タグ： アイラスの双眼

HMUに所属する情報屋。 生真面目なしっかり者。他人と距離を置く癖があり、必要以上の慣れあいを好まない。人に優しくされたり何かに手を貸されたりすることが苦手で、本人が借りだと感じたことはどんな些細なことでも必ず返す。ある意味では義理堅い。冷徹で完璧主義な仕事人間だが、感情に流されやすい一面もある。 華奢で小柄な体型がコンプレックスで、見た目に反して大食らい。しかし思うように筋肉がつかず、日夜悩んでいる。 愛想は最低限だが社交性に富んでいる。相手の腹が見えないことが嫌で、相手の内面を知る為の会話は惜しまない。 食えない性格をした人間が苦手。 幼い頃は感情表現が豊かでよく笑う、優しい少女だった。 好きな物は友達と両親とお花。勉強と運動は少し苦手。でも毎日美味しい給食と大好きな友達が待っている学校が楽しくて仕方がなかった。帰り道には綺麗な花を見つけて目を輝かせたり、こっそり摘んで押し花にしてお守りにしていた。絢の毎日は特別ではないが、幸福に満ちたものだった。 その幸せはあっけなく崩壊する。両親が殺された。覚えているのはその事実と両親の命を奪った犯人の顔だけ。気が付いたときには組織に助けられ、わんわんと声をあげて泣いていた。 帰る場所を失くした自分を助けてくれた組織に感謝はしたものの、それ以上に大切な日常を失った喪失感が大きく、次第に笑い方を忘れてしまった。大好きだった花を見ても綺麗だと思えなくなっていた。そんな自分に絶望した。 何度も両親の元に行きたいと願った。それでも死ぬことは怖くて、生きることをやめられなかった。何もできない、何にもなれないまま死んでいくのが嫌で、せめて自分を置いてくれた組織に貢献しようとがむしゃらに努力した。 組織に入って数年経った頃には、努力が評価され優秀な情報屋になっていた。その間に数多の人間の死を見ており、再び大切な存在を作って失うことへの恐怖を感じるようになった。それはやがて他者への壁になり、自分の心の隙間に誰もいれないようにしている。どうか、誰も私の「大切」にならないで。 西本に対しては付き合いが長いこともあり、無自覚だがかなり気を許している。組織内では最も信頼を置いている。しかし裏社会に向いているとはとても思えないので、早くこの仕事を辞めてほしいと願っている。 在真に対しては、今の今まで忘れた日なんてないほどに憎んでいる。ここ数年で相手には相手の事情があったのだろう、と考える余裕は出てきたが、だからといって許すつもりは毛頭ない。殺したいなんて思わない。ただ、同じように在真の大切なものを奪ってやりたい。たとえ両親がそれを望んでいなかったとしても。 バディを組むことが決まった時、かなり複雑な気持ちになったが、任務は遂行しつつなんとか弱みを握ってやろうと意気込んでいる。 趣味はトレーニング。好きな食べ物はハンバーグ。 モチーフはスターチス。花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」。 「幾世永絢だ、よろしく頼む。……言っておくが、仲良くなるつもりはない。必要以上の接触は不要だ」 「別に、助けたのはお前の為じゃない。私が借りを作りたくないだけだ。自惚れるなよ」 「〜っ私は小さくない！筋肉だってちゃんとある！子供扱いするな！」 「……何かを失うのはもう御免だ。なら、何も持っていたくない」 ♪季節は次々死んでいく/amazarashi ハスターの招来/接触 ビヤーキーの招来/従属 ルリム・シャイコースの退散

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ