タグ： マフィア珍道中

7.15/A型 赤ちゃんポストのようなところから、金持ちの老夫婦に養子として迎えられた。老夫婦はお人好しという言葉のよく似合ういい人達だった。そんな二人との生活で、鳥塚侑也も人に優しくできる人間となった。 大学2年生の夏の終わり、老夫婦は旅行先で交通事故に遭い亡くなった。老夫婦はかつて、友人の連帯保証人となっていたらしい。その借金を残したままだったために、借入先であったZanzaraが家を訪ねてくる。夫婦の遺産があるとはいえ、ただ少しバイトをしている程度の大学生に残った多額の借金を返す術なんてない。そこで侑也は思いついた。Zanzaraに雇ってもらって借金を返せばいいのでは？ そうしたら就活もしなくていいな、大学でやりたいことも未だにわからないくらいだし、就職先も決まってしまえば楽だな。そうして何とか頼み込んだ侑也は、齢20歳にして反社の道に進むこととなったのであった。 大学でイタリアを中心としたヨーロッパの文学に触れていたため、イタリア語が少しわかる。選んだ理由は特にない。イタリアンが好きだったとかその程度。 筋力は人並みだが、体力と俊敏さ及び器用さから運動自体は得意な方。192cm73kgはまあまあもやしだけどな。そのため、戦うよりは避けて逃げて回るのが得意。 扱いに慣れていないといえば、年下が苦手。特に小さい子供の扱いがよくわかっていない。一人っ子状態で甘やかされて育ったため、自分が年下に触れる機会はあまりなかった。お嬢の相手をするようになって、最初のうちは割とオロオロしていた。もう慣れたしお嬢がクソガキなのでそれなりの扱い方で問題ないことを理解した。そうは言っても拾ってくれたボスの子供なので雑な扱いはできないのであるが。 甘いものが好き。何をするにも糖分は必要だという言い分で甘いものをちょくちょく食べている。飴やチョコレート、ラムネなどの小さなお菓子を持ち歩いている。お嬢のお守り用でもある。 基本的に人に優しい。元々人当たりが良くおせっかい焼き気質。父性だか母性だかそういうものをガッツリ持っているタイプ。そうは言うがマフィアに所属したことで汚い言葉を覚えたため、独り言などは口が悪くなった。前から良くはなかったが、より悪くなった。なんてこった。 バイセクシュアルであり男女どちらも恋愛対象となる。そもそも男女に拘っていない。いい人はいい人、好きな人は好きな人である。恋人はいないが想い人はいるとかいないとか、実はセフレがたくさんいるらしいとか、そんな噂も流れていたり流れていなかったりラジバンダリする。真相は定かではない。本人のみぞ知るところである。実は見えないところに刺青が入っているという噂もある。 ルックスが特別優れているわけではないが、高身長と人間性からそこそこ人に好かれる。それを利用して情報屋的な動きをすることも多い。正直面倒くさい。何でわざわざそんなこと……と思っている。しかし仕事である以上やらないわけにもいかないのでやる。酒豪なのでバーとかで情報収集させられる。酒代は経費である程度落ちるので好きなだけ飲むことにしている。最近二日酔いになりやすくなった。 お金のことなど経営に関わってくるような難しいことはそこまでわからない。というか自分の管轄ではないためあまり気にしていない。普段は上記した情報屋的な動きや追手を巻くための陽動などにこき使われる。しんどい。いい加減辞めたい。特にクソガk…お嬢のお守りがしんどい。もう勘弁してくれ。

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