タイトル:トゥスクル キャラクター名:トゥスクル・トレイサー 種族:ドワーフ [特徴:暗視、剣の加護/炎身] 生まれ:神官 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:20 性別:女 髪の色:茶髪 / 瞳の色:赤  / 肌の色:褐色 身長:153 体重:書かせる気か!? 経歴1: 経歴2: 経歴3: 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    5      6      9    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F  18   4  11   3   6   8 成長   1      1          →計:2 修正 =合計= 24   9  18   9  15  17 ボーナス  4   1   3   1   2   2    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   4   5  18  23 特技         0   0 修正 =合計=  4   5  18  23 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:3 Lv シューター 3 Lv  / プリースト 2 Lv レンジャー 1 Lv  /        Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名   : 効果                   : 前提 [p226]魔法拡大/数 : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別 : [p218]精密射撃  : 射撃攻撃で誤射しない           :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0   0  9  27 修正 特技        0 =合計=  0   0  9m  27m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : 3   7   6   4 ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 220   2H  17      7  27  10   6 [ボウB] *ヘビーボウ / 射程20m (239p) =価格合計= 220 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 15   0   5   520 スプリントアーマー / B金属鎧 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   5   520 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称 / 効果 頭 :      / 耳 :      / 顔 :      / 首 :      / 背中:      / 右手:      / 左手:      / 腰 :20  矢筒 / 12本 足 :      / 他 :100  聖印 / =合計=120 G ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 冒険者セット  100  2   0 調理用具セット 50  1   50 矢       1   10  10  5 =所持品合計=     60 G =装備合計=     860 G = 価格総計 =    920 G 所持金    2068G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 2 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 神聖魔法 2       4 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 ○ ○ / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、ドワーフ語 技能習得言語: ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点:  0 点 合計名誉点:  0 点 ■その他■ 経験点:0点 (使用経験点:5000点、獲得経験点:2000点) セッション回数:2回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 筋力    1000点(1000 /  0 / 0回)  60知名度 2- 器用度   1000点(1000 /  0 / 0回)  120知名度 3-        0点(   /   / 回) メモ: 【走れトゥスクル!!】  トゥスクルは激怒した。必ず、この荒廃した村を救わなければならぬと決意した。  トゥスクルには政治がわからぬ。  トゥスクルは、村にある教会の一人娘である。  窓を拭き、弟と貧しくも楽しく暮して来た。  けれども貧乏に対しては、人一倍に敏感であった。  きょう未明,トゥスクルは教会を出発しなければならない、武器屋を越え防具屋を越え、  村長と呼ばれた人が住む家の付近にある、商店街にやって来た。  トゥスクルには父も、母も無い。旦那も無い。十六の、内気な弟と二人暮しだ。  この弟は、村にある律気な防具屋の娘を、近々、花嫁として迎える事になっていた。  結婚式も間近かなのである。  トゥスクルは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、村の商店にやって来たのだ。  先ず、その品々を買おうとしたが売られていない事に不思議に思い、それから村の通りをぶらぶら歩いた。  トゥスクルには竹馬の友があった。ペルである。今は此の村で、しがない画家をしている。  最初は男と,間違えられたりして散々だった。  誤解は解けないままに、水浴びをしている所を目撃され,以後合わなくなってしまったのだ.  その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。  久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。  歩いているうちにトゥスクルは、村の様子を怪しく思った。ひっそりしている。  そりゃ既に日も落ちて、村が暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、村全体が、やけに寂しい。  のんきなトゥスクルも、だんだん不安になって来た。  路で逢った年老いた老婆をつかまえて、何かあったのか、少しまえに村の商店に来たときは、  夜でも皆が活気たち、商店は賑やかであった筈はずだが、と質問した。  年老いた老婆は、首を振って答えなかった。  しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。  トゥスクルは両手で老爺のからだを考えて、それとなく質問を重ねた。  老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。 「この村は、貧乏になっています。」 「なぜ貧乏なのだ。」 「ガメルを抱いている、というのですが、誰もそんな、ガメルを持っては居りませぬ。」 「多くの人が貧乏なのか。」 「はい、はじめは商店全体から活気が消え。それから、武器屋の一家も。それから、村長の息子も。それから、村長さまも。  それから、門番をしている者も。それから、犬のアレキスもです。」 「おどろいた。村は存続が危ういのか。」 「いいえ、村は存続が危ういのではございませぬ。ガメルを、稼ぐ事が出来ぬ、というのです。  このごろは、村の民どうしをも、疑い初め、少しく派手な暮しをしている者には、物乞いがたかり始めるようになって居ります。  それを拒めば家に火をかけられて、貧乏にされます。きょうは,4人村を出ていきました。」  聞いて、トゥスクルは激怒した。 「呆あきれた物乞いどもだ。生かして置けぬ。」  トゥスクルは、単純な娘であった。無手のままで、のそのそと裏通りにはいって行った。  たちまち彼女は、怪しい物乞いを捕縛した。  調べて、物乞いの懐中に燃やせる物を確認したので、疑念が大きくなってしまった。  トゥスクルは、物乞いに聞いた。 「このあと何をするつもりであったか。言え!」  物乞いは静かに、けれども威厳を以もって答えた。その顔は蒼白そうはくで、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。 「私たちを救うものをさがして歩くのだ。」  と物乞いは悪びれずに答えた。 「どういうことだ?」  トゥスクルは、怪訝な顔をした。 「仕方の無いやつじゃ。おまえさんは、わしら貧乏人の気がわからぬ。」 「ふざけるな!」  とトゥスクルは、いきり立って反駁した。 「貧乏人の気がわからぬと言うのは、最も恥ずべきことだ。あなたは、商売をしようとも儲けようとも思っていない。」 「貧乏なのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、村全体だ。村の人々は、あてにならない。      この村は、もともと貧相だったのさ。稼ごうとするにも、資本である村自体に体力がなければならぬ。」  物乞いは落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。 「わしだって、稼ごうと色々手を尽くしているのだがな。」 「なんの為の商売だ。自分の稼ぎをあげられていないのに。」  こんどはトゥスクルが嘲笑した。 「罪の無い人の家を燃やして、何が商売か。」 「だまれ、商売のしの字も知らぬ小娘が。」  物乞いは、さっと顔を挙げて報いた。 「口では、どんな正論でも言える。だが現実には、村が衰退していく姿が見え透いてならぬ。  おまえだって、いまに、貧乏になってから、泣いて協力を求めようが,最早聞かぬぞ。」 「ああ、あんたは知識人だ。十分な考えもある。村の中で、ちゃんと稼ぎ商店通りを活気づかせる覚悟で居るのに。できていない理由がある。それは――」  と言いかけて、トゥスクルは足もとに視線を落し瞬時ためらい、 「それは、村のなかでの蓄えがないなら、私たちのような若者が集まって発起しなかったからだ。  あぁ,たった一人の弟に、嫁を持たせてやりたいのに。まさかこんな話を聞くとは、私は村で結婚式を挙げさせるために来たのに、  村がそんな手遅れ寸前になっている事すら知らなかった。」  トゥスクルは決意した表情と共に,物乞いに背を向けた. 「どこに行くつもりじゃ,もう,誰にもこの混沌とした貧困は止められん.」  物乞いは、嘲笑した.しかしトゥスクルはその足を止めることは無い. 「やって見せようじゃないか,一世一代の大復興を!!」  トゥスクルは激怒した,己の無知を行動しなかった自分を.必ず、この荒廃した村を救わなければならぬと決意した。  トゥスクルには政治がわからぬ。  トゥスクルは、村にある教会の一人娘である。  トゥスクルにできることは,稼ぎの良い困った村人を助ける事が出来る【冒険者】になるだけであった.