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「どうして私なんだろ……」――“銀の裏地”臣結 気弱な印象が強いＵＧＮ支部長。 現役の女子高生であり、実戦経験は少ない。 約一年前に大規模なレネゲイド事件に巻き込まれ、覚醒した。 事件以後、イリーガルとしてＲＣ訓練を受け、その才覚を大きく伸ばした。 特に光の粒子を操る事に長けており、その技術は同年代のチルドレンと比べても特出している。 自身の身体を光に変えたり、物を光に変える事も可能。 UGNで開発された銀色の光の粒子を制御するユニット『クラウド』を使用して戦う。 本来は高い防御性能を発揮するが結はそれを使いこなす事が未だ出来ない。 当時の支部長である玄田鉄朗支部長は特に結を目にかけていた。 玄田支部長は臣のその能力を見込んでおり、昇進し支部を去る際に結を強く推薦した。 混乱しつつもその話を受けた結果、結は支部長となった。 順風満帆とは行かず、不慣れな書類仕事や若年から来る支部員の不信など悩みは多い。 特にチルドレンからの妬みや自身の負い目もあり、関係は劣悪。 認められようとする努力が「点数稼ぎ」のように見られる悪循環に陥っている。 投げ出すわけにも行かず、かといって手だてがあるわけでもない現状に息苦しさにも似た閉塞感を感じている。 加えて自身の進路やジャーム化の不安など、不安を感じる事が多く自己評価が低い。 それらが原因か、最近成績が下がっており頭を抱えている。 将来の夢は見つからない。 好きな事は自分でもよく分からない。 好物は葛餅。趣味は月１回の１人カラオケ。 ２歳年下の妹、繋（ケイ）がいる。 社交的な性格であり、結とは対照的。 仲の良い姉妹であったが、覚醒後はどこか距離を置いてしまっている。 特に支部長になってからは関係が悪化、探るような繋の視線が苦手で最近は会話もままならない日々が続いている。

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