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「衒うわけではありませんが、私は超天才なので。日本画専攻では当時唯一の現役合格者ですので」 「あンたらが揃いも揃ってイロモノだがらっ……！んん゛っ、さくらちゃんを心配してんですよ」 「…………お久しぶりですね、さ・と・る・にいさん？」 超天才擦れてる系白髪ちんまい藝大生。 持ち前の頭脳と圧倒的才能で、地方出身で予備校に通わずに東京藝術大学の日本画専攻に現役合格した化け物。 モノクロ調で無機質な男児を描く『回春』と題した連作が話題となり、将来を有望視されている。 容姿は真っ白な髪を二つ結びにし、どこか不服さを湛えた顔立ちをしたちんまい少女。 表情通り擦れた性格でニヒリズムに浸りがちであり、その性格は作品にもよく表れる。 確かな着彩技術と確か過ぎて怖いほどのデッサン力があるが、モノクローム調の作品ばかり描くため 伝統を重んじる傾向の日本画専攻では問題児扱いされている。 また、幼い頃は訛りが酷かったが合格後に天才ぱぅわーで無理やり矯正した。 感情的になるとたっっっっっまぁに出る。PLの都合でほんとたまにくらいになってほしい。 幼馴染sのことはしょっちゅう小馬鹿にしており、特に支倉蓮覚にはやたらツンケンした態度を取る。 かねてよりさくらの進路相談に乗っているが、如何せん自身も含め周りにロクな人間がいないので彼女の将来を心配しているもよう。 何とか真っ当な人生を歩んでもらいたいが刀剣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ馬鹿役者の影響で剣道を始める始末……少女の明日は何方へ？ 〇イデオロギー/信念 「自分ができることなどありはしない」 本人曰く、"うっしろむきな色即是空(しきそくぜくう)" 即ちこのこの世のすべてのものは空しいものであるという完全に教えを違えた虚無主義。 ○重要な人々 「幼馴染s、葵」 なんやかんや大切。 『回春』は在りし日の葵をモチーフにしている。 ○意味のある場所 「奧扇寺」 昔はよく写生のモチーフを探しに行っていた。 ☆秘蔵の品 「志倉覚からもらった絵筆」 いつも持ち歩いているが決して使わない。 ──────── ──── ── 仏像彫りの家系に生まれた一人娘。家柄もあって要家とは仲が良く、特にさくらの弟の葵とはよく遊んでいた。 また、支倉蓮覚にも懐いており、何度も我儘を言って絵を教わっていた。 当時から頭が良く、浄蓮に仏教の教えを聞くのが楽しみの一つだった彼女は自然と仏師の仕事も継ぎたいと思うようになる。 画家か、仏師か。小さな少女にはどちらも明るい未来だった。 しかし、交通事故によって浄蓮と葵は亡くなってしまう。 善良だった彼らに慈悲はなく、自身の悲しみが仏法によって癒えることもない。 "すべてはいつか消えゆくもの"という教えが何より彼女を蝕んでいく。 絶望した彼女が支えとしたのは、幼馴染たちの存在と支倉覚が教えてくれた"絵画"だった。 絵画の中なら、少なくとも自身が死ぬまで何かを残せる。 当時11歳、彼女は志倉覚と共に画家の道を選んだ。 ────その後すぐに覚が、仏に奪われることになるとは露知らずに。

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