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ギブス「報告」 マクギー「ジャック・アンダーソン二等兵。サンディエゴのブートキャンプ及び戦闘訓練課程を終えたばかりで、二日後に派遣先のズムウォルト級ミサイル駆逐艦に乗る予定でした。 家族や友人には派遣前最後のハロウィンパーティーだから気合いを入れて楽しんでくると話していたそうです。 なので軍歴は当然ながらクリーン。過去の犯罪歴もありません。ブランド物の財布や現金も取られていないので物取りの犯行ではなさそうですね」 トニー「うーんこの時期にジャックか……『後世の者は語るだろう、20世紀を生んだのは私だと』。…知りません？フロムヘル」 ギブス「…ディノッゾとジヴァはサンディエゴで上官と同僚に話を聞け。マクギー、家族を呼んで、それから金の流れを調べろ」 マクギー「分かりました」 トニー「『夜の女を 全員逮捕して監獄に隔離すれば、こうした事件の予防に役立つ…！』」 ジヴァ「犯人は女？」 ギブス「さっさと行け」 トニー「アイアイサー！」 ギブス「…サーはやめろ」 ギブス「それで、息子さんのことですが、最近何か変わったことは？」 母「いえ……何も。ただ少し浮かれていたのかもしれません。派遣先を控えた、最後の夜だからって」 ギブス「高校時代の暴行については」 母「…あの頃は、少し荒れてましたから。ベースボールの試合前に交通事故にあって足に怪我をしたんです。それでチームと揉めて、一軍から外されて、コーチに殴りかかって、それで……」 ギブス「停学になったと」 母「…ええ。でも、それからは真面目にやってました。肩は無事でしたが、停学のせいか野球はあれ以来やめてしまったけど、当時相談にのってくれた海兵隊員さんが立派な人で、自分もそんな人間になりたい、昔の自分のような人間に勇気を与えられるようになりたいって、それからは自分から海兵隊を目指してました。恩返しがしたい……そう、言って…！」 ギブス「残念です。…いい兵士を亡くした」 母「ぅ、うぅ…ッありがとう…！」 見つかった状態は仮装した姿。トイレットペーパーのロールは投げたのか無くなっている。 年齢に見合わないようなブランド物の財布はパーティー会場で拾ったまま胸ポケットに。 自動車は訓練課程に習得した必要技能であると同時に、帰省した際は自宅の車でドライブなどを趣味とするため。

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