タイトル:ジヴ(古い日記あり) キャラクター名:ジヴゾラーナ 種族:ラルヴァ [特徴:暗視、弱体化、吸血の祝福、忌むべき血] 生まれ:魔神使い ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:121歳/見た目は17~21 性別:女性 髪の色:白  / 瞳の色:赤  / 肌の色:白 身長:162(170:ブーツ込み) 体重:49 経歴1:国王に会ったことがある 経歴2:特定の種族(リルドラケン)を好んでいる 経歴3:魔神を危険視している 穢れ度:2 ■能力値■      技     体     心 基礎   12      7     12    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5  11  16   4   5   6 成長   8   9   7   4  14   6 →計:48 修正      2 =合計= 25  36  30  15  33  24 ボーナス  4   6   5   2   5   4    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  14  16  51  93 特技         0   0 修正 =合計= 14  16  53  95 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:12 Lv プリースト/フェトル 10 Lv  / マギテック    1 Lv セージ        9 Lv  /  エンハンサー   6 Lv アルケミスト     1 Lv  /  デーモンルーラー 12 Lv ウォーリーダー    1 Lv  /  ミスティック   1 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名     : 効果                        : 前提 [pIB34]ルーンマスター  : 魔法拡大を宣言せずに使用出来る           : 魔法技能1つのLv11 [p2120]鋭い目      : 戦利品のロールに+1                 : セージLv.5 [p2121]弱点看破     : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍         : セージLv.7 [p2123]マナセーブ    : 消費MP-1(最低1)                   : セージLv.9 [p226] 魔法拡大/数   : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別      : [pIB39]魔力撃      : 近接攻撃ダメージに+魔力、回避・生命抵抗・精神抵抗-1 : [pIB39]マルチアクション : 制限移動を条件に、近接攻撃と魔法を両方行使できる  : [pIB29]かいくぐり    : 回避成功時、対象への攻撃のC値-1           : 盾 [pIB32]魔力強化     : 魔力に+2                      : [pIB31]防具習熟A/盾   : 防護点+1、Aランク装備可能              :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  14   7  36  108 修正 特技        0 =合計= 14   7  36m 108m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名       : 効果          : 前提 [p]  マッスルベアー    : 筋力ボーナス+2    : [p]  キャッツアイ     : 命中+1         : [p]  ガゼルフット     : 回避+1         : [p]  メディテーション   : 精神効果属性への抵抗+4 : [p]  スフィンクスノレッジ : 知力度+12       : [p]  デーモンフィンガー  : 器用度+12       : [p]  パラライズミスト   :            : [p]  堅陣の構え      : 制限移動+2m      : [p]  幸運は富をもたらす  :            : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 50   1H   3      0   3  10   0 [ソードB] *ダガー / (232p) 1150  1H   3      0   3  10   0 [ソードB] *ダガー / 銀製、発動体 (232p) =価格合計= 1200 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :     1     38000 コンバットメイドスーツ / 魔法ダメージ-3。バトラー仕様。 盾 :  1   2     2000 エルエレナケープ / 回避+2 修正:    16 = 合計 =   19   1  40000 G (回避技能:) ・装飾品    価格  名称            / 効果 頭 :20000 女神のヴェール       / 耳 :1000  ブラッドストーンのブローチ / 顔 :                 / 首 :100  軍事徽章          / 背中:100  聖印            / 右手:1000  俊足の腕輪         / 左手:1000  叡智の腕輪         / 腰 :100  アルケミーキット      / 足 :3500  メディカルスフィア(小)  / ≪ターゲット・サイト≫MP-1 他 :    サーマルマント       / =合計=26800 G ■所持品■ 名称           単価 個数 価格  備考                    0 エルエレナケープ     1600 1   1600 ギャンブルポーション   70  3   210 ブラックワイン      110     0 ブラッドストーン     1000 1   1000 ワイン          10     0 煙管           100  1   100 刻み煙草         10  1   10 保存食(一週間)     50  1   50 冒険者セット       100  1   100 魔香草          100  2   200 魔晶石(5点)       500  8   4000                    0 魔神の契約書       10  100  1000 銘酒ドゥ・ロー・ブリュレ 150  1   150  あと半分くらい 緑カードS         2000 4   8000 緑カードB         20  23  460 緑カードA         200  8   1600 接合潤滑剤        160  2   320 七色ハチミツ       240  1   240 ラミアの首飾り      5000 1   5000 名誉人族証明書            0   ルーシャン砦の中でのみ有効 魔晶石7点            3   0 オーブ          100  10  1000 イグニスの魔符      1000 10  10000 陽光の魔符        1500 1   1500 消魔の守護石(5点)    2500 1   2500 アラミドコート      750  1   750 白紙の本         20  3   60   日記用。魔動機文明語と汎用蛮族語と交易共通語が入り混じっている。 インク          3   1   3 軽い羽ペン        50  1   50 ドレス          1000 1   1000  魔法文明風のクラシックドレス。女神のヴェールに合わせたデザイン。スリットで足元を阻害しないシンプルなデザイン。 怪力の腕輪        1000 1   1000 魔晶石12点           1   0 人族の頭蓋骨          1   0 人族の脳            1   0 人族の背骨           1   0 人族の戦士の右腕        1   0 宝飾品キット       100  1   100 =所持品合計=   42003 G =装備合計=    68000 G = 価格総計 =   110003 G 所持金    160G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 5 特技強化ボーナス: 2 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 神聖魔法 10      17 魔動機術 1       8 召異魔法 12      19 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       ○ - エルフ語  - - / ドラゴン語     ○ - ドワーフ語 - - / ドレイク語     ○ - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       ○ - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       ○ - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 [地方] ○ ○ ザルツ地方語 [種族] ○ - ノスフェラトゥ語 初期習得言語:交易交通語、地方語 技能習得言語:魔動機文明語、魔神語、魔法文明語の読文、9個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称  50 ドバルス螺旋運手  30 エルエレナケープ  50 エルエレナ惑乱操布術  20 本伝の一・螺旋結実の型  50 聖印の専用化  50 不死者討滅武技バニシングデス  30 センス&バニッシュ  20 キュア&デストロイ  20 エナジー&ストライク  50 アゴウ重鎚破闘術  20 禍津・罪打ち  10 軽い羽根ペン  50 女神のヴェールの専用化  50 エルエレナケープの専用化  50 ライロック魔刃術  20 呪陰剣 110 イグニスの魔符×10 所持名誉点: 346 点 合計名誉点:1026 点 ■その他■ 経験点:8490点 (使用経験点:98500点、獲得経験点:103990点) セッション回数:48回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   2270点(2000 / 270 / 回) 2-       250点(   /   / 5回) 3-       100点(   /   / 2回) 4-       100点(   /   / 2回) 5-       150点(   /   / 3回) 6-       150点(   /   / 3回) 7-       100点(   /   / 2回) 8-       150点(   /   / 3回) 9-       100点(   /   / 2回) 10-       50点(   /   / 1回) メモ: クエスト「力を持つ者の責任を果たす」達成値19 クエスト「カルークを裏切らない」達成値23 補助動作 パラライズミスト→ターゲットサイト・キャッツアイ&マッスルベアー・スフィンクスノレッジ&デーモンフィンガー→デモンズ ブレードorデモンズファング→忌むべき血→禍津・罪打ち(マルチアクション) 命中16+2d6 ・ダメージ(ベース) k50[10]+19 k10[9]+19 ・ダメージ(魔力撃) k50[10]+42 k10[9]+40 回避21+2d6 宝飾師(ジュエラー)5 坑夫(マイナー)4 貴族(ノーブル)1 《リコレクト》 ・家族×9(確定3上限)→守るべき人たちがいた、家族と別れた、家族を探していた ルーシャン砦のステラ・ハートの養妹だった。姉の運命を変えるためにこの塔を探していた。 ・勝利×4(確定2)→倒すべき敵がいた、英雄を目指していた ・絶望×3(確定1) ・希望×11(確定5) ・約束×4(確定2)→誰かから恩義を受けた、大切な約束をした ・最初の記憶(家族・絶望(お風呂で消滅)) 逃亡の記憶。目の前で自分によく似た女性が殺された。女性は自分を見据えながら灰となって消えていった。 あれは母親だという確信がある。 ・2回目の記憶(家族・絶望・絶望・希望) 随分と年上の男性と暮らしていた記憶。魔法を使えることで褒められることが嬉しかった。 あれが禁術だなんて知らなかっわたんだ。 名前はジヴゾラーナ。ラナーと呼ばれていた。でもこれ以上は他人に知られてはいけない気がする。 ・3回目の記憶(家族) あの男は父親だった。あの日々は大切な思い出だ。 いつか好きな人ができて、子供を産んで、見送って。そうして生きていくんだと思っていた。 ・4回目の記憶(希望・家族) いつからか一人で旅をしていた。迷ったり、混乱したりはしていなかったように思う。 目的があったからかもしれないし、大切な人たちに「好きだ」と言われた記憶があったからかもしれない。 ・5回目の記憶(勝利・約束・家族) ハート家に拾ってもらって暮らしていた記憶を思い出した。 3番目の私の家族。今度は失いたくない。 [エンディング] 姉と再会して喜ぶあの子。”砦の英雄”らしい私達の前で緊張したようにこちらを見るあの子。 目が合った瞬間、眩暈がする。 選択の時だと、なぜか理解できた。 (私が望めば、) 彼女の意識は私になる。 ジヴゾラーナとして生きてきた過去の代わりに、ずっと望んでいた未来が手に入る。 選ぶべくもないはずだった。 あの3人は…責めないだろう。それ以前に記憶にも残らないかもしれない。 幸いラックス以外には嘘もばれていないはずだし、別れるなら今だ。 なのに今更生きてきた年月を手放すことが惜しい。こんなやむを得ない状況だったからか。今までの誰より長く組んだからか。私はあの子じゃない自分と、変わり者だらけのこのパーティが随分と好きになっていたみたいだ。 もっとこの場所にいたい。 …恩返しなんて言葉にはならない我儘だ。 拒絶されても失うものはもうない。 ステラを救えた。それだけで充分だ。 「…さようなら、姉さん」 もう戻れない、というのはわりと清々しい気分だった。 [継続リコレクト] ・1〜2(希望×2・家族×2) 拾ってくれたときのステラの言葉を思い出した。 「私は貴女が良い子だって知ってる。それを皆がわかったら、誰もラナーのことも、私のことも怒ったりしないわ」 手伝いも勉強も苦ではない、褒められることが嬉しかった幼少期。マギスフィアを初めて浮かせたときは感動のあまり泣いた。 旅に出ていつからか蛮族の言葉なんて意味がない、罵られるものだと思い込んだ。 召異魔法も誰かに伝えるために学んだはずなのに。ずっと皆が『私』に向かって話してくれていたことも諭されるまで見ようとしなかった。…例え死ねても追い返されたな、これは。 俺の今すべきことは役割を果たすこと。 遅すぎたけれどやっと決まった覚悟。 ・3(希望×1) ジーニィと風呂で出くわした。同じような理由で性別隠してるとか、まさかだろ。野郎にしちゃやけに甘い血の匂いのする奴だとは思ってたけど。 宝石は、本は好きだろうか。 殊更言いふらす気もないが気にはなるからシュヴェルトが作った立札がとてもありがたい。仕える神も同じだし、同性だし、友…知り合いぐらいにはなれたらなんて。思うだけ迷惑だ。物事は叶わないことを前提に行動すべきだ。私みたいな奴に仲間はともかく友達ができるわけない。相手にとっての利用価値を、どうすれば報えるかを、考えろ、私。 そのあと、皆と話した。 ラックスに殴られて、殴れと言われて殴り返して。あっちにゃ通ってなかったけどな。 なんだろう。暖簾に腕押しとはこのことか。デモンズシードを隠し持ってた術師相手に、床の焦げより火傷の心配だなんて。 薄々気がついていたけど、今までの常識がひとつも通用しない。記憶が戻ればわからねえがな。 カルークの反応が一番当たり前だからフェトル様にクエストを追加してもらったらシュヴェルトに叱られた。あんたが一番警戒しろよ。まあ殺すなら殺してたけどな。風呂なら剣ねえし! ラックスはどっか姉さんに似てるんだ。 常識を弁えた上でどうでもいいと言うところとか。戦場で他人を守る者の誇りを持っているところ、とか。甘いけじめも、ラーナと愛称で呼んでくれるところも。 俺はあんたみたいな奴が一番信じたくない。裏切られたら傷つくから。けど、心は思うようにはいかない…面倒だな、くそ。負けた以上どう扱われようと覚悟しておかなきゃいけないのに…! ・4(絶望の消滅・家族、どちらも確定なしなのでただの日記) ジーニィに益体もなく話しかけてしまった。ジーニィなら口を滑らせても何かを被ることはない故に受け入れてくれそうだから。 俺は蛮族で魔神使いで、忌避されるべき存在だ。尚触れても良いと言ってくれたのは家族以外では片手に入る。己に戦力と神官という利用価値があっても、あんた達を信じていいのかわからなくなっていた。優しい奴ほど利用価値を見定めて他人を売る。幸せな日々は続くはずがない。いつか弱みに付け込まれると。 私の使う魔術を見て、それなのに近寄るなと言われたことを取り下げられたことが、どれだけ私にとって衝撃だったか。拒絶されない、軽蔑されないことを皆に感謝していた。けど、言葉を翻されたことなど一度もなかった。…どれだけ嬉しかったか。 知らなくていい。言うつもりもない。 でも、決して忘れない。 今の私に伝えられる最大限の感謝を受け取ってくれてありがとう、カルーク。 ・5(日記) カルークが二番目に記憶を取り戻した。 意外かもしれない。まさかお相手がラミアとはなあ…。 ある意味らしい、っちゃらしいが。 ちょっと様子がおかしかったけど大丈夫かね。 私も記憶が戻るというより叩き込まれて、氷水を浴びせられたような、平和ボケしてた自分を殴りたいような…ぐるぐるして追っつかない気持ちになったから。まだ会えてないなら尚更か…。 望む結末が得られたらいい。 あんたは己の幸せを考えてないみたいに見えるから。そうじゃないことも知っているけれど。 ・6(日記) ドラゴンに会った。しかも銀鱗。 古き叡智と寿命を持ち、穢れをそこまで気にしない。あのすべすべとした鱗の下の鼓動の手触りが最高だ。ドラゴンの鱗は中でも大きくて、細かい傷がダイヤみたいにきらめいて綺麗なんだ。バジリスクやラミアも繊細で好きだが、やはりドレイクやリルドラケンのほうがワイルドな厚みがあって、あの硬さがなんとも言えない。どちらも好きだがやはり年上の魅力と言えばドラゴンだ。礼を尽くせたかは自信がないし、背中に乗せてもらった時は死ぬかと思った。 リートには感謝だな。 リート…リート、か。 …2人にまた、会えるだろうか。 シュヴェルト、さんきゅ。 あんたが背中を押してくれたから話しかけられた。 ・7(希望×2) …やっぱり女装とかいらない、か。好みだとは思ってなかったが…。男はそういう格好すると喜ぶってどっかで読んだんだがなあ。大人しく仕立て直して貰うことにする。ブロノワートもジーニィも面白がりやがって、なかなか直してくれないから追加でドレスを頼んでチャラにした。ひらひらとかふりふりとか、してなくていいんだよ。好きと似合うは別モンだ。ざっとの見積りで頼んだら呆れられた。冒険者なんだから少しぐらい地味でもいいだろうに。 エステリアを救えた。まさかユリの孫と会うなんてな。この間のことなのに。 シュヴェルトの釣りの上達具合がやばい。釣竿二刀流ってなんだあいつ…リール手元寄りに加工してたし…すげえ。悔しくないわけじゃないが、そもそも私は他人と分けるために釣ったことなんざないからなあ。つくづく頭が柔らかくできてんだな、あの男。 ユリも、エステリアも、マギーも、己が変えたものの結果を見るのは不思議な気分だ。 私がニール=グラムに会えていたなら、姉さんと二人で塔にいたのかも。…私たちの指先で、ひとりの人間が一生をかけたはずの運命が変わること。それが少し、怖い。 イシュラが殺されたとき、いつかあんた達に殺されるだろうと思った。私を庇ってくれた隊長が、私を見逃したカルークが、簡単に殺すと言ったんだ。 同じ目的を持っている今はいい。 いつかこの塔を出て行く日が来たら?イシュラ以上に危険な蛮族と見なされたら? …仲間と言われる自信が無い。 誰かの力になりたかった。それだけの信頼を得られるわけがないと思い続けてきた。 本当は誰かに寄り添ってみたかった。誰かを信じてみたかった。 すり切れて、殺した願い。誰かと共に歩む人生。母と、父と、兄姉と。そのために100年生きた。 その果てでかつての姿を目の当たりにしたとき、やっと咲かせた花がとっくに自分のものではないことに気がついてしまった。やり直すことがあの少女の人生を取り上げることになると思ったぐらいには、もう私は”ラナー”じゃなかった。 だから、今からでいい。私は私の種を蒔く。他人との関わり方なんて知らない。覚える。未来の干魃や霜に悩むのは取り越し苦労というやつだ。 太陽は苦手だけど、好きだし。 ・8(日記) 馬鹿なことをした。酷い言葉を吐いた。 あれじゃ八つ当たりだ…叱られて当然だと思う。 ラックスは守ることこそが我儘だと言う。カルークは傷ついた相手を癒すのが当たり前だと言う。 それに反発する気持ちが何なのか自分でも掴みかねている。 ラックスに言われた。今の私は蛮族と思われることを恐れていたときと、姉の記憶を思い出したときと、同じに見えるって。 多分、己に嘘を吐く顔。 …この旅が永遠に続けばいいという言葉が時折よぎる。 シュヴェルトがいなくなったら。カルークがいなくなったら。ラックスがいなくなったら。代わりに誰かが来たとして、そんなのは嫌だ、と。 駄目だ。そう思うことだけは許されない。 あいつらを不幸にして得る幸せなら死んだほうがマシだ。なのに、心はいつだって言うことを聞かない。私が蛮族だから、半端者だから、外道の魔神使いだから、こんなことを思うんだろうか。 …違うだろう。私自身が何処までも浅ましくて腑抜けた、唾棄すべき最低の人格なんだ。拠り所を失ってふらついている惨めな女。少し優しくしてもらっただけで仲間に入れて貰えたと自惚れて。いつもと違うことが心配で、できることがあるなら誰にでも力を貸したくて、仲間全員に幸せになってほしくて。いつからこんなに弱くなったんだ、俺は。 袖にされなければ。消えろと言い続けなければ。そうしないと迷わせる。みんな優しいから。優しいからこそ甘えては駄目だ。 私にはしたいことがある。自分ひとりで立てなくてどうする。どうしても慰めて欲しいならどうすればいいかなんて、知ってる筈だろ。 ・9(日記) 本格的に蛮都の探索を始めた。 ここはいいな。ラルヴァだと頭から見下してくる奴もいないし舐められたら殴り返してもいい。ルールがシンプルだ。人族からしたら「割と」ってレベルではあるが。 この扉はいい。たくさん殺せる。有用性を示すことができる。…民衆が目の前で己を虐げてきたものを「殺した」相手を讃えることがどれだけ歪んでいるか、今となっては少しわかるけど。 でも、それがバルバロスのルールだ。 初めて食べた人族の肉は、正直なところいまいちだった。しょっぱくて味がわからねえ…。固まった血の味はしたから暴れて血抜きが上手くいかなかったんだろうなあ。 バルバロスは人の肉を食べるってんだからさぞかし美味いんだろうと思い過ぎてたのかもな。私は吸血鬼だから肉が美味いとは限らないけれど、殺してきたものの味を知りたかった。 とはいえ、筋は丁寧に叩いてあったしぱりっとした皮も私好みで屋台の飯としては充分満足。供物も手に入ったし、あの店は好きだ。 掘り出し物があったとかで12点の魔晶石を貰う。精々役に立ちますよ、っと。ここに来てからよく歌を聴くけど、機嫌が良いんだろうか。戦いではラックスやシュヴェルトについていきたい、んだが…とはいえ、魔力を過剰に使う癖がついたな…こうして座って歌を聴いている時間が心地良い。 死体漁りで人族の胸板も手に入ったし悪くないな。シュルゼルバは良くやってくれるが、手札が多いに越したことはない。魔神との付き合いは楽だ。お互い相手を嵌めることしか考えない。 コボルドのムジャを助けた縁でウーラに会うことができた。…綺麗で誇り高い女性、が印象。カルークの奴も、隊長にお伺いを立てるならともかくいつものように毅然としてりゃいいものを。 落とし物の振りをして薔薇のチョーカーを押しつけた。ウーラ様にはバレるだろうがそれはそれで。 この塔に来た理由が彼女なら、会えるときに話しておかないと後悔する。 ・10(日記) ウーラ様と散歩をした。 この方について行けば間違いない。…だからこそ、支えたい。そう思わせるひと。私がなんのしがらみもないただのラルヴァなら、報酬の代わりにここに留まることを選んだろうな。 …ウーラ様は、サーシャ様…アレクサンドラが一番大事なんだ。 少しだけそれに苛ついた。だからと言って害そうなんて思ってやしない、多分それも含めて私の矮小な心は見抜かれている。なら、それに嘘はないから…あいつの心は信じて欲しい。貴女が、育てた心だ。 エドレイは、アレクサンドラの契約相手だったのかもしれない。そのことも確認しないとな。 必要なのは大いなる不幸せと戦う覚悟、か。 ウーラ様は正しく貴族だ。大事なもののためなら本当に死ぬだろう。代わりに死ねれば良かったのにと嘆いても運命はいつだって残酷だ。 悪い種は除かないと。 私はこの扉に留まることはできなくて、貴女は私に優しくしてくれたから。 義理じゃない。貴女に助力したい。そう思った。 ・11(絶望) …墓場で、嫌なものを見た。 母さんが目の前で死んだときの幻。今度こそ止めたかったのに手はすり抜けて。でも、いつもと違うことがあった。ぼろぼろになった死体はいつものように灰にはならなくて。それは穴だらけで虫に食われたステラの死体で、思わず後ずさって何かに躓いた。 御丁寧にも三人分の仲間の死体だったんだ。 尻から伝わる肉の感触も下着まで濡らす腐汁も全部、自分が守りたかったはずのものだった。 気がついたら墓石を滅多打ちにするシュヴェルトと、それを止めようとするラックスと、真っ青のカルークが見えた。きっと全員見たんだ…嫌なものを。腰が抜けて、引っ張ってくれようとした手が温かくて急に恐ろしくなった。この手も冷たくなる時がくる。そうでなくても何れ誰もいなくなる。またひとりに戻るときがくる。 帰るのか、なんて馬鹿なこと訊いたな。 なにか言われたような、シュヴェルトがなにか考え込んでいたような…はっきりと思い出せない。 工場に行ったら爆発した。 そのせいか頭ははっきりした。やることが目の前にあるのは良いことだ。逃げ遅れはあらかた助けられたが…魔法と違って爆薬ってのは危ねえな。バルバロスは魔動機文明嫌いが多いはずだがこれも藩王様の影響かね。 酒盛りに誘われた。少し飲み過ぎた…まあちゃんとした依頼はラックスとカルークが聞いてたみたいだしいいか。シュヴェルトは剣舞を披露していた。多芸だよな、あいつ。釣竿の扱いといい遊芸神ヒューレって今度呼んでやろう。 噂程度とはいえ、ルルティアを護ってるのがドラゴンフォートレスに高レベルの魔動天使だなんて骨が折れる話だ。力不足じゃ殺されるが、勢い余って殺っちまうこともマジであるしな。今回の扉で宜しくない研鑽も積めたし、今まで扱えなかった魔法論理も掴めそうなんだが一歩足りねえ。 エドレイはやっぱりアレクサンドラと因縁があるみたいだ。ついてくるらしい。世話にはなったしそれはいい…にしても、あいつの専有階層はアレクサンドラの元には繋がらなかったんだろうか。一人旅じゃきつかった線もあるが、どちらにせよ私たちは結構運が良かったのかもしれない。 からかったらラックスに蹴られた。ちくしょう。供物にするとか冗談だっつうの。 …いや、それで済むのもおかしいんだけどな? ・12(日記) くそ、どう書けってんだ。書かないと頭が整理できないから、書く。 ああ、そうだ、供物の検分をしていたんだ。ジーニィにドレスを受け取ったから折角だしついでに一度くらいは袖を通してみるかなんて気を抜いていた自分を殴ってやりたい。 高かっただけあって、頭蓋骨も脳も背骨もなかなか綺麗なのが揃ってた。なにも聞かずに金を貸してくれたシュヴェルトには感謝。基本的には共有財産だから現金で耳揃えて返すのは難しそうだが…そのうち武器を新調したいと言っていたはずだし、あそこにありそうなものなら私の報酬はシュヴェルトに足して欲しいと頼もうか。 あああ、書きたくない…。 …カルークが訪ねてきたからとりあえずケープだけ引っ被って、骨はベッドの下に放り込んだ。 珍しく高い酒なんか持ってきて、私の部屋に飲みに来るなんて妙だなと思ったけど昼にあんなことがあった後で追い返すのも…だったし。 案の定場が保たなくて、嫌がらせのようになにかつまみになるような話を頼んだっけ。思えばあれが間違いだったような気がする。 ウーラを助けたらカルークはあの扉に留まるんだろうと思っていた。けれど、留まる理由が見つからないという言葉に驚いた。 彼女の周囲には既に彼女を大切に思う人たちがいるから。かつて彼女を殺した自分が許せないから。彼女がカルークを助けたことも、自分だけが生き残るのが許せなかったから。 それはひどく主観的なものの言い方に聞こえて、それこそ勝手に決めてくれるなと…なじる権利は私にないけれど…。 カルークの目は好きじゃない。 ラックスは有無を言わせず導いていく目で、シュヴェルトは語らなくても悟られている目。 ただ静かに真実を見ようとするあの黒い瞳が私はどうにも苦手なんだ。 帰らなかった理由。私が帰らなかった理由なんてあんたの目指すものには関係ないことだ。 口が滑ったのは…珍しく本気で疲れて見えたから。あとはやたらに強い酒のせいにしておきたい。何だよワインで45度って。 あの時たしかに感じたのはやっと報われた嬉しさと…恐怖。すれて汚れたこんな私が今さらあの暖かい場所に戻る権利があるのかと。そう思って、私は逃げた。ほんの僅かな迷いだったけれど、一度目を逸らしたが故にそれは消えないで残った。 お前のようなものになるなら救おうとしてほしくはなかった、お前なんか家族じゃないと罵倒される夢を今も見る。 だからせめてもう一度話してみてもいいと思った。後悔しないために。 …そこまでは良かった。 正面で飲んでたカルークが相当ペース早くて…あー…酔うと体温が上がるだろ。ましてや人族だろ。するんだよ、血の匂い。とろ火にかけた鍋みたいなもんで…今から思えば帰った後でシュヴェルトに頼めば良かったんだが誘惑に負けた。 あいつも血が欲しいなんて言われたのに嫌な顔もしないであっさり指先を切りやがるし。 あいつらしい味がした。口当たりは良いのに喉が焼かれる。身体が芯から熱くなって頭がくらくらして、かなり強いはずの目の前の酒よりよっぽど回る。やっぱり駄目だ。ラミアやノスフェラトゥみたいに死んだりはしない。けど人族の血がないと生きていけない。全然足りない。もっと欲しい。もっともっと。近くにいたり頭をなでたり、匂いだけで我慢したかったけど駄目だった。尽くしたい。愛しい。あんたら全員欲しい…それがおかしいって討たれるなら、それでもいい。 人族の言い方を借りれば、心配したくて、幸せでいてほしくて、目的を叶えてほしい。好きだから。…なんか嘘臭いか。んん…。 帰りに母さんの石を返して貰った。ただ返すだけじゃなくて金具がついていて…身につけられるようにしてくれた。そういうところが真面目だって言うんだよ。 絶対間違いなく帰りは酔ってたと思う。…ラックスもだけど、ストレートに似合ってるとか言われると照れるどころじゃねえんだよ…。あんたの血は気持ち悪いとか怖いとか否定的な感情の味が欠片もしないから。…嘘、も。 キューゼルダスにでも送らせりゃ良かったかな。 なあ、気づいてるか? 本来の自分と分かたれて、あんた達だけを生きる理由にする私が最早何なのか。 一番でないことに拗ねてるとか、役目だからとか、そういう気持ちがあるなら放ってしまえ。それは歪みに繋がる道だから。 それでも選ぶなら、幽世はあんたを歓迎するだろうが。 ・13(日記) ラックスがシュヴェルトに模擬戦を吹っかけていた。面白そうだから見物してたけど、ラックスはラックスで思うところがあるみたいだ。 真に他人を守れる手段なんてないが私の持論。 でも、あれだけの実力があって胡座をかかない隊長はやっぱり凄い奴だ。だから年相応でないということに心配したりするんだよな、年増なりに。 シュヴェルトとラックスに相手して貰ったけど、やはり本気ではどうにも勝てそうにない。魔神を使えればわからないが、頭ひとつ負けている気がする。あんた達の力になりたいとか護られながら言うのは格好つかねえなあ…けど、甘えられるところは甘えるかね。触れることぐらい許してくれよ、ラックス。困らせたっていいんだろ? ・14(日記) シュヴェルトの部屋で飲んだ。(追記予定) ・15(日記) 久々に死ぬかと思った。 んー。シュヴェルトとカルークが闘るっていうから見てたんだけどな。つい手を出した。 叱られるとは思っていたけれど、カルークが追いかけてきたことに驚いた。 本当に素直で、愚直な奴だ。 あんたは自分が評価されようなんて思ってない。 他人の為に死ぬなんて有り得ない。その当然の倫理があんたにはない。 敗北して尚死ねない地獄を知っているか。知らないだろ。生き物としての尊厳さえも奪われる場所を。 だから他人が同じことをしても当然のように受け止める。それが私には許せなかった。 仲間も他人も同じこと、そう言われているようで。あんた「だから」命を張れるんだろ。それだけの価値があんたにはあるのに、簡単にいなくなろうとして。それで片づけられたらあんたのために命を張った奴は無駄だったのかよ。あんたはシュヴェルトの、私の、あの能天気な隊長の心さえ踏み躙ったんだ。気づけよ。 とはいえ…肋骨を折ったのは悪かった。 シュヴェルトがお見舞いにきてくれた。 いつも良い香りがするし…吸わせて貰った後は調子が良い。実は煙草も好きだから手土産は嬉しかった。期待もしてたんだけどなあ。記憶は戻っているのかもしれないけど、表に出さないようにしているんだろうか。 ま、カルークの扉を探訪中だしな。 明日には元の俺に戻るから。 [ラックス] ・好感度8/10 ・信頼度10/10 変なグラスランナー。隊長。一番信頼してる。 お役所勤めっぽいわりに俺のことは見逃すし、星は拾ってくるし…謎い。 良くも悪くもストレート。少し歪と思えるほどに。馬鹿正直が好き嫌いで信念を通せるほど強くなるとこうなるんだろうか。 好みによりけりだが、あんたみたいなのが上にいる騎士団は居心地が良いんだろうな。 …やっぱりあんたはすごい。言ったことは必ず叶える気だと他人に信じさせてしまう。あんたがいれば、うまくいくんだと思う。 女にも一番もてるんじゃねえか? らしくなかったのは百も承知だが、あんたに似合ってるって言って貰えると照れる。 あんたはなんでこんな塔に来たんだろう。 すべて思い出したとき、私が助力できることがあるなら惜しんだりはしない。 【血液の匂いの感想】 がっつりだけど、グラスランナーだからか重すぎない。普通グラスランナーなら軽めの口当たりになるんだが…牛ヒレのワイン煮、デミグラスソース掛けってとこかな。ちょいと硬めだが旨味がやばそうで腹が減ってると目で追いたくなる。血液もファイターレベルも極上、俺が悪いデーモンルーラーだったら、そりゃあ逃したくないわな。…姉さんの味に似てる気がする。 [シュヴェルト] ・好感度9/10 ・信頼度9/10 正当な優しさの持ち主。すっとぼけながらも一番合理的な考えをしている。無茶はしても無理はしない。だから背後に立たれても信じられる。 ハッタリが通じないのは困ったもんだ。くそ、やっぱりよくねえところを見られたな。…あんたもああいうとこ、もっと晒していいのに。 話していると安心する。魔神の送還を手伝ってもらうことが増えた。神官として互いに良いのかと思うときもあるが今更だし、正直助かる。最近また強くなった気がするから負けていられない。 最近少し、変かもしれない。気になる。心配させてくれるだろうか。 【血液の匂いの感想】 隊長よりはあっさりだけど、剣の苛烈さが美味しさに拍車をかけている。よーく締まった若鶏の胸肉を素揚げした感じなんだけど、神官だからか薄く甘酢っぽい後を引く印象。あいつの風呂前だとあんま近づきたくねえかも。美味しそうだから。 [カルーク] ・好感度10/10 ・信頼度7/10 見た目よりも義理堅くて周りを見ている男。 仏頂面のあんたの機嫌が良さそうだとなんだか嬉しい。何かを抱えていて、心配させてくれないのが苛立たしい。隊長やシュヴェルトは良くてなんで私は…好かれそうなことなんてしたことねえわ。そりゃそうか。けど、あんたは倫理では私を嫌わなかった。そういうものが大嫌いなくせに。だから私はあんたを好いている。 母の形見を渡した。100年壊れなかったものだから、少しでも御利益があればいい。 幸せになってほしい。いなくなる前にその味を覚えておけたら。 【血液の匂いの感想】 後衛だからか甘そうだけど、苦味もある。酸味が強そうで、飯より飲み物っぽい感じ。野生の果物に似ているかも。ごくごくいけそうだから風呂上がりには目の毒だぜ…水筒が目の前にあるようなもんだ。 [人魚] ・アデーレ 何度も振り回して申し訳ないと思う。同じ立場なら迷わずあんたと同じ道を選んだだろう。 母親が死んで、冒険に出て、強い思いを持った理由はまだわからない。冒険者になったなら単に死ぬのは自己責任だけれど、未だに救えない理由を知りたいと思う。 親に生きて欲しいのは当たり前だからな。 ・ステラ 濃厚で温かい血を持つひと。 …生きていてくれて、ありがとう。 謝ることはたくさんあるけど、謝るつもりはない。私も今は幸せだから。 ラナーをよろしくお願いします。 我ながら勉強は好きだし、姉さんたちが大好きな良い子だからさ。 ・ローザライン 優しい娘だ。あの甘さは嫌いじゃない。 大人になれば誰からも慕われるようになるだろう。自分で敵を倒そうとしないことは不満だが、適材適所はあるからな。 居られる間は助けてやりたい。 ・ユリ 無鉄砲だが、本当に愛し合っているのなら立派な女だ。相手の都合さえ考えてきたというなら彼女がお相手の寿命も自分の不都合も飲み込んできたってことだ。こんな狭苦しい塔で。 死に目には間に合わなかったが、幸せになれたんだろう。 あんたの孫は良い女だ。 ・エステリア 眩しい奴。船員も、ヴァルキリーのあんたがいれば神様の加護があると信じてた。 大変なのは多分これからだ。マギーと仲良くやってくれたら、…嬉しい。 ・ウーラ 気高く、誠実な女性。不思議なカリスマ性を感じる。人魚は皆美しいけれど、ピリエンナを除けば中でもあんたの美しさは群を抜いていると思う。 カルークが特別に思うのもよく分かる。 フィーは見た目が変わらないはずだけど、面識があるようではなかった?知らないふりをしただけか?…貴女みたいな立場が最期にカルークを庇うなんて、普通じゃないのに。 まあ、私が気にすることじゃないか。 貴女の命を守りたいひとを支えるために、私達はここを訪れた。…個人的にもこの街を気に入っているし、な。 [生い立ちまとめ] ・クリュー氏族(族名不明)の母親と冒険者の父親が両親 0〜8 ・箱入り娘だったがラルヴァだと露見した際に母親に逃がされる。母親は目の前で一度死亡した 8〜12 ・飲まず食わずで歩いて、死ぬかもしれないと思ったときにフェトル様の声を聞いた ・父親の元に辿り着いて育つ。母親似だったせいか、ざっくりしすぎな父親に召異魔法も含めて褒めて伸ばして貰った 12〜 ・父親の集落も戦火に飲まれ、放浪の末にステラに助けられて暮らしていた ・砦が落ちた後、100年程各地を放浪し塔に辿りついた ・好きな食べ物はワインベースの煮込み料理