーはそう答えた。 『犯罪被害者支援センター』では、その名の通り、犯罪で被害のあった人々の支援を行っている。 オリヴァーには被害者のカウンセリングを行ってほしいという。 尤も、カウンセリングというのは名ばかりで、一緒にお菓子を食べるや、話を聞く、だけでも十分であるとのこと(オリヴァーはそっと胸を撫でおろした)。 「タークさんにカウンセリングに乗って頂きたいのはこの子です」 ガラス越しに少年を見やる。 ジーン・グリーン。 11歳。1年前に両親をシリアルキラーに惨殺され、自身も暴行を受けたことで目が見えなくなってしまったという。 オリヴァーは自分の両親の様子を思い出す。 途端に身体が震えだす。 深呼吸をする。 震えは止まる。 よし、大丈夫だ。 「両親を...」 「...ええ。辛いことを経験したあの子は誰にも心を開かず。ここに来てからほとんど会話してくれないんです」 心底悔しそうに語るエヴァ。 「でも、歴戦のFBIのタークさんなら...と思いまして...」 心底間違った設定を伝えられている様子にフォレストめと心の中で悪態をつく。 「それ、間違った情報だよ...でも、やるだけやってみる」 オリヴァーは、部屋の中に入り、ジーンと対峙した。 「...やぁ...」 返事はない。 オリヴァーもここからどのように声をかけていいかわからない。 沈黙が続く。 そういえばさっき名前がわからないから会話に困ったなと思い出し続ける。 「...ボクはオリヴァー・ターク。でもオリヴァーって名前は嫌いだからOタークって呼んでよ」 返事はない。 まぁ、予想通りの反応だ。 そっちが沈黙ならこっちは勝手に話し続けてやる。 20分ほど一方的に話したが、返事はなかった。 とはいえ、不思議と心は折れなかった。 人とまともに会話した経験がないからだ。 会話デッキに困っているとそういえば、と両親の話をすることにした。 「ボクの両親もさ、君と同じように殺されたんだよね...。僕も生き残ってしまった」 ジーンが少し、こちらに興味を持ったそんな気がした。 「今でも時々夢に出るよ。あの日の夜が。今でも身体が震えだす。でもボクにはおじいちゃんとおばあちゃんが居てね。力になってくれた。それは喜ぶべきことだと思ってる」 オリヴァーは続ける。 「...僕は君の両親を生き返らせられないし、君の辛さを変わることもできない。でも、同じ境遇の身として話を聞くことくらいできる」 ジーンに昔の自分を重ね合わせる。 祖父母が救ってくれたように、今度は自分が彼を救う番なのかもしれない。 「...よく頑張った。つらかったよね」 オリヴァーはぎこちなくジーンを抱きしめる。 肩のあたりが、あたたかい熱さを感じる。 ジーンは声を上げて泣いた。 それはオリヴァーが初めて聞いた最初の声であった。 その日はそれで解散となった。 最後にジーンがまた「また来て」と言ったのが聞こえた。 なんとなくフォレストが自分をここに連れてきた意味が分かったような気がした。 ジーンを救いたい。 オリヴァーの中に新しい想いが芽吹いたのだった。 ハッキングの高い技能を持つ(コンピューター、芸術(ハッキング)) あまり外出せず、写真から物事を推測したり、監視カメラの画角を調整したりが得意(写真術) 吐き気をこらえながら死体を見て学んだ(医学) 薬品や反応の痕跡を追う技術を身に着けた(化学、薬学) 勉強は割と得意(図書館) 安楽椅子探偵的なポジなので見つける力はそこそこ(目星) プロファイリングの勉強も行っている(人類学) 日本のhentai文化は最高だぜ!(その他の言語(日本語)) FBI捜査官として信用を得つつある(信用) 過去の経験からきちんと法律をまなび始めている(法律) 容姿イメージ:メガネ、歯に矯正器具がついている、かなりのやせ型、そばかす 名前の由来 オリヴァー⇒オリーブ色(NPCのグリーンと関係づけたかった) オリヴァー・ターク⇒Oターク⇒オタクから 大切な人 〇ジェード・ターク  祖母、唯一の肉親。  名前は翡翠(ヒスイ)を意味するジェードから。 〇エルム・フォレスト  取り調べ担当刑事。  FBIに取り次いでくれたりもしている。  あれから何度か連絡をしたり食事をしたり。  内心では父親のように感じている。  エルム⇒エルムグリーン(エルムとはニレの木のこと)  フォレスト⇒フォレストグリーン(森林の緑) 〇エヴァ・ティール  職場以外で親しく?話ができる女性。  今までに感じたことのない不思議な感情を感じる。  昔事件に巻き込まれ、その際に顔に傷を負っている。  『犯罪被害者支援センター』で働いているのはその事件がきっかけ。  エヴァ⇒エバー⇒エバーグリーン(常緑樹の葉の深い緑色)  ティール⇒ティールグリーン(鴨の羽色) 〇ジーン・グリーン  NPC。両親を殺人鬼に殺されているという共通のバックボーンを持つ少年。  彼のことは他人とは思えず、放っておけない。 その他:愛称のOタークを広めようとしている     オリヴァーという呼び名がが好きではない+日本語のオタクを好きなものに対して並々ならぬ情熱を持った優れた人と認識して尊敬しているため     普通に日本のサブカルチャーは大好き ■簡易用■ Oliver・Turk(オリヴァー・ターク)(男) 職業:FBI捜査官 年齢:25 PL: STR:11  DEX:13  INT:16 アイデア:80 CON:9  APP:8  POW:8  幸 運:40 SIZ:13 SAN:92 EDU:18 知 識:90 H P:11  M P:8  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:360 個人技能点:160) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]