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「かいぶつたちとマホラカルト」 HO2:魔女 ▫︎組織での偽名：ソルシェ …フランス語で魔女という意味の「ソルシエール」から ▫︎本名：一條 剌那(いちじょう らな) ▫︎職業技能：ネット犯罪者(2015) ※個人的な関心技能2つは<医学><薬学>を選択。 ▫︎モチーフタロット：魔術師 ▫︎誕生日：12月3日 【公開情報】 犯罪組織「eden」に所属するサイバー犯罪者。 ミステリアスな雰囲気を纏う女性で、自らのことを語ることは少ない。 知的好奇心が非常に旺盛。 彼女から組織に持ち込む依頼は、ほとんどが情報の奪取を目的とする。 適当に目をつけたところのセキュリティシステムを突破して暇をつぶす愉快犯。迷惑極まりない。 ずっと隠し通していた情報を盗み取ってばら撒いたり、がっちがちに固めたセキュリティシステムを突破したりなどして、人が絶望する様を見るのが好き。自分の足元が崩れていると気づいた瞬間の歪んだ顔が大好き。 人道を外れていることは自覚しているが、それを正す気は更々ない。 筋力が壊滅的になく、暴力沙汰は苦手。 でも筋力をつける気もない。 ノートパソコンより重いもの持てないわ〜 (※なんならノーパソも持たせる。) 荒事は得意ではないが、自分が巻き込まれないならいい。 占星術及びタロット占いの知識があるため、稀にネット上で占い師として活動をしては金銭を稼いでいる。 ただ、良さそうな客を見つけては、高い壺などを売りつけているため、実態はつまり詐欺。 お金を巻き上げては、名前を変えて他の客を探すことを繰り返している。客が詐欺だと気付く素振りを見せたら持ち前のハッキング技術により足取りを消す。 行動理念はより「面白い」方につく。 勿論、不利益を被りすぎるのは論外だが。 多少の危険を犯してでも、自身の興味が惹かれたものにはついて行くだろう。 特徴表 「オシャレ」：いつも身だしなみに気を使っている。 「珍しい技能」：日常生活では役立たないが、特定の人を感心させるような[INT×5]%の技能を1つ、KPと相談したうえで持つことができる。 →芸術(占い)を取得したいです……！ --------------------------------------------------------------------- 以下「かいぶつたちとマホラカルト」ネタバレ注意 --------------------------------------------------------------------- そもそもの根幹が人道を外れていたのか。 それとも悲惨な過去や社会が、彼女を人道から外れさせてしまったのか。 どちらにせよ、彼女は社会にとっての異端者であり、人類にとって害になりうる薬を振り撒く魔女である。 【非公開設定】 ◇過去 ▶︎〜中学生時代 昔はまだ普通の少女であったと思う。 学校では、成績は優秀だが物静かであまり目立たないタイプだった。 母親を幼い頃に病気で亡くしており、父親の手一つで育てられる。 父親は医者で、その姿を見て医学分野に興味を抱き、自身も医療職を目指して勉強をしていた。 また、父が医療のIT化に関心があったことから、自身もコンピュータやネットワークに興味を抱き、暇な時は良くパソコンを触っていた。 昔から外に遊びに出かけるより、暇があれば自身の知的好奇心を満たすために勉強をしたりパソコンを触っていたりしたため、同級生と遊んだり話すことはつまらなく思っており、仲が良いと言える友人はほぼいなかった。「一條さんってよく分からないよね。」などと陰で言われることも。 ただ、唯一近くに住んでいた幼馴染の女の子だけは、分け隔てなく友好的に接してくれていた。 そんな幼馴染の彼女が、剌那の初恋の相手であった。 彼女に向ける感情が友人に向けるものとは異なることを自覚し、自身の恋愛対象は異性に限らず同性も含まれ、己がバイセクシュアルであることを知る。 しかし、これは一般的には理解されがたいことだと思い、幼馴染への恋情は胸に秘めたまま時を過ごす。一度、この想いを伝えようと恋文を書いたが、渡すことは出来なかった。 クラスに馴染むことはできなくとも、自身の知的好奇心は満たされ、問題なく過ごしていた。 しかし、ある時父親が医療事故を起こしてしまう。 故意的なものではなかったが、かなり大きい事故を起こしてしまい、医師免許も剥奪されることに。 職を失い、周りから相当のバッシングを受け、父親は次第に精神をすり減らしていき、そのまま自害。 勿論同級生にもその事故のことは知れ渡り、剌那自身も学校でいじめを受けてしまう。大人はそれを見て見ぬふりをしていた。 ただただ罵倒されるだけなら支障もないためよかったが、流石に物を隠されたり痛いことをされたり自分の時間を邪魔されるのは不都合だ。どうしたものかと考えていたある日、そのいじめが慕っていた幼馴染によって引き起こされているのだということを知ってしまう。直接手をくださずに、裏で糸を引き主導していたということを。 話を聞けば、以前書いた恋文を剌那は落としており、それを彼女は拾って読んでしまい、同じ女である自分に恋をするなどとても気持ち悪いと思ったこと。そもそも剌那のことなど別に仲がいいと思っていなかったし、体裁をよくするために接していただけ。むしろいつもよく分からないことをしていて気持ち悪かったことを告げられる。 初恋は散々なものだった。 幼馴染から言われたことはとてもショックだったが、同時にそんなに気持ち悪く思わせてしまっていたことを申し訳なく思った。自分という存在で不快なまま生活させてしまっていたことを可哀想だと思った。 なら、お返しをしてあげましょう。 愛していた貴方のために。 側からは復讐に見えるかもしれない。 彼女は持っている技術を全て使い、幼馴染を始めとした、いじめの主要人物達を精神的に追い詰める。具体的な方法としては、コンピュータを駆使してその同級生の親の勤める会社の不祥事を暴き、一家共々社会的に死亡させたり、ありもしない噂を流布させたり、同級生の父親と関係を持った後に母親へその情報を流し、家族仲をめちゃくちゃにするなど様々な手段を試した。 自分の手によって転がり落ちていく様を見るのは非常に愉快だった。 特に、自分の足元が崩れ落ちていることに気づいた絶望の表情なんて。笑いが抑えられなくて仕方がない。 自身の手によって人生が狂わされていく姿を見ることの何と愉快なことか。 ああ、そうか。 私は人を叩き落とすことに悦を感じるのだ。 この一件を境に、彼女は裏社会へと足を踏み入れていくことになる。 ▶︎高校生時代〜 いじめも片付けた後は義務教育は卒なく済ませ、高校以降は通信制の学校に通う。 その傍ら、ネットの世界で好きなことをして過ごす日々を送る。 元々は医療職を目指してそれなりの学校を目指していたが、親の死により金銭的に余裕がなくなったこと、別に誰かを救いたいわけではないし、そこに拘らなくても自身を満たせる場所はある筈だと、進路を考え直す。 金銭的な問題は、援交をして解決していた。 顔も身体も整っていたため、誘われることは多く、都合の良い金銭の手に入れ方だった。 この頃から、買ってもらったコスメや服を使用しながら、身だしなみに常に気を使うようになる。 年下の未成年の女の子に手を出す愚かしい男の様を見るのは暇つぶしになったし、心の奥で感じていたどことない寂しさも紛らわせたので暫く続けていた。 援交相手は男性に限らず、女性ともしていた。 その際に会ったある女性が剌那への心配もあり、この手法もお金稼ぎにはいいかもね、と占いについて教えてもらう。才能があったのか物覚えもよく、その際に占いの知識を覚え、次第にネットで活動していきそちらでも金を稼ぐように。 ネットでは占い師としての活動の他に、ハッキングをして遊んだり、様々な裏の世界の情報を抜き取って遊んだり、人の情報をばら撒いたりと赴くままに好き勝手していた。 特に余裕ぶっこいていた人間が転落していく様を見ることがお気に入りだった。 裏のネット世界では「足取りが全く掴めない謎の人物」として割と有名であった。 ▶︎成人後〜 通信制の大学を卒業する頃には、援交や占い師(詐欺)の活動により割と金銭的に余裕が出てくるように。 暫く未成年だと偽りながら援交は続けていたが、そろそろ潮時だなと援交は辞めることにする。 しかし、何人かは今も尚関係が続いている。 ネット上で名前は変えながらも占い師としての活動は続けながら、たまにアルバイトでIT関係の仕事を受け持ち収入を得ている。 そのように過ごしながらネットで暇を潰していたある日、某株式会社が電子ドラッグを開発しているという情報を手に入れる。それを使えば人はどのように狂うのだろうか。ドラッグがもたらす影響やプログラムに興味を抱き、暫くはその会社＿＿マホロバ株式会社について情報を集めていた。 その中で現在の組織のメンバーと会うことになる。 ◇人物像 知的好奇心が旺盛で、知らないことは知っておきたい性格。ただ、それぞれの事情は無理に詮索しようとしない。 マッドサイエンティスト気質で、倫理観はない。 人体実験とか躊躇いもなく出来てしまうタイプ。 ただ、女性に対しては少し甘いところも。 社会のことは冷めた目で見ている。 父親が自殺してしまったのも、手を差し伸べてくれるような人物はいない冷たい社会であったからであり、一度レールから外れてしまった人物を異端者とする、正常者気取りの一般人様が作り上げる閉鎖的な世界だと考えている。 心を開いた人物への愛は重い。 ふと孤独を感じた時には、関係を持つ男女、言ってしまえばセフレに会うことも。男装をする時もある。 男性に対してはサディスティクな一面を見せ、大体主導権を握るが、対女性の前では甘えることも。 しかし、バイセクシュアルであり人道を外れてしまっている自身のことを、心から愛してくれる人などいない、と恋愛に対しては諦めがある。 純粋な恋愛を楽しむことなど自分にはできないのだろう。ふと、寂しさを感じた時にだけ、誰かと体を重ねていれば、それでいい。それしかできない。 ◇その他 目は悪く普段はコンタクト。 学生の頃は眼鏡三つ編み少女だった。 ・組織について 最初はどこかに所属するなんてことは考えておらず、ただ目的が一緒だったから協力しただけで、その時限りの共闘だと考えていた。 しかし、メンバーの能力の高さから、その場限りにするには惜しいと思い、そのまま活動を共にすることに。 過去も詮索されないため、現在はそれなりに居心地の良い場所だと思っている。 長く共にいるメンバーには多少心をゆるしているかも。 とか言いながら、実際は組織に対する愛がめちゃくちゃに重たいので、裏切りなんかあった日には絶対刺すマンになりそう。 捕まったら一生実験体やら玩具にされそうなので、頑張って逃げてください……。 ▫︎モチーフタロット：魔術師 ▫︎イメージ花：ベラドンナ(別刺敦那) ……「魔女の花」の異名を持つ。12月3日の誕生花。毒を持つ。 ◇名前の由来 ・“一”條(いちじょう) →魔術師はタロットの”1”番。 →薬の単位の一”錠”にもかけている。 ・剌那(らな) →ベラドンナの当て字は「別“刺”敦“那”」であることから。 歴史を見ていると、結局「魔女」なんて言葉は、どこか人並み外れていたり、体裁よく社会から弾き出された異端者に付けられる名前でしかないわよね。 私は物語や神話の魔女みたいに、特別な力を使えるわけではないのだけれど。 そんな名前を私が持っている、ね。 ＿＿よく分かっているじゃない。 そう。私は社会に毒を振り撒く魔女よ。 この社会に紛れ込む魔女。 捕まえてみたければ捕まえてみなさい。 でもごめんなさい。私は狩られる気なんて微塵もないの。 -- 「かいぶつたちとマホラカルト」全生還 不定の狂気：「強迫観念に取り憑かれた行動」 期間：5か月間 組織の皆がいなくなってしまうんじゃないか、よくよく観察しておかなければ、という強迫観念。新たに手に入れた能力を乱用してるかもしれません……。

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