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■薬王 堂（ヤクオウ アキ）について 他人から同情されるのも、踏み込まれるのも嫌で常に笑顔の仮面を被って過ごしている。 話術を学び、上手く聞き役に徹していればこちらのプライベートをさらすことなく相手が満足する結果を得てきた。 学生時代も友人はそれなりにいたが上辺の付き合いなので、クラスや進路が変わればそれっきり。 付き合った女性もいるが来るもの拒まずだっただけであり相手に執着することなく自然消滅。 本当は自分のことをきちんと見てくれる人とお互いに想いあって一緒に居たいと思っている。 たった一人でいいから心底必要とされたいし必要としたい。 愛に飢えている。 ■保健医として 生徒の話を聞く時間は苦痛でもなかったし業務の一環としてこなしていれば生徒からも教師からも評判は良く都合がいいなという感じ。 それで保健室に来る生徒が救われるならそれでいいし、そうじゃないなら不登校も悪いことでもないし病院に行くのもいいと思う。 あくまで自分は養護教諭であると思っている。 - - - - - - - - - - - - - - - - - ■美影 杏との関系 最初はよく保健室を利用してくれる生徒さんだなという認識だった。 しかし来る頻度とその際に聞き出した彼女の家庭内や学校での心情をこと細かく知ってから自分の過去に合わせるようになってしまう。 放課後も時間が許す限り居させ、家にも車で送って行った。 勉強もお昼ご飯もずっと保健室にいていいと彼女の僅かだがテリトリーを作り居場所をこさえた。 この子の拠り所が自分であり彼女も自分を誰よりも必要してくれているという認識になってから生徒と教師という枠組みを超えた関係になっていった。 絶対に離したくないとまで思うほど惹かれ、どこにも行かないで私に愛を注がれて愛を注いでほしいと思える相手である。 しかし手を出したら自分と彼女の人生をともに壊してしまう恐れがあると思い、手は出していない。 ■美影 杏の自殺について お互いは離れることはないだろうと思っていた中での出来事で上手く状況が飲み込めないまま今に至る。 彼女の死を受け入れられるわけもなくただただ心がポッカリ開いてしまった。 けれど生徒や他の教師たちに自分が弱っている姿を見せたくない（プライドが結構高い）ので頑張っていつも通り仕事をしているように振舞っている。 - - - - - - - - - - - - - - - - - ■HO3 「HO③先生は優しく話してくれる」 ・あなたは保健室の先生です。 以下、秘匿内容 ▼過去 あなたの両親は幼い頃に離婚しており、中学生の時に自身を引き取った父親を亡くしています。 元母親とは連絡が取れず、父方の親戚を転々とし誰の愛情も受けず、誰にも心を委ねることができず孤独の人生を歩んできました。 いつか誰かを心から愛し、誰かに心から愛されたいと思っていました。 ▼自殺した生徒について よくあなたがいる保健室に来ていた生徒です。そしてあなたはその生徒と「生徒と教師」以上の関係を持っていました。 彼女もあなたと同じで両親の仲が悪く家庭で居場所が無いと話していました。 HO①先生が担任のクラスでも、HO②先生が顧問の部活動でも居心地が悪いとも話していました。 あなたは本人から聞いた事なら彼女の事について様々な事を知っています。 ★精神分析+50%

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