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げつりゅういん　はると。FHのセルリーダー。 常に不愛想で刺のある言動が多いが、ノイマンゆえの頭脳とオルクスの領域制御によって、戦闘員の力を底上げし、確実な勝利へと導く。直接的な戦闘能力は０に等しく、情報収集やバックアップを得意とする。また、動物と会話することができる。 一人称は俺、二人称はお前・貴様。相手のことはコードネームか名字で呼ぶが、ファウスヒルデだけは「ファウス」と呼ぶ。 とあるFHエージェントの死後、彼のクローンとして作られた。10歳の姿で作られたので、実年齢は12歳。記憶喪失だと偽られた状態でFHで教育され、15歳でセルリーダーを任されるようになったが、その一年後に真実を知り、FHからの脱走を企て、失敗。その後小規模なセルと監視者薊ほむらをあてがわれ、セルリーダーとしてFHに貢献することを余儀なくされた。 領域の力を最大限に発揮した際、周囲が満月の浮かぶ夜空となることから『満月の指揮官（フルムーン・ジェネラル）』と呼ばれていた。現在は複製品として作られたことへの自虐を込め、『虚月の指揮官』を名乗っている。 自分はいてもいなくても同じだという意識を持つようになり、何かと自分を粗末にしがち。特に真実を知った当初は自傷癖・自殺癖がひどく、隙あらば無謀な特攻作戦を取ったり、自分の身体を傷つけたりしており、その度に監視役であった薊ほむらに止められた。彼女とファウスヒルデのおかげで直接的な自傷癖は収まってきているが、無茶をするのは変わっていない模様。最近はわざと仕事を溜めた後３，４日徹夜するという地味な自傷行動に走っている。でも基本的に仕事に対しては真面目なので、リ〇Ｄ片手に頑張っている。 特殊な生まれのため、FHの監視下で英才教育を受けていた。そのためチルドレンの中でも浮いた存在であり、友人関係は希薄。 そんななかで唯一友と呼べたのが、被検体であり、後にレネゲイドビーイングとして覚醒することになるミミズク・ファウスヒルデ。彼が覚醒した後も親友であり続けているが、自分と接しなければレネゲイドに侵され、非日常にいなくてもよかったのではないかという負い目を感じている。人間の姿で自分の親友として傍にいてほしいと思う反面、ミミズク本来の姿で自然の中を自由に生きてほしいとも思っている。そのため人間としての文化や知識を教えつつ、野生動物としての本能も忘れさせないよう訓練させている。 FH脱走に失敗した結果、上層部から薊ほむらを秘書という名の監視役としてあてがわれる。ゆるぎない忠誠心によってもたらされた実力は認め、ビジネスパートナーとしては信頼しているが、自分の逃走や自殺行為をことごとく防がれているため、正直疎ましく思っている。 人間らしく成長しつつも、未だに野生が抜けきらないファウスヒルデの奇行にも動じないのは、FHという非日常の世界で生きてきた故か、それともただの天然なのかは、神のみぞ知る領域である。 「願いと欲望、罪と罰」において、他メンバーと共にFHを脱走。その後、《報復者》御巫早苗が支部長を務めるUGN支部に所属することとなった。

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