タグ： 海も枯れるまで やさしい朝をくださいね

海も枯れるまで　HO1 以下秘匿情報あり ────────────────────── 流合操(はぎえ　みさお) 28歳 一人称：私 二人称：貴方 三人称：～さん 【性格・仕事】 プロテスタント教徒であり牧師。海沿いの教会を代々続けてきた家であり自分もまたそれに倣って牧師になった。兼業で行政書士を自宅開業でしている。 真面目で穏やか。清廉とした外見と丁寧な物腰。気弱なところもあるが、牧師として近隣住民からも尊敬されており子供にも好かれている。 【家族】 父、母、妹がいる。穏やかで規律正しくも柔軟な思考を持つ父と華やかな外見ながらも真面目で優しく子を見守る母。二人ともプロテスタントの教徒であるが子供に無理に信仰を押し付けることはない。だが息子が継いでくれたことは嬉しく思っている。7つ年の離れた妹はプロテスタント系の女子大学に通っている。が、信仰心はあまりない。ただ家族は大切にしている。 【自殺について】 幼少期から秀でた外見をしていたせいか欲望に晒される日々を送る。特に女性からの視線は強く、おかげで人への不信感が芽生えそうになるが、側にいてくれた親友のおかげで持ち直す。 だが、思春期になり親友への恋愛感情を自覚した瞬間から地獄の日々を過ごすことになる。同性愛という教義に反する感情。優しい家族や親友。彼らの信頼を裏切っていると思い罪悪感に耐えられずリストカットへ走る。教義の中でも大罪に値する"自殺"。逃避のためにそれを行う自分への更なる失望。それらの感情をはらうために牧師としての仕事や勉強へと没頭するようになる。皮肉にも、それによって牧師としての立場をストレートで得た。 親友から一人前の牧師になった祝いをしてもらえることに。だが、その場で結婚の報告を受けてしまう。絶望を隠しながら式を教会で受け持つ約束をする。 美しい花嫁、喜びに溢れた花婿。執り行った式は幸福に満ちていた。 一人の人間の恋の葬式と共に。 清らかな教会。それを背景に海へと入っていく。 やり場のない感情を自分ごと流してしまうために。 【聖書とロザリオ】 聖書は神への教えのために常に持ち歩いている。プロテスタントは本来ロザリオを用いることはないが流合の両親が「神へ祈りを捧げる方法は自由な形であればいい。けれど離れて過ごしていても私たち家族がいることを忘れないでほしい……そう気持ちを込めてお守りとしてこのロザリオを持っていておくれ」と渡された。そのため肌身はなさず持っている。 【名前】 流合─はぎえ 別々の流れが一つに合わさる。 合流する。 操─みさお 意志を変えず、身をかたく持すること。節操。

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