タイトル:エリオット キャラクター名:エリオット・ブラック 種族: 享年:16 髪の色:金  / 瞳の色:碧  / 肌の色:血の通わぬ白 身長:156 体重:45 ポジション:ジャンク クラス: タナトス / バロック 初期配置:煉獄 行動値:13 ■パーソナルデータ■ 暗示:喪失 [記憶のカケラ] 内容 少女人形   記憶に残るのは少女の人形。かすかに動いていたのはきっと気のせいだろう。人形だった、はず。 裏街道    社会に堂々と顔向けできない生き方をしてきた。弱肉強食の世界に生きてきた心得、今も心に隙はない。  貴方はそこで、ずっと見張っていた。貴方はずっとそこで仕事をしていた。 『此処には誰も入れてはいけないよ。それがお前の■■■なのだから』 やってきて、注意しても去らない者は■した。仕方がない。だって言っても聞かないのだもの。 言うことを聞かない悪い子供は■さないと。だって、そうでないと悪い■■になってしまうから。 日常     貴方たちの日常には常に「ルール」があった。   それが正しいとは到底思えなかったけれど。   誰も言い出せる世界ではなくて。その世界から逃がしてくれた人がいる。   それは、果たしてだれだったのか。その手を引いて、導いてくれたのは、誰だっただろうか。 手をつなぐ  どこにいくのと問いかけた貴方に、  父はやさしく微笑んで「空を見に行こう」と答えたのだ。  けれど結局、空を見てからも、家族みんながあの家に戻ることはなかった。  ふかふかの布団も真新しい洋服も、なにもそこにはなかった。  コンクリートの壁からひんやりとした寒さが這い寄ってくる。    「嗚呼、帰りたいなぁ」そう思うけれど、口には出さない。  だって、少なくともここにいれば家族全員がそろって眠りにつけたのだから。 飢え     ホットミルクにホワイトシチュー、プディングにケーキ   そして何より、ふかふかの白パン!     貴方は周りの人が食べているそれらを幾度となく羨んだ記憶がある。   食事は与えられていたけれど、いつも固くてまずい黒パンだった。   空腹に憐れんだ隣人がおすそ分けと差し出してくれた   暖かな食事を、父はいつもゴミ箱に捨てていく。 家族     君たちは血の繋がっていない家族だった。バラバラの名前。  それでも、君たちをいつくしんで育てた人がいる。その人は少しだけ、ここで会った人——シロに面影が似ていた、気がする。  昔も、いまもこうして遊んでは、怒られたり、褒められたりして、君たちは幸せではあったのだ。  そう、あの日までは。 蟲      それは血にまみれていた。   それは羽を伸ばしていた。   それはこちらを見ていた。     花は優雅に咲き誇るもの。   蟲は卵から孵るもの。   人は腹から堕ちるもの。     その常識を超えた何かが、そこにいた。   女の腹は花が咲くように裂けていた。   そこから伸びた細腕が、湿った音をさせながら身を起こす。   自分を産んだ母親さえも邪魔なのか、   それは肉片をそこらにまき散らしながら堕胎し、   こちらをじろりと見つめた。   どこを見ているのかさえ分からぬ、圧倒的な野生の意思。   複眼は得物を捕らえた。嗚呼、その羽が血肉から乾けば—— 血の宴    どれだけ足掻こうと、逃げようと、無駄なのだ。  あの「世界」からは逃げることなどできない。  嫌な音が、嫌な物が周りを埋め尽くしていた。  泣こうが喚こうが、声は誰にも届かない。  家がきしむ音。血肉を啜る音。  父親が託すように、衣装箪笥に貴方たちを隠した。  けれど、死に遅れた貴方は皮肉にも、  悲惨な終幕を目撃することとなる。  「——ミ、ツル、ミツル……お父、さん……」    ヘビトンボが、スウォームが、蟲人間が喰らう  父の姿に、家族の姿に、日常の終焉に  貴方の身体は——心は、耐えられなかった。    死さえも安堵に感じる。苦しみが消えていく。  家族と共に還れると、そう思っていたのに。    ——何の因果か、貴方は忌みたその「世界」に帰ってきていた。 [未練]               内容    狂気度  発狂時 たからもの(アクセサリー+おみやげ) への 依存 ■■■□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) プリムラ              への 独占 □□□□ 独占衝動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はパーツを選んで損傷しなければならない) ロロット              への 執着 ■□□□ 追尾監視(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はあなたへの未練に狂気点を得る) イグナ               への 信頼 ■□□□ 疑心暗鬼(あなた以外の全ての姉妹の最大行動値に-1) シロ                への 嫉妬 ■■■□ 不協和音(全ての姉妹の行動判定に-1)                   への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   1   0   1 サブクラス   0   2   0 ボーナス 寵愛       1 =合計=   2   3   1 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名        : タイミング : コスト : 射程: 効果 [ポジション]  死地の剣戟/地獄の住人    : オート   :    : 自身: 地獄にいる際、攻撃判定+1 [メインクラス] 剣技の心得/死神       : オート   :    : 自身: 白兵に攻撃判定+1 [メインクラス] 血風旋刃/災禍        : ダメージ  : 2   : 自身: 白兵に付与「全体攻撃」 [サブクラス]  人ならざる筋組織/怪力    : オート   :    : 自身: 肉弾・白兵にダメージ+1 [サブクラス]  歪極            : オート   :    : 自身: 変異3パーツ取得(よぶんなあたま) [サブクラス]  きかねぇよ/結晶化      : ダメージ  : 1   : 自身: ダメージ付属の「切断」「爆発」「移動」無効。複数回使用可。 [頭]      アドレナリン        : オート   :    : 自身: 最大行動値+1 [頭]      内なる住人/よぶんなあたま  : オート   :    : 自身: 最大行動値+2 [頭]      のうみそ          : オート   :    :   : 2 [頭]      めだま           : オート   :    :   : 1 [頭]      あご            : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [頭]      髪飾り           : オート   :    :   : たからもの:おみやげ [腕]      日本刀           : アクション : 2   : 0  : 白兵攻撃1+切断 [腕]      こぶし           : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      うで            : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      かた            : アクション : 4   : 自身: 移動1 [胴]      しんぞう          : オート   :    : 自身: 最大行動値+1 [胴]      おとこのこ         : オート   :    : 自身: 対話判定+1 [胴]      ぶっかけてやんよ/くされじる : アクション : 3   : 0~1: 肉弾攻撃1+爆発+転倒 [胴]      せぼね           : アクション : 1   : 自身: 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた          : オート   :    :   : [胴]      はらわた          : オート   :    :   : [胴]      半欠けハートのペンダント  : オート   :    :   : たからもの [脚]      仕込みブーツ        : アクション : 2   : 0  : 白兵攻撃2、攻撃判定+1 [脚]      ほね            : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね            : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし            : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:30点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     30点(   / 30)     初期寵愛点(変異+1、歪極、結晶化) 1     0点(   /  ) 2     0点(   /  ) メモ: よぶんなあたま(二重人格) おとこのこ(享年・容姿の割に大きめ) 女の子としての身体的特徴も備えているものの、一人称は「僕」。 もしかすると生前は男だったのかも知れない。 半欠けハートのペンダント(たからもの):目覚めた時に握り締めていたもの。   元から半分の、恐らくは2つで1つの形になるペンダント。ネックレスにしていつも首に掛けている。   裏には何か文字?が刻まれていた痕跡があるが、執拗に削り取られている。