タグ： 具

・2-6 芸術的才能 INT*3 ・3-7 俊敏 dex5 天涯孤独のイギリス人の画家。 子供の頃スラム街に住んでおり、孤児として生きてきた。 その壮絶な生活の中で、床に向かって描いていた絵を見初められて中流階級の家に拾われ育てられる。 才能があったようで、見たものをそのまま書く写実的な絵は壮絶なほど完璧なものだった。 幼い頃から賞を取り、後々素晴らしい画家になるだろうと思われた。 しかし、何枚も同じような写真のような絵を描かれると、人々が飽きるのは当然だった。 面白みがない。 そのまま写すだけなら現代社会、写真でいい 伝えたかったことは？ メッセージ性がない 20歳になった頃、 様々な批評を言われ、次第に筆を取れなくなった。 絵を描くことができない。 何を見ても描きたいと思えなくなっていた。 そもそも、伝えたかったことが何かなど考えたこともなかった。 彼の生き方が、生きるために目の前のものを掴む、といった自分のためのもので、 そもそも子供の頃スラム街で絵を描いていたのも、何かをすることで空腹が紛れるからだ。 誰かに何かを表現するためではなかった。 誰かに固執するほど、他者を意識するような生活を送ってこなかったから。 絵は魂を表すというが、今の自分はまるで鏡のようだった。 空白だから、外の世界をそのまま写し取ることしかできなかったのだ。 「休憩するといい。何かに触れることも大切だろう。旅行もいいかもしれないなあ、今の君に必要なのはアウトプットではなく、インプットだ」 と画家の恩師に言われた。 確かに、こうなった今無理やりに筆をとったら折ってしまいそうなほど窮屈だった。 写すことが間違いなら、何を書けばいいかわからなかったからだ。 だから、日本に旅行に行くことにした。 少しでも自分を満たし、何かに感情を抱くことができたなら、その時筆を取ることができるかもしれないと。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ