タイトル:宵の星とみるいろの楽園 キャラクター名:葵ゆうた 種族: 享年:15 髪の色:   / 瞳の色:   / 肌の色: 身長: 体重: ポジション:アリス クラス: ステーシー / ゴシック 初期配置:煉獄 行動値:8 ■パーソナルデータ■ 暗示:喪失 [記憶のカケラ] 内容 水      ゆらり、ゆらり。風に波が大きく揺れて、潮が鼻腔をくすぐってくる。その様子を時折眺め、あなたは息をついた。この海の下には楽園があるのよ、と彼女が言った。私達の最後の楽園、水底に揺れる希望の星。あなたもその希望のひとつになるのよ。その明るく優しい声が、波の音と共に遠く弾けて消えていく。 花冠     第3プラントには、生花があった。古今東西、ありとあらゆる草花を、彼が大事に育てていた。貴重な、もう地上では見られなくなってしまった生花というもので花冠をつくりたい、とあなたが言ったら、彼は笑って許してくれた。造花の花冠のお返しに、生花の花冠をあげたら、きっと喜んでくれるだろう。彼女がここに来たら、それを頭に載せてあげて、いらっしゃい、と手を引いてあげるんです。そう語ったあなたに、彼は優しく笑んでいた。 夕暮れどき  鴉が鳴いて、あなたは夕暮れが来たことを感じ取る。空を見れば陽はすっかり傾いていて、今日も一日が終わるのだ、と実感した。すれ違った元気の良い子があなたの肩を叩いて、おつかれ、と言う。皆が部屋に戻っていく。友人も、先輩も、皆がこの一日を終えていく。こんな日がいつまでも続けばいい、と言ったあなたに、そうだね、だからそのために頑張らなきゃ、と彼女が答えた。 約束     大切な約束があった。彼女とあなたたちが交わした、大事な約束。それを守るためならどんなことでも出来た。どんなことでもしなければならなかった。いずれ来たるべき日まで、守り通さなければならない。……「大事なもの」を犠牲にしても、あなたは約束を守ろうとした。楽園を、この36人で守り抜くと約束した。優しい彼女が夢見た楽園を、何があっても、何をしてでも、全員で守ってみせると。いつか、彼女がやって来るその日まで。 死の訪れ   お兄さんの様子が、いつもと違っていた。ああ、ごめんねゆうたくん、と告げる声。冷徹な瞳。迫る白刃。ずぶり、と首に深く突きたてられる。痛み。熱。どろどろと血に似せた溶液が溢れ出して、あなたの全身の機能が止まっていく。あなたはそれに恐怖した。残念だよねえ、一度死ななきゃ「停止」しない。「停止」しないと、バグは直せない。そう言いながら寂しそうに微笑む顔は、あなたの顔によく似ていた。暗転。あなたは機能を停止する。命が喪われていくような錯覚が、あなたを襲う。  →更新   あのときも、そうだった。何かを見てしまった。怖いもの見たさなんてやめればよかった。それを認識した瞬間に、後ろからなにかに刺し貫かれて、心臓部が、駆動が止まる。悲鳴をあげる暇もなく。見てはいけないものを見てしまったんだ、とあなたは思った。だからこうなったのだとも。なるべく痛くないように、と囁く声が、あなたがそのとき、さいごにきいた声だった。 バラバラ   あの四人は、やりすぎたんじゃ。そろそろやめさせてあげねばの。どうか嫌でなければ、手伝いをしておくれ。そう優しい彼が言ったから、あなたは一緒についていった。彼らが何をやりすぎたのかは分からなかったけれど、彼がそう言うのだから、彼らは何かをしてしまったのだろう。なら、彼と共にそれを止めなければならない――――銃声。白刃。剣戟の音。散る火花。あなたを庇った誰かの体躯が、目の前で大きく傾ぐ。表情の一切を削ぎ落とした処刑人が、あなたに影を落とす。もはや抵抗する術をなくしたあなたの目の前で、その白刃は大きく振り上げられて……。 おばけ    不思議なものを見たと、あの子が言っていた。幽霊かもしれないでござる、と。あなたも一緒に悲鳴をあげた。怖いもの見たさというのもあったから、誰かに頼んでついてきてもらうことにした。いつもうるさいくらいに元気な先輩が、ついていこうと言ってくれた。大丈夫だ、俺が一緒に行ってやるから、怖くないぞ。撫でてくれるおおきなてのひら。三人で手を繋いで、調子はずれの鼻唄を歌いながら、あの子が幽霊を見たという部屋まで、歩いて行く。幽霊ってどんなの、とは、怖くて聞けやしなかった。……そして、扉をあける。びくびくしながら踏み込んで、そこで……。  →更新   あなたは、それを見てしまった。——好奇心は猫をも殺すと言うだろう? 誰かの声が、後ろから聞こえた。背中に、衝撃が走った。熱い。痛い。ヒトとまったく同じに作られた感覚が、叫ぶ。視界が真っ暗になった。思わず悲鳴を上げようとして、気付く。声が出ない。まるで頭の中に洪水がなだれ込んできたかのように、感覚がなにもかも混線して、ぐちゃぐちゃになって。脳が、悲鳴をあげる。たすけて、たすけて。細い意識だけに必死に縋りつく。——ゆうたくん、どうしたの。その声が駆け寄ってきた。聞いたことのある声だった。甘くて、優しくて。ぷつ、とすべてが暗く飲み込まれていくなかで、寝てしまうの、おやすみなさい、と、その声が囁いた。最後に見ていたのは、優しい亜麻色の髪だった。 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 ■■■□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) 天祥院英智 への 憧憬 ■■■□ 贋作妄想(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) 遊木真   への 憧憬 ■■■□ 贋作妄想(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) 葵ひなた  への 感謝 ■□□□ 病的返礼(発狂時に起動。任意の基本パーツ2つを損傷。なければレベルの最も低いパーツ1つを損傷) 朔間零   への 感謝 ■■□□ 病的返礼(発狂時に起動。任意の基本パーツ2つを損傷。なければレベルの最も低いパーツ1つを損傷)       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   1   1   0 サブクラス   0   1   1 ボーナス 寵愛    2      3 =合計=   3   3   4 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程  : 効果 [ポジション]  癒し       : オート   : -    : 効果参照: 他の姉妹からの、あなたに対する対話判定は全て出目+1される。 [メインクラス] 庇う       : ダメージ  : 0    : 0-1   : 対象が受けたダメージを代わりに自身が受ける。1ターンに何度でも使用可 [メインクラス] 肉の盾      : ダメージ  : 0    : 0-1   : ダメージに付随する効果全てを打ち消す [サブクラス]  肉の宴      : アクション : 1    : 自身  : 損傷した基本パーツ1つを修復する [メインクラス] 死人の流儀    : ジャッジ  : 効果参照: 0-1   : コストの代わりにあなたは任意の基本パーツを1つ損傷する。支援2か妨害2 [サブクラス]  背徳の悦び    : ダメージ  : 0    : 自身  : 使用済みの「ラピッド」「ジャッジ」「ダメージ」のマニューバを1つ、再使用可能にする。 []               : オート   :     :     : [頭]      のうみそ     : オート   : -    : 自身  : 最大行動値+2 [頭]      めだま      : オート   : -    : 自身  : 最大行動値+1 [頭]      あご       : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [頭]      自己嫌悪の片鱗  : オート   : -    : 自身  : 最大行動値+1 [頭]      ちいさな劣等感  : オート   : -    : 自身  : 最大行動値+1。このパーツを行為判定で使用した際、大失敗してもこのパーツは損傷しない。 [頭]      ボイスエフェクト : ラピッド  : 2    : 0-2   : 対象の姉妹1体と互いに対話判定を行ってよい [頭]      発勁       : ラピッド  : 0    : 0    : 自身には使用不可。移動1 []               : オート   :     :     : [腕]      こぶし      : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1    : 0    : 支援1 [腕]      かた       : アクション : 4    : 自身  : 移動1 [腕]      リミッター    : オート   : -    : 自身  : このパーツがバトルパート中に損傷した際、宣言することで最大行動値に+2してもよい。バトルパート終了までこの効果は続き、効果中はこのパーツを損傷できない。 []               : オート   :     :     : [胴]      せぼね      : アクション : 1    : 自身  : 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた     : オート   :     :     : [胴]      はらわた     : オート   :     :     : [胴]      しんぞう     : オート   : -    : 自身  : 最大行動値+1 [胴]      やぶれひまく   : ダメージ  : 0    : 自身  : 防御2 [胴]      棺桶       : ダメージ  : 2    : 自身  : 防御2。このパーツが戦闘終了時に破壊されていなければ、自身の損傷している任意のパーツ2つを選んで損傷前の状態に戻してもよい。 [胴]      オートセパレート : オート   : -    : 自身  : 「切断」を常に無効化してよい。 [胴]      ワイヤーリール  : ラピッド  : 3    : 0-2   : 移動1 [胴]      かわいい衣装   : オート   :     :     : たからもの []               : オート   :     :     : [脚]      ほね       : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1    : 0    : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:1点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     21点( 13 /  8) 1    -20点(   / -20)     ステーシーのスキル「死人の流儀」武装+1「棺桶」 2     15点( 11 /  4) 3    -14点(   / -14)     めだま修復(4点)武装+1「合金トランク」 4     27点( 21 /  6) 5    -20点(   / -20)     ゴシックのスキル「背徳の悦び」改造+1「ワイヤーリール」 6     -8点(   / -8)     葵ひなた、朔間零への「感謝」習得、葵ひなたへの狂気点-1 7     0点(   /  ) 8     30点( 22 /  8)     BP破壊により合金トランク→発勁、うろこ→けもみみ 9    -20点(   / -20)     改造+2「オートセパレート」、「リミッター」 10    -8点(   / -8)     葵ひなたへの狂気点-1、朔間零への狂気点-1 11    -2点(   / -2)     天祥院英智への未練を「憧憬」に変更 メモ: PC1:天祥院英智(http://charasheet.vampire-blood.net/648400)PLつららさん PC3:遊木真(http://charasheet.vampire-blood.net/660892)PLたちばなさん 待っていてくれる人に、溢れるほどの想いを。共に歩む姉妹たちに、手向けの花を。 かけがえのない片割れには、少しばかりの小言を仕込んで。 すべては、大切な人を、この手で守るために。 気付くには遅すぎた。知る頃には何もかもが終わっていた。 贈る言葉は「さようなら」。次に会うときは、もう「自分」はそこにはいないから。 また、来世で。生まれ変わった、楽園で。仲良くしてくださいね。