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シナリオ：『膿み堕とし』HO壱 職業ベース：作家（基本ルルブP.48より） 一人称：あたし 二人称：あんた 三人称：〇〇さん、〇〇くん（苗字、男女で分ける） 誕生日：4月9日 自分の名前が嫌い。 清廉に程遠いことを理解しているし、花というすぐに踏み荒らされるものになるつもりもないから。 タバコを吸っているのはその臭いに慣れてしまって、ないと落ち着かないからでもある。 昔逃げ出そうとして父親の暴力により脚に怪我をしており、服の下にも傷があるので体育は休みがち。 実はそこそこ口調が荒いものの、学校含む人前では取り繕っている。 ▶︎HO弐 鬱陶しくて敵わないと思うのは既に自分の手にできないものを持っているからで、それを見せつけられているようで惨めになるのもあるが、同時に、妬ましいという感情なのではないかと最近は思っている。 仲の良い家族と環境があるくせに、目の前のことすらいっぱいいっぱいになる気持ちも知らないくせに、それでまだ都会に出てダンサーになる夢があるとか言ってくるのが狡くて嫌いでたまらない。嫌いというより、憎い、かもしれない。 正直イジメ自体は父親の暴力に比べれば遥かに生温いなと思っているが、ちゃんと被害者として振る舞うのは忘れないようにしている。 彼女が突っかかってくると時々、「自分の夢ってなんだっけ」と思うが、どうにも今ひとつはっきりしない。 ▶︎HO参 優越感に浸るために告白しただけなのに、本当に好きになってしまった。 だが、好きになったからには絶対に手に入れなければいけないと思っている。もう自分のものを失いたくないし、持っている人を見て羨ましくなるなんて絶対に嫌だから。 彼が優しくせずに、冷たい態度を取るからこそ好きになったと思っている。優しさは気持ち悪いし痛いだけだから。 一方で、どうせ失うのなら盛大に傷を残せればいいと思っていたりもする。 ▶︎HO伍 幼馴染。でもはっきり言って苦手な人間。 どこか淡々としているくせに性的に見てくるのがどうしようもなく気持ち悪くてかなわないと思っている。 好意を寄せてきているのは分かっており、便利な駒ではあるが気遣って優しくして気に入られようという意図が見え隠れしているのが嫌だし、優しくされるたびにどうしようもなくむしゃくしゃする。 彼を好きになれば幸せになれたかもしれないという発想は今のところない。そもそも幸せなんて分からない。 だいたい助けてほしいなんて一言も言ってないのにお節介焼く余裕があって羨ましいよね、と思っている。

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