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ゆうき　はじめ ▶︎ 勇者として、使命を受けた。 まわりに言われるがまま、流されるままに旅に出されて、勇者としての自覚なんて何処にもないのに俺の長い長い旅路は始まった。 序盤に出るようなスライムにビビって、ひとり寂しく夜を焚き火と越えて、暖かい家族といれればそれで幸せなのにとか考えて、……でもその幸せを守るために俺が他の人の分まで頑張らなきゃいけないんだって言い聞かせてた。 その旅も終わりを迎えてた。 ここに来るまでに、仲間が犠牲になったりとか、村も人も、色々なものが犠牲になった。 憎き魔王だなんて国の奴らも村の奴らも、世界中の人々が口を揃えていうけれど、魔王にだって理由があったはずだ。 なあ、そうなんだろ。 そう言ってくれなきゃ俺だってお前に剣なんか向けたくないんだ、勇者らしく「共存できる世界」とか求めても許してくれよ。 俺とお前が、勇者と魔王なんかじゃなければよかったのに。 ってどれほど思ったことか。 気持ち、勇者の時の方が闇堕ちしてるかもしれん………… ▶︎ 『戦士』……あらゆる近接戦闘武器(肉体を使用するものは除く)の基本成功率は50%となる 『平凡な容姿』……変装+20、一度しかあったことのない相手ならば、相手がアイデア失敗で別人としてごまかせる

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