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誕生日2/16 あまり母親から望まれて生まれなかった千雨は母親からネグレクトを受けていた。父親は千雨のことを可愛がっているが、夜遅くまで仕事に追われており、なかなか会う機会もなく、母親からのネグレクトを知らない。母親の癇癪から逃れるために一人絵を描く遊びや積み木で遊ぶ日々を過ごし、芸術関係の技能が高くなる。小学校に上がってもそのころには人と話をすることを苦手としていた。積極的に行動することはなく、引っ込み思案。考えると黙ってしまう癖がある。その中でも執拗に構ってくるひなたに対しては意外と心を開いている。危険な遊びをするひなたに対してはストッパーの役割だと自分で認識している。 15の時。父親が母親の悪行に気づき、離婚。その際親権は父親が勝ち取り、千雨にとって穏やかな生活が送れるかと思いきや、慰謝料や養育費の件で母親と揉め、母親が千雨たちに執着するようになる。身の危険を心配した父親は転職し、千雨と共に都会に引っ越すことになった。 高校は千雨の希望もあって芸術科のある高校に転校することになり、同じく芸術科の真月と同じサークルで芸術活動をすることで親交を深めていくことになる。 高校１年、転校してすぐの事。学校の課題としてデッサンの題材を探していたことの事。ふと、学校の帰り道にあった花屋が目に入った。 ぼんやりと花を眺めていた。どの花が課題に適しているのか考えながら眺めていると、声をかけられた。 それが日向なつきとの出会いだった。 一目ぼれだった 暖かな日差しに照らされた、オレンジの髪が綺麗だった。 優し気な目元と、ひまわりを感じさせる色を含んだ瞳に目を奪われた。 笑ったときにちらりと見える八重歯がかわいらしかった。 そんな感情は初めてだった。自分自身よくわからない感情に振り回されないように必死でいつも通りをふるまった。 それでもなぜだか、いつも通りにいかなくって、ふわふわした気持ちがなんなのか、理解しようとして。 それが恋だと、ようやくたどり着いても、恋愛云々よりも友人関係ですら希薄な自分がそんなわけがないと否定して。 でも、彼女に出会った日から一人称が俺に変わったりして。 なんとなく前髪が気になったりして。 決して認めるわけではなかったけど、多分それは一目ぼれというやつだった。 ≪通過シナリオ≫ ・思い出は、（あかねずみさんオリジナルシナリオ） ≪通過予定シナリオ≫ ・flolie

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