タイトル:ラケル キャラクター名:ラケル 種族:ナイトメア [特徴:異貌、弱点[土、銀+2]] 生まれ:軽戦士 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:16歳 性別:女性 髪の色:赤  / 瞳の色:紫  / 肌の色:蒼白 身長:160cm前後 体重:50kg前後 経歴1:育ての親に拾われた:今、あたしがここにいるのは、育ててくれた親父とお袋のおかげだ 経歴2:純潔である:悪いかよ 経歴3:誰かを救ったことがある:知らなかったか?「蛮族まがい」だって人助けをするんだぜ 穢れ度:1 ■能力値■      技     体     心 基礎   11     13      6    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5   9   3   6   7   5 成長         1      1    →計:2 修正 =合計= 16  20  17  19  14  11 ボーナス  2   3   2   3   2   1    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   5   3  25  17 特技         0   0 修正 =合計=  5   3  25  17 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:2 Lv フェンサー 2 Lv  / プリースト/アーデニ 2 Lv スカウト  1 Lv  /            Lv ■戦闘特技・値■ [参照]  特技名     : 効果            : 前提 [p1-281]武器習熟A/スピア : ダメージ+1、Aランク装備可能 :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0   4  20  60 修正 特技        0 =合計=  0   4  20m  60m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : 2   4   4   5 シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 880   1H   8  -1   3  13   8   5 [スピアA] *ピラー / (1-304p) =価格合計= 880 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      2   15 クロースアーマー / 盾 :  1   1      60 バックラー / 修正: = 合計 =    6   2   75 G (回避技能:フェンサー) ・装飾品    価格 名称 / 効果 頭 :      / 耳 :      / 顔 :      / 首 :100  聖印 / 背中:      / 右手:      / 左手:      / 腰 :      / 足 :      / 他 :      / =合計=100 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考 冒険者セット        1   0   背負い袋、水袋、毛布、火口箱、ロープ10m、小型ナイフ、たいまつ6本 スカウト用ツール   100  1   100 クリティカル・ガメル    1   0               1   0 =所持品合計=    100 G =装備合計=     1055 G = 価格総計 =    1155 G 所持金    247G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 2 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 神聖魔法 2       4 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 [地方] ○ ○ ブルライト地方 初期習得言語:交易交通語、親の種族の言語 技能習得言語: ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点: 24 点 合計名誉点: 24 点 ■その他■ 経験点:730点 (使用経験点:4000点、獲得経験点:1730点) セッション回数:2回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 筋力    1730点(1730 /   / 回)  第1話 2- 知力     0点(   /   / 回)  第1話 3-        0点(   /   / 回) メモ: ■概要 ラケルはラフォール村で育ったナイトメアの少女である。女神アーデニの声を聴くことができる神官であり、長柄の武器を好む軽戦士でもある。生みの親とは誕生と同時に離別しており、その直後に現在の家庭に引き取られた。共に育ったカイエ、ロディは血のつながらない兄妹である。 言葉遣いには少々の粗さが見られるものの、神官として守るべき考えは順守しているようだ。大義や使命を叫ぶことはないが、他者、特に「身内」が危害を受ける際には、前に立ち応じようとする。冒険に出た理由が「家族や友人とより善き暮らしをするため」というものであることからも、身の程を弁えた善性の人であろうとする傾向が窺える。 容姿: https://drive.google.com/file/d/1-w1-nA0XxJToi_jzAt_sHsydxibMJBVp/view?usp=sharing ■誕生と離別 16年前のとある日、シューイーターにひとりの女性が流れ着いた。その女性は一命を取り留めていたが、所持品の大半を紛失しており、その女性が「アビゲイル」という名であることと、遠方でメイドとして生計を立てていたこと以外に手掛かりは得られなかった。アビゲイルを救助した村人たちは詳しく事情を聴こうとしたが、彼女が産気づいたことでそれどころではなくなった。救助された当時、彼女は臨月を迎えていたのである。 産婆の下へ運び込まれたアビゲイルは、角を持った赤子を産み落とした。それはナイトメアと呼ばれる種族の特徴であり、産まれた子が穢れを宿した存在であることの証明であった。その場にいた者の多くは不吉な姿に息をのんだが、経験豊富な産婆だけは諦観と納得を得ていた。アビゲイルの血が止まらない事。苦しみ方が尋常ではない事。衰弱が激しい事。それらはナイトメアを産み落とす際に胎内を切り裂かれた母体が見せる症状であり、彼女たちの多くがその後に死を迎えることを産婆は思い出していた。 アビゲイルは産婆の知るとおりの末路を辿った。失われる血の量に耐えられず、起き上がることも、赤子を胸に抱くこともなく亡くなった。後に遺されたナイトメアはその後、「ラケル」という名で呼ばれるようになった。この名前は、アビゲイルが自身の子を見つめながら最期に呟いた言葉である。 ■奇異の眼と耐えうる理由 産まれながらにして実母を喪ったラケルは、かつて冒険者であったとある夫婦の許に引き取られた。養親の許で義理の兄妹と共に育ったラケルは、決して孤独ではなかった。ラケルが養父を「親父」、養母を「お袋」と呼ぶのは、彼女が養親を身近な存在として信頼しているからでもある。 一方で、ラフォール村の生活においては、ラケルが冷遇されることも珍しくなかった。ラフォール村は、道楽で施しを与えられるほどに豊かな村ではない。ラケルはどこの馬の骨とも知れない女が産み落とした「余所者」である上に、忌み嫌われる「穢れ」を持ったナイトメアでもある。彼女をよく思わない者は少なくなかった。 同年代の子供たちから「蛮族退治」と称されて石を投げられた。物を盗られたことを追及していると、仲裁者顔の大人たちが割って入ってなかったことにされた。すれ違いざまに髪の色を見た者から、「髪についた母親の血はまだ洗い流せていないのか」と揶揄された。初めて女神アーデニの神殿を訪れた日の帰り道、「穢れ持ちの蛮族まがいがダルクレムの教えを広めようとしている」と根も葉もないことを吹聴された。天候に恵まれず、十分な収穫が見込まれなかった年には、何も言われずシューイーターに突き落とされるということもあった。 だが、そんな「冷遇」もラケルにはとるに足らないものだった。ラケルは、自分には「家族」と、善き「友人」がいることを理解している。その者たちを思えば、大半の言葉と仕打ちには目をつむることができた。今に至るまで、「家族」と「友人」がラケルにとって精神的支柱であることは言うまでもない。 ■実母アビゲイルの顛末 アビゲイルは、ブルライト地方のとある領主の家に奉公するメイドだった。麗しい見目であったことに加え、仕事の覚えも早かった彼女は、仕事仲間からの評価も悪くなかった。だが、彼女を最も気に入っていたのは、彼女の雇い主である領主であった。 その領主は好色なことで知られていた。彼には病に臥せった正妻がいたものの、世継ぎを設けていなかったため、事情を知る者たちは「後継者の不在からくる焦りが彼を女漁りに突き動かしているのでは」と噂していた。領主の傍に控える者の多くは、後継者問題を解決するためにも、正妻の復調を願っていた。だがその病状は芳しくなく、周囲の期待を余所に、医師は余命を言い渡した。アビゲイルが領主の何人目かの「愛人」として見出されたのは、そんな折だった。 アビゲイルが領主の寵愛を受け、子を宿すまでそう時間はかからなかった。アビゲイルは嬉々として領主に新たな命が宿ったことを告げた。領主はどこか安堵したような笑みを浮かべると、その子供を大切に産むよう、アビゲイルに言い渡した。そしてその数か月後、長らく臥せっていた正妻が息を引き取った。 領主は「世継ぎを産んだ者を次の妻とする」と語った。アビゲイルは自分こそが世継ぎを成し、彼の妻となるのだと信じていた。だが、そうはならなかった。領主の愛人はほかにも居り、身ごもっていたのもアビゲイルだけではなかったのである。後に領主の妻となる女はアビゲイルよりも早くひとりの男児を出産すると、領主の後妻の座に落ち着いた。 後妻は、領主の妻としての地位を手にすると、他の愛人は自身を脅かす害悪であると考えるようになった。特に、彼女は自身の息子のほかに後継者が現れることを危険だと考えた。そのため、彼女は領主の子を身ごもっている「愛人」達に子を降ろすように迫った。愛人の多くは自らの身に危険が及ぶことを恐れ、また、領主が既に愛人よりも自身の地位の安定を優先していることを知り、その要求をのんだ。だが、アビゲイルはその要求を拒んだ。「たとえ誰に望まれなくとも、愛した人の子を産みたい」彼女は、そう考えたのである。 アビゲイルは領主の許を去り、生まれ故郷に戻り出産することを考えた。彼女にも馬車代を支払うくらいの蓄えはある。彼女は臨月の身を馬車に預けると、揺れる車窓から離れ行く領主の館を眺めていた。 「今後の生計のことは、この子を産んでからゆっくり考えよう」そう思った矢先、電撃を受けた馬車が山道から滑落した。後妻は用心深い性格だった。彼女は、アビゲイルが「領主の子」という不穏分子を残すことを良しとしなかったのである。彼女は秘密裏に冒険者崩れを手配すると、アビゲイルの暗殺を企てたのだった。 だが、アビゲイルの命運は尽きていなかった。滑落した川で流木にしがみついた彼女は、溺れることもなく、シューイーターまで流されることとなった。彼女は我知らず、後妻の企てから逃れていたのである。尤も、その後の彼女を待つものは、嘱望していた自身の子から与えられる死に他ならなかったのであるが。