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『誰がチビだぁ!?　うるせぇ成長期なんだよ！　成長する足ねぇけど！』 『坂道がしんどい？　いやこれがいいんだ……(恍惚)』 4月4日生まれ(獅子の日)。 元陸上選手。事故で四肢を失ったが外科医に高性能な義手、義足を手に入れた。憧れの人物は短距離走者の神谷迅。 義手である以上外科医は難しいため、病理医を目指そうとしている。義手である以上、病理解剖も厳しいため、ウイルスや細菌の研究に力を入れるつもりらしい。 主治医は莫迦丸出詩子の主治医でもある、三五谷湯呉須(みごたに ゆごす)。 また1年前に自身を轢いた莫迦丸出詩子を恨んでいる。そのトラウマのせいか赤髪の女性を見ると無性に苛ついてくる。以降、乗り物全般が苦手で特に撥ねられた軽トラが苦手。ただし車道走るものの方が苦手な傾向が強い。電車や船、飛行機などは割と平気。自転車やセグウェイは大丈夫(もうセグウェイないけど)。撥ねられても打ちどころさえよければ重傷を負わないから。 本当は陸上部に行く予定だったが、身体の都合上、断念した。そのままマネージャーか帰宅部になろうと思っていたところ、新聞部の部長、月羽雨が美人だったので即入部。 特別下心が強いわけでもないが、男子高校生としての下心は当たり前に持っている。ただしラッキースケベが起こっても義手なのでほとんど感覚は味わえない。 夏でも冬服を着ているのは義手と義足を隠すため。どっちにせよ、部位的にほとんど暑さは感じないから。 両親は別の事故で他界しており、四肢がない状態で一人暮らしさせるのは危険なため、責任を持って莫迦丸家が引き取る予定だった。 しかし本人が拒否したのと出詩子自身が既に四肢がなく、出詩子の夫である出汁太郎が2人も介護ができないため、出詩子のはとこである蓮花椎名が引き取ることになった。 当然ではあるが、親戚一同が重傷を負わせた相手を養子に取るなどできるはずもなかった。しかしその中で唯一椎名だけが快く引き受けた(ただし一族と絶縁した仁川井美生はこの場におらず、いたならば彼が引き取っていただろう)。 彼にとって蓮花椎名は恩人であり、姉のような存在。おっちょこちょいで変わり者であるため、呆れた態度を示すこともあるが、心の中では尊敬している。 結孫が来たばかりの頃は気を遣って裸族ではなかったが、ある日、見られて以来、椎名は裸族に逆戻りした。家ではいつも目のやり場に困っている。たまに結孫が友達を連れてきて椎名が恥ずかしい思いをすることもあるが、それでも直さない。 義手、義足を付けたまま風呂には入れないので椎名さんに入れてもらっている。最初はお互い裸で恥ずかしがっていたが、もう慣れた。椎名さんが裸族に戻ってからは何とも思わなくなった。 実は重度のマゾヒスト。事故に遭って以来目覚めてしまった。でも本人的には非常に不本意であり、こんなものに目覚めさせてしまった莫迦丸出詩子を恨んでいるし、それを彷彿とさせる赤髪の女性も嫌い。だがそれでも弄られると快感を感じてしまう。たとえそれが大嫌いな赤髪の女性であっても。 新聞部に入部したのも月羽先輩がいかにもSっ気がありそうだったからである。

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