タイトル:ヴェスパー キャラクター名:ヴェスパー 種族:ルーンフォーク [特徴:暗視、HP変換] 生まれ:戦士 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:1 性別:男 髪の色:赤  / 瞳の色:赤  / 肌の色:褐色 身長:188㎝ 体重:78㎏ 経歴1:妖精と友達だった 経歴2:田舎で育った 経歴3:書き出し部分を暗唱できる書物がある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    9     12      5    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   9   6   8  12  11   5 成長         1   2       →計:3 修正 =合計= 18  15  21  26  16  10 ボーナス  3   2   3   4   2   1    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  10   7  44  10 特技        15   0 修正 =合計= 10   7  59  10 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:6 Lv グラップラー 6 Lv  / スカウト 4 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名    : 効果                      : 前提 [p220]追加攻撃   : 格闘片手武器の近接攻撃でもう一度攻撃可能    : グラップラー習得 [p225]投げ攻撃   : 投げが可能、命中すると対象を転倒させて達成値-2 : グラップラー習得 [p221]武器習熟/格闘 : ダメージ+1、Aランク装備可能          : [p225]全力攻撃   : 近接攻撃ダメージ+4、回避-2           : [p218]頑強     : 最大HP+15                   : ファイターorグラップラーLv5    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0   6  15  45 修正 特技        0 =合計=  0   6  15m  45m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: 6   9   9   8 フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 440   1H   5   1  10  10  10   9 [格闘A] *ハードノッカー / グラップラー専用、パンチ強化 (237p) =価格合計= 440 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  1   1   0   100 ポイントガード / 盾 :     0         / 修正: = 合計 =    9   0   100 G (回避技能:グラップラー) ・装飾品    価格 名称          / 効果 頭 :               / 耳 :200  友情の証        / 宝石(翡翠)が埋め込まれた耳飾り。ネジで止めてある。妖精さんがくれた。 顔 :               / 首 :               / 背中:50  ロングマント      / フード付きの体がすっぽり隠せるマント。あったかーい。 右手:30  妖精さんのアームレット / 天然石(ジルコン)があしらわれている腕輪。妖精の声が聞えるらしい、いんちき臭い。 左手:1000 生命の腕輪       / 魔法の品。生命に+2。破壊すると1回だけ+14。 腰 :15  妖精さんのベルト    / 妖精が見えるらしい、マユツバ。 足 :               / 他 :               / =合計=1295 G ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 〈冒険者セット〉     100  1   100  背負い袋、水袋、毛布、たいまつ6本、火口箱、ロープ10m、小型ナイフ。 〈栄養カプセル〉     100  4   400  ルーンフォーク専用。一粒で一週間食事不要。 〈着替えセット〉     10  1   10  1週間分の着替え。100%木綿。 〈アウェイクポーション〉 100  5   500 〈ヒーリングポーション〉 100  4   400 日記帳          50  1   50  街で買った日記帳。まだまだたくさん書ける。 =所持品合計=    1460 G =装備合計=     1835 G = 価格総計 =    3295 G 所持金    5825G 預金・借金    G ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、魔動機文明語 技能習得言語: ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点:  0 点 合計名誉点:  0 点 ■その他■ 経験点:400点 (使用経験点:13500点、獲得経験点:5900点) セッション回数:3回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 生命力   3300点(3000 / 150 / 3回) 2- 筋力    2600点(2500 / 50 / 1回) 3- 生命力    0点(   /   / 回) メモ: 一年間故郷のルーンフォークの里で教育を受けてきた男の子。 男の子と言うが見た目的には二十歳前後。 出来て間もない頃に妖精と名乗る謎の男に出会い妖精について教わる。変なふうに。 妖精が出てくる本が大好き。 知識と実体験の違いについて興味津々。つまりなんでも試したいオトシゴロ。 人懐っこく騙されやすい。 「世界はどこまで広がっているか、知っているかい?」 桃色の髪をした男が尋ねる。 俺にモノを尋ねるのは感心しない、なぜならば俺は生まれたばかりで、知識を余り持っていないからだ。 「適当でいいよ、適当で」 「……確か、教わったところによれば」 「ああ、ああ、そういうのはよくないよ、妖精さん哀しい」 何が哀しいんだろうか。 妖精さんの言うことはよくわからない。 「いいかい、君、夢ってのは、想像ってのは、知識と体験で無限の翼を得られるんだ」 私が聞きたいのはそういうことさ。 妖精さんは息を荒くして語る。 熱意の篭った言葉を見るのは初めてで、俺は目を丸く……目は元から丸いがまん丸くして黙ってしまった。 「いつか君は!この無限で夢幻の世界に旅立つだろう!ああ、妖精さんは今からそれが楽しみで仕方ない!」 キラキラと光り輝く笑顔。 本心から楽しみにしてくれているのだろう、俺の心も浮き立つ。 ああ、ワクワクするとはこういう体験、感情なのか。 「しかし……出会いがあれば、別れもある。  とてつもなく寂しくてやり切れなくて胸が苦しくなるが、妖精さんは今日の夜ここを旅立ってしまうんだ」 「そうか……また、会えるか?」 「会えるとも!この世界は無限なのだから!」 再会という想像は別れの切なさを次への楽しみに変えてくれるのだ。 「それじゃあさよなら、ヴェスパー!また会う日まで!」 「また、会う日まで!」 それから一年経った、とてもいい天気の日。 青空はまさしく果てしなく続いて、俺が知らない場所まで雲を流していく。 「妖精さん以外の妖精にも会いたいなあ」 俺は走りだした、無限のナントカ……を背負って。 1、ないし0話 旅に出ることがアレば、毎日日記をつけるとイイ……そう妖精さんは言っていた。 だから俺はペンを取り、今日起こった出来事を記す。 故郷からどれほど歩いたのだろう、日の巡りに気づかないくらい俺は見るもの全てに感激していた。 そして気付いた時には、街についていて。 多種多様な人種、見たことのない商品、聞いたことのない言葉。 知らないものだらけの、いや正確には知っているが体験したことのない世界。 人混みに振り回されながら、俺は一件の店に辿り着く。 風の角笛、という名の冒険者御用達の店だと知るのは入って依頼を受けてからだった。 エドモンドという男とイカリという女性、二人に出会い、そして俺と同じルーンフォークの女性ともここで出会った。 エドモンドはなんというか奇妙な姿をした男だった。 あの礼服は動きづらそうだ。 魔法の行使に支障はなかったから、うーむ、相当な使い手故のあの服装なのだろうか。 イカリは背格好は小さいが聡明そうな女性であった。 癒しの術と攻撃、防御まで揃えて非常に頼りになる。 ……初めての依頼、パーティ、聞き込み、遺跡、戦闘、カニ……書き連ねるとキリがない。 もしもこの依頼の結果が違っていれば、俺の最初の日記はもっと明るいことだけが並べられていただろう。 ここまで書き込んで、ヴェスパーは宿屋の一室から外を見る。 「……ニルギリもここに泊まったのだろうか、それとも訪ねに来ただけか」 彼の見た景色の話が聞きたかった、彼の旅だった理由を知りたかった、彼が、姉に会えていた結果を見たかった。 どれも決して叶わず、どうしようもできないこと。 「人が死んでしまうというのは、こんなに悲しいんだな、妖精さん」 生まれて初めての感覚に、ヴェスパーはやるせなくなってペンを走らせる。 明日はきっといいことがあるはずだ。 今日とて、悪い日じゃあ無かった。 なんせ友達が二人もできた。 そうだ、明日また二人に会いに行こう。 前向きに終えて、ヴェスパーは日記帳を閉じたのであった。