タイトル:ココル キャラクター名: 種族: 享年: 髪の色:   / 瞳の色:   / 肌の色: 身長: 体重: ポジション:ジャンク クラス: サイケデリック / ロマネスク 初期配置:煉獄 行動値:11 ■パーソナルデータ■ 暗示: [記憶のカケラ] 内容 白い部屋 意味     空白の玉座へ再び座し、駒を用いて覇道を行く。かつて誰かに願われた、「ほっとする場所」を作るために。 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 ■■■□ 幼児退行(最大行動値減少(-2))       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   0   0   1 サブクラス   0   0   2 ボーナス 寵愛 =合計=   0   1   3 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング: コスト : 射程: 効果 [ポジション]  奈落への抗い   : オート  :    :   : [メインクラス] 盤上の駒     : オート  :    :   : [メインクラス] 虚空の玉座    : オート  :    :   : [サブクラス]  円舞曲      : オート  :    :   : [頭]      アドレナリン   : オート  :    :   : [胴]      エナジーチューブ : オート  :    :   : [胴]      サイボーグ    : オート  : 0   :   : [胴]      しんぞう     : オート  :    :   : []       たからもの    : オート  :    :   : ■その他■ 寵愛点:0点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     0点(   /  ) 1     0点(   /  ) 2     0点(   /  ) メモ: 温厚そのもので、他者を慈しみ、献身的に奉仕する。不思議な力を持ち、ほんの少しのカリスマ性を持つ。 「君はすべてのアンデッドを統べる女王となるのだよ。」 少女に与えられた使命はそれだけだった。場所はとある研究所。幸か不幸か、ここでは幾つもの屍の上に数体のESPを発現したドールがいた。ココルに発現したのはテレパシー、思念を飛ばして行動を阻害したり思考を読んだりする程度の基本的なESP能力___だと当初は思われていた。ココルは誰よりも先にESP能力が発現し、研究所のドールの『お姉ちゃん』になった。ある時、別のESPドールが暴走し、テレキネシスによって実験室の一部が混乱に包まれた。なんてことはない、ただの実験失敗だった。研究者がサヴァントに処分命令を下そうとすると、その身を顧みずココルは実験室に入り、暴走するドールを宥めたのだ。割れたグラスは元に戻らないように、通常は自我の壊れたドールは元に戻ることはない、特にESPドールは。しかし、ココルは戻した。愛情など再現性の無いものなど信じられない研究者は、ココルの身体を隈なく調べた。 分かった事実は驚くべきことの連続だった。彼女のもつテレパシーで心に触れたドールは、潜在的に彼女に従うのだ。完全に自我が失われる前であれば、その声を聴けば戻って来られる程。限りない苦痛にされされる少女たちにとって、同じ境遇にいながらも他者を慈しみ献身的に支えるココルは、まさに民を守る王の様であった(本人は頑なにこの表現を否定し、全員のお姉ちゃんだと言い張った)。自我の乗っ取りをすることに比べるとやや確実性に劣るが、損耗率が愕然とするほど低い。加えてその全てを許容する本人の気質も相まり、他人の粘菌に容易に溶け合うので、ドールの支配のみでなく移植された身体も従えることができる。これにより他のドールに比べて少ない負荷で多数のパーツやマニューバを追加することができた。数多くの不可能だと思われた限界を取り払う、ドールの素体がそこにはあった。 「私以外の娘たちの負荷が減るなら」と本人は数多くの実験を受けた。ドールだけでなくアンデッドの支配実験、数多くのパーツ移植とその実働実験、テレパシーによる自我処刑実験、etc。その多くが成功し、ココルは着実に力をつけていった。妹たちはそんな彼女の負荷を低減しようと、今まで以上に精力的に実験に参加した。 しかし、全てが上手くいく訳がなかった。又ある時、ESPドールの暴走が起こった。いつも通りココルが止めようとすると、彼女は倒れた。移植したパーツのどれかが機能不全を起こしたか、多くの実験によって疲弊した心が身体を止めたのかはわからない。結果ESPドールの自我は完全に崩壊し、実験を重ねて今まで以上に強くなったESPの力が振るわれた。奇しくもそれは、始めにココルが止めたテレキネシスの少女のものだった。所定の空間の原子同士を衝突させ、その摩擦熱を操作するレベルになったその力は、自我の喪失で熱量の膨張を止める事は無くなり、大規模な爆発を起こした。 次にココルが目を覚ませば、目の前は荒廃した建物跡であった。体についていた数多くのパーツやモジュールは消え去り、始めの頃の身体だった。ココルは考えの纏まらない頭で、かつて遊戯室があった場所へ向かった。実験に耐えながら、姉妹と楽しんでいた、つかの間の楽園。かつての楽園は見る影もなく、欠けた服のボタンが一つ、転がっていた。ココルは泣き叫んだ。 自分の身体が減った喪失感と不安感からか____『爆発による記憶障害によって顔も名前も思い出せない』何かを悼んでか。