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　エンドライン（以下EL)世界のUGNエージェントであり、UGN壊滅前から所属している自称「エリートエージェント」。 　両親がUGNの関係者という家庭に生まれ、自身も幼少期からオーヴァードに覚醒し学生時代には既にイリーガルとして活動を行っていた。大学時代に知り合ったUGNエージェントの男性、相馬晴樹（そうまはるき）とは度々任務を一緒に行ううちに仲を深め、いつの間にか恋仲となった。年下で子供の様に目を輝かせ「人とオーヴァードの共存」というUGNの理念を心から信じる晴樹の情熱と明るさに、最初は少し冷めた目で見ていたつもりが徐々に心惹かれていき、いつの間にか自然と2人は恋仲になり順風満帆な人生を送っていた。 　しかし、長瀬明が起こしたクーデターによりUGNが壊滅したあの日、自身と晴樹もUGNを離反したエージェント達に囲まれ戦闘となり、祈を庇おうとして目の前で晴樹がエージェントの一人と刺し違えてしまう。何故自分を庇ったのかと尋ねると、晴樹は最期に「世界より、君が僕の希望だった」と言い残して息絶えた。その時から、今までオーヴァードとして力を持つ事への責任感と自分の周辺の世界を守りたいという意識でFHやジャームと戦っていたのが、亡くなった晴樹が自分に託してくれた「希望」を自分が誰かに伝えていきたいという意識に変化し、今に至る。 　結局クーデターを止める事が出来ずに世界はFHが掌握しUGNは世間からテロ組織と蔑まれる立場となったが、そんな中でも自身の中の「希望」を抱き続けたまま日本各地でエージェント活動を続け、FHエージェントとの交戦や窮地に陥った同志たちの救出を続けているうちに同僚のごく一部からその挫けない姿勢も含めて「希望の星」扱いされるようになった。自身はその肩書きを自分には荷が重いと感じながらも、「私が晴樹から受け取った希望が、いつか誰かの希望になればいい」とあえてその肩書きを受け入れ、今日も「世界の希望」として日夜不利な戦いに身を投じている。 　一人称は「私」もしくは「おねーさん」。「エリートエージェント」という自称や一人称にも表れている脱力した話し方がよく言えば余裕のある、悪く言えば緩い雰囲気を漂わせている。また自称世話焼きでもあり、年下相手には余裕ぶったおねーさんアピールをしながらちょっかいをかけるのが日課。その一方でUGNの理念であった「オーヴァードと人間の共存」を未だ信じ続ける理想主義者でもあり、自身が「希望の星」であるという自覚もあり圧倒的劣勢となった今のUGNにおいても人道とモラルを優先する潔癖さも持っている。 　オーヴァードとしてはUGN壊滅後にFHエージェントと一対多の戦闘となる機会が多かったため複数相手との戦闘に特化しており、先手を取ってからの能力で作成した剣により敵をまとめて薙ぎ払う戦闘スタイルを得意とする。

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