タグ： 悪しき契りの枷

性格： 我儘で自堕落。目についた興味のあるものには、利益不利益や善悪に関わらず顔を突っ込み納得がいくまで調べ上げる。逆に興味の沸かないものに対しては、ちょっとやそっとじゃ腰を上げない。死人の数やその陰惨さ、凄惨さはあまり頓着しない。曰く「人が大量に死んだ？ 何を言っているんだ。人は毎日毎日嫌というほど死んでいるんだぞ。その全ての死を悼んでいたらキリがない！それに死人の数を気にするなら、こんなちっぽけな事件に拘らず、まずは戦争を止めさせることだね」。興味が沸くか否かの基準は、そこに不可解な謎があるか否か。難解なパズルを解くその過程にこそ情熱を感じる。現実で嫌なことがあったら読書（専らミステリー）に没頭する。 生きることに大きなメリットを感じていないので、寝食を疎かにして研究や読書に没頭しがち。快楽主義者。捕まって面倒なことになるのが嫌だからやっていないが、法律が許したなら麻薬にも手を出していたはず。煙草と珈琲が趣味。四六時中珈琲と煙草の煙があるので、天王洲探偵事務所は古い喫茶店のような香りがする。 他人の感情の機微を一切考慮しない。感じないのではなく、考慮しない。理由は「僕のことを考えもしない他人のために何故僕が心を割いてあげなきゃあいけない？」。 経歴： 資産家の次男坊。父は家庭を顧みない仕事人間だったが、大量のお手伝いさんが居たため衣食住全く問題なく育った。母の顔は知らないが、父は母を愛していたということだけは知っている。 生前贈与で既に親の遺産を手に入れており、その金で五階建ての雑居ビルを一棟購入。ビルの二階に探偵社兼住居スペースを入れている。首を突っ込んでいる事件がないときは大体探偵社に居る。依頼は偶にやってくるが、依頼内容や気分で受けたり受けなかったり。というかほとんど受けていない。麗司の興味の沸くような依頼はなかなか来ない。 生活は雑居ビルのテナント料で賄えているので、気に入った依頼しか受けない。興味が沸いた事件なら、依頼じゃなくても首を突っ込む。 --- 生まれた時から（仕事の）出来が良い兄と比べられ続けてきた。 実の父からは全く評価されることがなかったが、まぁそういうもんだろうと気にしなかった。 故に、そもそも人間に興味を持たないし持たれないままに育ってきた。 が、とあるジャーナリストが「あなたの才能は使うべきだ」と絡んできた。 なんと！僕を見た人間が居る！驚いたし嬉しかった。 --- 兄の名前は天王洲愛留。36歳、未婚。 堅物だが頭の出来は良い。人間として未熟。

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