タグ： #ロスト

嗣は「拝掌教(ﾊｲﾀｷｮｳ)」の教祖である。 柔らかな印象を受ける瞳も、綺麗に伸ばされた髪も、神の子が神の子たる姿かたちだ。 教祖の長い髪の1本1本は誰かの願いや苦しみを背負う依代であるとされ、落ちた髪ですら信仰の対象となっている。 「祈るという行為は人にしかできない、最も人らしい行為なの。 祈ったあとは誇りなさい。自分が人らしく生まれたことを。」 基本的に何事にも動じず、教祖らしい救いを含んだ許容的な振る舞いをする。誰にでも好かれ、誰にでも敬われ、誰にでも憧れを持たれ、誰にでも信仰される。 最初に隠した本心は酷く幼く臆病だった。誰もいないところでは1人が怖いし捨てられることも失うことも何もかもが怖かった。過去に縛られて不安で泣いたり吐くことも多かった。 しかし、年を追うごとに願われる救いは増えていき、自分が迷う前に自分が苦しむ前に「他人を救うこと」しか出来なくなっていった。 段々とその感情も蓋を締め切り、嗣は正しく教祖になった。 最近は嗣自身と教祖という役割との境目が曖昧になってきている。 そんな自分をつなぎ止めてくれているのはHO2である。 周囲の近しい人物、特にHO2と幽々に対しては血の繋がった兄妹のように大切に思っており、嗣自身を見せるのは2人に対してだけだ。 ​───────​───────​───── つぐ。告ぐ。継。嗣。 償い。 神様の跡を嗣ぐ。 誰かの願いを継ぐ。 自分が神様へと告げ口した命へ、 償わねばならない日が来る事を。 彼女はずっと恐れている。 ＊ ＊ ＊ ●宗教家　（2010） 職業技能：オカルト、聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、歴史 ＋次の技能から1つ：言いくるめ、信用、ほかの言語（漢文、梵語、ラテン語など）

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ