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──────────────── 　自分が特別なんだって、誰でもそう思いたいはずだ。自分にはこれしかないんだと。 ──────────────── クトゥルフ神話TRPG2015　ベース 職業ポイント：[] 職業技能： 特記： ○技能の補足 ○特徴 ○容姿 　黒髪赤目。少し目つきの悪い瞳に、白い肌。伸びた前髪。 　愛想が悪い。常時表情筋が死滅している。 ○性格 　人見知りで、口数が少ないタイプ。どちらかといえば陰キャ。 　静かだが、一応人からの問いかけには応える。周りの事を時にまったく気にしない。マイペース。 ○設定 　ボケかツッコミかでいえばツッコミでありたい！ボヤキ系の……。 一人称：俺／僕になるかも……。 二人称：君？（決めてない。RP中に考えます） # ●AF ●呪文 ≪見たことがある≫ ≪所持≫ ●遭遇した神話生物 ●通過シナリオ 「それは誰かの幸福論。」HO1 ○通過シナリオ：詳細（※敬称略） ──────── 「それは誰かの幸福論。」 ❙KP 　aen ❙PL｜PC 　HO1：SR 　HO2：縞ノ枝 　HO3：あおぞら 　HO4：36 　 著：かすが書庫様 ──────── 以下、通過シナリオのネタバレ有。 ▼『それは誰かの幸福論。』バレ ───────────── 　●HO1　特待生 　　貴方は特待生だ。誰よりも優れた能力を持っている。 　　：記憶を失い、自分の居場所を探し続ける少年。 　〝自分が何者なのか分からない、というのはそれだけで恐怖心を煽った。 　　物を落としたんじゃないか。鍵を閉め忘れたんじゃないか。そんなぎこちない不安感がずっと拭えないでいる。 　　今どう生きるかが俺という存在を決定づけるのだと頭で理解していても、パズルのピースがかみ合わないような、妙な苦しさはいっこうに抜けない。 　　一体、俺は記憶を失うあの日まで、どうやって生きてきたのだろう。〟 　〝夢は記憶の整理だという。それを知った日から、眠る時間が増えた。 　　────マリア。 　　いつか、誰かの名を呼んだ、俺。 　　何も覚えてなどいないけれど、いつの日か真実を見つけ出せるかもしれない。そんな淡い期待が俺を微睡みへと誘った。〟 　〝誰だって自分が特別な存在と信じたいはずだ。自分にはこれしかないと、自分にはここしかないと、そんな確固たる自分の居場所を見つけたいはずだ。 　　今の環境に感謝していないわけじゃない。むしろ、これからの俺の人生をすべて擲ってでも恩に報いたいとすら思う。 　　……それでも、今俺がここにいるのは結果論だ。俺は記憶を亡くしたから、ここにいる。 　　記憶を亡くす前には別にあったはずなのだ、俺の居場所というものが。それが頭を過って離れない。 　　俺がどう生まれてどう生きてきたのか。それを知るだけでいい。ただ、自分という存在の居場所を知りたい。それだけだった。〟 　└ 「自分」という存在をずっと追い求めている。 　　　彼は、記憶を失ったことで『自分は本当にここにいるべきなのか』『自分は本当にここにいていいのか』という感情から抜け出せないでいる。 　　　自らのルーツを知る、というのは存外『私』を確立する上では重要なことなのだ。そう、それは彼にとっても。 　「俺には何もないよ。何もない。本当に何もないんだ、笑えるだろ。自分がどんな奴かもまともに説明できない」 　「ここにいたいって思うのに、頭の中でもう一人の俺がそれでいいのかって囁くんだ。もしかしたら、今まで大切にしていたものがあったんじゃないか？もしそうだとしたら裏切りなんじゃないかって。考えすぎなのは分かってる。でも、俺はそれを捨てられない」 　「カフカ、おれね、きみと一緒にいるとすごく落ち着くよ。胸がどきどきする。これは楽しいってことかな。おそろいの目も、うれしい」 　「……ねえ、芽衣子さん。今度の休み、……どっか行く？……俺さ、アレ食べたいな。えっと、……チーズのはいった、ハンバーグ」 ─────────────

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