タグ： みこと 聖杯戦争

　壱岐神社を切り盛りする宮司。どこか情人離れした感性を持ち、魔術回路も優秀。神降ろしという名の魔術系統主とする家系である。自身の戦闘能力は非常に高い。起源は「新月」と「満月」 　その正体は「」が月読命というテクスチャを得て人となったもの。故に概念的な不死であり、彼にとって死とは他人事である。肉体年齢は全盛期のまま維持されており、彼の目的は本来の自分を取り戻すこと。その為には手段を選ばない非情な面もあるが、けして非人間的な人物ではない。 　獅子心市の顔役でもあり、獅子心市全域の魔術師家系（没落したものも含め）を全て把握しており、それらの家系からは非常に信頼されている。 　最上級、例外的な神秘あるいは奇跡の体現である為、本来であれば魔術師協会、聖堂教会の追手がやってきてもおかしくはないのだが、そこは本人が上手く隠蔽しているため、事なきを得ている。 　聖杯戦争の折には監督役に任命されながらも令呪を宿し、アサシンのサーヴァント「ジャック・ザ・リッパー」を召喚。最初に神社に来たランサーのサーヴァントのマスターの「弱い英霊を手違いで召喚してしまったから取り換えてくれ」という無責任かつ下らない理由に辟易した彼は「見苦しい」の一言と共にランサーのマスターを斬殺。その後、保護という形でランサーのサーヴァント「メデューサ」と契約した。 　その後二体のサーヴァントの過去を見た彼は、サーヴァントたちに自分の神社の土着神としての属性を与え、英霊として消えても土着神としては残れるように儀式を執り行った。 　獅子心市第一次聖杯戦争の折、聖杯の器に触れたことにより月読命というテクスチャは剥がされ真の根源接続者として顕現する。今までの「壱岐忍」の性格を真似てはいるが、まったくの別人格である。 　最早彼は人に非ず、概念が人という形を象ったモノである為、常人の思考では彼に追いつくことは不可能である。月に由来するテクスチャを長く張られていた為か月夜が好きでよく月見酒をする。真祖ですら完全に殺しかねない殺傷力と概念的な不死を持ち合わせており、必要とあらば抑止力の頂点として異物を排除する。 　彼は獅子心市第一次聖杯戦争終結後「神道魔術学科」の主任として時計塔に赴任する。しかしたまに壱岐神社を訪れ、掃除や祝詞などをあげているそうだ。何でも知ってはいるが必要以上の事は話さないのが彼の信条である。 　常に傍には二人の神格が付き従っているが、その神格の見た目が少女のそれである為、その正体を知っている者は少ない。 　使い魔は前述の神格二柱と大量の月兎（黒色）。大量の月兎は気配遮断のスキルと直死の魔眼を与えられており、戦闘力は非常に高い。 　通り名は「月を詠む者」「知恵の泉」「死にして生」などがある。いざ、という時にしか動かず、人をからかうのを趣味としている節がある。未来のある童を見守る立場にあり、幾年もの時を生きた彼にとってはほとんどの人物が童にあたる。吸血鬼と人間の争いにも全く興味を抱かないが、度を過ぎた行為は諫める。それでも分からなければ両方殺すとのこと。 第七魔法『虚無』 使い手 壱岐忍 内容 　絶対に存在しないモノや出来事、事象を作り出す魔法であり、その汎用性は多岐に渡る。逆に絶対にあるモノや出来事、事象を消し去ることも可能であり、この魔法によって空間転移や不死殺し、自身の概念的な不死を可能としている。これは最低でも根源接続者、上位の抑止の守護者にしか理解できない魔法であり、彼がその魔法を行使していることは誰にも悟られない。これは時空間問わずに彼が否定、肯定したものを実現化させる魔法である。

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