タイトル:鷺藁 木葉 キャラクター名: 種族:人間 年齢:17 性別:男 髪の色:赤茶 / 瞳の色:青 / 肌の色:黄 身長:172 体重:63 ワークス  :ヒーロー候補生C カヴァー  :ヒーロー シンドローム:ブラックドッグ、モルフェウス ■ライフパス■ 覚醒:渇望 衝動:妄想 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:2,1 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 3r 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+1 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:3 (シンドローム:1,2 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 3r 〈知覚〉:SL / 判定 3r 〈芸術〉:SL / 判定 3r 【精神】:4 (シンドローム:1,0 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL7 / 判定 4r+7 〈意志〉:SL1 / 判定 4r+1 〈知識〉:SL / 判定 4r 【社会】:2 (シンドローム:0,1 ワークス: ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL / 判定 2r 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 ヒーロー 【HP】    30 【侵蝕基本値】 31% 【行動値】   10 【戦闘移動】  15m ■エフェクト■ 《スキル名》       /SL /タイミング/判定    /対象    /射程/コスト/効果など 《ワーディング》     /★$/オート$  /自動    /シーン   /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》      /1$ /気絶時$  /自動    /自身    /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《インフィニティウェポン》/1 /MN    /      /      /  /3   /武器作成:攻「LV+7」 《サンドシャード》    /2 /MJ    /    /範囲(選択)/  /4   /ダメ「武器攻撃力」 シーンLV回 《ジャイアントウェポン》 /1 /MN    /      /      /  /2   /インフィニティウェポン攻撃+5 《クリスタライズ》    /3 /MJ    /シンドローム/      /  /4   /ダメ「LV×3」装甲無視 シナリオ3回 《CR:モルフェウス》    /2 /MJ    /シンドローム/      /  /2   /C値ーLV 《レインフォース》    /2 /MJ    /シンドローム/      /  /2   /ダメ「LV×2」 《ストライクモード》   /3 /MJ    /シンドローム/      /  /6   /ダメ(LV)D 《雷の槍》        /5 /MJ    /    /ー      /  /2   /ダメ「LV×2+4」 ダイスー1 《雷攻撃》        /3 /MJ    /シンドローム/      /  /2   /ダメ「LV×2」 《雷神の降臨》      /3 /ST    /      /      /  /6   /ダメ「LV×5」 行動値0 《雷の加護》       /3 /MN    /      /      /  /2   /メジャーダイス+LV 《サイコメトリー》    /1 /MJ    /情報:〇〇  /      /  /1   /ダイスLV+2個 《雷の剣》        /1 /MJ    /    /ー      /至近/2   /攻撃+5 同エンゲージ不可で攻撃可能 《紫電一閃》       /1 /MJ    /シンドローム/ー      /ー  /6   /C値ー1.シーン1回 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       3   7r+7 33   8      (2+5+6+8+9) 範囲(選択) 侵蝕12 100↓       3   8r+7 4D+77  7      (上記+4+7)範囲(選択) 侵食22 100↑       3   8r+7 5D+86 7      上記+愚者の黄金 判定後、2Dダメ =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  10    pt ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 ヒーローズクロス        1   0 カテゴリ:ルーキー       1   0   シナリオ1回、ダイス+2個 コネ:ヒーローマニア   1   1   1 コネ:手配師       1   1   1 パワーソース:サイエンス    1   0 =所持品合計=     2 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     2 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】  2 pt ■ロイス■ 対象    好意  悪意  備考 愚者の黄金         Dロイス 有澤 零歌 信頼  不安  彼女は知らないだけだ。その日常がどれだけ尊いのか。 パラディン 親近感 敵愾心 一人の人間として見れて親近感を感じたが、今は届かない、けれどもいつか超えられる壁として認識した ■その他■ メモ: 詠唱 剣(つるぎ)を持て 我は創り手なり 雷(いかづち)を宿せ 我は護り手なり 全ての幻想は朽ち果て、理想は未だ見えぬ 意味はなく、意義はなく、ただ無為に歩くのみ なれば、見るべきは其処にあらず 結果は必然。結論は変わらぬ。 我は幻想の護り手。 全ての理想は、ここに顕現す <未だ見えぬ最果ての道> フェシブル・ファンタジア ――彼は壊れた幻想(フェイカー) ――あらゆる幻想は打ち砕かれた ――彼は贋作者(フェイカー) ――その存在は、結局何かの模造品 ならば彼は―― ―――――――――――  彼の両親は有名なヒーローだ。ヒーローランキング入りの常連で、彼にもそうあることを求められた。  そのための努力は当然、学園でトップの成績を修めるのも当然。  そんな、過度な期待をかけられていた。ブラックドック/モルフェウスのクロスブリード。つまり、パラディンと同じシンドロームだということも、それを助長していたかもしれない。  彼はそれに応えようと必死に努力した。しかし評価はされない。そんなものは当然の行為だから。  結果はついてこない。彼が作る者は、全てが偽物の劣化品だった。彼がモルフェウスとして作れるのは名剣ではなく、"名剣を模した贋作"でしかなかったのだ。  同じシンドロームであるが故にいつもパラディンと比較され、その差異にため息を吐かれる。かつては誇りだった期待が、いつの間にか重荷へと変わっていた。  そんな贋作師の彼だが、一つだけ贋作でないものを持っていた。それは、"賢者の石"。両親によって与えられ、偶然適合したものではあるが、確かに"本物"だった。それがある故に、彼の心は擦り切れずに済んだ。"賢者の石"は、ある意味では彼の心の拠り所だったのだ。  だが、そんな幻想は、長くは続かなかった。  ある日(セッションから2か月前)、彼は組織的なヴィランに誘拐された。両親への恨みか、"賢者の石"を狙ったのか、あるいはもっと別の理由か、それは分からないが。  彼も一応はヒーローの一員だ。隙を突き逃げることには成功する。  しかし、当然気づかれ追手が出される。  追手との散発的戦闘。体力、精神共に疲弊していく。そしてその結果、"それ"は起きた。 ――"賢者の石"の暴走。  高濃度のレネゲイドの塊であるそれが暴走すればどうなるか、それは明白だ。辺り全てにレネゲイドの嵐が吹き荒れ、破壊していく。その規模は辺りだけには留まらず、街全体へと広がる。その日、一つの街が地図から消滅した。  ……本来なら、そうなるはずだった。 ――彼が来なければ。  No.1ヒーロー、パラディン。彼にとって、それが初めての邂逅だった。いつも比較対象とされながらも、それがどれだけのものであるかは知らなかった。もちろん、テレビの中での活躍などは知っている。けれど、実際に見たことはなく、その強さがどれだけのものであるかは知らなかった。  故に、それが初めて、その差は現実として突き付けられた瞬間だった。  威風堂々、完全無欠。その評価に劣らない強さだ。パラディンは吹き荒れるレネゲイドの嵐を敢然と潜り抜け、彼を助けて見せた。いや、彼だけではない。その日、その場所でただ一人の死者も出ることはなかったのだから。  これが、No.1ヒーロー。これが、目指すべき頂。遠い、遠すぎる。どれだけ走っても、どれだけ手を伸ばしても届かない。  その差は、絶望的なものだと思い知らされた。痛感した。  パラディンは、間違いなくトップヒーローだった。彼には絶対に届かない、頂であった。  けれど、けれども。自分にも、彼にはないものが、一つだけあるはずだ。与えられたものであっても、それを物にしたのは自分の力で、唯一自信をもって言える"本物"があるのだ。  そう思って、自分の"賢者の石"の存在を感じようとして。  見つからなかった。                                                     ・・・  いや、その表現は正確ではないか。より正確に言うのであれば、見つかりはした。だが、それは"賢者の石"のその搾り滓でしか、なかった。  彼は、唯一の"本物"を失った。 ――――――――――――― シナリオ1「Devil's Alliance」 幕間  パラディンは言った。 ――君は、もう十分に"本物"を持っている  いけ好かない男は言った ――だから、俺は最後まで戦場に立つ。そうすれば、お前や仲間達がなんとかしてくれるって信じてるからな  未だ幼さの残る少女は言った ――放棄するのは嫌だから、そうしたいから、私は戦場に立つ  それらの言葉が頭の中でリフレインする。  どうして、彼らはそう断言できるのだろう。確固たる自分を持てるのだろう。 ――例え何等かの本物を持っていたとしても、その能力は贋作を生み出すことしかできないのに ――どれだけ仲間がいても、結局最後に頼りになるのは自分の力で、それが出来なければ惨めになるだけだというのに ――自分の意志で道を決められることが、普通に生きられることがどれだけ幸せか、知らないくせに  強くなりたい、強くなりたい、強くなりたい。  もう、失いたくない。力がなくなるなんて惨めな思いはもうたくさんだ。  あいつらは、その恐怖を知らないんだろう。これまで、山も谷も緩やかで、本当の意味で挫折したことなんてきっとないはずだ。  だったら、超えられる。見せてやれる。気づかせてやれる。  この前は、まだ足りなかったけれど。今度こそ。 * 「……先日、パラディンと共に行動したそうだな」 「あァ? ……別に。たまたま同じチームだっただけで、殆ど別行動だったよ」 ある日、突然父、鷺藁ダイゴがそんな話を振ってきた。 父は、いつも唐突だ。無茶な要求をしてくるときも、他愛のない会話をするときも。……もっとも、後者は最近ではめっきり減ってしまったが。 「……あの男を見て、どう思った? お前が初めて見たときの印象から変わったか?」 「…………」 父は、どうしてそんなことを聞くのだろう。 力の多くを失った俺には、もう興味なんてないはずなのに。 「……遠いって印象はまだ、変わらねェよ。けど、少なくとも、アイツは人間だった。周りに気を使い、悩んでいた。世間で言われるような完璧超人じゃなかった。……なら、いつかは超えられるっては思ったぜ」 「……そうか」 会話は続かない。 流れるのは、気まずい沈黙。 「おそらく、お前はまた遠からず、彼と行動を共にすることになるだろう」 「あァ? なんでそう思――」 「だが、そう思えたのなら、心配はいらなかったようだな」 「いや、だからどういう意味――」 木葉の言葉に対して、父は聞く耳を持たない。 話は終わったとばかりに立ち上がり、扉に向かって歩いていく。 なんなんだ、彼は。マイペースで、勝手で。 「あぁ、言い忘れていたな」 そしていつも、大事なことを言うのは唐突で。 ――期待しているぞ、木葉。 そんな父が、俺は大嫌いで、でも憎めないでいた。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/949705