タイトル:エピゴーネ キャラクター名:花羽 魁李(はばね かいり) 職業:アイドル 年齢:18 / 性別:男 出身:静岡県浜松市 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:173cm 体重:白め ■能力値■ HP:13 MP:14 SAN:73/95      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時   7  12  14  13  16  13  17  18  13  14 成長等 他修正 =合計=   7  12  14  13  16  13  17  18  13  14 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      29%   《キック》  25%   《組み付き》   25% ●《こぶし(パンチ)》57%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》37%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15% ●《隠れる》 36%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 80%  ●《目星》  80% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%  ●《変装》  50%   《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値 ●《言いくるめ》80%  ●《信用》  20%  ●《説得》40%  《値切り》  5%    《母国語()》90%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前   現在値  《医学》     5%    《オカルト》   5%    《化学》  1% ●《クトゥルフ神話》4%   ●《芸術(歌唱)》  80%   《経理》  10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%   ●《心理学》 80%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》 1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》 10%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》  1%  《歴史》     20%  ●《芸術(ダンス)》 40%  ●《夢の知識》2% ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称       単価 個数 価格 備考 スマホ         1   0   黒のiPhone カバーは透明 財布          1   0   長財布 ハンカチ        1   0   シンプル ティッシュ       1   0   普通の コンパクトミラー    1   0   大事 帽子・サングラス    1   0   変装用 リップクリーム     1   0   大事 ハンドクリーム     1   0   大事 のど飴         1   0   芸能人とかはみんなこれ使ってるよっておすすめされた メモ帳         1   0   誰にも見せたことがない =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: ◆基本情報 名前:花羽 魁李(はばね かいり) 年齢:18歳 身長:172cm 一人称:俺、僕(メディアによって使い分けていますが、素は俺) 二人称:柚羽惺、お前(相方にだけ!)、苗字+さん 三人称:皆さん、みんな、あいつ(相方・・・にだけ!) 誕生日:7月19日 誕生花:黄色いユリ「偽り」「陽気」 好きな物:静かなところ、日の当たらないところ、家、読書、勉強、中華 苦手なもの:騒がしいところ、人前、運動、極度に冷たいもの(知覚過敏)、甘いもの ◆特徴表 ・6-6「急速な回復力」 あなたは新陳代謝に優れている。耐久力を回復するロールの結果に+1。 ・3-4「戦士」 周囲の物は全て武器だと考えている。あらゆる<近接戦闘武器(肉体を使った技能は除く)>技能の基本成功率が50%となる。 ╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴ 花羽 魁李(はばね かいり 2005年〈平成17年〉7月19日 - )は、日本のアイドル、俳優、タレントであり、男性アイドルデュオ・des ailesのメンバー。本名同じ。 出生名:花羽 魁李[1][2] 生誕:2005年7月19日(18歳) 出身地:🇯🇵 日本 静岡県浜松市[3] 学歴:朝日第一高等学校 ジャンル:J-POP 職業:歌手、俳優、タレント 担当楽器:ボーカル 活動期間:2022年[5]- レーベル:エスポワール・エンタテイメント 事務所:エスポワール事務所 共同作業者:白鴎 柚羽惺 公式サイト:des ailes公式サイト 静岡県浜松市出身[3]。エスポワール事務所所属。身長173cm[3]。血液型はA型。 ∧来歴 ───────────────────── ※個人中心に記載。des ailesとしての活動は各ページを参照のこと。 生い立ち 2005年(平成17年)7月19日、静岡県浜松市で花羽家の長男として誕生[6]。4歳上に姉がいる。「みんなの先頭に立って人をまとめられる立派な子になりますように」という想いが込められ、母に「魁李」と名づけられる[6]。 2009年、しぜんの森幼稚園に入園[6]。 (大人気アイドルグループ)に憧れ、幼少から歌やダンスを真似ていた[2]。母と姉も(大人気アイドルグループ)のファンであり、一緒にライブDVDを見ていた[2]。 2020年、朝日第一高等学校に履歴書を送り合格[6]。それをきっかけに静岡から東京まで上京し一人暮らしを始める[9]。当時は未成年だったため賃貸借契約は親が結んでいた[9]。 養成学校時代から同期の柚羽惺と仲が良く、教室移動やレッスンなど、2人で行動することが多かった[9]。「最初に話しかけてくれたのはあいつです。初対面なのにすごい明るくてびっくりしました(笑)でもあれが運命の出会いなのかなって今は思います(笑)」と本人はインタビューで話している[12]。 朝日第一高等学校と直結しているエスポワール事務所の社長が2人のレッスンを見て、「まだ若いからこそのアンバランスさ。2人で支えあっている、独特のテンポや世界観が良い」と感じ、2人を引き抜いた[7]。どちらも名前に「羽」という単語が含まれていることにも運命を感じたらしく、2022年にフランス語で「羽」を意味する「des ailes」というユニット名が発表され、デビューした[6]。 その後のdes ailesとしての活動についてはdes ailes#略歴 参照 ∧来歴 ───────────────────── 性格・特徴  ・明るく、よく笑う。年齢性別関係なく誰にも分け隔てなく接する好青年であり、(大御所俳優)も贔屓にしている[11]。  ・浜松市に住んでいたため、餃子にはこだわりがある。「浜松餃子を超えるものがあるのか、いつか旅に出て食べ比べをしたい」とインタビューで話している[12]。  ・こよなくファンを愛しており、ファンサービスが手厚いと有名[15]。ライブでは数々のうちわに答え、その対応がネットで話題になっていた[15]。  ・地頭がよく知識も豊富なため、クイズ番組によく出演している。難問にも幾度となく正解しており、生来の真面目さが垣間見える[16]。 趣味・嗜好  ・体を動かすことが好きだが運動神経がいいわけではない[6]。「勿論、ちゃんと練習してるんですけどね。ダンスが全然上手くならないのが永遠の悩みであり課題です(笑)俺と違って柚羽惺はダンスが上手いので、よく教えて貰ってます」とインタビューで話している[12]。  ・自他共に認める柚羽惺のファンであり、出演している番組は全て録画している。Instagramのストーリーで感想を投稿することが多い[16]。  ・時間がある時はエスポワール事務所の先輩のライブDVDを見て様々な研究をしている。その本数は20冊以上にも及ぶ[7]。 ∨タイアップ───────────────────── ∨出演───────────────────── ∨脚注───────────────────── ∨外部リンク───────────────────── 🕐 最終編集: 5日前、otaku ╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴ エスポワール事務所に所属するアイドル。相方の白鴎柚羽惺とdes ailesというユニットで活動している。 メディアではいつも元気で笑っているが素は全然そんなことはなく、暗いし静か。マネージャーにそんなに暗いのはよくない!!と言われたので無理やりテンションを上げ、キャラを作っている。メディアで言っていることは8割嘘。いつかバレるのが怖い。綻びが出ないようにスマホのメモに「メディアでの俺」を箇条書きし、撮影の前には必ず見返している。技能でとるなら演技かなと思ったんですが、理屈立てて相手を言いくるめてる方がしっくりきたので演技は取ってないです(補足)ドラマにも出てるけど、独特な演じ方なのかな?って受け取るかもしれない できる限り人と接したくないしずっと家にいたいし何もしたくない。たいした趣味も夢もない。アイドルはしんどいし辛いし求められてる自分とほんとの自分の差が激しくてやめたいなしんどいなと思うがそんな勇気も出ずにずるずると続けている。こんなに人気になるはずではなかった。ずっと辛い訳ではないし、楽しい時もある。一瞬。けど負の感情の方がでかくて呑み込まれる。柚羽惺がやめたら困る。 陽か陰かと言われたら陰よりだがめちゃくちゃネガティブというわけではない。考え方が冷めているだけ。素の自分を知ってるのは小中高の人間と柚羽惺だけ。マネージャーはどうなんだろう。。。 基本人の顔を見て話せない。顔以外か下を見ている。あっ・・・はい、そうですね・・・(陰) 争いは面倒なのであまり自分の意見は主張しないしすぐ流されるタイプ。それで穏便に済むならいいや・・・ しっかりして!!(佐倉) マネージャーとかついて色々スケジュール管理とか全部任せるの落ち着かなさそうだし慣れない(他人にそんな期待してないとか信頼してないっていうのはあると思う)。ああ・・・(キョド)になる 筋力がマジでない(STR7)普通にテレビとかでも映されてるのでマイクより重いもの持てないんかい笑みたいなだるいいじられ方をしている。 自分に自信がないので、柚羽惺のことを「相方」「俺の相方」とメディアで発言し否定とかその類のことをされないたびに俺はまだ柚羽惺の隣に立つ資格があるんだ・・・と思ってる(キモい)。というか、依存してると思います。すまない、キモくて ちな、エスポワール事務所の「エスポワール」 はフランス語で「希望」という意味です ◆経歴 母と父と姉と自分の4人家族。気が強い母と姉と、なよっとした父。俺は家族から父の部分だけ受け継いだのだと思う。暮らしには何不自由なかったし楽しく過ごしていたが、強い女子二人に尻に敷かれ俺ら男はパシられたりなんだりわりと可哀想な感じになっていた。 更にその二人は熱心なアイドルオタクであり、名義貸してだのオリコン1位にするために追いCDしたからこれあげるだのチケ取り協力してだの色々押しに押されていた。ここの推しマジでヤバいから見て、は母と姉の決め台詞だ。そのせいで全然興味もないアイドルグループの歌も振りもなんとなく覚えてしまった。何度も繰り返される映像を見て俺には全く縁のない人達だな、と思う。 こんなキラキラした笑顔はできないし、いろんな人を喜ばせるようなことも言えない。歌もダンスもできない。別になりたいわけではないから、それでいいのだ。 学校でもアイドルオタクというのは存在する。昨日の生放送見た!?うちの推しマジヤバくてさー  いやそれな!!顔面国宝だよねー  顔良すぎん?前世で世界救った? そんなわけないだろ、と冷めた頭で思いながら次の授業の準備をする。騒がしい教室。下品な笑い声、品のない会話。あまり好きじゃない。でも多分、中学生ってそんなもんなんだろう。アンタなんか達観してるよね、人生2週とかしてんの?と姉に言われた一言を思い出す。2週はしてない。 友達はいない。運動は好きじゃない。読書とか、勉強の方が好きだ。何も考えずに自分の世界に没頭できる。ちっぽけでめんどくさくてつまらない現実のことを忘れられる。知識は自分のことを裏切らない。いつまでも役に立つ。己を形成していく。だから好きだ。 運動神経がないから体育とか体育祭は本当に地獄だ。それこそそういうのが好きな人たちを集めて勝手にやればいいと思う。俺は相当めんどくさいやつだ。 あっという間に一日が終わる。そういえば今日は、進路指導の先生に呼ばれているんだった。将来の夢とか希望とか、何もない。だから、配られたプリントに素直にないと書いた。趣味を仕事にすればいいと人はよく言う。でも、それが義務になったら、どうなんだろう。そう思いながら日誌を開く。今日は日直だった。呼ばれてるから、急がないといけないのに。だるさを隠せないまま思考を巡らせてシャーペンを走らせた。万人が好む最後列の窓際は俺の席だ。開かれたままの窓から風が舞い込んできて勢いよくカーテンがひるがえり、ふわりと頭に覆いかぶさった。大きなため息をつきたくなる気持ちをどうにか抑えて邪魔者をとり払おうとする。薄く透けた素材で作られたカーテンは細やかにオレンジに染まる夕日を映し出し、なんとも幻想的な景色に俺は感嘆の声を漏らす。誰もいない教室にひとり居残ることは、わりと嫌いではなかった。 先生に言われたことを頭の中で反芻しながら帰り道を歩く。まだ早いけど、大学のことは考えてる?花羽くんは偏差値が高い高校も目指せると思うよ、とかなんとか、まあそう言われるだろうな、と思った。適当な高校に行って、適当な大学に行って、適当に就職して、適当に死ぬ。俺の人生って、多分こういう感じで終わっていくんだと思う。まだ中学生だろって思われても仕方ない。でもこの頃から未来に希望が見えなかったら他になにがあるっていうんだ。俺は何を諦めて、何を目指しているのか。俺ですらわからない俺のことはたぶん誰にも分からない、と思う。 今日は一段と風が強かった。びゅうと突風が吹いて近くの大きな木が揺れてガサガサと音を立てる。俺の人生は"好きじゃない"が多いと思っていたけど、自然もまあ、嫌いではないんだと思った。行ったことのない、映像でしか見た事がない東京のギラついたネオンよりも、こっちの方がよっぽど、好きだ。 家に帰ってそのまま2階へ上がり自室の扉を開ける。バッグを投げ出し、そのままベッドに横たわる。なんだか着替える気すら湧いてこなくてそのままぼーっと天井を眺めていると、下の階から自分を呼ぶ大きな声が聞こえてきた。静かな足取りでリビングへ向かうと「魁李!!電話!!!」と姉が普段よりもひときわ声のボリュームを上げてそう言った。片手には受話器が握られている。誰だろう、学校?先生?なにかしてしまったか、連絡事項か。不思議に思いながら電話を交代する。 「はい」 俺はそう答えた。 『お忙しいところ恐れ入ります。朝日第一高等学校人事部です。面接の件でお電話いたしました。ただいまお時間よろしいでしょうか?』 朝日第一高等学校?面接?何も覚えがない単語を羅列されて、脳内はクエスチョンマークで埋め尽くされた。返事に困り、つい姉の顔を見る。するとものすごい剣幕で顔を縦にブンブン振るので、俺はその圧に負けてしまった。断ったら、後で姉に死ぬほどマシンガントークを繰り広げられそうだ。 「あ、えっと・・・はい、大丈夫、です」 何も大丈夫ではない。俺は知らない学校の知らない人間と今から何をしようというのか?不安でいっぱいの中、俺の耳に届いた爆弾発言。 『選考の結果、花羽様にはぜひ二次の面接に進んでほしいと考えております。』 自分の脳が高速で回転し始めた駆動音すらしてくる。何一つ理解ができずおもわず黙り込む。俺は知らない間に知らない高校に書類を出していたのか?いつの間に?誰が?俺が?いや、そんな記憶は一切ない。近頃意識を失っていたなんてことは多分ないし、寝ながら履歴書が書けるわけがない。至近距離で俺と人事部と名乗る人間の会話を盗み聞きしていた姉の顔がパァッと明るくなる。俺が警察だったら法を無視し現行犯逮捕していた。今からなろうかな、と思うほどだった。 『二次面接の日程ですが、〇日の〇時からご都合如何ですか?』 人事部の野郎は困惑している俺を置いて話を続けた。もう何も頭に入ってこない。何日の何時だって?二次面接ってなんの?俺の脳はもうショートしていた。魂が抜けた俺を見た加害者は俺から勢いよく受話器を奪い取り、代わりに答え始めた。「すみませんうちの弟嬉しさのあまり喋れなくなっちゃって〜!!〇日の〇時ですね、問題ありません!」いや、問題しかない。 『では、〇日の〇時にお願いします。本校一階の受付まで起こし下さい。』俺抜きで勝手に話を進めるな。 軽い会話をしたあと静かに受話器を下ろした姉が満面の笑みで俺の方を振り返った。 「やーーよかったじゃん!!!書類選考突破したってねー!!!」 「だから、何の話なんだよ!俺はそんな高校に履歴書なんて送った覚えない!!姉ちゃんが勝手にやったんだろ!?」 「だってあんた・・・夢ないし、やりたいことないし、高校もどこでもいい・・・とか言ってるし・・・それに・・・顔がいいからさ」 星が瞬いたのではないかと疑うほどのポップなウインクをしながら、姉は俺の肩をポンと叩いた。それを聞いて、俺の中のとある記憶がじわじわと蘇ってきた。 『朝日第一高等学校ってさ・・・うちの推しとお母さんの推し通ってたの・・・ヤバくない・・・?株買おっかな・・・』 「・・・はああああああ!?!?!?!?!?」 と、俺はもう、本当に、今まで生きてきた中で一番だと思うくらいのでかい声を出した。 「俺、アイドルなんてなりたくない!!そもそも歌えないし、踊れないし、自分の顔なんて気にしたこともない!!」 「は、いや、なに、あんた、今気づいたの?いやもう無理よ二次面接の日時決まったし。聞いてたでしょ? あんた物覚えはいいんだからなんとかなるって。めっちゃ円盤見たし歌もダンスもわかるでしょ?それやればいいじゃん!」 「そんな短期間でどうにかなる問題じゃない!俺は行かない!」 「アンタたち・・・」 やんややんやと口論を繰り返す俺たちに差し向けられた声。母だった。 「母さん!!姉ちゃんが勝手に俺の履歴書を!!」 これは助け舟だと思った。いくら破天荒の母さんでもこんな所業は許さないはずだと。鶴の一声を俺は期待していた。なのに。 「魁李・・・アイドルに、なりなさい・・・」 マジで仏のような顔で、母さんはそう言った。 そして絶句する俺に一言。 「お母さん、魁李がスターになる所・・・見たいから・・・」 もうどうにでもなってくれ。 それからというもの、ドルオタ2人に対するあれやこれやを諦めた俺はもし受かっても断る、やるなら全力で。と自分のなかで割り切り、休日はカラオケに行き特訓、家ではダンス練習に勤しんだ。「俺は今、何をしている?」と無になる時間が一日の中で数え切れないくらいあるが、もうどうしようもないことだ。そもそも電話が来た時にきちんと伝えておけばよかっただけの話だ、と(無理やり)納得させることにした。一応、進路の先生にも朝日第一に行きます・・・と伝えた。豆鉄砲を食らったような、今まで見た事のないような顔をしていた。それは、そうだろうな。 母も姉も俺のトレーニングには積極的らしく、やけに詳しい知識で俺をサポートしてくれた。いや、サポートした。 それでわかったことだが、俺は歌が上手いらしいということだ。今までカラオケというものに縁はなかった。知っていただけで、行こうとか、そういう思考になったこともない。 勝手が分からない俺はされるがまま。例のグループの一番メジャーな曲を姉と母がキャッキャと楽しそうに入れた。これももうとっくの遠に覚えていた。理由は、言うまでもない。 そうしてイントロが流れる。何故か本人たちのライブ映像付き。特にファンでもなんでもない俺はめちゃくちゃ気まずくなり、横にいる女子二人は湧き上がっていた。なんだこれは。 けれども、俺が歌い始めた瞬間歓声がピタリと止んだ。一応ちゃんと聞いてはくれるんだな・・・とぼんやり思いつつ歌う。下手すぎだったらどうしよう。俺は滅多刺しにされるのだろうか。一番が終わっても、間奏が短いから息付く暇もあまりない。ニコニコと笑いながら煌びやかに踊る、もしかしたら俺がなってしまうのかもしれない映像を眺めながら無事最後まで歌いきる。電源を切ってマイクをテーブルの上に置いた。 「いや、魁李あんた歌うますぎね!?!?!?!?!?!?」 「合格よこれは!!!!!!!!!!!直接事務所に歌のデータ送っても即採用されるわよ」 1曲歌っただけで疲弊しきった体にでかい声が直接突き刺さった。「推し」を見たときと同じようなテンションで女子ズは大興奮しており、ビブラートがどうやらロングトーンがどうやら俺のわからない単語で盛り上がっていた。その会話を横目に、グラスに注がれたまだ冷たいオレンジジュースに刺さったストローを咥えて吸う。久しぶりに酷使した喉にチープな味が甘く広がった。 ちなみにダンスはどうかというと言う話だが、先程も言った通り俺は運動が苦手だ。つまり、そういうことだ。 「はぁ〜疲れた・・・」と俺は崩れ落ちるようにリビングの床に座り込む。女子ズは呆れたような困ったような顔をしていた。 「アンタ歌はいいけどダンスがダメダメね・・・」 「踊らないアイドルっていうのもいっそ・・・」 「ダメよ小夜!歌って踊るのがアイドル・・・最悪ターンはできてもらわないと・・・」 「魁李、練習あるのみよ!顔残してターンすれば目回らないから!」 それができたら今こうなってないって・・・と反論する力すらもはやなく、俺は床に伸びるのみだった。ちなみに、小夜とは俺の姉の名前だ。 今からダンススクールは遅すぎるし・・・やっぱり私たちが魁李を育て上げるしかないわね・・・とまるでマネージャーの如く真剣な顔で話し合っていた。 できないだけで、どうすればいいかはわかっている。目線を一点にしぼり、体をターンさせるギリギリのところまでそこを見つめて、一気に頭を回転。お腹に力を入れ軸を意識して、静止する時は踵に重心を置く。そうすれば目が回ることもないし、体がぐらつくこともない。だが体が上手く動かない。だから悔しい。結果断ることしても、やるならちゃんとやりたいのに。でも、なりもしないものに何を必死になっているんだろう。 歌って、踊って、笑顔を振りまいて。アイドルという職業は、並大抵のものではない。きっとみんなが思ってるより、ずっと大変で、ずっと辛いものだ。 結果、俺は成長できたのかわからないまま二次面接に向かうことになった。 当日は、まあ、緊張した。頑張ってきてはいたのだし、自分が評価されるというものはだいたいプレッシャーとか、そういうものが付き物だ。 というか、それよりも。言うのを忘れたが、朝日第一高等学校は東京にある。俺の住んでいるところは静岡だ。ほぼほぼ旅行である。ということで、女子ズは俺に特訓を優先させるために3人分の新幹線のチケットや荷造りはいつの間にか済ませてくれていたようだった。念の為確認するとキャリーケースには1泊分の衣類などの生活必需品が詰め込まれており、別に日帰りでもいいのに・・・とぼやくと、何言ってんの!!推しグルが所属してる事務所拝みに行くに決まってんでしょ!!聖地巡礼よ!!と言われた。実際1人で東京に行くのは少し怖かったし(少しだけだ。)、面接終わりにフラフラしながら帰るのも少し不安だったので(少しだけだ。)良かったっちゃ良かったのだ。ちなみに、恥ずかしかったので学校までは1人で向かった。 会場付近にまで来ると、ああ、この人はここを受けるんだ。というのが目に見えてわかる。周りを見渡すと全員美形。そして、背が高い。みんなアイドルにいてもおかしくないような雰囲気を醸し出していた。 ここにいる人たちはみんな、本気でアイドルを目指しているんだ。俺とは違って。なんだかそれが後ろめたくて、いつぞやの誕生日に買ってもらった赤いマフラーに顔を埋めた。 服装はカジュアルでいいらしい。自称オシャレ番長の姉が揃えてくれた服で挑んだが、浮いていないかが正直心配だ。実際オシャレではあると思う。目立ちたくなくてこそこそ歩いてしまったが、それこそ目立つのでは、と気づいたのは学校に入ってからだった。 面接待ちの時間、何度も内容を復唱した。大丈夫だ、大丈夫。そもそも、落ちても問題ないのだ。そこまで気負う必要もない。ただ、全員が本気の中俺だけ生半可な気持ちでやるのは良くないと、そう思う。 面接はグループでやるらしく、俺含めた数人が呼ばれる。俺は深く息を吸い、席を立った。俺はこれから全力で嘘をつく。芸能界は嘘だらけの世界。辛くてもしんどくてもみんな笑顔だ。皮肉を込めたように口角を上げて、精一杯の笑顔を作る。鏡の前で何度も練習した。ダンスはできなくても、この笑顔だけは得意だ。運動神経なんて関係ない、何度も映像を見て学んだから。好きな芸能人は████。好きな映画は████。夢は█████。好きな言葉は██████。特技は████。 嘘、嘘、嘘、嘘、嘘。全部嘘。理由も考えて覚えて、辻褄も合わせた。質問されて、答えて。俺の返事を聞いて面接官が笑顔になる。頭がガンガンと痛む。次に、花羽さんの憧れの人は───。ああ、俺は誰なのか。 気づいたら俺は学校の外にいた。顔がやけに疲れている。あー、緊張した! ヤバい、俺ダンスミスった・・・  俺は噛んだんだけど・・・  なんて会話が周りから聞こえてくる。どうやら面接は無事終わったらしい。記憶が抜けている。どっと疲労と眠気に襲われる。足元がふらついて、視界がブレる。どこからか俺を呼ぶ声が聞こえて、勢いよく抱き止められた。 「うわーー!!魁李お疲れ!!!東京疲れた?かっこいい人いた?」 「頑張ったわね!!さっきオシャレなカフェ見つけたから見つけたからお茶しましょ!!」 「うぉ・・・・・・うん・・・・・・・・・・・・」 めちゃくちゃでかい声出て迎えられて正直恥ずかしいったらありゃしなかった。だけど、2人分の体温にとても安心した。1人の冬は、寒すぎる。 そのあとはまるで介護されるかのようにカフェに連れていかれご飯を食べて一休みしたり観光に行ったりしてなんだかんだすぐ旅行は終わった。楽しかったけど、疲れた。ホテルでは爆睡した。モーニングは美味しかった。疲れすぎて、色々思い出すのにも力がいる。 面接が終わってもなにか生活が変わる訳ではなく、そのまま普通に時は流れていった。女子ズは電話が来るたび過剰に反応し、朝日第一からじゃないとわかるとあからさまに肩を落とした。まあ、演技なんてしたことないし、面接での嘘もバレバレだったのだろう。ダンスも上手くできなかったと思うし。落ちたら落ちたで、それでいいのだ。他に適当な高校も受けてるし、そこにでも行けば────。と思った瞬間、着信音が部屋に鳴り響いた。すぐさま母が俊敏な動きで受話器を取る。 「魁李!!電話!!!」聞き覚えのある言葉に俺は顔を上げ立ちあがった。そして電話を交代する。 「はい、花羽です」 『お忙しいところ恐れ入ります。朝日第一高等学校人事部です。面接の件でお電話いたしました。ただいまお時間よろしいでしょうか?』 また同じフレーズ。女子ズは俺を囲み会話を盗み聞きしている。近い。 「・・・はい、問題ないです」 『選考の結果、ぜひ花羽様をこちらで採用させていただきたいと考えておりまして・・・』 「「うおっしゃああああああ!!!!!!!」」女子ズがめちゃくちゃにでかい声を上げ、俺は咄嗟に2人から距離を取った。 「・・・あ、はい。はい、ありがとうございます。」 どうしよう、合格って。俺、アイドルになりたいわけじゃないのに。断らなきゃ、断らなきゃ。俺が流せば1つ枠が空いて、本当にアイドルになりたい人に連絡がいくはずだ。すみません。辞退させていただきたいのですが。そう言うはずだった。 『我が校と繋がっているエスポワール事務所の社長も花羽様の面接を拝見しておりまして・・・とても絶賛していました。花羽様には才能があると・・・。』 え、え、ええ〜〜・・・・・・・・・・・・、、 面接のことを何も覚えてない俺はどう返せばいいか分からなかった。才能?そんなものはない!その社長は見る目がないのか!?やめた方がいい、やめた方がいい・・・!俺は断るために口を開いた。だがそこから出てきたのは日本語ではなく、「うえっ!!」という奇声だった。 なぜなら俺はいつの間にか近くにいた姉に背中をバンバンと勢いよく叩かれたからだ。「エスポワールってうちの推しがいるところじゃんヤバすぎ!!!!!!魁李、サイン貰ってきてサイン!!!!!!!」「ちょ、姉ちゃん静かにして・・・!」 電話越しの人事部はフフフと笑い、俺たちの仲良さげ(?)な会話を肯定とみなしたのか、話を続けた。『それではまた後日、そちらの方に資料を送らせていただきますね。よろしくお願い致します。失礼致します。』 「え、いや、ちょっと、あの・・・!!!!」 まだ連絡する先があるのだろうか。駆け足でブツッと乱暴に電話が切られ、受話器からはツーツーと電話が終了したことを表す無機質な音が流れるのみだった。 呆然とする俺の後ろで、女子ズはやったーーーよかったーーー!!!!!!とでかい声を上げながらハイタッチやハグなどをしていた。やったーでも、よかったーでもない・・・・・・・・・・・・・・・と、心の中でつぶやくことしかできなかった。俺は、この日からアイドルの卵になってしまった。ちなみに、一度も名前が出てこなかった父は単身赴任に行っていた。メールにて俺の進路を聞いた父はびっくりして椅子から転げ落ちたそうだ。まあ、無理もない。 ここからは長いので一部省略する。本当に知ってほしいのは、俺の事なんかじゃないからだ。中学を卒業し高校に通うため上京。当時16だった俺は一人暮らしに必要な契約がひとりでできなかったから、わざわざ東京まで来てくれた母が色々済ませてくれて、家具とか家電とかも姉がおすすめのものを教えてくれた。ちなみにその間俺は屍になっていた。アイドルに対する不安とか、一人暮らしへの不安とか。そもそも、アイドルになりたい訳じゃないのに!!誰か助けてくれ。俺を静岡に戻してくれ。俺は普通の、平凡の人生でいいのに・・・!!!今すぐ床に伏して暴れだしたかった。 学校でレッスンが始まってからも俺は憂鬱だった。最初にダンスと歌を披露しなくてはいけないらしい。歌はまだいいのかもしれないがダンスが最悪だ。どうせ全員に笑われて終わる。なんであいつアイドルになろうと思ったんだよと影から指を刺される。仕方ないだろう、俺は別にアイドルになりたいわけではないからだ。そもそも俺は本当に歌が上手いのか?女子ズはたいそうべた褒めしていたが、他の人から見たらどうなのか。 緊張を紛らわすために全員を観察してみる。みんな歌もダンスもできている。そりゃそうだろうな、と思う。みんな本気だ。一切の妥協もしない。俺はつい出そうになるため息を飲み込んだ。一旦目を閉じて、もう一度目を開く。いつの間にか俺の一個手前の人が呼ばれていた。白髪で目が黄色。俺より少し背が高くて、よく通る声。自信溢れる顔。俺とは全く正反対のやつなんだろうな、となんとなく、そう思った。なぜかそいつのことが気になったから、一通り見ておこうと思った。どんな踊り方をするのか知りたかっただけなのか、またなにか別のものを感じたのか、なんなのか。 先生のスマホから課題曲が流れる。最初はダンスからだ。ワン・ツー・スリー・フォー。先生が手拍子をする。そうしてそいつが踊り始める寸前、纏う雰囲気ががらりと変わった。 軽快なステップに華麗なターン、緩急のある動き。どこの関節をどう動かせばいちばん綺麗に見えるか。どうすれば自分を最大限魅せれるのか。それが全部わかってるやつだと思った。俺は一瞬で圧倒された。 その場にいる全員が息を飲んだ。ここにいる人たちみんなの視線を受けても動じない。学校のレッスン室だったそこは、気づかないうちにあいつの独壇場、ライブステージに変わっていた。 俺がそいつに惹かれたのは俺が持っていないものを全部もっているからなのかもしれなかったし、俺はそいつが完璧な人間だと思った。思っていた。 結果、そいつは完壁な人間などではなく、ダンスがめちゃくちゃ上手い人、だった。ダンスだけが、めちゃくちゃ。 華麗で力強い踊りでみんな釘付けにされた。それなら当然、そのあとの歌も期待する。誰もがその口から発せられる歌声を心待ちにしていた。だが、現実はそうもいかなかったらしい。 それは、ありえないくらい下手ではない。けど、音程がかなりブレている。 ああ、こいつは───、ダンスはめちゃくちゃ上手いけど、歌は全然ダメなんだ。 歌えはするけど、全く踊れない俺とは真逆で───。 こんな偶然があるのかと、俺は小さく笑った。東京に越してきてからバタバタしていて忘れていたけど、俺はここに来て初めて笑った気がした。 ちなみに、俺は言うまでもないのである。割愛。 その日から何故か俺は例のそいつ、白鴎柚羽惺にめちゃくちゃ話しかけられるようになった。家族以外の人間との適切なコミュニケーションの取り方を知らない俺はめちゃくちゃキョドりまくった。俺と一緒に面接を受けたやつが今の俺を見たらさぞ驚くことだろう。まあ、そもそも誰の記憶に残っていないと思うが。 当時の俺はこの輝きの塊みたいなやつに戸惑いの限りを尽くした。俺は別になにもしてない。誰かに話しかけて貰えるような、お前の気を惹くようなことはきっと、何も。 だけど、二年後の俺はこう言う。 「あれが運命の出会いなのかなって今は思う」と。 <通過済みシナリオ> ・エピゴーネ エンド2 ・対等ベルトパニック エンドA ・嬌声営業 ・夜になんか攫われてたまるか(KPC) ・ネコ忍者の襲撃! ・真空の蝉 エンドEx ・拝啓、愛しの『』へ(KPC) ・心chu逃避行 エンドA ・ただI LOVE YOUを言いたくて(KPC) ・闇夜の血をそそぐ エンドA ・うえからでられない ・箱詰めシンドローム ・惑溺デリュードープ エンドD(KPC) ◇後遺症「ユーフォリア」 期間:EP値と同値の週間(EP20点なら20週間) 相手に好意を抱き、強い幸福感を得る。また、その好意と幸福感に依存する。 相手が離れていると幸福感が失われた感覚に陥り、幸せの根源である相手を求める。一緒にいられない場合は、思考を用いる技能に[-10%]される。 →42週間 ・ますますイウコトキクベシ!! ・ワンナイトリート! 🎶イメソン🎶 ▶わすれモノ/いよわ https://youtu.be/530GPjbFTzg?si=Ezd99O1YXYBMzwRE ▶全部夢だった!/黒うさぎ https://youtu.be/z13hzDHruo8?si=mBSNJBoiE23Rx-nU ▶恋と熱病/米津玄師 https://youtu.be/GiPdefbPa0k?si=Zovk1Yg9VemZ9mwd ▶きゅうくらりん/いよわ https://youtu.be/2b1IexhKPz4?si=lTH8FZEP3s1JJdg5 ▶プラネテス/キタニタツヤ https://youtu.be/u3NTknpzRvs?si=1RPD9uSRLx6_bKFt ▶1000日間/乃紫 https://youtu.be/qNU-SUKjMz0?si=YB9Vh2GZoIfFZlQL ■簡易用■ 花羽 魁李(はばね かいり)(男) 職業:アイドル 年齢:18 PL: STR:7  DEX:13  INT:17 アイデア:85 CON:12  APP:16  POW:14  幸 運:70 SIZ:13 SAN:95 EDU:18 知 識:90 H P:13  M P:14  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:360 個人技能点:170) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]