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若い頃は探偵として活躍していたが、とある事件をきっかけに老いを感じ引退した。 一人称は「私」、二人称は「あなた」「君」。 常に柔和な笑みを浮かべており、飄々とした話し方をする。 若者には優しい態度で接するが、言っても分からない奴には実力行使に出る。 これは、自身が荒れていた若い頃に世話になった先代から身をもって教えられたことであり、その拳には若者へ対する愛情がこもっている。 隠居生活の中でも自身の後継となれる資質を持った若者を探しており、おもしろそうな人物がいればすぐに「探偵にならないか？」と勧誘しだす。 郷野楓理の事は、未熟ながらも探偵として大事な素質を見出しておりときたまアドバイスをしたりする程度には目を掛けている。 茶目っ気な性格ゆえか、郷野をからかうことも多く彼からは「たまにアドバイスくれるけど基本は面白いただの爺」ぐらいにしか思われていない。 ただ十川自身はそう思われていることに気づいており、まだまだ教えることは多そうだと一人笑みを浮かべている。 普段は和装の老人にしか見えないが、探偵としての服装はスーツにコートを羽織る洋装スタイルである。 昔の癖が抜けず、普段から手袋をはめておりもはや無意識下でも指紋がつかないように注意を払っている。 その経歴から警察や元精神科医（現在はとある暴力団のお抱え医師）とも繋がりが有り、昔はよく世話になったが現在ではただの飲み仲間である。 新しいものにも抵抗がなく、自身が面白いと思ったものはなんでも興味を持つ。 若い頃は家庭との折り合いが悪く、裏の組織とも繋がりを持つようになる。 街で暴れていたがそこで探偵としての師匠と出会い、現在の道に進んだ。 元々感覚が鋭く探索は得意であったため、警察からも協力を要請されるほどの探偵となる。 持ち前の筋力を生かし、裏の人間からもやすやすと情報を集めてくるため、「明王の十川」と呼ばれ恐れられていた。 孫の弘之は小さなころは自分の後をついて回り、両親が共働きだったこともあり 一緒に本を読んだり空手を教えたりととても仲がよかったが、彼が思春期に入った頃から距離を置かれ出す。 昔から自分の後継となると言い張って聞かなかったが、その実自身がサトリに対して注力していることに気付いたのだとすぐに思い至る。 今まではよく懐いていただけに突然変わった態度に少し傷ついたが、これも彼の成長だと割り切り自身も少し距離を置くようにした。 高校に入り、弘之は今まで続けていた空手をやめて柔道を始める。 当初はその意味を理解しなかったが、高校卒業後、弘之は警官になった際彼にこう伝えた。 「もうじいちゃんの後は追わない。ここからは、俺の道だ。」 その一言によって彼は気づく。もう教えることは何もない。最後まで自身が育てあげようということが傲慢だったのだと。 自身の知らない間に大きく成長し進むべき行き先を見つけた弘之。 二人の関係は以前ほど冷めたものではなくなり、かつての仲の良かった祖父と孫に戻った。 「さて、あとはアイツだけだな」とつぶやき、いつものように落ち込んで現れるであろう若き探偵に指導を行うため 彼は今日も自室の縁側で愛弟子の到着を待つ。 2010準拠：探偵 【特徴】：前職→暴力団組員（武道、キック、目星） 以前は別の職についていたが、幼少期に何か得難い体験をしている。 ［EDU×3］%を、前職としてプレイヤーが決めた、職業上の技能に割り振ることが出来る。

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