タイトル:アテナ=ローズ(成長後) キャラクター名:アテナ=ローズ 種族:エルフ [特徴:暗視、剣の加護/優しき水] 生まれ:魔術師 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:15 性別:女 髪の色:金色がかった紅 / 瞳の色:澄んだ藍色 / 肌の色:クリーム色 身長:148cm 体重:48kg 経歴1:自慢できる二つ名を持っている。 経歴2:憧れる冒険者がいる。 経歴3:父親が旅に出ている。 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎   10      3     13    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5   3   5   5   7   6 成長   1            1    →計:2 修正 =合計= 16  13   8   8  22  19 ボーナス  2   2   1   1   3   3    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   4   6  17  28 特技         0   0 修正 =合計=  4   6  17  28 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:3 Lv ソーサラー 3 Lv  / レンジャー 1 Lv セージ   1 Lv  /        Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名       : 効果                             : 前提 [pIB32]魔法誘導      : 射撃魔法で誤射しない、完全に隠れ切れてない対象に射撃魔法可能 : [pIB38]魔法拡大/威力確実化 : 威力決定時出目4以下なら振り直せる。MP2倍           :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   4   0  13  39 修正 特技        0 =合計=  4   0  13m  39m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 140   2H   4   1   1  14  12   0 [スタッフB] *クォータースタッフ / 冒険者としてお金をためて初めて買った杖。非常に感慨深い。 (235p) =価格合計= 140 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 触った感じは硬い服って感じ。 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   3   150 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称     / 効果 頭 :3   髪飾り    / 街で見かけて可愛かったもの。 耳 :2   耳飾り    / 街で見かけて可愛かったもの。 顔 :          / 首 :5   首飾り    / もちろん街で見かけて可愛かったもの。 背中:50  ポンチョ   / お母さんが名前を刺繍してくれている。 右手:10  布手袋    / ちょっと薬品が染みている。 左手:0   知性の指輪  / 報酬でもらったもの 腰 :20  ベルト    / ちょっとしたポーチもついている。 足 :30  ロングブーツ / ちょっといいもの。お小遣いを貯めて買った。 他 :3   リボン    / お父さんにもらった赤いリボン。 =合計=123 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考 冒険者セット     100  1   100  「あなた、冒険者なのね」と言われる。お小遣いを貯めて買った。 救命草        30  5   150  体力がみなぎる危なくない草。 ヒーリングポーション 100  3   300  お小遣いを貯めて買った、初めての薬品。 筆記用具       10  1   10  羊皮紙、羽ペン、インクの三点セット。 剣の欠片          1   0   思い出の品。たまに眺める。 アウェイクポーション 100  2   200  気絶した人間が飛び起きるほど苦い。 魔香草        100  2   200  魔力がみなぎる危なくない草。 木の棒        100  1   100  最初の思い出の杖。大事にしまってある。魔法の発動体 薬師道具セット    200  1   200  すりこぎ、すり鉢、小さなナイフなどなど。 保存食(7日分)     50  1   50  口の中がパサパサする =所持品合計=    1310 G =装備合計=     413 G = 価格総計 =    1723 G 所持金    1237G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 3 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 3       6 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  ○ ○ / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     ○ - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、エルフ語 技能習得言語:魔法文明語、1個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点: 22 点 合計名誉点: 22 点 ■その他■ 経験点:820点 (使用経験点:4500点、獲得経験点:2320点) セッション回数:2回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1-      -1500点(-1500 /   / 回) 2- 知力    1570点(1500 / 20 / 1回)  5.5 3-      1000点(1000 /   / 回)  下僕さん卓 調整用 4- 器用度   1250点(1000 / 150 / 2回)  下僕さん卓 明晰。狼藉。零れた器と幽霊屋敷。くりあ! メモ:  アテナは、テラスティア大陸の辺境にあるエルフの里でこの世に生を受けた。 その里は浮世と隔離された里らしく、独特な文化を持っていた。 まず、占いで子供の性別を知る文化。アテナの場合は女性を示す、ローズがあらわれた。 そしてこの占いは子供の名前を決めるものにもなる。故に、アテナの名前の後ろにはローズとつくことになった。 アテナという名は、彼女の母親が考えたもの。遠い国の女神の名前だそうだ。 「その女神様がこの子を見ているかどうかは分からないが、この子を守ってくださると思った」 母親はそう語っていた。 同じ神様の名前にするのなら古代神達の名前にしてはどうかと聞かれた時は 「だって、今はおやすみ中でしょう?」 と返していた。 さて、アテナはその後大きな病気や事故もなく、すくすくと育っていった。 だがあるとき、この里を出て行った者がいた。自分より7つ上の、その年に成人した里の子供の1人だった。 この里には、老若男女をひとくくりにし、男女は同一で変わりないものという教えがあった。 如実に現れている体の変化も、個人差程度に教えていた。 だが、その年上のエルフはあるときそれに疑問を持ったらしい。 長老に詰め寄っては「なんでなんで」と聞いていた姿を、アテナも見たことがあった。 その年上エルフが、成人直後に里から追い出された。 「里の教えに反したから」と長老は言っていた。 もっとも、大変だったのはその後で、追い出されたエルフは泣き叫びながら門扉にエネルギーボルトを叩きつけ、 そのエルフの親は同じく泣きわめきながら嵐のような魔法を振りまいていた。  …その後、里には外の世界に興味を持つ者が増えた。 アテナの父もその1人だ。冒険心旺盛な父は、何人かの里のエルフたちと共に「外の世界を見てくる」といって出て行ってしまった。 アテナの母はそれを笑って見届けた。この里は、あのエルフのお陰で変わろうとしている。 おとなしくお淑やかなアテナの母は、その実その内面に悪戯心を満載していた。 閉鎖的なこの村が開放されていくのを、母親はまた笑って見届けた。  そのうち、外の世界の情報が里の中に入ってくるようになった。 長老は、ため息を吐きながらもこの変化を受け入れていた。 「老いては子に従えということかの」と寂しそうに笑っていたのをアテナはなんとなく覚えている。 そして外の世界からの情報の中に、最初に里を出て行ったエルフ…「カレンドレス=ヴェール(以降、カレン)」の情報もいくつか混じっていた。 カレンは今、外の世界で魔法の力を活かし「冒険者」としてその名を馳せていた。 つい最近入ってきた情報だと、巨大な龍に乗って空を飛び、人々を助けているとかなんとか。  夢見がちで好奇心旺盛なアテナは「冒険者」という職業と、カレンの冒険譚に夢中になった。 すごい。とってもすてき。この世界に、こんなに楽しそうなことがあったなんて。 アテナはついに我慢できなくなり、母親に「外の世界を見たい」と言った。 母親は笑って、一枚の手紙を差し出した。 少し湿気ったその手紙は、この里を飛び出していった父のものだった。 「こっちでの生活がうまくいきそうだから、お前たちも来ないか?」 手紙の中には、そう書いてあった。 次の日の朝、その母娘は里から姿を消した。  新天地。アテナとその母は父の手紙を頼りに、ある村へたどり着く。 村の住人はアテナたちを歓迎した。どうやら、父親はこの村でたいそう気に入られていたらしい。 だが村に父の姿は無かった。新しい家には置き手紙があり、 自分はもっともっと外の世界を見届けたいということ、たまには帰ってくるということが書かれていた。 アテナはあのエルフの娘ということでたちまち村の子供達と仲良くなった。 里での父の話をし、村での父の話を聞き…そしてアテナはこの村にも冒険者に憧れる子供がいることを知る。  アテナは母親に頼み込み、村の老人が構えている小さな魔法道場に入会した。 この道場は引退した冒険者が営んでいるもので、子どもたちに小さな魔法を教えることもしていたのだ。 アテナと子どもたちはこの老人の冒険譚を聞きながら、自分達も様々な道を目指して 思い思いに魔法を練習するのだ。 簡単な魔法をいくつか使えるようになった頃、村の子供達の内の一人が、「冒険者ごっこ」を提案した。 そう、冒険者の真似をして野山に入り、洞窟の中を探索してみたり、ウサギや弱い魔物なんかを倒してみるという遊びだ。 アテナと子どもたちは、すぐにこの遊びに夢中になった。 なかには「危ないから」とやめさせられた者もいて、そのうちこの遊びをする者達は、所謂「いつもの顔ぶれ」になった。 冒険者達がそう言った小さな集まりを「パーティー」と呼んでいることを知ると、 子どもたちも自分達がパーティだと名乗り、うさぎの肉や魔物の革、薬草などを売ったお金を貯めて、 本当の冒険者が使うような道具を揃えていった。  アテナ自身は、村の魔法使いが言っていた「なんでも知っていなければ優秀な魔法使いとは言えない」という言葉を受けて 薬草学の勉強を始めていた。そして、そういった野山を駆けるような者達を「レンジャー」と呼ぶことを知り、 更にレンジャーの技術も学んでいた。エルフで身体能力が良いとは言えないアテナだったが、 それでも彼女は楽しかった。 自分が憧れの冒険者に近づいているという感覚が、アテナをより夢中にさせた。  今日も、いつものメンバーが集まって冒険者ごっこを始める。 なのだけど、今回はちょっとだけ、ほんのちょっとの大冒険になるのでした。 ~「はじまりのおわり」のその後~  あれから2年。彼女は村を飛び出して、ディルクールへと向かう。 そして遂にたどり着く。憧れのカレンドレス=ヴェールの所属する冒険者の店…「シャトー・ホーリーローズ」へ。 高鳴る胸を抑えながら、店のドアを開ける。カウンターに向かって「あの、冒険者として登録したいんですけど!」と言う。 それだけのことなのに、顔が緊張で引きつってるのがわかる。足に力が入らなくなりそう! カウンターの女性とその隣にいた猫は、アテナを上から下まで舐めるように見る。 そして、アテナの目を見て「何ができる?」と聞いた。アテナは少し慌てて、「魔法と…あ、薬の調合ができます!」と言った。 「どれくらい?」再び聞かれる。アテナはアンロックを使って奥にある扉の鍵を開けてみせた。 女性は驚きもせずにその扉の奥へ行き、薬草を幾つか持ってきた。 「この3つ、どういうものかしら」そう聞かれる。「えっと…これは、寒いところに生えるもので、傷の治りを早くします。これ…は、湿ったところに生えてるもので、これも傷の治りを早くします。もう1つは…すいません。わからないです…」 しどろもどろになるアテナを眺めていた猫だが、突然口を開く。 「まぁそんだけわかれば大丈夫でしょ。その辺からむしってきたようなひよっこよりはだいぶマシよ。」 「貴方、冒険の経験があるでしょ?そういう子は歓迎よ。それじゃ、この紙に名前とサインを書いたら、貴方は立派な冒険者よ」 アテナは震える手でサインを書き、女性に差し出した。 女性が書類を受け取った時点で、2人に話しかける者の姿があった。 「あら、その子新入り?真語魔法使いね。ねぇ、今ちょっと人手が足りないんだけど、借りていい?」 「カレン、そういうのはもう少し早めに言ってって言ってるでしょう?…まぁ、この子なら問題ないでしょう。いいわよ」 「…あれ?あなた、里にいた子だよね?私、カレン。カレンドレス=ヴェール!よろしくね!」 …アテナは、開いた目と口をしばらく閉じることができなかった。 ~「明晰。狼藉。零れた器と幽霊屋敷。」その後~  少し悲しい話だった。 彼女にとって、ゴブリン退治や洞窟探検ではない、初めての誰も救われないような話。 それでも彼女は歯を食いしばってやり遂げた。…殺されたのが、自分の同族のエルフであったことも彼女になにかしらの影響を与えたのかもしれない。少し事を急いでしまい、消費だけしてみんなの足を引っ張ってしまったような気もする。 あの女の子は…少しも泣かずに現実を受け止めていた。彼女の前でボロボロ泣いてしまった自分が少し恥ずかしい。 あの屋敷にはちょくちょく寄らせてもらっている。修繕も手伝って、なんとか住めるようにしておいた。 片付けはけっこう大変だったが、アテナは自分がやらなければならないような気がして、そして、1人になってしまった彼女を放っておけなくて、彼女の手伝いをすることにした。ルオールのほうも、何も言わずに受け入れてくれた。 穴埋めにはならないかもしれないけど、1人ではないと伝えたくて、彼女はルオールの世話を焼いていた。 …傍目から見れば、どちらが世話を焼いているかわからなかったけども。 今では彼女は大事な友人の1人。時々ルオールに会いに来ては、2人でケーキを頬張っている。 アテナは冒険の話を、ルオールは街の様子を。お互いにお互いを気にかけて、2人は仲良く過ごしていく。 たまに屋敷に遊びに行って、望遠鏡を覗かせてもらっている。