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秀才の中の秀才。エリートの中のエリート。生まれながらにしての特権階級、それが優秀院襟人である。 優秀な人材を輩出することで名高い優秀院家の長い歴史の中でも、ずば抜けて優秀とされていたのがこの襟人であった。将来を嘱望され、名門のオーヴァード養成課程に進む予定であったが、「将来のＵＧＮを背負う者として、一般人に対する理解を深めないままではお話にならない」と当時小学生の襟人は言い放ち、オーヴァードアカデミアに進学する。その秀才ぶりからアカデミアにおいてもＳランクに位置し、座学における連続正答数の最高記録を伸ばし続けている。 アカデミアに進学を決める以前の襟人は典型的なエリート主義者だった。神童であることを自覚し、他人を見下す言動も多々あった。しかしある時、彼は「人生初めての敗北」をある人物から叩きつけられることとなる。以来、襟人は自らを「秀才」と評し、自身の能力を特別視はするものの絶対視はしないというスタンスを取り続けている。「誇れど驕らず」、其の信条を端的に言い表すならばこれである。 能力はノイマンに加えてバロールシンドローム。眼鏡の奥にしまい込まれた鋭い瞳が実は魔眼であり、一定の条件下で対象の行動を大きく制限する力を持つ。襟人自身はこの能力を「過ぎた権限」として使うことを好まないため、模擬戦においては戦況把握による支援が主な能力となっている。 余談：襟人による他者評価。 ●アカデミア現生徒会長・雲雀宏一に対して　　襟人曰く「その気になれば当選は確実」であり、彼に成り代わることは造作もないと考えている。しかし、襟人自身その手腕を率直に高く評価しているとともに、一般人が生徒会長として学校を導き、そして評価されているという状況こそがアカデミアにとって意義のあるものと捉えているため、会長選挙に立候補するつもりは今のところない。出るなら副会長選挙でしょうか？（生徒会長を譲る気のない某萩原子荻「何参謀ぶってるのでしょうか。いかにもオタクって感じでキモイですね」（２点、と書かれた札を掲げながら）） ●UGNについて　　襟人は将来、穏健派・改革派を超越した新たな枠組みによるUGN統一を野望としている。秘匿体制は遅かれ早かれ限界を迎えるだろうというのが襟人の考えであり、その時にはUGNやFHといった枠組みが曖昧となると共に、ゼノスといった第三勢力の台頭がFHよりも脅威になると予想する。秘匿体制が崩壊した後における一般人とオーヴァードの共存について、アカデミアは重要な示唆を与えてくれると考えている。

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