タイトル:アーノルド・ルドガー(LOST) キャラクター名:アーノルド・ルドガー 職業:演奏家 年齢:28 / 性別:男 出身:オーストリア(ウィーン) 髪の色:ハニーゴールド(金髪) / 瞳の色:碧眼 / 肌の色:色白 身長:155 体重: ■能力値■ HP:13 MP:13 SAN:76/96      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  13  14  13  15   5  11  16  17  13  13 成長等 他修正 =合計=  13  14  13  15   5  11  16  17  13  13 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      50%  ●《キック》  80%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》39%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 80%  ●《目星》  55% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前      現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》  1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(作詞作曲)》50%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》   10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》       % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前       現在値 習得/名前  現在値 ●《言いくるめ》20%  ●《信用》      41%  ●《説得》 20%  《値切り》  5%    《母国語(ドイツ語)》85%  ●《日本語》65% ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前          現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》       5%    《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》3%   ●《芸術(コントラバス演奏)》34%   《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》    1%   ●《心理学》60%  《人類学》    1%    《生物学》        1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》        1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》         5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》           %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 コントラバス          1   0 楽器の手入れ道具        1   0 楽譜              1   0 貴重品(財布、携帯)       1   0 筆記用具            1   0 サングラス、帽子        1   0                 1   0 スミレの砂糖漬け        1   0 青薔薇のモチーフのピアス    1   0   所持していることで芸術に+10                 1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 特徴表:眼鏡をかけている(47) 探索者は、常時眼鏡を必要とする。 眼鏡を失えば、視覚に関連する技能はキーパーの判断で 20%減少させることが出来る。 生まれて間もなく親に虐待され、 執拗なまでに目を狙われたため、目の周りに 酷い傷跡が残っており、普段はツバの広めのハットに サングラスをかけて、人と目が合うことを避けている。 親の虐待が発覚し、5歳の頃、孤児院に預けられる。 全ての人間が信じられず、死ぬことだけを考えて生きていた彼だったが、孤児院で開かれた有名な楽団の慈善活動による演奏会の演奏を聞き、心を動かされたことや、 他の子供たちも楽器に触れてみたいということだったので、試奏会をした所、アーノルドが初めて楽器を演奏したとは思えない程の天性の才能と表現力を見せたため、 その演奏会に来ていたコントラバス奏者(今は亡き師匠) が彼を引き取り、演奏家の道を後押しした。 師匠の元、厳しい練習を重ね、一流音楽学校に入り、技術を磨き、最年少で国内でも屈指の音楽楽団に入団。 数々の演奏会に出演し、多くの喝采を浴びた。 またその時から、自ら作曲した曲(彼の人生を曲にしたもの)を演奏し、CDを出している。コントラバス独奏なのに物凄く売れた。 技術がモノをいう世界での天性の才能を持っていたため、 妬まれることも多いが、良くしてくれる人の方が多かったたことや、正当に評価される機会が増えたため、人間不信はこの頃にようやく解消された様子。 師匠亡き後、惜しまれつつ楽団を脱退。 (楽団からはいつでも戻ってこいと言われている) 脱退した理由は、幼少期、絶望から救ってくれた師匠のように、絶望の淵で苦しむ子供たちに音楽の素晴らしさを伝えたかったから。今は世界各地の協会や孤児院を巡っているらしい。 普段は通訳を付けて旅をしているが、日本語だけはそこそこ話せる。日本の独特の音楽文化に惹かれ、何度か日本に訪れていることや、楽団に所属していた頃に日本人の演奏者もいたことが起因している。 口数はあまり多い方ではないが、言いたいことがある時ははっきりと話す。楽譜は読めるが、たまに空気が読めない。わざとなのか素なのか…。 という設定だったかよく喋るし、日本のこと大好き。 oh!これがジャパニーズ〇〇か!とかよく言う。 音楽学校在学中、並びに楽団在籍中に妬まれることが多く、喧嘩になることも多かったが(身長が他と比べて低いこともありよく狙われた)、演奏に必要な手を犠牲にしたくなかったため、キックと回避能力だけ優れている。 普段は図書館でのんびり作曲したり、楽譜を眺めている。 また、どこでも演奏できるように常にコントラバスを持ち歩いている。コントラバスの方が大きいため、歩くコントラバスとして都市伝説になっている。 女性を呼ぶ時は、名前で呼ばず、「lady」と呼ぶ。 ladyの名前は気軽に呼んで良いものじゃないからな。 紳士的な一面を見せる。 ■〇〇のなく音色 以前、演奏会をした時にとある音楽関係者から、 「今度ここの協会で演奏会があるんだが、生憎俺は都合が合わなくてな…良かったら行ってみないか」 とチケットを譲り受け、協会に行き演奏を聞いていたんだが、いきなり不協和音が聞こえて…目が覚めたら、 俺を含めた3人以外が観客が消えていた!Holy shit!! 真太郎・ジャック・田中と、lady七華・幸原と 共に脱出を試みるが、進む先々でよく分からないことに巻き込まれ…なるほど、これがジャパニーズエンターテインメント、「ドッキリ企画」というやつか… そんなこんなでリードオルガンを奏で、外に出られた。 幸いにも俺達3人は軽症で済んだものの、神父は… 神よ、これが、貴方の望んだ世界だというのか… 俺に出来る事は、俺の音楽が世界中のどこまでも、そう、 天国だろうが、どこまでも広く高く届かせること。 家に帰り、そう考えたら俺は、再び師匠に教えを乞い、 最近では腕に磨きがかかったのか、メディアでは 世界的な音楽家とも称されるようになった。 今日の取材も、そんな内容だったな。 そのおかげで、お金もたくさん入るようになった。 今日のギャラも弾んでくれよ、HAHAHA そのお金で、俺は今、協会や孤児院を設立しているんだ。 1人でも、俺と同じ境遇の子供が、音楽と出会って運命を変えられるように… おっと、しんみりさせちまったな、すまない。 まぁなんだ、何がきっかけで自分の運命が変わるかは分からないが、今生きることを諦めそうになっているやつがいるなら、いつか変わることを信じて、生きてみてくれ。 これを読んでいるあんたにも、神のご加護があらんことを…See Ya. と言って、彼は自慢のコントラバスを担ぎ直し、 足取り軽く、カフェを後にした。 (以下、ジャーナリストのコメントが続く) ■とおりゃんせ ○月×日 俺は、とある街のランドマーク『中央タワー』の 落成前祝いに演奏者として呼ばれていたんだ。 今日も良い演奏が出来たと満足していたら、 lady阿東とGentleman吽西と出会った。 その時は知らなかったが、後からlastnameを聞いたら 一文字…あの有名な一文字家の嫡子だったのか!(知識→成功) どおりで俺の見た目を気にせず話しかけてきたわけだ…首が座ってる、っていうやつだな。 相棒のコントラバスに興味を持っていたから、引かせてみたが、2人とも演奏に関しては苦手みたいだな…だが最初から何でも出来るヤツなんて本当に一握りだ。練習すれば上達するだろう。2人とも、良い音色を奏でそうだ。 2人について回っていたらladyさちを見つけた(知識→クリティカル) 以前日本で一緒に仕事をしたことはあったが、まさかまた会えるなんて!嬉しいぜ!俺の、数少ない日本の知り合いだからな! 4人で暫く談笑していたが、戸成家のladyが突然いなくなってしまったらしい、俺達は捜索に向かった。 途中の路地で俺は、躓いて転けてしまった(目星→失敗)…全く、lady達やGentlemanの前で恥ずかしい…グラサンをもう少し見通しの良いやつにするべきか… そして戸成家のladyを一瞬見つかったと思ったんだが、またいなくなってしまって、後に残ったのは異臭を放つ水溜まり…Holy shit.何かがおかしいが、さっぱり分かんねぇ! 捜索を続けるうちに、この街に由来する言い伝えや伝説、都市開発の裏側に辿り着いた。 神隠し伝説…もしや戸成家のladyはこれに巻き込まれて…しかし俺が以前、あの協会で体験したこととよく似て…いや、この話はもうやめておこう。 そうだ、日本の警察はジャパニーズロリコンがいて、今時のジャパニーズ女子校生の間では、ファミレスのドリンクバーでミックスジュースハプニングをするのが流行っているらしい。今度、lady七華に聞いてみよう。 俺達はこの事件の真相に迫るため、とある寺に向かった。 wow...この寺には児童施設と武術の訓練場のようなものがあるのか、素晴らしいところだな…俺が昔いた孤児院もこんな穏やかな所だった。懐かしいな。 色々と話を聞いていたが、住職が何か隠している様子だったから、心苦しいが気を引くために児童施設で演奏させて欲しいと頼んだ。それだけじゃなく、純粋に俺が子供達に音楽の素晴らしさを伝えたかったこともあるが。 ladyさちとlady阿東、Gentleman吽西に調べてもらい手がかりを掴んだ俺達は、住職に再び話を聞き、この忌まわしい伝説を止める儀式をすることになった。 途中、住職の怪我を見たladyさちが混乱して、俺に帽子で殴りかかってきたが、全く痛くなかった。 俺だったから良かったが、他の2人に行っていたらと思うと少し怖いな…それに、あの力ではもしファンや、良からぬことを企む者と出会った時に対抗出来る力が無さそうだからもう少し鍛えることをした方が良いと思うが…。俺が傍にいれば守ってやれるんだがな。 そんなこともあり、儀式に必要なものを揃えるため、子供達に手伝ってもらおうとした演奏は、ここ最近で一番上手弾けた…いや、心の底から音色を奏でられたかもしれない。(芸術→クリティカル) この音色なら、遠くにいるあいつのところにも届いているだろうか…届いていると良い、な。(この部分だけ何度も書き直したように見える。そして少し文字が掠れている) そして儀式が始まり、俺は目を閉じていたんだが、突然両頬を包むように誰かの手が添えられた。一瞬、あいつかと思ったが、手の感触が違った。その感触は幼子の手のような…そう、戸成家のladyだと思った俺は、その手を掴み、こちらへ引き寄せた。 儀式も終わり、目を開けると、やはり戸成家のladyだった。衰弱している様子だったが、大きな怪我が無くて良かった。そうして撤収しようとしたんだが、思わぬアクシデントが起き異世界のような場所に辿り着いてしまった…!Oh,mygod!!またこれか! 命からがら俺達と、戸成家のladyも合わせた5人は全員で無事脱出し、この神隠し伝説も封印することが出来たようだ。帰ってきた時に、Gentleman吽西の様子が少し変わっていたような気もするが…まぁ恐らく気のせいだろう。 よく分からない空間に長時間いたせいかもしれないな。 あぁ、忘れるところだった!うっかりlady阿東に借りたハンカチを返すのを忘れていたから、後でお礼とお詫びに菓子折りとCDを添えて送らなければ。 ladyさちにも、今回のお礼に、今度行うソロコンサートのチケットを送ろうか。喜んでもらえると良いんだが…。その日も、良い音色が奏でられるように見守ってもらいたいものだ。 明日はコンサートの練習があるんだったな、今日はもう寝よう。 (ここで日記は終わっている) ▼生い立ち オーストリアの田舎に生まれる。 幼い頃より父親から虐待を受ける。 執拗なまでに目を傷付けられたため、目の周りに 酷い傷跡が残っており、普段はツバの広めのハットにサングラスをかけて、人に見られないようにしている。 特に右目は失明に近い状態であるため、右目のみ、度入りのものを使用している。 (オーダーメイドで、弦の内側には名入れと五線譜の模様が入れられており、レンズは少し赤みを帯びている。) 親の虐待が発覚した5歳の頃、孤児院に預けられるが、全ての人間が信じられず、死ぬことだけを考えて生きていた彼。 当然ながら周囲の子供達とは馴染めず、一人でいることが多かった。 そんなある日、彼に転機が訪れる。 それは孤児院で開かれた有名な楽団の慈善活動による演奏会、そこでキースベルト・ガルディア、後の彼の師匠、そしてコントラバス、音楽との出会いである。 後に彼はその時のことを、世界に色がついた瞬間だった、と語る。 子供たちが楽器に触れてみたいということで、試奏会をした所、彼が初めて楽器を演奏したとは思えない程の天性の才能と表現力を見せる。 キースは彼の中に眠るコントラバス奏者としての才能にいち早く気付き、彼を引き取り、養子として息子のように育てながら、師匠として1人の音楽家を育てた。 キースの元、厳しい練習を重ね、キースの勧めで一流音楽学校に入学。更にそこでも技術を磨き、コンクールに出始めるとその才能を発揮。 数々の優勝記録を残し、その名を広く知らしめた。 その頃から、そして楽団在籍中もその才能を妬まれることが多く、喧嘩になることも多かったが、演奏に必要な手を犠牲にしたくなかったため、師匠との喧嘩で否応なしに鍛えられた我流の足技で返り討ちにしてきたという。 本人曰く、あの頃はやんちゃだったらしい。 学校を卒業すると、最年少で国内でも屈指のキースが所属する音楽楽団に入団。 数々の演奏会に出演し、多くの喝采を浴びた。 またその時から、自ら作曲した曲(彼の人生を曲にしたもの)を演奏し、CDを出している。コントラバス独奏なのに物凄く売れた。 技術がモノをいう世界での天性の才能を持っていたため妬まれることも多いが、良くしてくれる人の方が多かったたことや、正当に評価される機会が増えたため、人間不信はこの頃にようやく解消された様子。 そしてその数年後、とある企業家が主催のパーティに演奏者として参加すると、1人の女性に恋をする。 それが世界でも注目をされ始めていた織田山グループ、その令嬢の浅井川 市華である。 当時、彼女は既に恋人がいたが、それでもめげずにアプローチをし、彼女が恋人と結婚し、夫が亡くなった後もそれを続けていた。 生前、彼は「彼女は俺にとっての聖女だ」と語っていたが、死後は「それは不毛な恋だった」と語る。 それから月日は流れ、所属していた楽団を惜しまれつつも脱退。 脱退した理由は、幼少期、絶望から救ってくれた師匠のように、絶望の淵で苦しむ子供たちに音楽の素晴らしさを伝えたかったから。 世界各地の協会や孤児院を巡っていた。 ▼鳴く音色 その日は音楽関係者から譲り受けたチケットを手に、とある教会で行われるという演奏会を聞きに行った。 それが彼と、キョウスケ南巽との出会いだった。 結果として彼自身と、その場に居合わせた幸原 七華、真太郎・ジャック・田中と共に生還できたものの、その教会の牧師であるキョウスケを亡くしてしまう。 彼はそのことを酷く悲しみ、自分自身の至らなさを責め、この出来事と彼の死を忘れないようにと教会跡地に石像を建て、時折懺悔の音色を奏でていた。 (なおこの牧師は別世界のキョウスケ南巽である。) ▼オフィーリアのスイソウ それからも奇妙な事件に遭遇し、一文字 吽西、阿東、福来 さちと怪奇に立ち向かいながら生還。 もう何度目か、数え切れない程懺悔のために訪れた海で演奏していると、自分の大ファンだという墨田 誠と、その時一緒にいた浦路 凪、箱耽 挺疾と出会う。 彼女は別れ際に、 「自分もクラリネット奏者として頑張るので、墨田誠、覚えておいてください。」 と告げる。 彼はその言葉に酷く衝撃を受け、生涯取らないと決めていた弟子として、彼女と師弟関係になる。 そして、彼女に自分の音色の全てを託すことを決めた。 ▼スレンダーマン さらに数ヶ月後、今度は知人男性からの依頼を受け、指定された場所へと向かった。 彼はそこで運命の女神の悪戯か、はたまた仕組まれた必然か、死んだはずのキョウスケ南巽と再び出会うことになる。 ところが彼は、自分のことを覚えておらず、むしろそんな事件など無かったと言うように、初対面のように接してくるではないか。 何かがおかしいと思いながらも依頼を遂行するが、その最中、不慮の事故により彼が傷付く瞬間を目の当たりにしてしまう。 このままでは、このキョウスケ南巽も殺してしまうのではないか。 自分は彼にとって死神なのではないか。 そう思った彼は、無事生還した後、キョウスケ南巽の前から逃げる様に祖国へ帰った。 ▽その後の彼 楽団には戻らず、自宅で作曲から演奏、収録、編集を全て1人で行い、極力、人との関わりを避けながら自分の音色を残すことを決めた彼。 自分と関わることで誰かを死なせたくない、しかし贖罪としての音色を奏でることはやめたくなかったのだ。 ある日の演奏中、体調の不良を訴え病院へと向かう。 数日検査をした後、世界でも例のない奇病、 「複雑な思考をしたり、様々な感情、または強い感情を抱くほど病に侵され、死に近付く」という病を患う。 完治させるための有効な手段は発見されておらず、現状としての対策は、病の進行を遅らせるために、「何も考えず、何も感じずに過ごすこと」それだけだった。 病名は、「致死性心臓劣化症候群」 彼のためだけに考えられ、付けられた名前である。 音色に思いを乗せ、人々の心に、ひいては天に、強い想いで訴えかける演奏家、アーノルド・ルドガーにとって、それはあまりに早すぎる死の宣告だった。 師匠であるキースにこのことを伝えると、「お前の人生だ、お前の好きに生きろ。」と言われた。 ▲分岐 →命を削ってでも最期まで演奏家として生きると決めた、アーノルド・ルドガー →命を徐々に削りながら罪と罰を背負い懺悔を続けると決めた、if世界のアーノルド・ルドガー ▼咎送りの徒花(アルまこ編) 絶望に暮れながらも、それでも音色を奏でることを、贖罪を止めず、演奏家として生きると決めた彼の元に、メールが届く。 それは自分のファンであり、弟子であり、小さな演奏家からだった。 どうやらこちらで演奏会を開くとのこと。 その時既に、身体は病に侵されていた。 医者からは「このまま演奏を続ければ、自分の命は1週間も持たないだろう。」と、つい先日の検査で伝えられた。 だとしても俺は、あの時に決めたんだ。 それならば最期に、自分に憧れてくれた未来ある演奏家のために、演奏家として最期の音色を贈ろう。あの子の征く先に、光があるように。 身辺整理は済ませた。 自分の残した音源は全て、楽団に寄贈すること。 楽団から許可が出た場合のみ、音源の使用を許可するこということ。 この家は師匠に任せる、ということ。 それ以外の金銭的財産については、全て日本のある孤児院のものとすること。 最後に、自分が使っていた楽器については、日本の財閥、織田山家令嬢、現、浅井川 市華、その人に譲る、ということ。 遺書も書き終え、師匠にも手紙を書く。 それと、もう1通はキョウスケ南巽へ。 感謝の言葉を綴り終えると、会場の時間が迫っていた。 慌てて玄関に向かう途中で、胸を刺す痛みが走る。 頼む、あと、もう少しだけ。 家の鍵を締め、最期になるかもしれない今日という1歩を踏み出す。 不思議と気持ちは穏やかだった。 最期にもう1度だけ、彼ではない彼と、初恋のあの人に会いたかった。 彼は最期に、彼女に言葉を贈った。 音色を奏でるだけの力はもう、残されていなかった。 生命の灯火は消えかけていた。 「誠、最期に、これだけは覚えていてくれ。 悲しいことは悲しんでいいんだ。思い切り泣いていい。 ムカついたら、怒っていいんだ。喚き散らしていい。 それが、そうしたところで、どうにもならなくても。 俺達は、どういうわけだか、泣いても、喚いても、どうにもならない事ばかり降りかかる。不思議なことにな。 でも、泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜んだり、誰かを、心の底から愛したり… そうすることで、それが自分の世界になって「生きる」んだ。 もがいて、足掻いて、悩んで、迷った分だけ、自分の世界は広がるんだ。 それと、優しいお前のことだ。 もうわかっていると思うが、自分は独りだ、なんて思うなよ。 どこにいても、どんなこんな状況でも、助けてくれる人がいる。 必ずいる、必ず、救いの手が現れる。必ずだ!よく、探せ。 …誠、お前の人生は長く、世界は果てしなく広い。 後ろは振り返るな。 誠は誠らしく生きろ。」 「ほら、こんな所で立ち止まってたら、演奏家、墨田 誠の物語が始まらないだろ。 早く腕を磨いて…俺の元まで、音色を届けてくれよ。」 そう言い終えると、彼女の背中軽く押す。 そうして彼は彼女の前から姿を消し、彼の望んだ音楽家、アーノルド・ルドガーとしての最期を迎える。 それからは記憶が朧気で。 最期に弟子を…いや、ladyを泣かせるなんて、紳士失格だ、なんてことを思っていたら、いつの間にか真っ白な世界にいたのだから。 (→前日譚へと続く) 彼女は彼の自宅を訪れ、彼の師匠だというキースベルト・ガルディアと、腹違いの弟だと言うハインツェルベート・ルドガーと出会うことになる。 ▼咎送りの徒花(アルキョウ編) 病を、彼を救えなかった罪の罰だとして受け入れ、なるべく身体に負担をかけずに音色を奏で続けた結果、彼は本来のアーノルド・ルドガーより15年長生きすることになる。 だがそんな彼にも死の足音が近付き、病院生活を余儀なくされたが、気が付くと15年前のキョウスケ南巽と3度目の再会をする。 そしてあの日、彼を救えなかったことを懺悔する。 彼は最期に、彼に音色を贈った。 彼が幸せでいられるように。 そして彼はお願いをする。 「俺を、殺してくれ。」 「最期に、キョウスケに会えた。懺悔出来た。救うことが出来た。音色を、届けることが出来た。」 「それだけで、もう十分だ。俺は救われたんだ。だから、このまま、逝かせてほしいんだ…天国ってところにさ。」 「この世界に、アーノルド・ルドガーは2人もいらないんだ。 この世界の俺を生かすためには、俺という存在を消さなければならない。」 「それに、きっと元いた世界にはもう戻れない…そんな気がするんだ。 それに、仮に戻れた所で、俺は時期に死ぬ。」 「どうせなら、訳の分からない病気で死ぬより、キョウスケ、お前の手で殺されて死ぬほうがよっぽど良い。」 と言い、彼にナイフを手渡す。 そうして彼は彼の腕の中で、望み通りの最期、ただのアーノルド・ルドガーとしての死を手にする。 (→前日譚へと続く) ↓以下、最期の接吻 ▽最期の接吻 彼は、最期に夢を見る。 それは、最期に会いたかった人。 彼ではない彼。 長い長い夢だった。 されど、星の瞬きのような刹那の夢。 夢はいつか醒めるもの。 夢が醒める直前、 壊さないように、優しく。 けれど、確かめるように、強く。 抱きしめる。 愛おしい彼。 もう二度と失いたくない。 手放したくない。 けれど、彼には生きてほしいから。 生きて幸せになって欲しいから。 彼の笑顔が、大好きだから。 「キョウスケ、」 「愛してる。」 そう言って、最初で最期の接吻をする。 腕を離し、彼を夢から醒ます。 嗚呼、腕が痛い。 俺は約束をしたんだ。 ずっとあいつの傍にいるって。 その約束を果たすためなら、 俺の才能なんて惜しくない。 好きなだけ持っていけよ。 芸術(コントラバス):95 △61→34 どうか、俺の人生を勝手に不幸にしないでくれ。 俺は、自分の人生を不幸だと思ったことは無い。 むしろ、幸せな人生だと思っている。 それだけは、どうか覚えていてほしい。 アーノルド・ルドガーの生涯は、幸せだ。 ■簡易用■ アーノルド・ルドガー(男) 職業:演奏家 年齢:28 PL: STR:13  DEX:15  INT:16 アイデア:80 CON:14  APP:5  POW:13  幸 運:65 SIZ:11 SAN:96 EDU:17 知 識:85 H P:13  M P:13  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:340 個人技能点:160) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]